JPS5924387B2 - リウマチ因子検出用試薬゜ - Google Patents

リウマチ因子検出用試薬゜

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JPS5924387B2
JPS5924387B2 JP8920477A JP8920477A JPS5924387B2 JP S5924387 B2 JPS5924387 B2 JP S5924387B2 JP 8920477 A JP8920477 A JP 8920477A JP 8920477 A JP8920477 A JP 8920477A JP S5924387 B2 JPS5924387 B2 JP S5924387B2
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JP
Japan
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latex
rheumatoid factor
reagent
serum
sucrose
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JP8920477A
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JPS5426327A (en
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一彦 布施
良信 沢田
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Eiken Chemical Co Ltd
Original Assignee
Eiken Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリウマチ因子検出用試薬に関するものである。
リウマチ因子の血清学的検査法には、ウサギガンマグロ
ブリンをヒツジ赤血球に感作させた赤血球凝集反応(ワ
ーラーローズ反応、ヘラー変法、等)とヒトガンマグロ
ブリンをラテックス粒子に吸着させたラテックス凝集反
応が広く、用いられている。特に後者のラテックス凝集
反応は、その簡便さから、慢性関節リウマチ患者のスク
リーニング検査として、利用価値も高く、国内外のメー
カーから数多くの製品が市販されている。しかし、従来
のラテックス凝集反応試薬は、血清中の非特異反応成分
の影響を除くため、血清をグリシン緩衝液で20倍に希
釈して用いなければならず、希釈の手間がかかること、
又、希釈の際に誤差が生じることなど、精度管理の上か
らも問題があつた。ラテックス凝集反応の代りに、担体
をイオン交換樹脂にかえ、血清希釈の手間を省いた製品
も市販されたが、凝集像と非凝集像の差がはつきりとせ
ず、この為、判定がしずらく、ラテックス凝集反応ほど
利用されていない。本発明のリウマチ因子検出用試薬は
、従来のラテックス凝集反応と異り、希釈しない血清で
の検査を可能にし、上記難点を解消するものである。
すなわち、多数検体の検査を短時間に、しかも正確に行
なうことを可能にした。現在市販されているリウマチ因
子検出用ラテックス凝集反応試薬は、ヒトガンマグロブ
リンとラテックスを混合した懸濁液、あるいは、更に牛
血清アルブミン等の高分子保護物質を加えた懸濁液であ
るが、ヒトガンマグロブリンがラテックスに吸着した際
に、ラテックス表面の界面電位が低下し、その為に起る
自然凝集を完全に抑えることが出来ない。この為、血清
中の非特異反応成分との反応が起りやすく、希釈しない
血清原液での使用は不可能であつた。そこで本発明者は
、この血清中の非特異反応成分との反応を抑える為、種
々の化合物を添加した場合の効果を実験したところ、シ
ヨ糖、塩化コリンの添加により非特異反応が抑えられる
ことを見い出した。この場合、各々単独でも効果はある
が、両者を加えることにより、効果は更に高まる。
以上のように、直径0.1μから1.0μのラテツクス
粒子にヒトガンマグロブリンを吸着させた0.2%から
2.0%の懸濁液中にシヨ糖、あるいは(及び)塩化コ
リンを1.0%〜10.0%の割合に加えることにより
、希釈しない血清でのリウマチ因子検出用ラテツクス凝
集反応が可能になつた。
また、一般的に補体の影響を阻止する為に、血清学的検
査においては、被検血清を56℃で30分間加熱し、非
動化を行なうのが常法であるが、リウマチ因子検出反応
も例外ではない。つまり、本発明による試薬を使う場合
も、被検血清を56℃で30分間加熱し、非動化して検
査しなければならないが、C反応性蛋白質測定用試薬で
、補体の影響を阻止する為、ソジウムポリアネト一 二
ルスルホネート(SPS)が非常に効果があることが知
られている。
その発明は、特願昭51−39577に示されている。
そこでリウマチ因子検出反応においても、補体の影響を
阻止する為、研究を重ねた結果、同様にソジウムポリア
ネト一 ニルスルホネートが効果があることを見い出し
た。すなわち、前述の試薬にソジウムポリアネトールス
ルホネートを加えるか、または別に血清にソジウムポリ
アネトールスルホネートを含むグリシン緩衝液を添加す
ることにより、リウマチ因子検出反応においても56℃
で30分間の加熱処理をすることなく補体の影響を除く
ことが出来、56℃で30分間、加熱処理し非動化した
場合と一致し☆rた成績を得ることが出来た。又、本発
明のリウマチ因子検出用試薬はシヨ糖、塩化コリンを添
加してある為、試薬の安定性の面からも優れている。す
なわち、長時間の保存でも、従来のリウマチ因子検出用
ラテツクス凝集反応試薬と異なり、ラテツクス粒子の自
然凝集は起らず、乾燥によるクロット(ラテツクスのか
たまり)の発生もみられない。つまり本発明は、シヨ糖
、塩化コリンの添加により非特異反応が抑制され、血清
の希釈を必要とせず、更にソジウムポリアネトールスル
ホネートの添加により補体の影響を除くことが出来、非
動化処理を必要としない、安定性に優れたリウマチ因子
検出用ラテツクス凝集反応試薬を提供するものである。
以下に本発明の実施例を例示すると共に、従来法との比
較成績を示し、更に具体的に説明する。
実施例 1直径0.1μから1.0μのラテツクス粒子
の2.0%懸濁液1容にラテツクス粒子17ny当り2
00μ7になるようにヒトガンマグロブリン溶液を加え
、よく混合した後、56℃で30分加熱する。
この懸濁液に0.2容の50,0%シヨ糖溶液を加えた
後、グリシン緩衝液(PH8.2)でラテツクス濃度が
、最終0,5%になるように調整する。保存にあたつて
は、アジ化ナトリウム等の防腐剤を適量添加する。実施
方法としては、凝集反応用スライドグラス上に、被検血
清0.05m1を滴下し、その上に、上記リウマチ因子
検出用試薬0.05m1を加え、スライドグラスを上下
左右に振り、1分間後に凝集の有無を判定する。判定は
第1図に示す判定基準に従つて行なつた。
15例の非動化した血清について、20倍希釈する従来
法と比較した成績を第1表に示す。
実施例 2直径0.1μから1.0μのラテツクス粒子
の2.0%のラテツクス懸濁液1容にラテツクス1m9
当り300ttVになるようにヒトガンマグロブリン溶
液を加え、よく混合した後、56℃で30分間加熱する
この懸濁液に0.2容の50.0%塩化コリン溶液を加
えた後、グリシン緩衝液( PH8.2)でラテツクス
濃度が最終濃度で0.5%になるように調整する。保存
にあたつては、アジ化ナトリウム等の防腐剤を適量添加
する。実施方法は実施例1の項と同様である。15例の
非動化した血清について、20倍希釈する従来法と比較
した成績を第2表に示す。
実施例 3直径0.1μから1.0μのラテツクス粒子
の2.0%ラテツクス懸濁液1容にラテツクス1即当り
200μvになるようにヒトガンマグロブリン溶液を加
え、よく混合した後、56℃で30分間加熱する。
この懸濁液に0.2容の50.0%シヨ糖溶液、及び0
.2容の50.0%塩化コリン溶液を加え:た後、グリ
シン緩衝液( PH8.2)でラテツクス濃度が最終濃
度で0.5%になるように調整する。保存にあたつては
、アジ化ナトリウム等の防腐剤を適量添加する。実施方
法は実施例1の項と同様である。15例の非動化した血
清について20倍希釈する従来法と比較した成績を第3
表に示す。
実施例1、及び実施例2でも、ある程度、従来法と似た
成績を示しているが、実施例3の如くシヨ糖と塩化コリ
ンの両方を添加することにより、効果はいつそう強くな
り、従来法と完全に一致した成績を示した。
実施例 4 直径0.1μから1.0μのラテツクス粒子の2.0%
ラテツクス懸濁液1容にラテツクス1即当り200μv
になるようにヒトガンマグロブリン溶液を加え、よく混
合した後、56℃で30分間加熱する。
この懸濁液に0.2容の50.0%シヨ糖溶液、0.2
容の50.0%塩化コリン溶液、単独、あるいは両方を
加え、更にソジウムポリアネトールスルホネートを0.
01%から0.1%の割合に加えた後、グリシン緩衝液
( PH8.2)でラテツクス濃度が0.5%になるよ
うに調整する。保存にあたつては、アジ化ナトリウム等
の防腐剤を適量添加する。実施方法は、実施例1の項と
同様である。15例の血清について、非動化せずに上記
試薬を使用した場合と、非動化して実施例3の試薬を使
用した場合の成績を第4表に示す。
ソジウムポリアネトールスルホネートを添加した場合は
非動化した場合と同様の成績を示した。
実施例 5直径0.1μから1.0μのラテツクス粒子
の2.0%懸濁液1容にラテツクス1η当り200μ7
になるようにヒトガンマグロブリン溶液を加え、よく混
合したのち、56℃で30分間加熱する。
この懸濁液に0.2容の50.0%シヨ糖溶液、0.2
容の50.0%塩化コリン溶液、単独、あるいは両方を
加え、グリシン緩衝液(PH8.2)でラテツクス濃度
が、最終濃度で0.5%になるように調整した液を第1
液とする。次にグリシン緩衝液(PH8.2)に、ソジ
ウムポリアネトールスルホネートを0.01%から0.
1%の割合に加えた液を第2液とする。実施方法として
は、凝集反応用スライド上に、被検血清を0.05m1
滴下し、その上に、上記試薬第2液を0.05m11つ
いで第1液を0.05m1加える。スライドグラスを上
下左右に振り、1分間後に凝集の有無を判定する。15
例の血清について、非動化せずに上記試薬を使用した場
合と、非動化して実施例3の試薬を使用した場合の成績
を第5表に示す。
実施例 6 実施例3の試薬について、長期間の経時変化を研究した
成績が、第6表である。
従来のリウマチ因子検出用試薬では、2あ〜10℃で1
年間保存したものは、リウマチ因子陰性血清でも、かな
りの非特異反応がみられるのに対し、本発明による試薬
は1年後でも安定であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のリウマチ因子検出用試薬を用いて、リ
ウマチ因子の検出を実施する際の判定基準となる凝集像
の状態及び判定記号を示し、記号は次の意味を表わす。 廿・・・・・・大きな凝集像が認められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 直径0.1μから1.0μのラテックス粒子1mg
    に対して、100μgから500μgのヒトガンマグロ
    ブリンを吸着せしめた0.2%から2.0%のラテック
    ス懸濁液及びシヨ糖、あるいは(及び)塩化コリンを含
    有することを特徴とするリウマチ因子検出用試薬。 2 シヨ糖を1.0%〜10.0%の割合で含有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のリウマチ因
    子検出用試薬。 3 塩化コリンを1.0%〜10.0%の割合で含有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のリウマ
    チ因子検出用試薬。 4 シヨ糖を1.0%〜10.0%及び塩化コリンを1
    .0%〜10.0%の割合で含有することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のリウマチ因子検出用試薬。 5 直径0.1μから1.0μのラテックス粒子1mg
    に対して、100μgから500μgのヒトガンマグロ
    ブリンを吸着せしめた0.2%から2.0%のラテック
    ス懸濁液と、シヨ糖または塩化コリンを単独あるいは両
    方を1.0%〜10.0%の割合で含有し、更にソジウ
    ムポリアネトールスルホネートを0.01%〜0.1%
    の割合で含有することを特徴とするリウマチ因子検出用
    試薬。
JP8920477A 1977-07-27 1977-07-27 リウマチ因子検出用試薬゜ Expired JPS5924387B2 (ja)

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JPS5426327A JPS5426327A (en) 1979-02-27
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JPH0668492B2 (ja) * 1986-03-20 1994-08-31 日立化成工業株式会社 リウマチ因子の定量法
JPH0672888B2 (ja) * 1986-03-24 1994-09-14 日立化成工業株式会社 リウマチ因子定量用試薬
DE3919393A1 (de) * 1989-06-14 1990-12-20 Hoechst Ag Verfahren zur stabilisierung von auf festphasen immobilisierten biologisch aktiven substanzen
WO2002018953A1 (fr) * 2000-08-29 2002-03-07 Kyowa Medex Co.,Ltd Reactifs et methode d'immunoessai d'agglutination fortement reproductible
CN107966440A (zh) * 2017-11-17 2018-04-27 西双版纳州质量技术监督综合检测中心 橡胶胶乳中蔗糖的检验方法

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