JPS5924964B2 - 徐放性製剤 - Google Patents

徐放性製剤

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JPS5924964B2
JPS5924964B2 JP12477181A JP12477181A JPS5924964B2 JP S5924964 B2 JPS5924964 B2 JP S5924964B2 JP 12477181 A JP12477181 A JP 12477181A JP 12477181 A JP12477181 A JP 12477181A JP S5924964 B2 JPS5924964 B2 JP S5924964B2
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JP
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drug
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oral
preparation
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JP12477181A
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恒司 永井
良治 町田
嘉樹 鈴木
宏 井倉
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0053Mouth and digestive tract, i.e. intraoral and peroral administration
    • A61K9/006Oral mucosa, e.g. mucoadhesive forms, sublingual droplets; Buccal patches or films; Buccal sprays
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/14Particulate form, e.g. powders, Processes for size reducing of pure drugs or the resulting products, Pure drug nanoparticles
    • A61K9/16Agglomerates; Granulates; Microbeadlets ; Microspheres; Pellets; Solid products obtained by spray drying, spray freeze drying, spray congealing,(multiple) emulsion solvent evaporation or extraction
    • A61K9/1605Excipients; Inactive ingredients
    • A61K9/1629Organic macromolecular compounds
    • A61K9/1652Polysaccharides, e.g. alginate, cellulose derivatives; Cyclodextrin

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は徐放性製剤に関する。
更に詳しくは唾液または分泌液を吸収しながら膨潤して
口腔内粘膜等に付着し、薬物を徐々に放出し、薬物を治
療効果を得るに充分な濃度で効率的に供給する、口腔内
に付着させて用いることを特徴とする徐放性製剤に関す
る。
従来、薬物の製剤からの放出を遅延させて薬物の効力を
長時間持続させるための製剤およびその製造法について
は、主として内服用剤において、各種の提案がなされて
いる。
たとえば、胃内あるいは腸内での崩壊作用を有しない結
合剤を大量に用いて崩壊しにくくする方法、主薬の結晶
、顆粒または錠剤をロウ・ワックス類などの撥水性物質
でコーティングする方法、ステアリン酸塩の様な疎水性
滑剤を大量に用いる方法あるいは半透性膜で薬剤を包む
方法等である。
また、これらの他に、難溶性あるいは親水性高分子を薬
剤と混合し、薬物を徐々に放出するようにした徐放性あ
るいは遅放性製剤も知られている。
一方、口腔投与を目的とした製剤にはパンカル剤、トロ
ーチ剤、舌下錠および口腔用軟膏剤等がある。
しかし、従来のバッカル剤、トローチ剤および舌下錠は
口腔内に異物感を与え、患者はこれらを噛砕き、飲み下
してしまう場合が多い。
また口腔用軟膏としてミツロウ、プラスチベースなどに
ゼラチン、ペクチンおよびカルボキシメチルセルローズ
ナトリウム等を混合したものがあるが、口腔粘膜への付
着性が十分でなく、特異な味がして満足すべきものとは
いい難い。
更に、特開昭49−133519号公報には、体腔内に
存在する体液に可溶な熱可塑性且つ生理学的に不活性な
ポリマー、例えば、ヒドロキシプロピルセルローズ等と
有効量の薬物とよりなる繊維状もしくは適当な形に紡糸
、キャスト、成形もしくは押し出されたものである腟腔
内投与避妊用製剤が記載されている。
しかしながら、かかる製剤はその剤形が繊維状のものな
どであり、また用いられる薬物は殺精子剤、殺卵子剤等
であるため、口腔投与用としては不適箔なものである。
本発明者らは、これらの従来技術とは異なって、口腔内
疾患、咽喉等の口腔深部の疾患等を薬物の徐放化によっ
て治療すべく、口腔内に付着させて用いる徐放性製剤に
ついて鋭意研究を行なった結果、ヒドロキシプロピルセ
ルローズおよび薬物とからなる口腔内に付着させて用い
る製剤が上述した如き目的を達成し得ることを見出し、
本発明に到達したものである。
すなわち、本発明で提供する製剤は、ヒドロキシプロピ
ルセルローズおよび薬物を含有する緊密な混合物から成
る口腔内に付着させて用いる徐放性製剤である。
しかして、本発明で提供する製剤は、異物感がなく刺激
性が低いものであり、口腔投与用の徐放性製剤として好
適である。
本発明の製剤の剤型は錠剤の他に疾患部位の状態により
適宜変えて用いることができ、例えば顆粒剤、細粒剤、
散剤などが挙げられる。
そしてかかる剤形のなかでも顆粒剤、細粒剤、散剤特に
散剤のものであるとき該製剤は、(1)粉末状であるた
め、口腔内の広範囲の疾患部位に投与することが可能で
ある。
(2)粉末状製剤を患部にふりかけるかまたはふきつけ
るため投与に伴う痛みがなく、投与された粉末状製剤は
唾液あるいは分泌液を吸収して患部に付着し、膨潤して
軟かくなるため異和感が少なく、投与が簡便である。
(3)患部に付着、膨潤し、薬物を徐々に放出するため
、長い時間に亘って患部に薬物を投与しつづけることが
できる。
などの特徴を有し、顆粒剤、細粒剤、散剤なかでも散剤
である製剤は特に、放射線療法に伴って非常にしばしば
みられる口腔内粘膜の広範囲に及ぶビラン、扁平苔癖の
如き口腔内の大きな患部に適用可能であり、薬剤投与に
伴う痛みがなく、かつ投与が簡便な徐放性製剤である。
そしてかかる製剤は、前記特開昭49− 133519号公報に記載されている、ビトロキシプロ
ビルセルロースと薬物とからなる製剤であって、繊維状
もしくは適当な形に紡糸、キャスト、成形もしくは押し
出された製剤とは、その剤形及び用いる薬物などが全く
異なるものである。
本発明において、ヒドロキシプロピルセルローズとは、
如何なる分子量のものでも使用しうるが、上記の如き好
ましい特徴を与える本発明の製剤の一成分としては、2
0℃における2%水溶液の粘度が3〜10,000セン
チポイズ、更に好ましくは1,000〜4,000セン
チポイズを示すものが好ましく用いられる。
本発明で提供される口腔内に付着させて用いる徐放性製
剤は、ヒドロキシプロピルセルローズおよび口腔内疾患
、口腔深部の疾患および歯科疾患治療用または予防用薬
物、更には必要に応じ、外観あるいは臭味を良くするた
めなどのため、滑沢剤、結合剤、賦形剤、着色剤、矯味
矯臭剤の1種又は2種以上とを、十分に混合して緊密な
これらの混合物を形成し、必要に応じこれをカプセルな
どの容器に充填して用いられる。
ここで、緊密な混合とは、製剤中に含まれる各成分がお
互いに出来るだけ均一に混合している状態であり、部分
的にある成分が局在化していないことをいうと理解すべ
きである。
本発明の徐放性製剤の組成は、対象とする疾患の種類、
用いられる薬物の性質等によるが、一般に薬物が約30
重量%までである。
好ましくは薬物の量は25重量係以内である。
本発明の製剤に含まれる活性成分としては、口腔内疾患
および歯科疾患治療用または予防用薬物であればいずれ
でもよいが、たとえば、アセトアミノフェン、ツェナセ
チン、アスピリン、アミノピリン、スルピリン、フェニ
ルブタシン、メフェナム酸、フルフェナム酸、イブフェ
ナック、イブプロフェン、インドメタシン、コルヒチン
、プロベネシツドなどの鎮痛消炎薬;α−キモトリプシ
ンなどの消炎酵素;ヒドロコルチヅン、プレドニゾン、
プレドニゾロン、トリアムシノロン、デキサメタシン、
ベタメタシン、ベクロメサゾンジブロピオネートなどの
消炎ステロイド類;塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン
酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン薬;塩酸テト
ラサイクリン、ロイコマイシン、フラジオマイシン、ペ
ニシリンおよびその誘導体、セファロスポリン誘導体、
エリスロマイシンなどの抗生物質・殺菌薬;スルファチ
アゾール、ニトロフラゾンなどの化学療法薬;ベンシカ
インなどの局所麻酔薬;ニトログリセリン、塩酸パパペ
リンなどの血管拡張薬;リン酸コディン、塩酸イソプロ
テレノールなどの鎮咳去たん薬;塩酸クロルヘキシジン
、ヘキシルレゾルシン、エタクリジン、アズレンなどの
口内殺菌薬;塩化リゾチーム、デキストラナーゼなどの
酵素:インシュリンなどの血糖降下薬;その他止血薬、
血圧降下薬、鎮静薬、抗悪性腫瘍薬などがあげられる。
又、必要に応じ用いられる滑沢剤としては、例えば、タ
ルク、ステアリン酸およびその塩、ワックス類等が、結
合剤としては、例えばデンプン、デキストリン、トラガ
ント、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポリビニルア
ルコール等が、賦形剤としては、デンプン、結晶セルロ
ース、デキストリン、乳糖、マンニトール、ソルビトー
ル、無水リン酸カルシウム等が、矯味矯臭剤としては、
クエン酸、フマール酸、酒石酸、メントール、カンキツ
香料等があげられる。
本発明の徐放性製剤の剤形は、錠剤の他に疾患部位の状
態により適宜変えて用いることもできる。
例えば、顆粒剤、細粒剤、散剤などの剤形があげられる
顆粒剤は加圧成形したスラッゾを粒化することにより、
又、散剤は例えば更に粉砕することにより製造される。
また、本発明の徐放性製剤は前述したようにその剤形を
顆粒剤、細粒剤又は散剤、なかでも特に散剤とするとき
、口腔内粘膜の広範囲に及ぶ疾患に適用する場合に極め
て好適である。
かかる剤形の徐放性製剤の使用の態様としては、該粉末
を手で直接患部にふりかけるように投与することもでき
るが、該粉末を粉末状で容器に充填し、定量的に噴出さ
せる方法により投与することもできる。
例えば、該粉末をカプセルに充填し、そのカプセルをカ
プセルに開孔するための針と空気を送るためのゴム球を
具えた投薬器にセットし、開孔した後空気を送ってカプ
セル内粉末を口腔内の広い範囲にわたる患部に塗床する
のが単一投与形態として簡便である。
以上の通り、本発明で提供される製剤は、例えば広い範
囲にわたる口腔内疾患に適用するのが容易であり、かつ
薬剤投与に伴う痛みがなく、製剤が患部に付着して膨潤
した形態を比較的長時間に亘り保持して徐々に薬物を放
出するため、効果が持続し、かつ膨潤した形態及び物性
がすぐれているため、異和感が少なく、会話睡眠の障害
となることもないといった利点を有するものである。
以下、実施例により本発明を詳述するが、本発明はこれ
らに何ら限定されるものではない。
実施例 1 ヒドロキシプロピルセルローズの微粉末の所定量を混合
機中で十分混合し、更にステアリン酸マグネシウムを全
重量の0.5%添加し、重量90”2@、厚さ2mm、
直径7 van、モンサンド硬度約12に7のディスク
を得た。
このディスクをヒトの歯茎の外側に付着させて、その口
内溶解試験を行なったところ、約2時間程度付着してお
り、また試験終了後のディスク付着部位の粘膜には何ら
異常が認められなかった。
更に市販トローチ剤で口内溶解試験を行なったところ、
市販トローチ剤は日中で約20分程度で溶解してしまう
ことが認められた。
実施例 2 (1) ヒドロキシプロピルセルロース2に2をとり
、トリアムシノロンアセトニドIIを加えて、混合攪拌
器により混合し、口腔内塗法用散剤を得た。
(2)該散剤にステアリン酸マグネシウム2gを加えて
、軽く混合し、充填用散剤を得た。
カプセル充填機により、■カプセル当り200m’iの
散剤を充填し、トリアムシノロンアセトニド0.1mg
を含有するカプセルを得た。
実施例 3 (1) 100メツシユの篩を通したヒドロキシプロピ
ルセルロース2〜をとり、これにペクロメサゾンジプロ
ピオネート0.5 gを加え、混合攪拌器により混合し
、口腔内塗法用散剤を得た。
(2)該散剤にステアリン酸マグネシウム2gを加えて
軽く混合してカプセル充填用散剤を得た。
通常のカプセル充填機により、■カプセル当り220■
の散剤を充填し、ベクロメサゾンジプロピオネート0.
055772@を含有するカプセルを得た。
実施例“4 実施例3(2)で得たカプセル剤を、カプセルに開孔す
るための針と空気を送るためのゴム球を具えた投薬器に
セットし、開孔した後空気を送って、カプセル内散剤を
口腔内に塗床せしめた。
該方法により、頚部腫瘍のため放射線照射をうけ、その
ため口腔内の広範囲に亘り、ピランを生じている患者5
名に投薬した。
薬剤が口腔内に広く分布し、かつ膨潤付着しているため
、含漱剤、水剤の如く投薬直後に流れ去ることがなく、
1〜2時間口腔内に留まっていた。
それ故消炎鎮痛効果が接続し、投与に伴う痛み、刺激も
なく、今まで痛み・熱感の為に夜間でさえ眠ることがで
きなかった患者が眠れるようになり、かつ食事もしやす
くなり、その有効性が明らかとなった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヒドロキシプロピルセルローズおよび薬物を含有す
    る緊密な混合物からなる口腔内に付着させて用いる徐放
    性製剤。 2 ヒドロキシプロピルセルロースが20℃における2
    係水溶液で、3〜10,000センチポイズの粘度を示
    すものである特許請求の範囲第1項記載の徐放性製剤。 3 製剤の剤形が散剤、細粒剤又は顆粒剤である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の徐放性製剤。 4 製剤の剤形が散剤である特許請求の範囲第1項〜第
    3項のいずれか1項記載の徐放性製剤。
JP12477181A 1981-08-11 1981-08-11 徐放性製剤 Expired JPS5924964B2 (ja)

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