JPH0645370Y2 - 自動車用空調装置 - Google Patents

自動車用空調装置

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JPH0645370Y2
JPH0645370Y2 JP12993987U JP12993987U JPH0645370Y2 JP H0645370 Y2 JPH0645370 Y2 JP H0645370Y2 JP 12993987 U JP12993987 U JP 12993987U JP 12993987 U JP12993987 U JP 12993987U JP H0645370 Y2 JPH0645370 Y2 JP H0645370Y2
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JP
Japan
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water
radiator
cooling water
air conditioner
engine
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JP12993987U
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JPS6434309U (ja
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庄一 竹花
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ラジエタを効率よく使用するようにするとと
もに、ヒータモード時に温水の温度を充分高いものにで
きるようにした、自動車用空調装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 自動車用空調装置の従来のものを第2図について説明す
ると、符号1は車室の内外を仕切るダッシュボードであ
って、このダッシュボード1の図における下方部分が車
室の内部2であり、上方が車室の外部、すなわちエンジ
ンルーム3である。車室の内部2には空調用のハウジン
グ4が設置され、このハウジング4の内部には、ヒータ
コア5と冷房用のエバポレータコア6、およびブロアフ
ァン7が設けられている。これら各機器の配管について
は後述する。エンジンルーム3には、エンジン8とトラ
ンスミッション9が設けられ、図示しない駆動車輪側に
動力を伝達するようになっている。10は冷却水循環用の
ウォータポンプ、11は冷媒圧縮用のコンプレッサ、12は
発電用のオルタネータであり、これらはいずれもエンジ
ン8のクランクシャフトに連動して駆動されるものであ
るが、その駆動機構についての図示は省略する。
13はエンジン冷却水を冷却するためのラジエタであり、
14は冷房時に冷媒を冷却するためのコンデンサである。
これらラジエタ13とコンデンサ14にはそれぞれファン1
5,16が設けられており、必要に応じて回転するようにな
っている。符号17で示すものはインテークマニホールド
である。配管を説明する。エンジン8の内部を通る水路
18はウォータポンプ10からサーモスタット19を介してパ
イプ20でラジエタ13に流れるようになっており、ラジエ
タ13からはパイプ21と水路22とによってウォータポンプ
10に戻るようになっている。ヒータコア5には水路18か
ら分岐されたパイプ23によって冷却水が供給され、水路
22に接続されたパイプ24によってウォータポンプ10に戻
されるようになっている。冷媒の経路は、コンプレッサ
11からパイプ25によってコンデンサ14に流れ、コンデン
サ14から途中にレシーブドライヤ26と膨張弁27を接続し
たパイプ28によってエバポレータコア6に流れるように
なっている。エバポレータコア6からはパイプ29によっ
てコンプレッサ11に戻り、循環する。
このような構成の従来の自動車用空調装置は、暖房時、
エンジンの発熱によって高温となった冷却水が前述の経
路(矢印方向)で流れることにより、ヒータコア5が所
定の温度になるので、ブロアファン7が回転することに
より、温風が車室の内部に吹出し、暖房作用をする。こ
のように暖房作用をするとき、最近にあっては冷房用の
コンプレッサ11も作動させ、冷房経路によって冷風も準
備して、これら温風と冷風を適当にミックスして自動車
搭乗者の好みに対応できるようにする傾向がある。
(考案が解決しようとする問題点) 上記したように温風と冷風とを常時準備してこれをミッ
クスする方式とした場合には、暖房時の温度調節に従来
必要であった、水温調節用弁を省略することができるこ
とになる。このためにこの方式の従来技術のものには、
次のような問題点が生ずることになる。すなわち、 冷房を使用する夏期のエンジン冷却の過酷な時期にお
いては、エンジン8の冷却水がラジエタ13に流れる量が
多いが、一部、ラジエタ13に流れずヒータコア5を素通
り(夏期は暖房の使用が殆ど無いため)し、冷却されな
いままに高温のエンジン冷却水がウォータポンプ10に戻
り、全体の冷却効果が発揮できない。このためにエンジ
ンがオーバーヒートとなることがあるので、ラジエタの
容量を不要に大きくして対応するので、コストアップを
招くことになる。
充分な冷却水の冷却のために、ヒータコア5に流れる
分まで、ラジエタ13の容量を大きくする必要が生じ、大
幅なコストアップになる。
冷房作動時にエンジン8に負担が掛かるので、エンジ
ン冷却水の温度を大幅に上昇させることになる。
本考案は、これらの問題点を解決することを目的として
成されたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的達成のための手段として、第1図に示
すようにヒータコア5とウォータポンプ10とを結ぶパイ
プ24の途中に3方弁30を接続したものである。この3方
弁30は、ヒータコア5から排出される温水(エンジン冷
却水)をパイプ31を介してラジエタ13側に流すか、ラジ
エタ13に流さず、水路22によってウォータポンプ10に直
接戻すかの切替えを行うものである。この切替えは、図
示しないエアコンスイッチがオンのときには、温水がヒ
ータコア5からラジエタ13に流れるようにし、エアコン
スイッチがオフのときには、温水がヒータコア5からラ
ジエタ13に向かわずに、ウォータポンプ10に直接に戻る
ように切替えるものである。
(作用) このように温水が流れることによって、エアコンの使用
時には、温水が必ずラジエータ13に流れるので効率のよ
い冷却が行われ、水温の上昇が抑えられることになる。
また、エアコンを使用しないときには、ヒータコア5か
らの温水はラジエタ13には流れずに直接にウォータポン
プ11に流れるので、温水の温度は低下せず、したがって
ヒータとしての機能が充分に発揮できることになる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図について第2図と同一
の部分には同一の符号を付し、相違する部分のみの説明
をすると、前述のようにヒータコア5から排出される温
水の経路であるパイプ24の途中には3方弁30が接続され
ている。この3方弁30は電磁弁であり、図示しないソレ
ノイドが付勢されたときと消勢のときとで、弁体を動か
して経路の接続を切替えるものである。ソレノイドはエ
アコンスイッチにより、エアコン作動時、すなわち温風
と冷風をミックスするモードのときには温水をパイプ31
を介してラジエタ13に流して効率のよい冷却を行い、単
なるヒータとして使用するエアコンオフのときには、ヒ
ータコア5からの温水をラジエタ13に流さず水路22によ
ってウォータポンプ10に直接戻して、温水の必要以上の
冷却を防止し、ヒータとしてもっとも効率のよい機能を
発揮できることになる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したものであるから、
従来のものに3方弁を付加するのみの簡単な構成によ
り、従来のものでは果たし得なかった、エアコン使用時
の効率のよい温水冷却と、ヒータのみ使用時の温水の適
温確保が両立することになる。そしてヒータモード時に
は温水がラジエタ側に流れないことにより、ラジエタを
必要以上の容量にせずに済むことから、コストダウンも
果たせることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の系統図、第2図は従来例の
系統図である。 5……ヒータコア 8……エンジン 10……ウォータポンプ 13……ラジエタ 20,21,23,24,31……パイプ 22……水路 30……3方弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンに取り付けられ該エンジンによっ
    て駆動されてエンジン冷却水を循環させるウォータポン
    プと、エンジン冷却水を車室外の空気と熱交換するラジ
    エタと、エンジン冷却水の温度によってエンジン冷却水
    経路の連通、遮断を行うサーモスタットとをエンジン内
    部の水路ならびにパイプによって接続し、前記ウォータ
    ポンプ、サーモスタット、ラジエタ、ウォータポンプの
    順にエンジン冷却水を循環させるようにし、前記ウォー
    タポンプとサーモスタットとの接続点と、ラジエタとウ
    ォータポンプとの接続点との間にパイプによりヒータコ
    アを接続し、該ヒータコアに流すエンジン冷却水と車室
    内の空気とを熱交換させるようにした自動車用空調装置
    において、前記ヒータコアからウォータポンプに至る経
    路に3方弁を接続し、該3方弁に、エアコンスイッチが
    オンのときにはエンジン冷却水をヒータコアからラジエ
    タに流し、エアコンスイッチがオフのときにはエンジン
    冷却水をヒータコアから直接ウォータポンプに戻す切替
    手段を備えたことを特徴とする自動車用空調装置。
JP12993987U 1987-08-26 1987-08-26 自動車用空調装置 Expired - Lifetime JPH0645370Y2 (ja)

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JP12993987U JPH0645370Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 自動車用空調装置

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JP12993987U JPH0645370Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 自動車用空調装置

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JPS6434309U JPS6434309U (ja) 1989-03-02
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ID=31384665

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JP7119698B2 (ja) * 2018-07-24 2022-08-17 株式会社デンソー 車両用空調装置

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JPS6434309U (ja) 1989-03-02

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