JPS59227446A - 積層構造物 - Google Patents

積層構造物

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JPS59227446A
JPS59227446A JP10099483A JP10099483A JPS59227446A JP S59227446 A JPS59227446 A JP S59227446A JP 10099483 A JP10099483 A JP 10099483A JP 10099483 A JP10099483 A JP 10099483A JP S59227446 A JPS59227446 A JP S59227446A
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laminate
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寛 井上
岩浪 邦夫
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Toa Nenryo Kogyyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、金属層と変性ポリオレフィン層との層間接着
性、特に耐久接着性に優れる積層構造物に関するもので
ある。
従来、ポリオレフィン層の両側に金属層′fIr:積層
した積層物は、土木、建築、家具、装飾用、自動車用物
品などの各種用途に用いられている。
これら積層物の金属層とポリオレフィン層との接着性を
向上させる方法として、例えばポリオレフィンに不飽和
カルボン酸またはその誘導体を反応させた変性ポリオレ
フィンを介して、酸処理を行った金属箔や金属板を積層
する方法、あるいはリン酸亜鉛等の化成処理をした金属
板にエポキシ系のプライマーを塗布したものと変性ポリ
オレフィンまたはポリオレフィンとを積層する方法など
が知られている。
しかしながら、これらの方法で得られる積層物は、高い
層間接着性が得られるものの、変性ポリオレフィンを介
する積層物は耐水性、耐塩水性をはじめとする耐久接着
性が十分ではなく、また成形温度も比較的高い条件を必
要とする。
また、エポキシ系プライマーを用いるものは、プライマ
ーの硬化時間が長く、かつ高い温度を必要とするために
作業性が悪く、またプライマーコストが高くなるという
問題があった。
本発明は、従来知られている金属層と変性ポリ4レフイ
ン層とからなる積層物におけるこのような問題点を改良
する目的で、よ9優れた接着力と苛酷な使用条件下であ
っても優れた耐久接謳力を有し、しかも高能率で製造で
きる積層構造物について倹剖を行った結果、完成したも
のである。
すなわち、不発明は一般式1(’mS l (0R2)
 4− m(す〔但し、R1は極性基が置換したアルキ
ル、シクロアルキルもしくはアリール、R2は置換基を
有してもよいアルキルもしくはアリールを示し、m=1
もしくは2であるって示される親水性有機シラン化合物
、および一般式R3n5 i (OR’)4−n(2)
〔但し、R3は置換基を有してもよいアルキル、ビニル
、アリールもしくはノクロアルキル R4は置換基′f
:有してもよいアルキルもしくはアリールを示し、n=
1もしくは2である〕で示される非親水性有機シラン化
合物とから得られるポリシロキサン膜を有する金属層と
ポリオレフィンの一部または全部が不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体と反応してなる変性ポリオレフィン層と
からなることを%徴とする積層構造物に関する。
本発明における一般式R’mSi (OR2) 4− 
m (1)で示される親水性有機ソラン化合物としては
、R1が不飽和カルボン酸、その酸無水物またはそのエ
ステル類と親和性のある窒素、酸素、硫黄、リン、など
の元素を含む極性基で置換したアルキル、シクロアルキ
ルもしくハアリールで、R2が置換基を有してもよいア
ルキルもしくはアリールであり、m=1.2もしくは6
であるものがあげられる。これらのうちでは、m=1の
ものが特に好ましい。上記の極性基としては、例えば、
アミノ、ウレイド、クリシトキシ、エポキシ、メルカプ
ト、メタクリロキシ、アニリノ基が挙げられ、上記置換
基としてはメトキシ基が挙げられる。
R1の具体的なものとしては、例えばγ−アミノプロピ
ル、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピル、
γ−ウレイドプロピル、γ−グリシドキシプロピル、β
−(3,4−エポキンシクロヘキンル)エテル、バラア
ミノフェニル、γ−メνレカブトプ口ピル、γ−アニリ
ノプロピル、N−β−(N−ビニルベンジルアミノエチ
ル)−γ−アミツブ+1ピルなどがあげられる。また、
R2の具体的なものとしては、例えばメチル、エチル、
プロピル、ブチル、β−メトキシエチル、フェニルなど
があげられる。これら親水性有機シラン化合物のうちで
は、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノブロピルトリメトキンンラン、r−ウ
レイドプロピルトリエトキシソラン、γ−アニリノプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジ
ルアミノエチル)−γ−アミノプロピルメトキシシラン
などが好址しい。
本発明における一般式R3n5 i (OR’ ) 4
− H(2)で示される非親水性有機シラン化合物とし
ては、R3が置換基を有してもよいアルキル、ビニル、
アリールもしくはシクロアルキルで、R’  カ1if
fi換基を有してもよいアルキルもしくはアリールを有
し、n=1もしくは2であるものがあけら几る。
R3の具体的なものとしては、例えばメチル、エチル、
フロビル、ブチル、ビニル、シクロヘキシル、フェニル
、オクタテ゛ノル、γ−メタクリロキシプロピルなどが
あけられる。R4の具体的なものとしては、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、β−メトキンエチル、
フェニルなどがあげられる。これら非親水性有機シラン
化合物のうちでは、ヒニルトリメトキシノラン、γ−メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン、シクロへキ
シルトリエトキシシランなどが好ましい。
本発明における金属層としては、厚さ1問以下、好まし
くは0.02〜0.5■の鉄、アルミニラム、錫、鋼、
ニッケル、亜鉛などの金属およびこれらの1種丑たは2
種以上を主成分とする金kJ6、例えばステルススチー
ルなどがあけられる。これら金属の中では、鉄またはア
ルミニウムが好ましく、鉄としては、例えばJIS G
6141で規定されるような冷間圧延鋼板などがあけら
れる。とhら金属層は酸洗いまたは脱脂処理またはリン
酸亜鉛などの化成処理して用いられる。
本発明における一般式R’ m S i (OR2)4
 、、、 m (1)で示される親水性有機ソラン化合
物〔以下有機シラン化合物(1)という〕および一般般
式3n5 i (OR’ )4−nで示される非親水性
有機シラン化合物〔以下有機ソラン化合物(2)という
〕から得られるポリシロキサン族を有する金属層の製造
方法としては、例えば上記の金属層表面に前記の有機シ
ラン化合物の(1)および(2)との混合物の溶液を塗
布して加熱乾燥する方法、または上記金属層表面に前記
有機シラン化合物の(1)および(2)の溶液を個別に
塗布し、加熱乾燥してポリシロキサン膜を順次個別に成
形して積層する方法などがあげられる。なお、ポリシロ
キサン膜全個別に成形して積層する場合は、金属表面に
有機シラン化合物(2)のポリシロキサン膜、次に有機
シラン化合物(1)のポリシロキサン膜の順で積層する
ことが好ましい。
有機シラン化合物の(1)および(2)の混合物の溶液
を用いる場合の混合比は、親水性有機シラン化合物(1
)・−(a)および非親水性有機シラン化合物(2)−
(b)とが、a/(a+b)X100=95〜20、好
ましくは90〜50の範囲である。親水性有機シラン化
合物(1)の比が、95を越える場合は二次密着性が低
下し、一方20未満の場合は接着強度が低下するために
ともに好ましくない。
なお、有機シラン化合物(1)および(2)の混合比が
上記の範囲内であれば二種以上を混合してもよい。
有機シラン化合物の溶液調製方法としては、上記二種の
有機シラン化合物を水または水と混合することのできる
溶媒、例えばメタノール、エタノール、プロパツール、
t−ブタノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルセロソルブなどに0.05〜’10重量係、好ましく
は0、1〜2重量%を溶解して均一な溶液とする。
混合溶液の調製は、特に限定されず、混合してから溶解
するか、別々に溶解してから混合してもよい。また、溶
解してから加熱するか、加熱溶媒に溶解するかどちらで
もよい。
均一な溶液としたこの溶液を常温〜100℃、好ましく
は常温〜80℃で、脱スケールした金属表面に塗布する
か、または金属表面を該溶液中に浸αイする方法があけ
られる。塗布方法としてハ、グラビアロール、エアスプ
レー、スプレー、ロールコータ−1刷毛などの方法があ
るが、連続的に処理するにはグラビアロール、エアスプ
レー、ロールコータ−1浸漬などが好ましい。
このようにして塗布された金属表面は、例えば熱風乾燥
器や誘導加熱器などの加熱器を用いて、温度60〜25
0℃、好ましくは80〜200℃で、2秒〜10分間、
好ましくは10秒〜5分間加熱乾燥して溶媒を除去する
と同時にシラノール縮合全行わせ、ポリシロキサンの被
膜を形成芒せる。
また、有機シラン化合物の(1)および(2)を個別に
塗布、シ、加熱乾燥してポリシロキサン膜を績ktする
場合は、前記の有機シラン化合物の(1)および(2)
を水または水と混合することのできる溶媒、例えばメタ
ノール、エタノール、プロパツール、t−ブタノール、
アセトン、メチルエチルケトン、メチルセロソルブなど
の溶媒に005〜10m!%、好ましくは0.1〜2重
量%をそれぞれ個別に溶解して均一な溶液とする。
溶解の方法は特に限定されず、常温で溶解して加熱する
か、加熱溶媒に溶解するどちらでもよい。
まず、有機シラン化合物(2)の溶液を常温〜100℃
、好ましくは常温〜80℃で酸洗いまたは脱脂処理した
金属表面に塗布するか、または該溶液中に浸漬した後、
溶媒を充分に乾燥除去し、次いで有機シラン化合物(1
)の溶液で同様に処理する。各有機シラン化合物溶液の
塗布方法および加熱乾燥方法は、前記の有機シラン化合
物の混合溶液ヲ用いる場合と同様の条件で行い、ポリシ
ロキサン膜を形成させる。
なお、加熱乾燥して表面にポリシロキサン膜を形成した
金属層は冷却されないうちに続いて変性ポリオレフィン
層と積層することが経済的に好ましい。
上記の金属層の表面に形成されるポリシロキサンの膜厚
は、有機シラン化合物の濃度および塗装ロールに設置さ
れたドクターナイフとロールとのクリアランスなどによ
って自由に制御することができ、その目的によって適宜
選択されるが、得られる積層構造物の性能上から通常は
5μ以下が好葦しく、特に1μ以下とすることが好まし
い。ポリシロキサン膜を必要以上に厚くすることは残留
ひずみが残るために好ましくないし、また経済的にも好
ましくない。
本発明における不飽和カルボン酸またはその誘導体と反
応した変性ポリオレフィンの原料となるポリオレフィン
としては、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテノ、3メチル−1−ブテン、1・−ヘキセン、4メ
チル−1−ペンテンなどのα−オレフィンの単独M合n
もしくは上記1種のモノマーと10モルチ以下、好マし
くは7モル係以下の他のα−オレフィンとの共重合体ま
たはこれらの混合物で、x!分析による結晶化度が20
%以上のもの、または上記α−オレフィンとアシロキシ
、特ニアセトキシ置換体、例えば酢酸ビニルとの共重合
体必るいはこれらのけん化物さらには炭化水累糸エラス
トマー、例えばポリイソブチレンゴム、ブチルゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、エチレンープロピレンージエ
ンターポリマー、エチレン−1−ブテンゴム、ブタジェ
ンゴム、スチレン−ブタジェンゴム、エチレン−ブタジ
ェンゴムなどがあげられる。これらポリオレフィンは単
体または混合物で用いられる。これらのうちでは、ポリ
エチレン、ポリプロピレンおよびこれらにポリイソブチ
レンゴム、エチレン−プロピレンゴム、エチレン−1−
ブテンゴムまたはブチルゴムを配合したポリオレフィン
が特に好ましい。ポリエチレンとしては、密度が0.9
10〜α960 f/cc 、 メルトインデックス(
190℃)カ0.05〜100r710分のものが好ま
しい。
ポリプロピレンとしては、メルトフローインデックス(
230℃)が0.05〜10グ/10分のホモポリプロ
ピレンまたはランダムもしくはブロック共重合体が好捷
しい。ポリイソブチレンゴムとしては、イソブチレンの
単独重合した密度が090〜0.937/cc、粘度平
均分子量、がlX105〜lX107もの、イソブチレ
ンとイノプレンの共重合ゴムでイソプレン含有量が1〜
10重量係、100℃に於けるムニー粘度が10〜30
0、密度が090〜0.9.5 f/ccのもの、およ
びイソブチレンとクロロプレンの共重合ゴムでクロロプ
レン含有量が0,5〜10重量係、100℃に於けるム
ニー粘度が10〜500、密度が0.90〜0.95 
?/ccのものが好マシい。エチレン−プロピレンゴム
およびエチレン−1−ブテンゴムとしては、エチレンの
含有量が10〜90重量%、100℃に於けるムーニー
粘度が10〜200、密度が0.85〜0、90 f/
ccのものが好ましい。
本発明における変性ポリオレフィンは、上記のポリオレ
フィンの一部または全部を不飽和カルボン酸もしくは七
〇誇導体でグラフト変性して製造される。また、変性ポ
リオレフィンには、製造された変性ポリオレフィンをナ
イロン6、ナイロン66、ナイロン6.10、ナイロン
12などのナイロン、ポリビニルフォルマール、ポリビ
ニルアセタール、またはポリエステルエラストマー、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トなどに混合したものも含まれる。
不飽和カルボン酸またはその誘導体としては、アクリル
酸、メククリル酸、フマル酸、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、シトラコン酸、無水シトラコン酸、イタコン酸、
無水イタコン酸、エンド−ビシクロ(2,2,1) −
1,4,s、6,7.y、−ヘキサクロロ−5−へブテ
ン−2,3−ジカルボン酸、エンド−ビンクロ(2,2
,i ) −1,4,5,<S、7゜7−へキサクロロ
−5−へブテン−2,3−無水ジカルボン酸、エンドビ
シクロ−(2+211 〕−5−へブテン−2,6−ジ
カルボン酸、エンドビシクロ−[2,2,1、] −5
−へブテン−2,3−無水ジカルボン酸、シス−4−シ
クロヘキセン−1,2無水ジカルボン酸、アクリル酸メ
チル、メタクリルi没メチル、アクリル酸エチル、メタ
クリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチ
ル、アクリル酸グリンジル、メタクリル酸グリシジル、
マレイン散モノエチルエステル、フマルtRモノメチル
エステル、マレイン酸ジエチルエステル、フマル酸ジエ
チルエステル、イタコン酸モノメチルエステル、イタコ
ン酸ジエチルエステル、アクリルアミド、メタクリルア
ミド、マレイン1震モノアミド、マレイン酸ジアミド、
マレイン岐−N−モノエチルアミド、マレイノ?WN、
N、ジエチルアミド、マレイン酸NINジブチルアミド
、フマルr設モノアミド、フマル酸ジアミド、フマルe
−N−モノエチルアミド、フマル酸−NIN−ジブチル
アミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、N−フェ
ニルマレイミド、アクリル酸ナトリウム、メタクリル酸
ナトリウム、アクリル酸カリウム、メククリル酸カリウ
ム等を挙げることができる。こ九らの中では無水マレイ
ン酸、エツトビシクロ(: 2,2,1 )−5−へブ
テン−2,3−無水ジカルボン酸が特に好ましい。
ポリオレフィンに上記の不飽和カルボン酸またはその誘
導体のモノマーをグラフト変性する方法としては、公知
の種々の方法を採用することができる。例えば、ポリオ
レフィンとグラフトモノマーを溶媒の存在下または不存
在下でラジカル発生剤を添加して添加せずに高温に加熱
することによって行われる。反応に際しスチレン、ビニ
ルシランのような他のビニルモノマーを共存させてもよ
い。ポリオレフイノへのグラフトモノマーのグラフト量
は、10=3〜2重i%の範囲にあるように調製するの
が好ましい。ポリオレフィンは一部または全部が不飽和
カルボン酸またはその誘導体でクラフトされていてもさ
しつかえないが、工業的製造上からは、予めグラフト率
10−3〜3重に%の変性ポリオレフィンを製造してお
き、次に未変性ポリオレフィンに、この変性ポリオレフ
ィンを混合することが組成物中のグラフトモノマーの濃
度を適当に調藍できるために好ましい。
本発明の積層物は、表面に有機シラン化合物からなるポ
リシロキサンの膜を有する金属層と変性ポリ、オレフィ
ン層とを、金属層/ポリシロキ1ノン膜/変性ポリオレ
フィン層となるように積層したものを基本構成とするも
ので、このような構成を含むものであれば積層物の多層
化は制限されない。例えば変性ポリオレフィンと接着性
のあるポリシロキサン膜を有する金属層、または合成樹
脂、例えば未変性のポリオレフィン、ポリアミド、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、アクリル系
樹脂などを芯材または外装材として積層したもの、例え
ば金属層/ポリシロキサン膜/変性ポリオレフィン層/
ポリシロキサン膜/金属層、金属)vi/ホリシロキサ
ン膜/変性ポリオレフィン層/ 芯材tL4 m1層/
変性ポリオレフィン層/ポリ−)ロキサン膜/金属層、
金属層/ポリシロキ→ノン膜/変性ポリオレフィン層/
外装材樹脂層またはポリシロキサン膜を有する金属層を
芯材とする上記の構成などがあげられる。
上記積)fl構造物の製造方法は、ポリシロキサン膜を
有する金属層、変性ポリオレフィン層、芯材または外装
材の樹脂層とを連続的またはバッチ式で供給し、加熱加
圧して積層することによって得られる。
連続的な製造方法としては、例えば溶融状態にある変性
ポリオレフィンのシートおよび2枚の予熱された表面に
ポリシロキサン膜処理した鋼板を、鋼板/ポリシロキサ
ン膜/変性ポリオレフィン層/ポリシロキサン膜/鋼板
の構成となるように加熱加圧ローラー間に供給し、温度
100〜250℃、好ましくは120〜200℃、圧力
o、 i〜10kg/(7)2、好ましくは0.4〜4
k19/crn2  の条件で積層する。址た、パッチ
式の製造方法は、例えば変性ポリオレフィンのシートお
よび2枚の表面をポリシロキサン膜処理した鋼板を、鋼
板/ポリシロキサン膜/変性ポリオレフィン層/ポリシ
ロキサン膜/鋼板の構成になるように積み重ねて熱プレ
ス盤に供給し、温1並130〜250℃、好ましくは1
60〜260℃で60秒〜5分間予熱した後、温度13
0〜250℃、好ましくは160〜260℃、圧力5〜
50kg/c1n20、好ましくは5〜20 kg/c
m2.20秒〜5分間、好ましくは20秒〜2分間プレ
スして積層する。
本発明の積層構造物は、特に連続的に製造することが有
利であり、その場合を図面を用いて以ドに説明する。第
1図および第2図は、本発明の積層構造物を製造する装
置の一例を示す側面略図である。
第1図において、金属ノート1は予め脱脂処理の後、ロ
ールに巻いて準備し、アノコイラーにセットされる。ア
ンコイラ−6から引取ロール(4)によって一定張力で
展張状態で引き出されている。金属シート1にかかる張
力はアンフィラー3の制動力の調節により任意に変える
ことができ、通常は0.2〜0.5 k19/關2の範
囲の一定値に制御される。
展張状態の金属シート1はまず有機シラン溶液の塗布工
程のグラビアロール6に通せられ、金属表面に薄く、有
機シラン溶液が塗布される。
第2図の場合は、グラビアロール6を2個所に設けて第
1塗布処理と第2塗布処理を行なう。
次いで金属シート1は予熱工程9に通され、溶媒の除去
に続きポリシロキサン塗膜の形成が行なわれる。形成さ
れる有機シロキサン塗膜の膜厚は、有機シラン溶液の濃
度、グラビアロールに設置されたドクターナイフ7とロ
ール6′のクリアランス等によって制御される。膜厚の
コントロールは自由に行ない得るが得られる積層板の性
能上5μ以下が好ましく、特に好ましくは1μ以下とな
るのが良い。
予熱工程で予熱及び表面処理塗膜が形成された金属シー
トは、冷却されないうちに、押出機11から押出される
溶融状態の合成樹脂シート2とともに加熱圧着ローラ−
13に供給され、積層が行なわれる。
合成樹脂ノート2の装置は、これが低すぎると樹脂と表
面処理金属の儒れが悪くなp、金属ノートと十分な密着
が起きなくなるので、使用する樹脂と金属との濡れ性全
考慮して決定する必要があるが変性ポリオレフィン系樹
脂を使用する場合は、概略170℃〜250℃の範囲か
ら運ぶのが良い。金属シート1の温度もこれが低ずぎる
と樹脂と表面処理金属の濡れが悪くなり、十分な密着が
得られない。使用する樹脂と金属の濡れ性を考慮して決
定する必要が有るが、特に変性ポリオレフィンのベース
となる樹脂の特性に大幅に影響されるが概略80℃〜2
50℃の範囲から選ぶのが良い。加熱圧着ローラ−16
の温度は変性ポリオレフィンのベースとなる樹脂の特性
、金属シート1の引き出し速度等によシ異るため、−概
に決定することは出来ないが、概略ロールの表面添置で
120℃〜250℃の範囲から選ぶのが良い。
加熱圧着ロール16から送ジ出される積層板は、必要に
応じて加熱工程14で加熱熟成された後冷却工程15を
通じて冷却され製品16となる。
以上、本発明の積層構造物は、初期接着性、耐久接着性
がいずれ向上したもので、厳しい条件下で使用できるも
のである。
以下、本発明の積層構造物を実施例でさらに詳細に説明
する。なお、実施例における%は重量を示し、試験方法
は次の通シである。
(1)メルトインチ゛ツクス(MI )  JISK6
760(2)メルトフローインガツクス(MFI)JI
SK675B (3)接着強度 25 tm X 300 amの試験
片を予め端面を5[++o+剥離してつかみ代とし、1
0crn/分の速度で90°剥離試験を行い、接着強度
から1crn巾当シの接着強度を算出した。
(4)食塩水浸漬 50 rrm X 200−の試験
片を60℃、3%Nacl溶液に浸漬、30日後の端面
からの浸み込み度合を調べた。
(5)ヒートサイクル1スト 25 rrm X 30
0 tanの試験片を一60℃の恒温槽に8時間、続い
て60℃の恒温槽に16時間セットし、これを1サイク
ルとした。同サイクルを10回行った試験片について接
着強度を測定した。
(6)後加工性(曲げ) 25叫X200+mnの試験
片を6叫φの棒鋼の円周に沿って巻き、半径3籠φの折
シ曲げ加工を行った。折シ曲げ加工部を切断し、剥離の
状況を観察した。
実施例1 第1図に示される連続積層板製造装置を用いて、予め常
法によシ脱脂したJIS G 3141で規定される低
炭素含有(0,2%以下)の冷間圧延鋼板(厚さ0.2
關、巾500 m ) 1のコイル3を用い、その各積
層表面に、濃度0.8チのγ−アミノプロピルトリエト
キシシラン〔有機シラン化合物(1)〕と濃度0.2チ
のビニルトリメトキンシラン〔有機シラン化合物(2)
〕とを含む有機シラン化合物の混合水溶液をグラビアロ
ール6を用いて引取速度5 m /分で塗布し、出口温
度が100℃の鋼板の予熱乾燥装置9でそれぞれ乾燥し
た。次いで、この有機シラン化合物処理を行い予熱温度
を90℃とした各鋼板に芯材として変性ポリエチレン〔
線状低密度ポリエチレン(MI=2.Of’/10分、
密度−0926t/cc、以下L −LDPE−1) 
80部とエチレン−1−ブテンゴム(MI4.01F/
10分、密度0、88 ?/cc 、以下wBR) 2
 Of’+lsの混合物に無水マレインvO,6%(z
グラフトさせた変性物25部、L −LDPE−160
部およびEBR15部とからなる組成物〕のシート2を
655叫φ押出機11から押出温度230℃で押出し、
設定温度180℃、設定圧力10kg/crn2のロー
ル16で加熱圧着して積層板16を製造した。得ら几だ
積層板の厚さ構成は、鋼板/変性ポリエチレン/鋼板が
0.2 mm / 0.4 B / 0.2 rmであ
った。
得られた積層板について、接着強度、食塩水浸漬、ヒー
トサイクルテストおよび後加工性(曲け)の試験を行い
、その結果を表−1に示した。
実施例2〜4 実施例1において、濃i 0.8 %のγ−アミノプロ
ピルトリエトキシシランと濃度0.2%のビニルトリメ
トキシシランとを含む混合水溶液に代り、表−1に示す
ような有機シラン化合物の混合溶液を用いた以外は同様
にして積層板を製造し、その試験結果を表−1に併記し
た。
比較例1〜6 実施例1において、有機シラン化合物の前処理を行わな
かったこと有機シラン化合物に代シ予め常法によりリン
酸亜鉛処理を行い、鋼板の予熱乾燥装置出口温度合16
0℃、鋼板の予熱温度を120℃としたこと(比較例1
および2)、および濃度1%のγ−アミノプロピルトリ
エトキシシランの単独で処理したこと(比較例3)以外
は同様にして積層板を製造し、その試験結果を表−1に
併記した。
実施例5 第2図に示される連続積層板製造装置を用いて、予め常
法により脱脂したJIS G 3141で規定される低
炭素含有(0,2%以下)の冷間圧延鋼板(厚さ0.2
 w!n、巾300 wtrn ) 1のコイル6を用
い、その各積層表面に、第1処理として礎度0.3%の
ビニルトリエトキシシラン〔有機シラン化合物(2)〕
水溶液をグラビアロール6を用いて引取速度5 m /
分で塗布し、出口温度が100℃の鋼板の予熱装置9で
それぞれ乾燥した。次いで、第2処理としてその上に濃
度0.7係のγ−アミノプロピルトリエトキシシラン〔
有機シラン化合物(1)〕水溶液を第1処理と同様にし
て塗布して乾燥した。さらに、この有機ソラン化合物処
理を行って予熱温度90℃とした各鋼板に芯材として変
性ポリエチレン〔線状低密度ポリ−r−f レン(M 
I = 2.、 Of / 10分、密度= 0.92
6 f/cc、以下L −L D P E −1といつ
) 80 部とエチレン−1−ブテンゴム(MI4.0
r/10分、密度0.8 B S’/CC,以下EBR
という)20部の混合物に無水マレイン酸α6q6をグ
ラフトさせた変性物25部、L−LDPE−160部お
よびEBR15部とからなる組成物〕のシート2を65
澗φの押出機11から押出温度260℃で押出し、設定
温度180℃、設定圧力t OklJ/cm2のCJ−
ル15で加熱圧着して積層板16を製造した。得られた
積層板の厚さ構成は、鋼板/変性ポリエチレン/鋼板が
0,2圏10,4叫10.2麿であった。
得られた積層板について、接着強度、食塩水浸漬、ヒー
トサイクルテストおよび後加工性(曲げ)の試験を行い
、その結果を表−2に示した。
実施例6〜8 実施例5において、有機シラン化合物の第1処理溶液お
よび第2処理溶液をそれぞれ表−2に示すようなものを
用いた以外は同様にして積層板を製造し、その試験結果
を表−2に併記した。
実施例9 実施例5において、変性ポリエチレンに代シ変性ポリプ
ロピレン〔結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合
体(MF工=1.Of/10分、エチレン含有量=y、
o%以下PPブロック−1といつ)ssBj(トエチレ
ンープロピレンゴム(MI=4.Or/10分、二% 
L/ ン含有量=72係、以ドEPRという)15部の
混合物に無水マレイン酸0.5俸をグラフトさせた変性
物20部、PPブロック−168部およびEPRI2部
とからなる組成物〕を用い、鋼板の予熱乾燥装置出口温
度を150℃、鋼板の予熱温度を140℃とした以外は
同様にして積層板を製造し、その試験結果を表−6に示
した。
実施例10 実施例9において、変性ポリプロピレンに代り、結晶性
プロピレン−エチレンブロック共重合体(M 741 
I = 1゜Of/10分、エチレン含有”J= y、
o%、以下ppブロック−2という)にエンドビシクロ
(2,2,1) −5−へブテン−2゜3−無水ジカル
ボン酸0.6係をグラフトさせた変性物20部とPPブ
ロック−2の80部とからなる組成物を用い、鋼板の予
熱乾燥装置出口温度を160℃、鋼板の予熱温度を15
0℃とした以外は同様にして積層板を製造し、その試験
結果を表−6に併記した。
実施例11 実施例5において、変性ポリエチレンにflu、変性ナ
イロン〔線状低密度ポリエチレン(MI=5.O5’/
10分、密度= 0.934 r/cc以下L−LDP
E−2という)50部とポリイノブチレン(エッソ化学
製:ビスタネツクスMML−80(商品名))50部と
の混合物に無水マレイン酸0.6チをグラフトさせた変
性物40部と結晶性6ナイロン(ユニチカ製: A −
1030BRL(部品名))60部とからなる組成物〕
を用い、鋼板の予熱乾燥装置出口温度を180℃、鋼板
の予熱温度を170℃とした以外は同様にして積層板を
製造し、その試験結果を表−6に併記した。
比較例4〜6 実施例9.10および11において、有機シラン化合物
の前処理を行わず、また鋼板の予熱乾燥温度および鋼板
の予熱温度全それぞれ180℃と170℃(比較例4お
よび5)および200℃と190℃(比較例6)とした
以外は同様にして積層板を製造し、その試験結果を表−
6に併d己した。
実施例12 実施例5において、冷間圧延鋼板に化9純アルミニウム
系の1100−H24材(厚さ02膿、+1J6o o
 mm )を用いた以外は同様にして積層板を製造し、
その試験結果を表−6に併記した0
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の実施態様を示す連続績
ノー板製造装置の側面略図である。 1・・・・金属シート、2・・・・変性ポリオレフィン
、6 ・・・アンコイラ−14・・・・引取ロール、5
・・・・ガイドロール、6,6′・・・・表面コート装
置、7・・・・ドクターナイフ、8・・・・表面コート
液および容器、9・・・・予熱乾燥装置、10・・・・
カイトロール、11・・・・押出機、12・・・・T−
グイ、16・・・・加熱圧着ロール、14・・・・予熱
装置、15・・・・冷却装置、16・・・・積層板。 代理人  内 1)  明 代理人  萩 原 亮 −

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一般式R’m5i(OR”)4−m (]) (但し、
    R1は極性基が置換したアルキル、シクロアルキルもし
    くはアリール、R2は置換基を有してもよいアルキルも
    しくはアリールを示し、m=1、もしくは2である〕で
    示される親水性有機シラン化合物、および一般式R3n
     S x (OR’ )4−n  (2) II:但し
    、R3は置換基を有してもよいアルキル、ビニル、アリ
    ールもしくはシクロアルキル、R4は置換基を有しても
    よいアルキルもしくはアリールを示し、n=1もしくは
    2である〕で示される非親水性有機シラン化合物とから
    得られるポリシロキサン膜を有する金属層とポリオレフ
    ィンの一部または全部が不飽和カルボン酸またはその誘
    導体と反応してなる変性ポリオレフィン層とからなるこ
    とを特徴とする積層構造物。
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