JPS5924569Y2 - 自動車用空調制御装置 - Google Patents

自動車用空調制御装置

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JPS5924569Y2
JPS5924569Y2 JP17797779U JP17797779U JPS5924569Y2 JP S5924569 Y2 JPS5924569 Y2 JP S5924569Y2 JP 17797779 U JP17797779 U JP 17797779U JP 17797779 U JP17797779 U JP 17797779U JP S5924569 Y2 JPS5924569 Y2 JP S5924569Y2
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JP
Japan
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air
outside air
heat exchanger
conditioning control
control device
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JP17797779U
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Inventor
正雄 西村
和夫 堀
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株式会社デンソー
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【考案の詳細な説明】 本考案は少なくとも冷却用熱交換器を持つ自動車用空気
調和制御装置に関するものである。
従来周知の一般的な自動車用空気調和装置において、冷
却用熱交換器として使用される蒸発器は、冷凍サイクル
を流れるフレオン12などの冷媒と車室外あるいは車室
内の空気とを熱交換させるもので、これにより除湿・冷
却された冷風が通風ダクトを介して車室内のインパネ等
に設けた吹出グリルから吹き出させられることにより、
車室の空調を行なうことができる。
ここで、蒸発器へ供給される空気は、通常手動または自
動的に動く内外気切換ダンパによって選択されるように
なっている。
ところで、このような空調装置における蒸発器において
は、次の問題点がある。
すなわち熱交換器のもつ特性上、熱交換された後の蒸発
器出口の空気の温度分布をもち、入口空気の条件や冷凍
サイクルの運転条件によっては、その温度分布が非常に
大きくなる。
そして条件によってはその温度差の大きい空気の混合に
よって、それがもつ水分が凝縮してあたかも霧状となっ
て見えるようになり、吹出グリルから白煙となって吹き
出すので゛、乗員に不快感を与えたり、電気回路の焼損
による白煙と見誤らせてしまうことがある。
本考案は上記問題点に鑑み、冷凍サイクルの運転状態を
検知し、蒸発器出口空気の温度分布が大きくなるときに
、導入空気を強制的に内気循環とすることにより、外気
導入時より入口空気の負荷を減少させ、蒸発器出口空気
の温度分布を小さくすることによって、吹出グリルがら
吹出される空気中に霧が発生するのを抑えることができ
るようにした自動車用空調制御装置を提供することを目
的とするもつである。
以下本考案を図に示す一実施例について説明する。
第1図において、1は空調用通風ダクトで、内外気導入
切換装置2、冷却用熱交換器としての冷凍サイクルの蒸
発器3、電動送風機4、加熱用熱交換器5、温度調節ダ
ンパ6、吹出風変更ダンパ7、および吹出口8を備え公
知の冷温風混合型空気調和装置を形成している。
一方冷凍サイクル9は、膨張弁10、受液器11.凝縮
器12、圧縮機13、電磁クラッチ14とから形成され
る。
内外気切換装置2は外気導入口2aと内気導入口2bと
を内外気切換ダンパ2Cによって切換開閉する構造にな
っている。
ダンパ2Cは、電磁ソレノイド15に通電されるとシャ
フト15aが吸引され内外気切換ダンパ2Cは内気導入
口2bを開くように作動し、通電されない場合は外気導
入口2aを開くように作動する。
電磁ソレノイド15を作動させる電源回路は、第1とし
てバッテリ16、本空調装置のメインスイッチ17、内
外気切換スイッチ18、およびソレノイド15が直列に
結線されている。
一方圧縮機13とその駆動源である図示しないエンジン
とを結合するための電磁クラッチ14へは、たとえばサ
ーミスタ素子等の温度検出器19によって検出される蒸
発器出口側の空気温度があらかじめ設定されている温度
以上を示すときにこの電磁クラッチ14に通電する公知
の増幅器20が設けである。
そして電磁ソレノイド15を作動させる第2の電源回路
として、この増幅器20による電磁クラッチ14の通電
回路と並列に設けたル−21と公知のタイマ回路22と
か゛内性気切換スイッチ18と並列に設けられており、
電磁クラッチ14が通電されると、リレー21も付勢さ
れて常開接点を閉じ、一定時間、たとえば5〜10秒程
度閉戊の状態になるタイマ回路22を介して、電磁ソレ
ノイド15を付勢させるように構成されている。
23は電動送風機4の速度制御用抵抗器であり、前記メ
インスイッチ17は送風機4の速度制御用スイッチを兼
ねるもので、高速接点17a、中速接点17b、低速接
点17Cおよび電源端子17dを有しており、可動片1
7 eの破線位置はスイッチオフの位置である。
次に本考案装置の作動につき説明する。
メインスイッチ17の閉成により、送風機4を任意の速
度で゛回転させることか′できるようになり、また内外
気切換スイッチ18により内外気切換ダンパ2Cを作動
させ、導入空気を内、外気いずれか一方に設定すること
ができる。
一般に夏季の高負荷時以朴は、車空内空気浄化、気流の
車室内流れなどのため外気導入式にする場合が多い。
またメインスイッチ17の閉成により増幅器20が作動
し、蒸発器出口空気温度検出器19の検出温度が数°C
になるように電磁クラッチ14の通電と停止を繰り返す
この状態において、蒸発器3を通過した空気は温度調節
ダンパ6によって一部は加熱用熱交換器5を通り残部は
バイパス通路5aを通って、これらの下流側で混合され
、吹出風変更ダンパ7を介して吹出口8から所定の方向
へ吹出される。
増幅器20により電磁クラッチ14が断続され、従って
蒸発器3の冷却作用の作動と停止が切換わるのと同時に
、リレー21の接点も開閉される。
そして、このリレー接点の閉成によりタイマ回路22が
働くので、電磁クラッチ14が消勢状態から通電される
毎に、切換スイッチ18の開閉状態と無関係に、一定時
間(5〜10秒間)電磁ソレノイド15に通電し、内外
気切換タッパ2Cが外気導入状態にあっても強制的に内
気循環にする。
ここで内気循環とすることにより、蒸発器出口側空気の
温度分布が小さくなるので、温度分布が原因で生じる霧
状現象を起こりにくくする。
第2図はその効果を図式化して説明したもので、縦軸に
蒸発器出口空気の最大温度差、横軸に時間および内外気
ダンパの状態を示す。
△Ta(0C)は蒸発器出口空気の温度差がこの値以上
になると、空気混合により水分の凝縮が生じ霧状態が作
り出されるようになる温度を示す。
そして、冷凍サイクルの能力が入口空気の冷房負荷より
も小さい場合は、電磁クラッチの断続に関係なく温度差
△Tはほぼ一定であり△Taより小さい。
また、冷凍サイクルの能力が人口空気の冷房負荷よりも
大きくかつ入口空気の負荷そのものが小さい場合は、電
磁クラッチ14が断続を繰り返えすことにより温度差△
Tが変動するが、最大温度差は、△Taより大きくなら
ない。
したがってこのような場合には霧状態は発生しない。
ところが、冷凍サイクルの能力か人口空気の冷房負荷よ
り大きく、かつ入口空気の負荷よりも大きな場合(即ち
外気導入式の場合)においては、第2図において破線で
示す特性となり、電磁クラッチ接続後、5〜10秒間程
は温度差△Tが△Taより大きくなることを示す。
しかして、本考案装置はこの時数秒間程、外気導入式か
ら内気導入式に自動的に切換えることによって温度差△
Tを実線で示すように△Ta以下にする。
かくして、霧状態の発生は抑えることができる。
なお、この実施例に述べたごとく、タイマ回路22を内
外気切換スイッチ18と並列に備えることにより、それ
ぞれが独立的に作動することができる。
すなわち、内外気切換スイッチ18が閉成しているとき
に、増幅器20によって電磁クラッチ14が遮断状態に
転すると、タイマ回路22は作動状態になる。
そして、この直後に内外気切換スイッチ18が開放され
ても、タイマ回路22は所定の動作を維持し、内外気切
換ダンパ2をしばらくの間内気循環とし、霧状態の発生
を防止する。
なお、以上は本考案装置の一実施例を述べたもので、本
考案の主旨の範囲内で必要に応じて変形実施も可能であ
る。
例えば空気導入を切換える切換手段としては、内外気切
換ダンパ2Cと電磁ソレノイド15とからなるもののほ
か、電磁ソレノイド15の代わりに、負圧式ダイヤフラ
ム作動器とその負圧回路とこれを制御する電磁弁とから
なる負圧作動器を設けてもよい。
また、内外気切換ダンパとして例えば内気循環状態にお
いても20%程度の割合で外気導入空気を混合する場合
においても本考案の効果をほぼ達成できる。
上述したごとく本考案においては内外気切換式の自動車
用空気調和装置において、内外気切換を冷却用熱交換器
の作動、停止と関係付けて、冷却用熱交換器の冷却作用
の作動開始後所定時間の間、内気循環とするから、特に
外気導入時に生じやすい蒸発器出口空気の温度分布が大
きくなることを防ぎ、混合空気中に生じる霧状態の発生
を抑えることができ、さらに通風ダクト吹出口における
温度差が小さくなるので乗員の快適性を向上させること
ができるという優れた効果かえられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる自動車用空調制御装置の一実施例
を示す構成国、第2図は本考案装置の作動説明に供する
蒸発器出口空気の最大温度差の変化と内外気切換ダンパ
の制御状態とを示す経時特性図である。 2・・・・・・内外気切換装置、3・・・・・・冷却用
熱交換器としての蒸発器、15・・・・・・作動手段を
なす電磁ソレノイド、20・・・・・・電気的手段をな
す増幅器、21゜22・・・・・・タイマ手段をなすリ
レーとタイマ回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内外気切換装置と冷却用熱交換器とを備えた自動車用空
    調装置であって、 前記冷却用熱交換器の冷却作用の作動と停止とを制御す
    る電気的手段と、 この電気的手段よりの信号に応答して前記冷却用熱交換
    器の冷却作用が停止から作動となった後に所定時間だけ
    信号を生じるタイマ手段と、このタイマ手段よりの信号
    に応答して前記内外気切換装置を外気導入状態から内気
    循環状態に切換える作動手段と、 を備えてなる自動車用空調制御装置。
JP17797779U 1979-12-21 1979-12-21 自動車用空調制御装置 Expired JPS5924569Y2 (ja)

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JP17797779U JPS5924569Y2 (ja) 1979-12-21 1979-12-21 自動車用空調制御装置

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JP17797779U JPS5924569Y2 (ja) 1979-12-21 1979-12-21 自動車用空調制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS5695910U JPS5695910U (ja) 1981-07-30
JPS5924569Y2 true JPS5924569Y2 (ja) 1984-07-20

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