JPS59225920A - 管路の内張り材 - Google Patents
管路の内張り材Info
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- JPS59225920A JPS59225920A JP58102361A JP10236183A JPS59225920A JP S59225920 A JPS59225920 A JP S59225920A JP 58102361 A JP58102361 A JP 58102361A JP 10236183 A JP10236183 A JP 10236183A JP S59225920 A JPS59225920 A JP S59225920A
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- JP
- Japan
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- cylindrical
- lining material
- fabric
- layer
- woven fabric
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L11/00—Hoses, i.e. flexible pipes
- F16L11/02—Hoses, i.e. flexible pipes made of fibres or threads, e.g. of textile which may or may not be impregnated, or provided with an impermeable layer, e.g. fire-hoses
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本光明はガス導管、水道管、下水道管、電力線や通信線
等の敷設管路、石油パイプライン等の、主として地中に
埋設された管路に内”すJ゛るための、内張り材に関す
るものである。 近年、上記のような地中埋設管路が老朽イヒした場合の
補修、補強の目的で、該管路のVj面に内弓艮りをする
ことが行なわれており、その内弓艮りの方法の一つとし
て、筒状の内張り材の内面に接着斉1を塗布しておき、
この内張り材を流体圧力で裏返しながら管路に挿通し、
接1a剤を介して内張り材を管路内面に接着することが
行なわ1t’U li)る。この方法
等の敷設管路、石油パイプライン等の、主として地中に
埋設された管路に内”すJ゛るための、内張り材に関す
るものである。 近年、上記のような地中埋設管路が老朽イヒした場合の
補修、補強の目的で、該管路のVj面に内弓艮りをする
ことが行なわれており、その内弓艮りの方法の一つとし
て、筒状の内張り材の内面に接着斉1を塗布しておき、
この内張り材を流体圧力で裏返しながら管路に挿通し、
接1a剤を介して内張り材を管路内面に接着することが
行なわ1t’U li)る。この方法
【よ管路を全長に
亘って掘り起こVり重要がなく、内張りJべき管路部分
の両端部のみにマンホールを形成づ°れば足り、又内張
り作業口イ木も短lIη間の間に長い管路に施工するこ
とlJ(でき、さらに屈曲の多い管路であっても施工可
0しであって、(輪めで優れた方法である。 而して、従来口の工法におい−【4史;lされる内張り
材としては、薄い柔軟なプラスチックチューブ、不織布
の外面に、気密・水密性−の被覆を)1毛或し1こ内張
り月、又(よ、本件出願人が先に出願した、特8号等に
記載された、筒状の織4+の外面にゴム又は合成樹脂の
被膜を形成しlこもの、等が知られている。 ところでこの種の内張り材においては、種々の性能が要
求されている。 すなわち、 1)免震性を有すること。 管路に地震等の大きな外力が加わって、管路が破損した
ような場合に、内張り祠がそれ自体破断することなく管
路から剥離し、管機能を維持し続()る必要がある。以
下この性能を免震性という。この免震性を右°するため
には、内張り材の長さ方向の強ノjが充分に大きく、接
着剤が剪断破壊を起こす前に、内張り祠が破断づ−るこ
とのないだけの強度が必要である。 2)耐圧力を有づ゛ること。 管路内に流体が流れるものについては、管路破断時に内
張り材が流体の圧力を支えるので、その圧力に耐え得る
ものであることが必要である。またそう′Cない場合で
も、内張り材の裏返し時の流体圧力により、内張り材が
破断するものであってはならず、相当の耐圧力を必要と
する。 3)外水圧保形性を有づること。 管路が腐蝕して孔が開いたときに、そこから地下水等が
侵入し、該地下水の水圧によって内張り材が押し潰され
、管内の流路が狭くなるようなことがあってはならない
。また地震答で管路が破断したときには、内張り材に直
接外圧が掛かるのであり、この1土力にも耐えることが
必要である。このように、外方からの圧力に副え、押し
潰されることなく流路を確保し得る性能を、以下外水圧
保形性と占う。 管路に内張すされた内張り材が外水圧保形性を有するた
めには、接着剤の耐水性及び硬度が重要であるが、さら
にこの接着剤が、充分な厚みを有していることが必要で
ある。従って内張り材としては、充分なmの接着剤を包
含し得るものであることが要求される。 ′ 4)柔軟であること。 内張り材を流体圧力で裏返づため、内張り材自体が柔軟
であって、裏返しに畠い圧力を要しないことが必要であ
る。 而して前述の従来の内張り月は、これらの必鼓な諸性能
を満足づることができない。先ずプラスチックチューブ
では、それ自体の強力が小さく、免震性を有し得ない。 また耐圧力・し不十分であって、裏返し時に破断する可
能性がある。さらにチューブ自身に接着剤を保持する力
がないので、管路内面に接着した状態において、充分な
厚みの接着剤の層を形成することかできず、外水圧保形
性を有しない。 不織布を使用した内張り材においては、不織布は厚みの
調整が可能であって、充分な厚みを持ったものを得るこ
とかでき、内部に充分な量の接着剤を保持することがで
きるので、外水圧保形性は充分である。しかしながら、
不織布は自体の強ツノが小さいので、免震性が無い。 また織物を使用した内張り材に83いては、織物は4J
&紺の糸を縦横に配したものであるから、強力は極めて
大きく、また織り組織を変更することにより、より強力
な内張り材を1qることもできるので、免震性は充分で
あり、また耐圧力も大きいものとすることができる。と
ころが、織物のJ9みを出すことが難しい。 一般の衣料用などの織物では、織り組織を工夫すること
で、厚いものを得ることし困難ではない。 しかしながら、内張り材の筒状織布は環状1機を用いて
筒状に織成されるが、環状rll機は複雑な組織の織物
を織成Jることができない。しかも前述のように、大き
い強力を有しつつ厚く織らねばならず、衣料用の厚手織
物のJ:うに、芯糸や裏糸で厚みを増すことができない
。 さらに太い糸を使用して厚みを小寸ことは可能であるが
、過度に太い糸を使用すると、糸の剛性により裏返しが
困難となり、また織物の表面の凹凸が激しくなり、それ
が内張り後の管の内面に現われ、流体抵抗を増づ原因に
なると共に、布目が荒くなり、接着剤をその布目の間に
保持することができない。そのため、充分な量の接着剤
を保持することができず、外水圧保形性の人さいものを
得ることができない。 本発明はかかる事情に鑑がみなされたものであって、柔
軟であって、且つ管路の内張り祠どして必要な免震性、
耐圧力、外水圧保形性等の諸性能を具備した、優れた内
張り材を提供することを目的とづる一bのである。 而して本発明は、筒状の内張り材を流体圧力で裏返しな
がら管路に沖通し、該内張り材を菅路内面に接着する方
法に使用する内張り材において、たて糸とよこ糸とを筒
状に織成し、縦方向に充分な強力を有する筒状織布と、
内部に空隙を有し、且つ所定の厚さを有づる筒状布帛と
を、重ね合わせてなる繊維層の外面に、合成樹脂の気密
層を形成してなるものである。 以下図面に従って本発明の詳細な説明する。 第1図は本発明の一実施例を承りものであって、内張り
材1は外層としての筒状織布2と、内層どしての筒状布
帛3とJ:りなる繊維層4の外面に、前記筒状織布に被
覆Jるように、合成樹脂の気密層5が形成されている。 さらに具体的事例に基づいて内張り祠の構成を説明する
。具体的事例として、呼称300mmの管路に適用する
内張り材について述べる。 筒状織布2は、たて糸6とよこ糸7とを筒状に織成した
ものであって、たて糸6は、1000d(デニール)の
ポリエステルフィラメント糸を3本撚り合わゼた糸条を
、864本使用し、よこ糸7には、1100dのポリニ
スデルフィラメント糸4本と、ポリエステル紡績糸4本
とを撚り合わせた糸条を、10cm間に45本織込んで
、折畳み11】が532+on+となるよう織成する。 これを熱処理して、折畳みrll 451 IIIIl
にまで収縮せしめる。このとぎの筒状織イ52の厚みは
、約1.41であり、縦方向の強力は1cmr11当り
約240 kqであり、また耐圧力は、約9に94であ
った。 この筒状織布2の外面には気密層5が形成されている。 該気密層5は、ポリエステル弾性体よりなり、押出成型
法により筒状織布の外面に被覆されている。その厚みは
、0.2〜O,Gmm程度が適当である。筒状織布2は
、気密Fr14を形成するために押出機に掛けられるこ
とによりさらに収縮し、気密層形成後の筒状織布2の折
畳み中は、444mmであった。 筒状布帛3は、たで糸8とよこ糸9とを筒状に織成して
なる筒状の織物であって、たて糸8は、1000d
(デニール)のポリニスデルフィラメント糸を6本撚り
合わせた糸条を、588本使用し、よこ糸9には、11
00(Iのポリニスデルフィラメント糸5本を撚り合わ
せIこ糸条を、10cm間に35本織込んで使用し、折
畳みII」542mmとなるよう織成する。これを熱処
理して、折畳み11]457IIIIlにまで収縮uし
める。この折畳みrlJは110記筒状織布の折畳み巾
よりも若干人きくなっている。またこのときの筒状MA
4jの厚みは約1.9mmであり、縦方向の強ノコは
ICIIIIIJ当り約3301であった。 而して向状布帛3は、適宜の方法で筒状織布2内に引込
まれる。 この内張り拐1を管路の内面に内張すするには、先ず内
張り材1の内面に接お剤を塗布する。内張り材1に接着
剤を塗布するには、内張り月1内に接着剤を注入し、そ
の内張り祠′1をニップローラー間に通し、接る剤を絞
って内張り刊1の全長に行き及らせる。接着剤どし−C
は、熱硬化型の接着剤がよく、特に硬化時のrf!度の
高いエポキシ樹脂系の接着剤が好ましい。 接着剤を塗布するとき、本発明の内張り月1にa3いて
は、繊If層4が筒状織布2と筒状布帛3との二層構造
どなっているので、該繊維層4内に含まれている空気は
、外層である筒状織布2の4i目を通して押出されるこ
とになり、充分に接着剤と貿換し、空気が接着剤内に気
泡となって残ることがない。また内張り材1は筒状布帛
3を有し、該筒状布帛3は充分な空隙をイJしているの
で、該空隙内に接合剤が含浸し、充分な邑の接着剤を保
持し、厚い接着剤層を形成づ′ることができるのである
。 次いでこの接着剤を塗布した内張り月1は、公知の方法
で流体圧力にJ、り裏返され、τζ路内に挿通される。 本発明の内張り拐1は繊耗層4が二層構造を有している
ので、一層で同じIIJ7みのbのに比べると、筒状織
布2と筒状布帛3との間ぐり゛れることができるため柔
軟(′あり、裏返し時の流体圧力が低くてづむ。 実施例においては、内張り材1のii艷j径が管路の径
よりも小さいものどなっているの(゛、内張り材1は裏
返った後・、流体圧ツノにJ、り径か拡大せしめられ、
管路の内面に圧着し、接着される。このとき前述のよう
に、内層である筒状布帛3の折畳み巾を、外層である筒
状織布2の折畳みIII J:りも、若干人さくしてお
くことにより、容易に径が拡大ゼしめられ、筒状織布2
も筒状イD帛3し共に、皺のない状態で張イ」けること
がで址る。 本発明の内張り材1は、筒状様1+i2を右しているの
で、縦方向に充分な強ツノをイエしており、免震性を発
揮する。先の実施例の内張り祠においては、内張り材1
の引張り強力は、全体で約501−ンの強力を有してい
る。これに対し、実験の結果では、内張り材と管路とは
、約9トン′C剪断剥離を生じた。従って、地震等によ
り管路が破壊されたような場合にも、管路と内張り材と
が剥離し、内張り材が若干伸びることによってエネルギ
ーを吸収し、内張り材が破断することはなく、内張り拐
単独で充分に流路が確保される。 また、繊維層3中の筒状織布2のみで充分な耐圧力を有
し得るので、管路が破断した後においても、内張り月1
が流体の内圧によって破断することがない。 さらに、前述のように多量の接着剤を含浸し得るので、
伯張り月を管路に内張すした状態において、充分な厚み
の接着剤層が形成され、該接着剤層によって剛直な管を
形成するので、管路に孔が開いて地下水等が侵入したよ
うな場合にも、内張り材が押し潰されるようなことがな
く、前記外水圧保形性を有づる。充分な外水圧保形性を
有するためには、繊維層4の厚みが2mm以上であるの
が好ましく、さらに好ましくは、3II11以上である
のがよい。 従って、本発明の内張り材は、前述の多くの条件を満た
づことのできる、優れた内張り材となるのである。 ところで、本発明の内張り月の4M造は、前記実施例の
構造に限定されるものではない。特に筒状布帛3は、柔
軟であっである程度の厚みを有し、且つ内部に空隙を有
するものであればよい。先の実施例においては織物を使
用したが、これに代えて編物を使用することもできる。 筒状布帛3に編物を使用した場合の具体的な組織の一例
を示づ−ならば、1100dのポリニスデルフィラメン
ト糸1本と、20番手ポリエステル紡箱糸5本とを引き
揃えた糸条を、ウェル数1インチ間に12、コース数1
インチ間に11の平編みで、筒状に編成したものである
。この編物の厚みは約1.5mmである。 またさらに他の例として、筒状イIJ帛3とし“C不織
布や組み物を使用することもぐきる。特に不織布は、厚
みを自由に調整することができ、3mm程度の厚いもの
も自由に調製できる。なお不織布【よ筒状のものを製造
することが困難であるので、平らなものを適当なIll
に裁断し、それを筒状に丸めて縫製して使用ずればよい
。 また先の実施例にお【プる繊維層4の、1(11状織イ
02と筒状布帛3とは、内外の関係が逆になってもよい
。りなわら、内層として筒状1tA イli 2を、外
層として筒状布帛3を使用し、該筒状布帛3の外面に気
密層5を形成1)たものであってもよいのである。
亘って掘り起こVり重要がなく、内張りJべき管路部分
の両端部のみにマンホールを形成づ°れば足り、又内張
り作業口イ木も短lIη間の間に長い管路に施工するこ
とlJ(でき、さらに屈曲の多い管路であっても施工可
0しであって、(輪めで優れた方法である。 而して、従来口の工法におい−【4史;lされる内張り
材としては、薄い柔軟なプラスチックチューブ、不織布
の外面に、気密・水密性−の被覆を)1毛或し1こ内張
り月、又(よ、本件出願人が先に出願した、特8号等に
記載された、筒状の織4+の外面にゴム又は合成樹脂の
被膜を形成しlこもの、等が知られている。 ところでこの種の内張り材においては、種々の性能が要
求されている。 すなわち、 1)免震性を有すること。 管路に地震等の大きな外力が加わって、管路が破損した
ような場合に、内張り祠がそれ自体破断することなく管
路から剥離し、管機能を維持し続()る必要がある。以
下この性能を免震性という。この免震性を右°するため
には、内張り材の長さ方向の強ノjが充分に大きく、接
着剤が剪断破壊を起こす前に、内張り祠が破断づ−るこ
とのないだけの強度が必要である。 2)耐圧力を有づ゛ること。 管路内に流体が流れるものについては、管路破断時に内
張り材が流体の圧力を支えるので、その圧力に耐え得る
ものであることが必要である。またそう′Cない場合で
も、内張り材の裏返し時の流体圧力により、内張り材が
破断するものであってはならず、相当の耐圧力を必要と
する。 3)外水圧保形性を有づること。 管路が腐蝕して孔が開いたときに、そこから地下水等が
侵入し、該地下水の水圧によって内張り材が押し潰され
、管内の流路が狭くなるようなことがあってはならない
。また地震答で管路が破断したときには、内張り材に直
接外圧が掛かるのであり、この1土力にも耐えることが
必要である。このように、外方からの圧力に副え、押し
潰されることなく流路を確保し得る性能を、以下外水圧
保形性と占う。 管路に内張すされた内張り材が外水圧保形性を有するた
めには、接着剤の耐水性及び硬度が重要であるが、さら
にこの接着剤が、充分な厚みを有していることが必要で
ある。従って内張り材としては、充分なmの接着剤を包
含し得るものであることが要求される。 ′ 4)柔軟であること。 内張り材を流体圧力で裏返づため、内張り材自体が柔軟
であって、裏返しに畠い圧力を要しないことが必要であ
る。 而して前述の従来の内張り月は、これらの必鼓な諸性能
を満足づることができない。先ずプラスチックチューブ
では、それ自体の強力が小さく、免震性を有し得ない。 また耐圧力・し不十分であって、裏返し時に破断する可
能性がある。さらにチューブ自身に接着剤を保持する力
がないので、管路内面に接着した状態において、充分な
厚みの接着剤の層を形成することかできず、外水圧保形
性を有しない。 不織布を使用した内張り材においては、不織布は厚みの
調整が可能であって、充分な厚みを持ったものを得るこ
とかでき、内部に充分な量の接着剤を保持することがで
きるので、外水圧保形性は充分である。しかしながら、
不織布は自体の強ツノが小さいので、免震性が無い。 また織物を使用した内張り材に83いては、織物は4J
&紺の糸を縦横に配したものであるから、強力は極めて
大きく、また織り組織を変更することにより、より強力
な内張り材を1qることもできるので、免震性は充分で
あり、また耐圧力も大きいものとすることができる。と
ころが、織物のJ9みを出すことが難しい。 一般の衣料用などの織物では、織り組織を工夫すること
で、厚いものを得ることし困難ではない。 しかしながら、内張り材の筒状織布は環状1機を用いて
筒状に織成されるが、環状rll機は複雑な組織の織物
を織成Jることができない。しかも前述のように、大き
い強力を有しつつ厚く織らねばならず、衣料用の厚手織
物のJ:うに、芯糸や裏糸で厚みを増すことができない
。 さらに太い糸を使用して厚みを小寸ことは可能であるが
、過度に太い糸を使用すると、糸の剛性により裏返しが
困難となり、また織物の表面の凹凸が激しくなり、それ
が内張り後の管の内面に現われ、流体抵抗を増づ原因に
なると共に、布目が荒くなり、接着剤をその布目の間に
保持することができない。そのため、充分な量の接着剤
を保持することができず、外水圧保形性の人さいものを
得ることができない。 本発明はかかる事情に鑑がみなされたものであって、柔
軟であって、且つ管路の内張り祠どして必要な免震性、
耐圧力、外水圧保形性等の諸性能を具備した、優れた内
張り材を提供することを目的とづる一bのである。 而して本発明は、筒状の内張り材を流体圧力で裏返しな
がら管路に沖通し、該内張り材を菅路内面に接着する方
法に使用する内張り材において、たて糸とよこ糸とを筒
状に織成し、縦方向に充分な強力を有する筒状織布と、
内部に空隙を有し、且つ所定の厚さを有づる筒状布帛と
を、重ね合わせてなる繊維層の外面に、合成樹脂の気密
層を形成してなるものである。 以下図面に従って本発明の詳細な説明する。 第1図は本発明の一実施例を承りものであって、内張り
材1は外層としての筒状織布2と、内層どしての筒状布
帛3とJ:りなる繊維層4の外面に、前記筒状織布に被
覆Jるように、合成樹脂の気密層5が形成されている。 さらに具体的事例に基づいて内張り祠の構成を説明する
。具体的事例として、呼称300mmの管路に適用する
内張り材について述べる。 筒状織布2は、たて糸6とよこ糸7とを筒状に織成した
ものであって、たて糸6は、1000d(デニール)の
ポリエステルフィラメント糸を3本撚り合わゼた糸条を
、864本使用し、よこ糸7には、1100dのポリニ
スデルフィラメント糸4本と、ポリエステル紡績糸4本
とを撚り合わせた糸条を、10cm間に45本織込んで
、折畳み11】が532+on+となるよう織成する。 これを熱処理して、折畳みrll 451 IIIIl
にまで収縮せしめる。このとぎの筒状織イ52の厚みは
、約1.41であり、縦方向の強力は1cmr11当り
約240 kqであり、また耐圧力は、約9に94であ
った。 この筒状織布2の外面には気密層5が形成されている。 該気密層5は、ポリエステル弾性体よりなり、押出成型
法により筒状織布の外面に被覆されている。その厚みは
、0.2〜O,Gmm程度が適当である。筒状織布2は
、気密Fr14を形成するために押出機に掛けられるこ
とによりさらに収縮し、気密層形成後の筒状織布2の折
畳み中は、444mmであった。 筒状布帛3は、たで糸8とよこ糸9とを筒状に織成して
なる筒状の織物であって、たて糸8は、1000d
(デニール)のポリニスデルフィラメント糸を6本撚り
合わせた糸条を、588本使用し、よこ糸9には、11
00(Iのポリニスデルフィラメント糸5本を撚り合わ
せIこ糸条を、10cm間に35本織込んで使用し、折
畳みII」542mmとなるよう織成する。これを熱処
理して、折畳み11]457IIIIlにまで収縮uし
める。この折畳みrlJは110記筒状織布の折畳み巾
よりも若干人きくなっている。またこのときの筒状MA
4jの厚みは約1.9mmであり、縦方向の強ノコは
ICIIIIIJ当り約3301であった。 而して向状布帛3は、適宜の方法で筒状織布2内に引込
まれる。 この内張り拐1を管路の内面に内張すするには、先ず内
張り材1の内面に接お剤を塗布する。内張り材1に接着
剤を塗布するには、内張り月1内に接着剤を注入し、そ
の内張り祠′1をニップローラー間に通し、接る剤を絞
って内張り刊1の全長に行き及らせる。接着剤どし−C
は、熱硬化型の接着剤がよく、特に硬化時のrf!度の
高いエポキシ樹脂系の接着剤が好ましい。 接着剤を塗布するとき、本発明の内張り月1にa3いて
は、繊If層4が筒状織布2と筒状布帛3との二層構造
どなっているので、該繊維層4内に含まれている空気は
、外層である筒状織布2の4i目を通して押出されるこ
とになり、充分に接着剤と貿換し、空気が接着剤内に気
泡となって残ることがない。また内張り材1は筒状布帛
3を有し、該筒状布帛3は充分な空隙をイJしているの
で、該空隙内に接合剤が含浸し、充分な邑の接着剤を保
持し、厚い接着剤層を形成づ′ることができるのである
。 次いでこの接着剤を塗布した内張り月1は、公知の方法
で流体圧力にJ、り裏返され、τζ路内に挿通される。 本発明の内張り拐1は繊耗層4が二層構造を有している
ので、一層で同じIIJ7みのbのに比べると、筒状織
布2と筒状布帛3との間ぐり゛れることができるため柔
軟(′あり、裏返し時の流体圧力が低くてづむ。 実施例においては、内張り材1のii艷j径が管路の径
よりも小さいものどなっているの(゛、内張り材1は裏
返った後・、流体圧ツノにJ、り径か拡大せしめられ、
管路の内面に圧着し、接着される。このとき前述のよう
に、内層である筒状布帛3の折畳み巾を、外層である筒
状織布2の折畳みIII J:りも、若干人さくしてお
くことにより、容易に径が拡大ゼしめられ、筒状織布2
も筒状イD帛3し共に、皺のない状態で張イ」けること
がで址る。 本発明の内張り材1は、筒状様1+i2を右しているの
で、縦方向に充分な強ツノをイエしており、免震性を発
揮する。先の実施例の内張り祠においては、内張り材1
の引張り強力は、全体で約501−ンの強力を有してい
る。これに対し、実験の結果では、内張り材と管路とは
、約9トン′C剪断剥離を生じた。従って、地震等によ
り管路が破壊されたような場合にも、管路と内張り材と
が剥離し、内張り材が若干伸びることによってエネルギ
ーを吸収し、内張り材が破断することはなく、内張り拐
単独で充分に流路が確保される。 また、繊維層3中の筒状織布2のみで充分な耐圧力を有
し得るので、管路が破断した後においても、内張り月1
が流体の内圧によって破断することがない。 さらに、前述のように多量の接着剤を含浸し得るので、
伯張り月を管路に内張すした状態において、充分な厚み
の接着剤層が形成され、該接着剤層によって剛直な管を
形成するので、管路に孔が開いて地下水等が侵入したよ
うな場合にも、内張り材が押し潰されるようなことがな
く、前記外水圧保形性を有づる。充分な外水圧保形性を
有するためには、繊維層4の厚みが2mm以上であるの
が好ましく、さらに好ましくは、3II11以上である
のがよい。 従って、本発明の内張り材は、前述の多くの条件を満た
づことのできる、優れた内張り材となるのである。 ところで、本発明の内張り月の4M造は、前記実施例の
構造に限定されるものではない。特に筒状布帛3は、柔
軟であっである程度の厚みを有し、且つ内部に空隙を有
するものであればよい。先の実施例においては織物を使
用したが、これに代えて編物を使用することもできる。 筒状布帛3に編物を使用した場合の具体的な組織の一例
を示づ−ならば、1100dのポリニスデルフィラメン
ト糸1本と、20番手ポリエステル紡箱糸5本とを引き
揃えた糸条を、ウェル数1インチ間に12、コース数1
インチ間に11の平編みで、筒状に編成したものである
。この編物の厚みは約1.5mmである。 またさらに他の例として、筒状イIJ帛3とし“C不織
布や組み物を使用することもぐきる。特に不織布は、厚
みを自由に調整することができ、3mm程度の厚いもの
も自由に調製できる。なお不織布【よ筒状のものを製造
することが困難であるので、平らなものを適当なIll
に裁断し、それを筒状に丸めて縫製して使用ずればよい
。 また先の実施例にお【プる繊維層4の、1(11状織イ
02と筒状布帛3とは、内外の関係が逆になってもよい
。りなわら、内層として筒状1tA イli 2を、外
層として筒状布帛3を使用し、該筒状布帛3の外面に気
密層5を形成1)たものであってもよいのである。
図面は本発明の内張り材の一部破断斜視図である。
1・・・・・・内張り材 2・・・・・・筒状織布
3・・・・・・拓1状布帛 4・・・・・・1!帷
層5・・・・・・気密層 6・・・・・・たて糸
7・・・・・・よこ糸 特6′[出願人 東京瓦斯株式会社 95
3・・・・・・拓1状布帛 4・・・・・・1!帷
層5・・・・・・気密層 6・・・・・・たて糸
7・・・・・・よこ糸 特6′[出願人 東京瓦斯株式会社 95
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 n状の内張り材を流体圧力で裏返しながら管路に挿
通し、該内張り材を管路内面に接着する方法に使用する
内張り材に85いて、たて糸とJ:こ糸とを筒状に織成
してなり、長さ方向及び円周方向に充分な強ノJを右づ
゛る筒状織布と、内部に空隙を有し、且つ所定の厚さを
有する筒状布帛とを重ね合わせてなるfil紺層の外面
に、合成樹脂の気密層を形成してなることを特徴とする
、管路の内張り材 2 前記筒状布帛が筒状の織物であることを特徴とする
特許請求の第1ull第1項記載の、管路の内張り材 3 前記筒状布帛が筒状の編物であることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の、管路の内張り材 4 前記筒状布帛が筒状の不織布であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項、記載の、凱゛路の内張り材 5 前期筒状布帛が筒状の組み物であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の、管路の内張り材 6 前記Ia維層において、筒状布帛が内層を形成し、
該筒状布帛の外側に筒状域イ■の外層が形成されており
、前記気密層は、該筒状域イ11の外面に被覆されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1】n記載の、管
路の内張り祠 7 前記繊維層において、筒状織布が内層を形成し、該
筒状織布の外側に筒状布帛の外層が形成されており、前
記気密層は、該筒状イ【1帛の外面に被覆されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の、管路の内
張り拐 8 内層の径が外層の径より若干大きいことを特徴とす
る特許請求の範囲第6項又は第7項記載の、管路の内張
り材
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58102361A JPS59225920A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | 管路の内張り材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58102361A JPS59225920A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | 管路の内張り材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59225920A true JPS59225920A (ja) | 1984-12-19 |
JPS6334017B2 JPS6334017B2 (ja) | 1988-07-07 |
Family
ID=14325316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58102361A Granted JPS59225920A (ja) | 1983-06-07 | 1983-06-07 | 管路の内張り材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59225920A (ja) |
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- 1983-06-07 JP JP58102361A patent/JPS59225920A/ja active Granted
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---|---|
JPS6334017B2 (ja) | 1988-07-07 |
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