JPS5923168Y2 - 引き止め柱 - Google Patents

引き止め柱

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Publication number
JPS5923168Y2
JPS5923168Y2 JP17824582U JP17824582U JPS5923168Y2 JP S5923168 Y2 JPS5923168 Y2 JP S5923168Y2 JP 17824582 U JP17824582 U JP 17824582U JP 17824582 U JP17824582 U JP 17824582U JP S5923168 Y2 JPS5923168 Y2 JP S5923168Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing bars
fixing plate
concrete column
eccentric
pole
Prior art date
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Expired
Application number
JP17824582U
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English (en)
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JPS58110146U (ja
Inventor
一一 佐々
Original Assignee
大日コンクリ−ト工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大日コンクリ−ト工業株式会社 filed Critical 大日コンクリ−ト工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一方向に強い荷重を受けるPCポールあるいは
RCポールの改良である引き止め柱に関するものである
一般に、配電線や通信線に使用されるPCポール等にお
いて末端に配置されるポールあるいは町角に配置される
ポールには一方向の荷重が加えられる。
従来、このような一方向荷重の加わるポールには支線や
支柱等を設は一方向荷重に抵抗を与えて平衡させるよう
な試みがされていた。
しかしながら、このような支線や支柱は交通障害を起す
欠点があった。
従って、このような支線や支柱を設けずに一方向に大き
な耐張性のある引き止め柱が要望されていた。
本考案の目的は一方向に対する曲げ強度を増大させ且つ
転倒抵抗を大きくして上記の如き支線や支柱等を一切不
必要とする実用上有益な引き止め柱を提供することにあ
る。
以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明する
第1図は本考案を実施する引き止め柱を示し、この引き
止め柱は僅かなテーパを有するコンクリート柱1を有す
る。
このコンクリート柱1にはその円周方向に通常の態様で
複数の鉄筋2が配置されている(第2図参照)。
このように構成されたものは通常PCポール(又はPC
ポール)と称される。
これら鉄筋に加えてコンクリート柱の円周の一部には第
2図に示すように複数の偏心鉄筋3 (PC鋼材)が配
置されている。
尚、これら偏心鉄筋は通常のPCポールの両端の蓋を取
り付ける前かまたは既に蓋を取付けたものは蓋を取り去
ってから配置される。
コンクリート柱の未口には板状の末日定着板4が又元口
には元日定着板5が夫々取付けられ、上記鉄筋2および
偏心鉄筋3はその端部がこれら末口定着板および元日定
着板に固定される。
即ち、第3図および゛第4図に示すように、鉄筋2およ
び3は末口および元口の定着板に設けられた貫通孔4a
および5aに通され鉄筋の端部に設けられたねじにナツ
ト6がねじ込まれる。
次いで図示しないセンターホール形油圧ジヤツキで通常
の方法で鉄筋を緊張後ナツト6を更に締め込んで鉄筋を
所要の緊張状態に保持する。
偏心鉄筋があるためこの緊張によって一方向に耐張性の
ある引き止め柱が得られる。
尚、使用する鉄筋は予め防錆処理を施しておくと、好ま
しい。
元日定着板5は第4図に明瞭に示すようにコンクリート
柱1に接続される円筒部7とこの円筒部の下端に設けら
れたつば部8とから戒っている。
円筒部7はコンクリート柱の外径から連続した外径から
戒り、つば部8の外径りは円筒部7の外径より約50
mm以上大きい。
この元日定着板はコンクノートプレキャストから成る。
この元日定着板をコンクリート柱に取付けるには、コン
クリート柱1の元口蓋取付用ボルトにカップラー9、取
付ボルト10を取り付け、元日定着板5の貫通孔5aに
貫通させ、取付ポル) 10の端部をナラ1〜6で定着
して終る。
この取付ボルト10の他に偏心PC鋼棒3が取り付くの
で、特に荷重方向に対しては曲げ強度の高い一体のもの
となり、根入れ長さが元口定着板5の長さ1だけ長くな
るので、それだけ転倒に対する基礎の抵抗が大きくなる
次に本考案の特長について設計計算面等により説明する
支線、支柱の最大負荷は、電柱の荷重の%とされている
ので、引き止め柱の荷重方向に対する曲げ強度は、設計
曲げ強度の2倍あればよいことになる。
曲げ強度を2倍にするには、少なくともプレストレスを
2倍以上にする必要があり、従ってPC鋼材も2倍以上
にする必要があるが、偏心して配置すれば、縮少するこ
とができる。
しかし偏心したプレテンション状態で遠心成型すること
は、好ましくなく型枠も傷み易い。
またPC鋼材の配置が密になりナツトの取付けが困難と
なる外に、コンクリートの収縮等によるプレストレスロ
スも大きい。
本考案は、コンクリート強度が高くなり、初期収縮が終
った戊型済品にボストテンションによりプレストレスを
与えるもので、PC鋼材を非常に有効に使用できる。
従って、荷重が小さい時は偏心鉄筋のうち内側のものの
みで用が足り、大設計荷重となって始めて外側配置のP
C鋼材を要することとなる。
このようにしてポールそのものの一方向に対する曲げ強
度を高くしても、基礎がその負担に耐えなければ、斜傾
、転倒する。
基礎については、安全率が2となるよう定められており
、その計算式は日本電気協会の技術規程に記載のものに
よるが、荷重が2倍になっても、元日定着板5の長さ1
か40cm(根入れ深さが40 cm長くなる)のもの
を取り付ければ、略々同一の安全率となる。
従って元日定着板5 (1=40cm)を用い、所要の
PC鋼材による緊張を与えれば、充分引き止め柱として
有効な曲げ強度、基礎強度が、比較的簡単に得られるの
である。
尚、元日定着板5のつば部の外径をポール1の元口径よ
す50mm以上大きくしているが、内側偏心鉄筋のみで
よい荷重のときは、同一外径でよいし、元日定着板5の
円筒部分の長さだけ長いポール1を予め成型して置けば
、元日定着板5は円筒部のない円板部のみの形状でよい
こととなる。
従ってこれらの事項は全て本考案の技術的範囲に属する
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る引き止め柱の断面立面図、第2図
はその上面図、第3図はその末口部の断面図、第4図は
その元口部の断面図である。 1・・・・・・コンクリート柱、2・・・・・・鉄筋、
3・・・・・・偏心鉄筋、4・・・・・・末口定着板、
5・・・・・・元口定着板、7・・・・・・円筒部、8
・・・・・・つば部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート柱と該コンクリート柱の円周方向に配置さ
    れた複数の鉄筋とから戊る鉄筋コンクノート柱において
    、前記コンクリート柱の円周方向の一部に配置された偏
    心鉄筋と前記コンクリート柱の末日および元口に取付け
    られて前記鉄筋および偏心鉄筋を支持する定着板とを備
    え、前記元口に配置された定着板はコンクリート柱の下
    端に接続された円筒部と該円筒部の下端に設けられたつ
    ば部とから戊り、前記偏心鉄筋は前記コンクノート柱の
    半径方向で円周方向に配置された鉄筋の内側と外側とに
    配置され且つ前記定着板を通してボストテンションによ
    り緊張されて定着されることを特徴とする引き止め柱。
JP17824582U 1982-11-25 1982-11-25 引き止め柱 Expired JPS5923168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17824582U JPS5923168Y2 (ja) 1982-11-25 1982-11-25 引き止め柱

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JP17824582U JPS5923168Y2 (ja) 1982-11-25 1982-11-25 引き止め柱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58110146U JPS58110146U (ja) 1983-07-27
JPS5923168Y2 true JPS5923168Y2 (ja) 1984-07-10

Family

ID=30102384

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17824582U Expired JPS5923168Y2 (ja) 1982-11-25 1982-11-25 引き止め柱

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JP (1) JPS5923168Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015178709A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 大日コンクリート工業株式会社 強度方向性を有するプレストレストコンクリートポール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015178709A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 大日コンクリート工業株式会社 強度方向性を有するプレストレストコンクリートポール

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58110146U (ja) 1983-07-27

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