JPS5923882A - 光輝焼鈍ステンレス鋼の不働態化処理法 - Google Patents
光輝焼鈍ステンレス鋼の不働態化処理法Info
- Publication number
- JPS5923882A JPS5923882A JP13186782A JP13186782A JPS5923882A JP S5923882 A JPS5923882 A JP S5923882A JP 13186782 A JP13186782 A JP 13186782A JP 13186782 A JP13186782 A JP 13186782A JP S5923882 A JPS5923882 A JP S5923882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stainless steel
- nitric acid
- bright
- corrosion resistance
- electrolysis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
ンレス鋼の表面特性を改善し有効な耐食性を付与するこ
とを特徴とするステンレス鋼の不働態化処理法に関する
ものである。
とを特徴とするステンレス鋼の不働態化処理法に関する
ものである。
BA処理したステンレス鋼は表面が美麗であシ自動車、
自転車部品、家庭用電気製品、厨房器具、建材等に広く
使われているが、特にフェライト系ステンレス鋼の場合
、BAによシ形成された表面皮膜の耐食性は十分とは言
い難く、BA仕上材はエメリー研磨紙等による研磨仕上
材のものより耐食性が劣る傾向にある。従って使用環境
によってはBA仕止したステンレス鋼の表面特性を改善
し有効な耐食性を付与することが必要である。
自転車部品、家庭用電気製品、厨房器具、建材等に広く
使われているが、特にフェライト系ステンレス鋼の場合
、BAによシ形成された表面皮膜の耐食性は十分とは言
い難く、BA仕上材はエメリー研磨紙等による研磨仕上
材のものより耐食性が劣る傾向にある。従って使用環境
によってはBA仕止したステンレス鋼の表面特性を改善
し有効な耐食性を付与することが必要である。
ステンレス鋼の硝酸浸漬による不働態化処理はしばしは
耐食性向上の面から行なわれており、BA処理をしたス
テンレス鋼においてもその例外ではなく硝酸浸漬を行な
うと耐食性を向上させる方向にある。
耐食性向上の面から行なわれており、BA処理をしたス
テンレス鋼においてもその例外ではなく硝酸浸漬を行な
うと耐食性を向上させる方向にある。
しかしながらBA皮膜自身50″j.程度の酸化皮膜で
あり、単に硝酸中に浸漬するだけでは皮膜全体の特性を
十分改善するには至らない。
あり、単に硝酸中に浸漬するだけでは皮膜全体の特性を
十分改善するには至らない。
本発明者らは上記事情に鑑み、種々検討を蚤ねた結果、
硝酸中においてまず交番電解により面1食性皮膜とは言
い難いBA皮膜をとり去り、その後硝酸中に浸漬し不働
態化する方法が最善であるとの結論を得た。
硝酸中においてまず交番電解により面1食性皮膜とは言
い難いBA皮膜をとり去り、その後硝酸中に浸漬し不働
態化する方法が最善であるとの結論を得た。
BA皮膜を溶解除去するには試別を陽極にしての電解、
酸による純粋な化学溶解も考えられるが、いずれの場合
も、特定の結晶粒上の皮膜あるいは結晶粒界上の皮膜の
みが選択的に溶解し、ある結晶粒上の皮膜は殆んど溶解
しないとの現象が生じ、BA仕上特有の外観の美麗さは
失なわれ、白りぼいダル状の外観となるとともに、その
後不働態化しても耐食性がばらつく原因となる。皮膜の
溶解除去処理に長時間費やしても特定の場所の皮膜の溶
解が一旦始まると皮膜が溶解し終っても他の場所の皮膜
の溶解に移らず、今までの場所、すなわち一定の個所の
素地をどんどん溶かしていくのみで外観も一層悪くなり
、耐食性の(ばらつきも大きくなるだけである。
酸による純粋な化学溶解も考えられるが、いずれの場合
も、特定の結晶粒上の皮膜あるいは結晶粒界上の皮膜の
みが選択的に溶解し、ある結晶粒上の皮膜は殆んど溶解
しないとの現象が生じ、BA仕上特有の外観の美麗さは
失なわれ、白りぼいダル状の外観となるとともに、その
後不働態化しても耐食性がばらつく原因となる。皮膜の
溶解除去処理に長時間費やしても特定の場所の皮膜の溶
解が一旦始まると皮膜が溶解し終っても他の場所の皮膜
の溶解に移らず、今までの場所、すなわち一定の個所の
素地をどんどん溶かしていくのみで外観も一層悪くなり
、耐食性の(ばらつきも大きくなるだけである。
交番電解時の溶解挙動は、最初の陽極電解時はやはり特
定の結晶粒上の皮膜あるいは結晶粒界上の皮膜のみが選
択的に溶は始める。しかし休止が入り、陰極電解するこ
とによシ、休止は溶解した場所の不働態化の役目を担い
、それまで溶解していなかった場所より貴の電位に保ち
、次の陽極電解時には溶解せず、この繰返しにより均一
に表面全体が′#解するようになる。また陰極%fIk
時は酸化皮膜であるBA皮膜を一部還元する。
定の結晶粒上の皮膜あるいは結晶粒界上の皮膜のみが選
択的に溶は始める。しかし休止が入り、陰極電解するこ
とによシ、休止は溶解した場所の不働態化の役目を担い
、それまで溶解していなかった場所より貴の電位に保ち
、次の陽極電解時には溶解せず、この繰返しにより均一
に表面全体が′#解するようになる。また陰極%fIk
時は酸化皮膜であるBA皮膜を一部還元する。
交番電解時の板の極性ははじめはθ、■のどちらでもよ
いが最終の板の極性が■になるように配置し、少なくと
も■の極性に2度以上なるように交番に通電することが
必要である。通電時間は谷極における時間を0.5〜1
0秒とし金側で120秒以内であるが各極における通電
時間は短かい方が効果的である。電流密度は5〜300
rnA/crn2、液温は常温から80℃である。硝
酸濃度は5〜30wt%が一般的である。硝酸浸漬処理
の液温、液濃度は交番電解処理の場合と同じ範囲であり
処理時間は30秒〜60分が一般的である。
いが最終の板の極性が■になるように配置し、少なくと
も■の極性に2度以上なるように交番に通電することが
必要である。通電時間は谷極における時間を0.5〜1
0秒とし金側で120秒以内であるが各極における通電
時間は短かい方が効果的である。電流密度は5〜300
rnA/crn2、液温は常温から80℃である。硝
酸濃度は5〜30wt%が一般的である。硝酸浸漬処理
の液温、液濃度は交番電解処理の場合と同じ範囲であり
処理時間は30秒〜60分が一般的である。
以下、本発明を実施例にもとづいて説明する。
5tlrs 430のBA材を第1表に示すような条件
で、硝酸中の電解浸漬処理を行なった。試験番号[有]
は■と同処理であるが、■は一浴処理でありラインの処
理槽の初めの部分で交番電相処理をおこない、そのまま
同一処理槽内の残りの部分で浸漬処理をおこなったもの
で、央際の現場ラインを想定した際、生産性が高い方法
である。
で、硝酸中の電解浸漬処理を行なった。試験番号[有]
は■と同処理であるが、■は一浴処理でありラインの処
理槽の初めの部分で交番電相処理をおこない、そのまま
同一処理槽内の残りの部分で浸漬処理をおこなったもの
で、央際の現場ラインを想定した際、生産性が高い方法
である。
第1表に4銹性試験、曝露試験の結果を示しだ。
第1表の結果からBAままのステンレス鋼に比し、硝酸
電解+浸漬処理したステンレス鋼の4銹性が極めてすぐ
れていることがわかる。
電解+浸漬処理したステンレス鋼の4銹性が極めてすぐ
れていることがわかる。
試験番号■、■、■の表面皮膜組成をオージェ電子分光
法で調べたところ、皮膜に存在するクロムと鉄の分子比
で(Cr/Fe)、BAまま材の0が0.92〜0,9
3であるのに対し硝酸電解+浸漬処理材の■、■では1
.74〜1.95と著しいクロムの富化がみられ、硝酸
電解+浸漬処理材の表面にはクロムの富化した不働態皮
膜が形成されておりすぐれた耐銹性を示すことが確めら
れた。
法で調べたところ、皮膜に存在するクロムと鉄の分子比
で(Cr/Fe)、BAまま材の0が0.92〜0,9
3であるのに対し硝酸電解+浸漬処理材の■、■では1
.74〜1.95と著しいクロムの富化がみられ、硝酸
電解+浸漬処理材の表面にはクロムの富化した不働態皮
膜が形成されておりすぐれた耐銹性を示すことが確めら
れた。
449−
Claims (1)
- 光輝焼鈍ステンレス鋼を硝酸中8で前記ステンレス鋼が
少なくとも2度以上陽極側になるような断続的な又番電
解を行ない、その後硝酸中浸漬により不働態化すること
を特徴とする光輝焼鈍ステンレス鋼の不働態化処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13186782A JPS5923882A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 光輝焼鈍ステンレス鋼の不働態化処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13186782A JPS5923882A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 光輝焼鈍ステンレス鋼の不働態化処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5923882A true JPS5923882A (ja) | 1984-02-07 |
JPH0372156B2 JPH0372156B2 (ja) | 1991-11-15 |
Family
ID=15067979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13186782A Granted JPS5923882A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 光輝焼鈍ステンレス鋼の不働態化処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923882A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4612095A (en) * | 1984-04-14 | 1986-09-16 | Nippon Steel Corporation | Method for improving corrosion resistance of bright annealed stainless steel |
JPH01234595A (ja) * | 1988-03-16 | 1989-09-19 | Kawasaki Steel Corp | 耐銹性に優れた光輝焼鈍フェライト系ステンレス鋼帯の製造方法 |
JPH0533156A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-09 | Hitachi Zosen Corp | ステンレス鋼部材の表面処理方法 |
JP2008274386A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Aichi Steel Works Ltd | 意匠性、耐食性に優れた表面処理ステンレス鋼及びその製造方法 |
-
1982
- 1982-07-28 JP JP13186782A patent/JPS5923882A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4612095A (en) * | 1984-04-14 | 1986-09-16 | Nippon Steel Corporation | Method for improving corrosion resistance of bright annealed stainless steel |
JPH01234595A (ja) * | 1988-03-16 | 1989-09-19 | Kawasaki Steel Corp | 耐銹性に優れた光輝焼鈍フェライト系ステンレス鋼帯の製造方法 |
JPH0533156A (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-09 | Hitachi Zosen Corp | ステンレス鋼部材の表面処理方法 |
JP2008274386A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Aichi Steel Works Ltd | 意匠性、耐食性に優れた表面処理ステンレス鋼及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0372156B2 (ja) | 1991-11-15 |
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