JPS5924867Y2 - 内燃機関点火装置 - Google Patents

内燃機関点火装置

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JPS5924867Y2
JPS5924867Y2 JP1976091962U JP9196276U JPS5924867Y2 JP S5924867 Y2 JPS5924867 Y2 JP S5924867Y2 JP 1976091962 U JP1976091962 U JP 1976091962U JP 9196276 U JP9196276 U JP 9196276U JP S5924867 Y2 JPS5924867 Y2 JP S5924867Y2
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JP
Japan
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coil
signal
flywheel
ignition
engine
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Expired
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JP1976091962U
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English (en)
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JPS5310022U (ja
Inventor
勉 桃山
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、内燃機関点火装置のうち、特に磁石発電機
式無接点火装置の改良に関するものである。
従来この種内燃機関点火装置における磁石発電機は、点
灯電源供給用の点灯コイルに作用する永久磁石の磁束を
共用する信号コイルを用い、この磁石発電機の機関の回
転に伴なう磁束変化を利用し、点火信号を発生させて点
火を行なうようになされている。
また、この種磁石発電機は、たとえば二輪車等の前照灯
を点灯させる点灯コイルを備えており、夜間時は上記前
照灯を点灯し、昼間時は上記前照灯を消灯するようにな
されている。
したがって、この点灯コイルの昼夜変動により、上記磁
石発電機の磁束が乱されて、上記信号コイルの点火信号
出力が変化し、点火時期が変動する欠点がある。
この考案は、かかる点に着目してなされたもので、発電
機の磁束が乱されて信号コイルの点火信号出力が変化し
、点火時期が変動するようなことのない内燃機関点火装
置を提供しようとするものである。
すなわち、第1図はこの考案の一実施例を示す点火装置
の回路図で、1は充電コイル2、点灯コイル3および点
火時期設定用の信号コイル4によって構成された磁石発
電機、5は上記充電コイル2の交流出力を整流するダイ
オード、6は充放電コンデンサ、7は半導体スイッチ素
子、8は信号コイル4の信号出力を整流するダイオード
、9は一次コイル10と二次コイル11からなる点火コ
イルで、上記二次コイル11には機関の点火プラグ12
が接続されている。
13は、たとえば二輪車等の前照灯ランプで、スイッチ
14により点滅されるようになされている。
次に、第2図および第3図は上記磁石発電機1の具体的
構造を示すもので、21は機関の駆動軸(図示せず)に
結合されるボス部、22はこのボス部にリベット23に
より一体に結合されたフライホイル、25は複数の磁石
24と共に上記フライホイル22に固定されたポールチ
ップ、26は上記充電コイル2、点灯コイル3および信
号コイル4を機関のクランクケース等に取付けるための
ベースである。
この考案の機関点火装置は、上記のように構成されてい
るので、いま機関の回転により磁石発電機1の充電コイ
ル2に交番磁束が鎖交することにより発生した交流出力
は、ダイオード5によって整流され、一方向のみの出力
が点火コイル9の一次コイル10を介して充放電コンテ
゛ンサ6を充電する。
この動作の波形を示したのが第4図で、Cは充電コイル
2に鎖交する磁束波形、dはこの磁束波形によって充電
コイル2に発生する交流出力波形、eはこの交流出力に
よって充放電コンデンサ6に充電される充電電圧波形で
ある。
いま、機関が要求する点火時期に、半導体スイッチ素子
7のゲートに点火信号を与えて上記半導体スイッチ素子
7を導通させると、充放電コンデンサ6に蓄積された電
力は、半導体スイッチ素子7を介して点火コイル9の一
次コイル10に印加されるため、二次コイル11に高電
圧が発生し、点火プラグ12に点火火花が発生する。
しかして、上記半導体スイッチ素子7の制御は、信号コ
イル4に発生する信号出力によってなされるわけである
が、この信号出力の発生につき第2図について説明する
すなわち、信号コイル4は、ボス21と、ポールチップ
25との間において微少間隙を介して互いに対向してお
り、永久磁石24によって発生する磁束は、ポールチッ
プ25→信号コイル4のコアー−ボス21→フライホイ
ル22の磁路を通ることにより第4図aに示す波形の磁
束が信号コイル4を流れ、第4図すに示す波形の信号出
力が発生する。
そして、この信号出力がトリガレベルVG(第4図b)
に達した時点で半導体スイッチ素子7は導通状態となり
、点火火花が得られるわけである。
次に、点灯コイル3の動作について説明する。
すなわち、点灯コイル3には上述した充電コイル2と同
様に、磁石発電機によって磁束が鎖交し、交流出力が発
生する。
そして、この出力は夜間時には、スイッチ14のON操
作によって前照灯ランプ14が点灯され、また昼間時に
は、スイッチ14のOFF操作によって前照灯14は消
灯される。
このようにスイッチ14のON、OFF動作により磁石
発電機1の永久磁石24側からみた点灯コイル3の磁気
抵抗が変化し、磁束に変化が起こる。
そして、この磁束変化が信号コイル4の信号出力を変化
させ、この点火信号の変化は、そのまま点火時期の変化
として現われるわけであるが、第3図に示すように、機
関の点火時において点火信号に作用する永久磁石24
Hに発生する磁束には、点灯コイル3の影響を受けない
ようになされている。
すなわち、第3図において磁極中心から磁石端までの角
度θbと、点火時における磁極中心から点灯コイル3の
コア端までの角度θCの関係がθb〈θCになされてい
るため、点火信号発生に作用する永久磁石24 aは、
点灯コイル3の影響を受けず、この点灯コイル3の負荷
変動による点火時期の変動は、きわめて微少となるもの
である。
したがって、この考案によれば、磁石発電機1に内蔵さ
せた点火時期設定用の信号コイル4に、点灯電源用の永
久磁石を共用する磁束を利用して点火信号出力を発生さ
せるとともに、点灯コイル3の負荷が変化することによ
って信号コイル4の信号出力が変動して点火時期が変動
することを防止するために、機関の点火時期に信号コイ
ル4に作用する永久磁石24 aが点灯コイル3に作用
しないように配置することによって、機関の点火時期の
変動を殆んど無くすることができる優れた実用的効果を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す回路図、第2図はこ
の一実施例に使用する磁石発電機の縦断面図、第3図は
第2図のIII−III線における断面図、第4図は動
作波形図である。 図面中、1は磁石発電機、2は充電コイル、3は点灯コ
イル、4は信号コイル、24は永久磁石、24aは共用
永久磁石である。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関と連結されたボス部をほぼ中心部に有するフライホ
    イル、このフライホイルの内周面の同一円周上に等間隔
    をおいて配設された複数個の永久磁石、上記フライホイ
    ルの内側面に設けられ、上記機関の回転時に交番磁束が
    鎖交する充電コイルと点灯コイル、及び上記フライホイ
    ルの内側面に上記永久磁石とボス部に近接して設けられ
    、機関の回転時に上記永久磁石から発生され上記ボス部
    を介してフライホイルに至る磁束路中に設けられた信号
    コイルを備え、機関の点火時に上記信号コイルに対向す
    る・上記永久磁石が上記点灯コイルに対向しないよう上
    記信号コイルと上記点灯コイルを配設したことを特徴と
    する内燃機関点火装置。
JP1976091962U 1976-07-09 1976-07-09 内燃機関点火装置 Expired JPS5924867Y2 (ja)

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JP1976091962U JPS5924867Y2 (ja) 1976-07-09 1976-07-09 内燃機関点火装置

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JP1976091962U JPS5924867Y2 (ja) 1976-07-09 1976-07-09 内燃機関点火装置

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Publication Number Publication Date
JPS5310022U JPS5310022U (ja) 1978-01-27
JPS5924867Y2 true JPS5924867Y2 (ja) 1984-07-23

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ID=28702546

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319315Y2 (ja) * 1973-05-08 1978-05-23
JPS543239Y2 (ja) * 1973-05-02 1979-02-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5310022U (ja) 1978-01-27

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