JPS5925010B2 - 石灰質鉄鋼精錬剤 - Google Patents
石灰質鉄鋼精錬剤Info
- Publication number
- JPS5925010B2 JPS5925010B2 JP55011545A JP1154580A JPS5925010B2 JP S5925010 B2 JPS5925010 B2 JP S5925010B2 JP 55011545 A JP55011545 A JP 55011545A JP 1154580 A JP1154580 A JP 1154580A JP S5925010 B2 JPS5925010 B2 JP S5925010B2
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- Japan
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- refining agent
- refining
- calcareous
- cao
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- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石灰質鉄鋼精錬剤に関する。
従来、鉄鋼精錬剤(以下精錬剤と記す)としては(1)
CaO,Al2O3、SiO2およびCaF2、NaF
、Na2SiF6等アルカリフッ化物を所定の割合で配
合した単なる混合物、(2)Ca Oに対しアルカリも
しくはアルカリ土類金属のフッ化物を添加し焼成した焼
結物を粉粒状に粉砕したものおよび、(3)CaO、A
1203 およびCaF2等を配合し電融した溶融粒
状物が知られている。
CaO,Al2O3、SiO2およびCaF2、NaF
、Na2SiF6等アルカリフッ化物を所定の割合で配
合した単なる混合物、(2)Ca Oに対しアルカリも
しくはアルカリ土類金属のフッ化物を添加し焼成した焼
結物を粉粒状に粉砕したものおよび、(3)CaO、A
1203 およびCaF2等を配合し電融した溶融粒
状物が知られている。
しかし、以上列挙した従来の精錬剤は主剤であるCaO
の含有量が比較的低いために脱酸、脱硫などの精錬効果
が充分でないことおよび、耐吸湿性が悪いために鋼への
Hピックアップ現象が起るなどの欠点があり、一層の精
錬効果を得るために上記欠点を解消した精錬剤の開発が
急務となっている。
の含有量が比較的低いために脱酸、脱硫などの精錬効果
が充分でないことおよび、耐吸湿性が悪いために鋼への
Hピックアップ現象が起るなどの欠点があり、一層の精
錬効果を得るために上記欠点を解消した精錬剤の開発が
急務となっている。
本願発明は上記欠点を充分に解消した精錬剤を提供する
ものである。
ものである。
即ち本願発明は、酸化カルシウム(以下CaOと云う)
が少なくとも80重量%、アルカリ土類金属のフッ化物
2〜10重量%および酸化マグネシウム(以下MgOと
云う)を含有した物質2〜10重量%を含み、しかも上
記CaOの表面にアルカリ土類金属のフッ化物が融着凝
固した粒状体よりなる石灰質鉄鋼精錬剤にある。
が少なくとも80重量%、アルカリ土類金属のフッ化物
2〜10重量%および酸化マグネシウム(以下MgOと
云う)を含有した物質2〜10重量%を含み、しかも上
記CaOの表面にアルカリ土類金属のフッ化物が融着凝
固した粒状体よりなる石灰質鉄鋼精錬剤にある。
以下、本願発明の内容を詳細に説明する。
従来の精錬剤は比較的脱酸、脱硫など精錬反応を促進す
るCaOが多くとも70重量%程度であり、精錬効果向
上の上で特に関与しないと見られるAl2O3,5i0
2、Fe酸化物等の成分が多く含まれているために、主
目的である溶鋼の脱硫、脱酸など詳録能力が小さい。
るCaOが多くとも70重量%程度であり、精錬効果向
上の上で特に関与しないと見られるAl2O3,5i0
2、Fe酸化物等の成分が多く含まれているために、主
目的である溶鋼の脱硫、脱酸など詳録能力が小さい。
本願発明による精錬剤は、精錬効果を改善するためにC
aOを少なくとも80重量%含有する。
aOを少なくとも80重量%含有する。
80重量%未満では本願発明の目的である高精錬能力を
有した精錬剤を得ることは難かしい。
有した精錬剤を得ることは難かしい。
次に、アルカリ土類金属のフッ化物は本願発明において
は融剤成分として作用するがその量は2〜10重量%の
範囲でなげればならない。
は融剤成分として作用するがその量は2〜10重量%の
範囲でなげればならない。
アルカリ土類金属のフッ化物としては、具体的にはCa
F2を始めとしてMgF2、BaF2、S r F 2
などの成分を意味する。
F2を始めとしてMgF2、BaF2、S r F 2
などの成分を意味する。
ここで、その量が、2重量%未満では、上記CaOの表
面を充分に融着することによって発揮される耐吸湿性の
顕著な効果を得ることは難しいし、10重量%を超える
と相対的にCaOが減少するために脱酸、脱硫などの精
錬効果が小さくなることおよび完全なあるいは独立した
粒状体を得ることは難しい。
面を充分に融着することによって発揮される耐吸湿性の
顕著な効果を得ることは難しいし、10重量%を超える
と相対的にCaOが減少するために脱酸、脱硫などの精
錬効果が小さくなることおよび完全なあるいは独立した
粒状体を得ることは難しい。
MgOを含有した物質としては、MgOからなるいわゆ
るマグネシア、あるいはドロマイト、蛇紋岩、滑石など
のMgOを含有する鉱物などを意味するものであるが、
とりわけMgO分の高いものの方が夾雑的に混入してく
る成分が少なくなるためによろしい。
るマグネシア、あるいはドロマイト、蛇紋岩、滑石など
のMgOを含有する鉱物などを意味するものであるが、
とりわけMgO分の高いものの方が夾雑的に混入してく
る成分が少なくなるためによろしい。
以上説明した物質は、2〜10重量%の範囲で含有され
ていなげればならない。
ていなげればならない。
ただし、その量が2重量%未満においては、本則の滓化
が充分でないために、脱酸、脱硫などの主剤であるCa
Oの精錬作用を効果的にすることが難しいし、10重量
%を超えると相対的にCaO分の減少を招来することと
なるので避けねばならない。
が充分でないために、脱酸、脱硫などの主剤であるCa
Oの精錬作用を効果的にすることが難しいし、10重量
%を超えると相対的にCaO分の減少を招来することと
なるので避けねばならない。
次に、本発明による精錬剤は上記した成分より構成され
ているが、特にアルカリ土類金属のフッ化物およびMg
Oを含有する物質は精錬効果向上を補うと共に耐吸湿性
の向上に寄与することのみならず粒状体を積極的に形成
させる作用がある。
ているが、特にアルカリ土類金属のフッ化物およびMg
Oを含有する物質は精錬効果向上を補うと共に耐吸湿性
の向上に寄与することのみならず粒状体を積極的に形成
させる作用がある。
すなわち、CaO粒子の表面に、アルカリ土類金属のフ
ッ化物は融着し、その後凝固して層を形成すると同時に
球状に近い粒状物となるのである。
ッ化物は融着し、その後凝固して層を形成すると同時に
球状に近い粒状物となるのである。
以上、説明したように、本願発明による精錬剤は、精錬
能力が大きくしかも耐吸湿性に優れた粒状体より成るた
めに特にインジェクション処理法において使用されてい
る。
能力が大きくしかも耐吸湿性に優れた粒状体より成るた
めに特にインジェクション処理法において使用されてい
る。
☆実施例 1
1mm以下に粒度調整した炭酸カルシウム100重量%
、螢石5重量%および焼成ドロマイト10重量%の割合
で配合した混合物をガス専焼ロータリーキルンに供給し
1200〜1400℃の温度で焼成し第1表に示す本願
発明による精錬剤を得た。
、螢石5重量%および焼成ドロマイト10重量%の割合
で配合した混合物をガス専焼ロータリーキルンに供給し
1200〜1400℃の温度で焼成し第1表に示す本願
発明による精錬剤を得た。
この精錬剤を電子顕微鏡にて観察したところ球状に近い
粒状物に形成していることを認めた。
粒状物に形成していることを認めた。
次に、ASTM:Cll0の方法でこの消化速度を測定
したところ、0.1(’C/分)であり耐吸湿性の大き
いことが判った。
したところ、0.1(’C/分)であり耐吸湿性の大き
いことが判った。
実施例 2
実施例1において得た本願発明による精錬剤をMgOル
ツボ内で高周波溶解した低値溶鋼に対し、アルゴンガス
と共に0.5重量%を添加し10分間処理したところ第
2表に示すように脱硫、脱酸などその精錬効果が大きい
ことを認めた。
ツボ内で高周波溶解した低値溶鋼に対し、アルゴンガス
と共に0.5重量%を添加し10分間処理したところ第
2表に示すように脱硫、脱酸などその精錬効果が大きい
ことを認めた。
また鋼中のHの定量を行なったところ処理前と変わらず
、精錬剤添加によるHのピックアップ現象もないことが
判った。
、精錬剤添加によるHのピックアップ現象もないことが
判った。
Claims (1)
- 1 酸化カルシウムが少なくとも80重量%、アルカリ
土類金属のフッ化物2〜10重量%および酸化マグネシ
ウムを含有した物質2〜10重量%を含み、しかも上記
酸化カルシウムの表面にアルカリ土類金属のフッ化物が
融着凝固した粒状体よりなることを特徴とする石灰質鉄
鋼精錬剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55011545A JPS5925010B2 (ja) | 1980-02-04 | 1980-02-04 | 石灰質鉄鋼精錬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55011545A JPS5925010B2 (ja) | 1980-02-04 | 1980-02-04 | 石灰質鉄鋼精錬剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56108819A JPS56108819A (en) | 1981-08-28 |
JPS5925010B2 true JPS5925010B2 (ja) | 1984-06-13 |
Family
ID=11780924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55011545A Expired JPS5925010B2 (ja) | 1980-02-04 | 1980-02-04 | 石灰質鉄鋼精錬剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925010B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62117417U (ja) * | 1986-01-18 | 1987-07-25 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6179895B1 (en) * | 1996-12-11 | 2001-01-30 | Performix Technologies, Ltd. | Basic tundish flux composition for steelmaking processes |
-
1980
- 1980-02-04 JP JP55011545A patent/JPS5925010B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62117417U (ja) * | 1986-01-18 | 1987-07-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56108819A (en) | 1981-08-28 |
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