JPS5924006Y2 - 眼鏡用リム締結構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は眼鏡に関し、レンズを保持するリムの両端の締
結構造について提案するものである。

従来の眼鏡においてはリム締結片同志の固定に関し一方
をＶ型とし他方をＡ型として両リム締結片を合わせてネ
ジ止めしたリム締結構造や、一方にスカート部を設は他
方のリム締結片をスカートを案内とする如くその内側に
嵌合させネジ止めしたリム締結構造がある。

本考案は眼鏡フレーム自体がレンズを保持するツムにお
いて細くなる傾向や、リムの一部が金属あるいはプラス
チックの細線が用いられるように変化してきた中で、こ
のような新しい眼鏡フレームのリム締結構造として優れ
た構造を提供するものである。

このようなフレームのリムは細く、柔軟性があるため、
先端に設けられたリム締結片はフラフラしてネジ止めが
難い。

また特別なフレームにおいては伸縮性のある細線をリム
に替えて用いることもあり、このような場合に細線の先
端に設けたリム締結片は取り付けようとする反対側のツ
ム締結片との間に細線の伸縮に応じた一定の間隔を有し
ており、極めてネジ締めが行いにくい状態にある。

本考案はこれらの欠点を取り除いたリム締結構造であり
、一方の締結片にピンを植設し、他方の締結片にはピン
が嵌合する孔を設は両者をネジ締めするものである。

従って締結片がフラフラしたり、締結片同志の間にスキ
マを有していたりする場合でも締結片同志ピンによって
案内されるため、ネジ締めが簡単にできる。

またネジ締め後においてもピンとネジの２個所で締結片
同志が結合されているため両者は正確に所定の位置にネ
ジ締めされ、また眼鏡使用時においても締結片が動くこ
とはない利点か゛ある。

本考案の一実施例について次に述べる。

１はレンズ（図示しない）を保持するリム、２は細線で
ある。

リムの一端にはリム締結片３が固着されており、細線の
一端にはリム締結片４が固着している。

また両者はリム締結片３に設けたネジ孔６にネジ５を用
いてリム締結片４を取りつける。

さらにリム締結片３にはピン７が植設されており締結片
４己は該ピン７が嵌合する孔８が配設されている。

ピン７の突出量は締結片４の厚さや、ネジの長さに比し
て幾分長めになされており、リム締結片を取りつける際
にはピンに嵌合せしめ幾分押し込んだ状態でネジを用い
てネジ締めを行なつ。

本考案は極めて簡単な構造であり、特にレンズを保持す
る細線がフラフラしたり、細線の伸縮を利用したりする
場合に効果的である。

すなわち第３図に示すようにリム１と細線２によりレン
ズ９を取りつけようとする場合リム締結片３に対し細線
側のリム締結片４は平行にならないためネジ締めが極め
てやりにくい。

しかしながら上記のような本考案の構造においてはリム
締結片４はリム締結片３に植設されたピンに垂直に嵌合
するためネジも容易に締めつけることができる。

なお本考案はリム締結片のいずれの側にネジやピンがあ
っても同等の効果が得られるのは明らかである。

又ピンは締結より一体的に突出してもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は眼鏡のレンズを保持する部分の平面図である。 第２図は第１図要部の断面図である。第３図は第１図に
対応する要部の平面図である。 １・・・・・・リム、２・・・・・・細線、３，４・・
・・・・リム締結片、５・・・・・・ネジ、７・・・・
・・ピン。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）レンズを保持するリムの両端にリム締結片を設け
   、リム締結片の−にネジ孔を配設し、他のツム締結片を
   通してネジによってリムの両端を締結する眼鏡において
   、リム締結片の一方にピンを植設し、他方のリム締結片
   に該ピンが嵌合する孔を配設したことを特徴とする眼鏡
   用リム締結構造。
2. （２）レンズを保持するリムの一部が細線からなる実用
   新案登録請求の範囲第１項記載のリム締結構造。