JPS5923283B2 - 農園芸用殺菌剤 - Google Patents
農園芸用殺菌剤Info
- Publication number
- JPS5923283B2 JPS5923283B2 JP53145624A JP14562478A JPS5923283B2 JP S5923283 B2 JPS5923283 B2 JP S5923283B2 JP 53145624 A JP53145624 A JP 53145624A JP 14562478 A JP14562478 A JP 14562478A JP S5923283 B2 JPS5923283 B2 JP S5923283B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trichoporin
- agricultural
- fungicide
- blight
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、トリコポリンＢを有効成分として含有する農
園芸用殺菌剤に関する。
園芸用殺菌剤に関する。
トリコポリンＢ （Ｔｒｉｃｈｏｐｏｌｙｎ Ｂ ）は
、本発明者らにより、不完全菌の１種であるトリコデル
マ・ポリスポラム・ストレインＴＭＩ６０１４６（Ｔｒ
ｉｃｈｏｄｅｒｍａ ｐｏｌｙｓｐｏｒｕｍ ５ｔｒａ
ｉｎ ＴＭＩ６０１４６）の培養液から単離精製された
ものであって〔エクスペリエンチア（ＥＸＰＥＲＩＥＮ
ＴＩＡ）第３４巻２３７頁（１９７８）を参照〕、その
化学構造は未定であるが、このものがある種の人の病原
菌およびキノコ類の病原菌に対して抗菌活性を有するこ
とが見い出され、すでに報告されている（前記文献を参
照）。
、本発明者らにより、不完全菌の１種であるトリコデル
マ・ポリスポラム・ストレインＴＭＩ６０１４６（Ｔｒ
ｉｃｈｏｄｅｒｍａ ｐｏｌｙｓｐｏｒｕｍ ５ｔｒａ
ｉｎ ＴＭＩ６０１４６）の培養液から単離精製された
ものであって〔エクスペリエンチア（ＥＸＰＥＲＩＥＮ
ＴＩＡ）第３４巻２３７頁（１９７８）を参照〕、その
化学構造は未定であるが、このものがある種の人の病原
菌およびキノコ類の病原菌に対して抗菌活性を有するこ
とが見い出され、すでに報告されている（前記文献を参
照）。
本発明者らは、このトリコポリンＢについてさらに研究
を重ねた結果、このものが各種の植物に被害を与える細
菌およびカビ類に対してもすぐれた抗菌活性を示すこと
を見い出し、それら微生物に起因する植物病害の防除に
顕著な効果を有することを知り、本発明を完成するにい
たった。
を重ねた結果、このものが各種の植物に被害を与える細
菌およびカビ類に対してもすぐれた抗菌活性を示すこと
を見い出し、それら微生物に起因する植物病害の防除に
顕著な効果を有することを知り、本発明を完成するにい
たった。
本発明の農園芸用殺菌剤は、たとえば、稲立枯病、稲イ
モチ病、稲胡麻葉枯病、福山葉枯病、キュウリ炎症病、
トマト灰色疫病、ナス菌核病、メロン蔓枯病、トマト輪
紋病、桃センコウ細菌病、柑橘潰瘍病、レタス斑点細菌
病、ナシの黒斑病などに対して有効であり、なかでも、
稲立枯病、稲イモチ病、稲胡麻葉枯病、福山葉枯病、キ
ュウリ炎症病、トマト灰色疫病、ナス菌核病、メロン蔓
枯病およびナシの黒斑病に対し、とくにすぐれた効果を
発揮する。
モチ病、稲胡麻葉枯病、福山葉枯病、キュウリ炎症病、
トマト灰色疫病、ナス菌核病、メロン蔓枯病、トマト輪
紋病、桃センコウ細菌病、柑橘潰瘍病、レタス斑点細菌
病、ナシの黒斑病などに対して有効であり、なかでも、
稲立枯病、稲イモチ病、稲胡麻葉枯病、福山葉枯病、キ
ュウリ炎症病、トマト灰色疫病、ナス菌核病、メロン蔓
枯病およびナシの黒斑病に対し、とくにすぐれた効果を
発揮する。
本発明の農園芸用殺菌剤における有効成分のトリコポリ
ンＢは、前記のような各種の植物病の原因となる植物病
原菌に対してすぐれた抗菌活性を示すもので、以下にそ
の実験結果を示す。
ンＢは、前記のような各種の植物病の原因となる植物病
原菌に対してすぐれた抗菌活性を示すもので、以下にそ
の実験結果を示す。
抗菌試験
トリコポリンＢを２チメタノール溶液とし、水で所定濃
度に希釈後、各濃度の溶液１−をペトリ皿にとり、９ｒ
ｒＬｌのポテト・デクストロース寒天培地（ＰＤＡ培地
）と混合して、各種濃度の寒天平板を作成した。
度に希釈後、各濃度の溶液１−をペトリ皿にとり、９ｒ
ｒＬｌのポテト・デクストロース寒天培地（ＰＤＡ培地
）と混合して、各種濃度の寒天平板を作成した。
ＰＤＡ培地で予め培養した供試菌の菌そうの先端部を直
径１０龍のコルクポーラ−で打ち抜いて菌そうのディス
クを作り、これを菌そう面を下にして上記で作成した各
寒天平板上に静置し：菌そうの生育の有無を２日後に肉
眼で観察して菌そうの生育を完全に阻止する最低発育阻
止濃度（ｐｐｍ）を調べた。
径１０龍のコルクポーラ−で打ち抜いて菌そうのディス
クを作り、これを菌そう面を下にして上記で作成した各
寒天平板上に静置し：菌そうの生育の有無を２日後に肉
眼で観察して菌そうの生育を完全に阻止する最低発育阻
止濃度（ｐｐｍ）を調べた。
その結果を次表に示す。本発明の農園芸用殺菌剤は、通
常の農園芸用殺菌剤と同様に、有効成分であるトリコポ
リンＢを適当な製剤の形に調製して用いられ、たとえば
、必要により、適当な固体担体、液体担体、懸濁化剤、
展着剤などを用いて、粒剤、粉剤、分散剤、水和剤、錠
剤、油剤、噴霧剤、煙霧剤などの任意の形態に調整され
る。
常の農園芸用殺菌剤と同様に、有効成分であるトリコポ
リンＢを適当な製剤の形に調製して用いられ、たとえば
、必要により、適当な固体担体、液体担体、懸濁化剤、
展着剤などを用いて、粒剤、粉剤、分散剤、水和剤、錠
剤、油剤、噴霧剤、煙霧剤などの任意の形態に調整され
る。
用いられる担体としては、クレー、カオリン、ベントナ
イト、タルク、酸性白土、硅藻土、炭酸カルシウム、ニ
トロセルローズ、デンプン、アラビアゴム、炭酸ガス、
フレオン、水、ベンゼン、ケロシン、アルコール、アセ
トン、キシレン、メチルナフタレン、シクロヘキサノン
、動植物脂肪酸エステルなどが挙げられる。
イト、タルク、酸性白土、硅藻土、炭酸カルシウム、ニ
トロセルローズ、デンプン、アラビアゴム、炭酸ガス、
フレオン、水、ベンゼン、ケロシン、アルコール、アセ
トン、キシレン、メチルナフタレン、シクロヘキサノン
、動植物脂肪酸エステルなどが挙げられる。
また懸濁化剤、展着剤などとしては、通常の界面活性剤
、例えば石鹸、高級アルコールの硫酸エステル、アルキ
ルスルホン酸塩、第４級アンモニウム塩、ポリアルキレ
ンオキシドなどを例示できる。
、例えば石鹸、高級アルコールの硫酸エステル、アルキ
ルスルホン酸塩、第４級アンモニウム塩、ポリアルキレ
ンオキシドなどを例示できる。
上記のように調製される本発明の農園芸用殺菌剤中、ト
リコポリンＢの配合量は、その使用形態に応じて適宜に
決定できる。
リコポリンＢの配合量は、その使用形態に応じて適宜に
決定できる。
例えば分散剤や水利剤などの形態とするには、０．１〜
９０重量係重量囲とするのが好ましく、また粉剤や油剤
などの形態では０．１〜１０重量係重量の範囲とするの
が適当である。
９０重量係重量囲とするのが好ましく、また粉剤や油剤
などの形態では０．１〜１０重量係重量の範囲とするの
が適当である。
本発明の農園芸用殺菌剤は、その使用に当っては公知の
農園芸用殺菌剤と同様に殺菌効果を必要とする箇所に散
布、噴霧、塗布などにより適用できる。
農園芸用殺菌剤と同様に殺菌効果を必要とする箇所に散
布、噴霧、塗布などにより適用できる。
その適用量は適宜に決定できるが、通常１ヘクタール当
り有効成分量が０．１〜１０に？、好ましくは０．１〜
５ Ｋｇ、程度となる量を目安とすればよく、勿論これ
は植物やその病害の程度に応じて適宜増減できる。
り有効成分量が０．１〜１０に？、好ましくは０．１〜
５ Ｋｇ、程度となる量を目安とすればよく、勿論これ
は植物やその病害の程度に応じて適宜増減できる。
また、これは例えば他の農園芸用殺菌剤や殺虫剤または
除草剤、肥料物質、土壌改良剤などと併用することも可
能である。
除草剤、肥料物質、土壌改良剤などと併用することも可
能である。
つぎに本発明の農園芸用殺菌剤の製剤例を示すが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
明はこれらに限定されるものではない。
製剤例 １
トリコポリン ２０重量部タルク
９８０ 〃上記各成分を混合
し、研磨して粉剤を得る。
９８０ 〃上記各成分を混合
し、研磨して粉剤を得る。
製剤例 ２
トリコポリンＢ ５０重量部ドデシ
ルベンゼンスルホン酸ソー ダ ５
〃ノニルフェニルポリオキシエチレ ンエーテル
５ 〃キシレン ４０
〃上記各成分を混合溶解して乳剤とし、用時水で希釈し
て噴霧剤として用いる。
ルベンゼンスルホン酸ソー ダ ５
〃ノニルフェニルポリオキシエチレ ンエーテル
５ 〃キシレン ４０
〃上記各成分を混合溶解して乳剤とし、用時水で希釈し
て噴霧剤として用いる。
製剤例 ３
トリコポリンＢ ３０重量部硅藻土
３５ 〃クレー
２５ 〃アルキルアリルポリグリコ
ールエ ーチル ５ 〃ポリビニ
ルアルコール ５重量部以上均一に混合し
、粉砕して水利剤とする。
３５ 〃クレー
２５ 〃アルキルアリルポリグリコ
ールエ ーチル ５ 〃ポリビニ
ルアルコール ５重量部以上均一に混合し
、粉砕して水利剤とする。
Claims (1)
- １ トリコポリンＢを有効成分として含有することを特
徴とする農園芸用殺菌剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53145624A JPS5923283B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | 農園芸用殺菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53145624A JPS5923283B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | 農園芸用殺菌剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5572104A JPS5572104A (en) | 1980-05-30 |
| JPS5923283B2 true JPS5923283B2 (ja) | 1984-06-01 |
Family
ID=15389307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53145624A Expired JPS5923283B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | 農園芸用殺菌剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923283B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6268441U (ja) * | 1985-10-16 | 1987-04-28 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0617292B2 (ja) * | 1987-10-14 | 1994-03-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 微生物防除剤 |
| CN102994397B (zh) * | 2012-11-26 | 2014-07-30 | 云南省农业科学院农业环境资源研究所 | 一株暗双孢agr0073菌株及其抗香蕉小窦氏叶斑病微生物制剂与应用 |
-
1978
- 1978-11-24 JP JP53145624A patent/JPS5923283B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6268441U (ja) * | 1985-10-16 | 1987-04-28 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5572104A (en) | 1980-05-30 |
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