JPS5923340Y2 - スプリングを拘束した温度ヒユ−ズ - Google Patents
スプリングを拘束した温度ヒユ−ズInfo
- Publication number
- JPS5923340Y2 JPS5923340Y2 JP17018782U JP17018782U JPS5923340Y2 JP S5923340 Y2 JPS5923340 Y2 JP S5923340Y2 JP 17018782 U JP17018782 U JP 17018782U JP 17018782 U JP17018782 U JP 17018782U JP S5923340 Y2 JPS5923340 Y2 JP S5923340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- connector
- branch
- temperature
- fusible alloy
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
従来、スプリングの弾性を利用した温度ヒユーズは数種
市販されているが、いずれも接点や可溶合金の部分に常
時スプリングによる応力がかがっている。
市販されているが、いずれも接点や可溶合金の部分に常
時スプリングによる応力がかがっている。
従って温度ヒユーズの経時的変化や温度ヒユーズを取り
つけた機器例えば、電源トランス製造中のワニス含浸の
ように槽内温度を１００℃前後に設定した条件のもとて
数時間放置すると感温部や可溶合金が加熱による強度の
低下を生じるためスプリングの応力によって、その温度
ヒユーズが定格温度以下でも自然に断線して電源回路を
遮断する等、トランスの不良品を製造する結果となる。
つけた機器例えば、電源トランス製造中のワニス含浸の
ように槽内温度を１００℃前後に設定した条件のもとて
数時間放置すると感温部や可溶合金が加熱による強度の
低下を生じるためスプリングの応力によって、その温度
ヒユーズが定格温度以下でも自然に断線して電源回路を
遮断する等、トランスの不良品を製造する結果となる。
又、モーター、電磁ポンプその他のように使用時の温度
が７０〜１２０℃にも達する機器に内蔵した温度ヒユー
ズに於ては上述の理由により常時、定格温度以下でも断
線又は開放される危険にさらされている。
が７０〜１２０℃にも達する機器に内蔵した温度ヒユー
ズに於ては上述の理由により常時、定格温度以下でも断
線又は開放される危険にさらされている。
然るに温度ヒユーズは定格温度で溶断又は電源回路を開
放して電流を遮断し、事故を未然に防止することを目的
とするものであるが、これが定格温度以下で作動するこ
とは機器の不良を招来し、エアコンは止まり、冷蔵庫は
作動しない状態となり、又製造機械類は生産に支障する
を来たす結果となるなどの不測の災害を招来する危険が
ある。
放して電流を遮断し、事故を未然に防止することを目的
とするものであるが、これが定格温度以下で作動するこ
とは機器の不良を招来し、エアコンは止まり、冷蔵庫は
作動しない状態となり、又製造機械類は生産に支障する
を来たす結果となるなどの不測の災害を招来する危険が
ある。
本考案はこれに鑑みてなしたもので、スプリングの弾性
を利用して電源回路を強制的に遮断させるようになした
る温度ヒユーズに於て、接点及び可溶合金部分に常時ス
プリングの応力がががらないように作動子に突設した支
片をケースの構格内にて可溶合金にて溶着してスプリン
グを拘束し、定格温度でこの可溶合金を溶解せしめて瞬
間的にスプリングの拘束を解除し、該スプリングの弾性
を利用して電源回路を速断させることを特徴とする温度
ヒユーズである。
を利用して電源回路を強制的に遮断させるようになした
る温度ヒユーズに於て、接点及び可溶合金部分に常時ス
プリングの応力がががらないように作動子に突設した支
片をケースの構格内にて可溶合金にて溶着してスプリン
グを拘束し、定格温度でこの可溶合金を溶解せしめて瞬
間的にスプリングの拘束を解除し、該スプリングの弾性
を利用して電源回路を速断させることを特徴とする温度
ヒユーズである。
以下実施例によって説明する。
図に於て１は箱形などの密閉体より戊るケースで、この
ケース内にケースと一体が、図のようなケースとは別に
造った構格１ａをケースの一円端側に嵌め込んでケース
と一体にすると共にこの構格１ａ内に二本のリード線３
，４の引込部を挿入し、この両リード線を平行にして固
持するものであり、またこの両リード線の端部は略同じ
位置となるようになす。
ケース内にケースと一体が、図のようなケースとは別に
造った構格１ａをケースの一円端側に嵌め込んでケース
と一体にすると共にこの構格１ａ内に二本のリード線３
，４の引込部を挿入し、この両リード線を平行にして固
持するものであり、またこの両リード線の端部は略同じ
位置となるようになす。
２は作動子で、電導性の良好な銅系材例えば黄銅を以て
し、これを図に示す如く互いに平行となした両リード線
３，４の端部間を架構するようになした接続子２Ｃとこ
の接続子２Ｃと結合した脚状の支片２ａとより戊るＴ形
状となし、この支片２ａに恰も巻きつける如くにスプリ
ング２ｂを嵌挿し、このスプリングを圧縮し、常時弾撥
せんとする応力を存してその巻端と支片２ａの脚端とを
可溶合金を以て半田付５を行い作動子とスプリングの拘
束を行い第３図の如く１個の部品としての構成を採らせ
るものである。
し、これを図に示す如く互いに平行となした両リード線
３，４の端部間を架構するようになした接続子２Ｃとこ
の接続子２Ｃと結合した脚状の支片２ａとより戊るＴ形
状となし、この支片２ａに恰も巻きつける如くにスプリ
ング２ｂを嵌挿し、このスプリングを圧縮し、常時弾撥
せんとする応力を存してその巻端と支片２ａの脚端とを
可溶合金を以て半田付５を行い作動子とスプリングの拘
束を行い第３図の如く１個の部品としての構成を採らせ
るものである。
この纒め上げた作動子２の脚部となる支片２ａをケース
内の構格１ａのリード線３，４間位置に穿孔した有底孔
状の水孔１ｂ内に嵌め、作動子の接続子を両す−ド線３
，４間に渉らせ、作動子とリード線の接する部分で半田
付５の可溶合金と同一の可溶合金を以て半田付６ａ、６
ｂをなして回路の形成を行うものである。
内の構格１ａのリード線３，４間位置に穿孔した有底孔
状の水孔１ｂ内に嵌め、作動子の接続子を両す−ド線３
，４間に渉らせ、作動子とリード線の接する部分で半田
付５の可溶合金と同一の可溶合金を以て半田付６ａ、６
ｂをなして回路の形成を行うものである。
この場合可溶合金は５，６ ａ 、６ ｂの三者は必ず
しも同一の可溶合金でなくとも同一温度で以て換言すれ
ばこの三者が同時溶解するものであれば互に異なる可溶
合金を充てることができる。
しも同一の可溶合金でなくとも同一温度で以て換言すれ
ばこの三者が同時溶解するものであれば互に異なる可溶
合金を充てることができる。
この構成による時は可溶合金は周囲の温度の上昇で定格
温度に至れば同時に溶解し圧縮されといたスプリングは
その弾撥により作動子は押し上げられて第１図の状態よ
り第２図の状態となり両リード線間の回路を遮断するも
のである。
温度に至れば同時に溶解し圧縮されといたスプリングは
その弾撥により作動子は押し上げられて第１図の状態よ
り第２図の状態となり両リード線間の回路を遮断するも
のである。
本考案によるときはスプリングを作動子の支片に可溶合
金にてスプリングの弾撥力を殺した状態で１個の部品形
を採らせてリード線と作動子の溶着力に関係なくしてい
るため、取扱いが容易であり、組立が簡易となり、しか
も温度ヒユーズの接点即ちリード線と作動子との接点に
設けた可溶合金部分に常時スプリングの応力がかからな
いため定格温度以下で断線や回路が開放されることがな
いばかりか周囲温度が定格温度に達した時、支片に可溶
合金にて溶着固持され圧縮されていたスプリングの弾性
により温度ヒユーズを速断させ又は接点を開放する利点
があり、機器の安全と火炎や人身事故を未然に防止する
ことができる等、機器の製造メーカーとエンドユーザー
に及は゛す経済的精神的効果は大きい利点を有するもの
である。
金にてスプリングの弾撥力を殺した状態で１個の部品形
を採らせてリード線と作動子の溶着力に関係なくしてい
るため、取扱いが容易であり、組立が簡易となり、しか
も温度ヒユーズの接点即ちリード線と作動子との接点に
設けた可溶合金部分に常時スプリングの応力がかからな
いため定格温度以下で断線や回路が開放されることがな
いばかりか周囲温度が定格温度に達した時、支片に可溶
合金にて溶着固持され圧縮されていたスプリングの弾性
により温度ヒユーズを速断させ又は接点を開放する利点
があり、機器の安全と火炎や人身事故を未然に防止する
ことができる等、機器の製造メーカーとエンドユーザー
に及は゛す経済的精神的効果は大きい利点を有するもの
である。
第１図は作動前の、また第２図は作動後の夫々縦断図を
示し、第３図は作動片の詳細図である。 １・・・・・・ケース、１ａ・・・・・・構格、１ｂ・
・・・・・水孔、２・・・・・・作動子、２ａ・・・・
・・支片、２ｂ・・・・・・スプリング、２Ｃ・・・・
・・接続子、３・・・・・・リード線、４・・・・・・
リード線、５・・・・・・半田付、６ａ・・・・・・半
田付、６ｂ・・・・・・半田付。
示し、第３図は作動片の詳細図である。 １・・・・・・ケース、１ａ・・・・・・構格、１ｂ・
・・・・・水孔、２・・・・・・作動子、２ａ・・・・
・・支片、２ｂ・・・・・・スプリング、２Ｃ・・・・
・・接続子、３・・・・・・リード線、４・・・・・・
リード線、５・・・・・・半田付、６ａ・・・・・・半
田付、６ｂ・・・・・・半田付。
Claims (1)
- 先端を揃えるようにしてケース内に挿入された二本のリ
ード線端間に接続子を架は渡し、可溶金属にて溶着し、
且つ該接続子をスプリングの弾性を利用して電源回路を
一定温度に達した時強制的に遮断させるようになしたる
温度ヒユーズに於て、対向する二本のリード線端部間に
架は渡す接続子を丁字形とすると共にこの接続子の支片
にスプリングを圧縮した状態となるようにして支片下部
とスプリングとを可溶合金にて溶着して一個の部品とし
た接続子と、この接続子の支片下端をケース内に設けた
構格の水孔内に挿入せしめる構格とよす戊り、且つ前記
リード線端部と該接続子の接触部とを可溶合金にて溶着
固定し、上記スプリングを拘束した支片下部の可溶金属
及び接続子とリード線間との可溶合金を定格温度で溶解
せしめ瞬間的にスプリングの拘束を解除して、スプリン
グの弾性を働かせて電源回路を速断させるようになした
ことを特徴とするスプリングを拘束した温度ヒユーズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17018782U JPS5923340Y2 (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | スプリングを拘束した温度ヒユ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17018782U JPS5923340Y2 (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | スプリングを拘束した温度ヒユ−ズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58109141U JPS58109141U (ja) | 1983-07-25 |
| JPS5923340Y2 true JPS5923340Y2 (ja) | 1984-07-11 |
Family
ID=30102181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17018782U Expired JPS5923340Y2 (ja) | 1982-11-09 | 1982-11-09 | スプリングを拘束した温度ヒユ−ズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923340Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9455106B2 (en) * | 2011-02-02 | 2016-09-27 | Littelfuse, Inc. | Three-function reflowable circuit protection device |
| US20120194958A1 (en) * | 2011-02-02 | 2012-08-02 | Matthiesen Martyn A | Three-Function Reflowable Circuit Protection Device |
| DE102018126560B4 (de) * | 2018-10-24 | 2021-05-12 | Günther Spelsberg GmbH & Co. KG | Elektrische Verbindungsvorrichtung mit Sicherungselement und zugehöriges Verfahren |
-
1982
- 1982-11-09 JP JP17018782U patent/JPS5923340Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58109141U (ja) | 1983-07-25 |
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