JPS5922505A - 座席ベルトのバツクル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は自動車や航空機などに用いられるブツシュボ
タン式座席ベルトの・々ツクルに係り、特に内蔵される
ばね部材のばね機能を利用してタングの着脱を行なうよ
うにした座席ベルトのノ々ツクルに関する。

〔発明の技術的背歌とその問題点〕

一般にこの種の座席ベルトのノ々ツクルは、タングをノ
々ツクル本体内に差し込むことにより、ラッチがタング
のラッチ係合孔に係合してロックされ、タングの抜出が
防止されるようになっている。

そして、この種の座席ベルトの・々ツクルにおいては、
ノζツクル本体にタングを差し込む際、擬似ラッチ係合
を確実に防止するとともに、一旦完全にラッチ係合し、
ロックされた後には、ノ々ツクルに衝撃が加わっても、
タングのラッチ係合が解除されることなく、ロック状態
に確実に保持できるようにし、さらに、ラッチ係合を解
除するブツシュボタンを軽い力で操作できるようにする
には如何に構成したらよいか問題になっていた。また、
従来の座席ベルトのｊツクルには非常に複雑な機構が内
蔵され、部品点数も多いため、・ζツクルの組立が困難
で、コスト高の原因になっていた。

〔発明の目的〕

この発明は上述した点を考慮し、部品点数が少なく、内
部構造が簡単で組立が容易であるとともに、擬似ラッチ
係合の発生を未然にかつ確実に防止する座席ベルトのノ
々ツクルを提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

上述した目的を達成するため、この発明に係る座席ベル
トのノ々ツクルにおいては、水平板部と両側がほぼ垂直
に切り起こされた側板部とを有するベースと、このベー
スの両側板部に形成された支持孔に耳部が挿入され、解
放位置とロック位置との間を揺動可能に支持されたラッ
チと、上記ラッチをロック位置側に常時ばね付勢するよ
うに前記ベースに取付けられたばね部材と、このばね部
材の基部に力持梁状に取付けられたブツシュボタンと、
前記ベースの上面に沿って挿入され、前記ラッチに係合
してロックされるタングとを有し、前記ばね部材はラッ
チの前端部側で係合する保合突起を有し、この保合突起
はブツシュボタンを押圧したとき、前記ラッチをばね部
材のばね力に抗して解放位置に揺動させるようにしたも
のである。

〔発明の実施例〕

この発明に係る座席ベルトのバックルの一実施例につい
て添付図面を参照して説明する。

第１図および第２図はこの発明に係る座席ベルトの、２
ツクルをカッ々−プレートを取り除いて示す斜視図であ
り、図中符号１０はブツシュボタン式・２ツクルの、Ｓ
ツクル本体である。ノζツクル本体１０はＲ−ス１１を
有し、このベースｔｉｔよ中央部にプレート状の水平板
部１２が形成される。水平板部１２の両側はほぼ垂直に
切り起こされて側板部１３が形成される。側板部１３の
前部には支持孔１４が対向して形成され、この支持孔１
４の後方には外側に膨出しだ膨出部１５が形成され、と
の膨出部１５の内側は後述するラッチ１６をｉｆガイド
るガイド溝１７として構成される。ガイド溝１７の後方
は斜上方に切り欠かれ、後端部に開口するガイトロ１８
に連接され、ガイド溝１７の前方は前記支持孔１４に連
接される。後方のガイトロ１８から挿入されるラッチ１
６はガイド溝１７内を案内されて支持孔１４に至り、こ
の支持孔１４内にタング解放位置とロック位置との間を
揺動自在に支持される。

ラッチ１６は、第２図および第４図に示すように、基部
プレート部加とノ々ランスウェイト部２１とをほぼく字
状に一体成形することにより構成され、基部プレート都
銀の中央部は下方に突出する凹部が形成され、この四部
がラッチ爪２２として構成される。凹部のほぼ中央には
位置決め用保合孔詔が穿設される一方、上記基部プレー
ト部加の両側端には耳・部Ｕが一体成形され、この耳部
勿が前述したペース１１の支持孔１４に挿入され、支持
される。その際、両耳部Ｕを結ぶ耳軸線（揺動中心軸線
）ＣＬはラッチ１６の重心を通るように、ノ々ランスウ
ェイ斗部２１により調節され、ラッチ１６の耳軸線ＣＬ
が重心を通ることにより、ペース１１に衝撃荷重が加わ
っても、ランチ１６はその悪影響を受けることが少ない
。

前記ランチ１６はばね部材乙によシ、常時ロック位置側
にばね付勢されるようにペース１１に保持される。ばね
部材５は、第２図および第５図に示すように構成され、
前記ペース１１の前端部に横架するようにして取付けら
れる基部２６を有する。この基部２６は断面コ字状をな
すとともに、両側に取付孔２７が穿設される。この取付
孔２７はペース１１の前端に一体成形された保合突起路
に対応し、この係合突起路にばね部材５の基部を前方か
ら挿入し、係合させることにより、基部２６けペース１
１に固定される。ばね部材５の基部２６には、ブツシュ
ボタン加が力持梁状に圧入され、保持される。

ばね部材５の基部２６の両側からプレート状の第１ばね
部３１が後方、斜め上方に延びて終端している。この第
１ばね部３１はブツシュボタン（ト）の背側に当接し、
ブツシュボタン（ト）を原位置側に常時ばね付勢してい
る。また、第１ばね部３１の背側（下部）には、ラッチ
１６のノ々ランスウェイト部２１に係合する係合突起３
２が一体成形されており、上記ブツシュボタンＩを第１
ばね部３１のばね力に抗して押下けることにより、保合
突起３２がラッチの、Ｓランスウェイト部２１を押下げ
、ラッチ１６を解放位置側に持ち来たすようになってい
る。

また、ばね部材５の基部中央部下部から後方に連接部３
３が延びている。連接部３３は途中から二叉に分岐され
、その分岐端は側方係止部３４に一体接続される。側方
係止部３４は側外方に突出する係止爪３５を有し、この
係止爪３５がペース１１の側板部１３のガイド溝１７か
ら支持孔１４に通じるガイド穴に、上方から挿入され、
係合することにより、側方係止部詞はペース側板部１３
に保持され、取付けられる。

ばね部材６の側方係止部あ間に第２ばね部３５が一体成
形される。第２ばね部はプレート状をなし、中央部が下
方に幾分か突出するように湾曲成形され、この中央部が
ランチ１６の基部プレート部加に当接し、このラッチ１
６が常時ロック位置側に保持されるようにばね付勢して
いる。その際、ラッチ１６の前後方向への移動が規制さ
れるように、ばね部材５の第２ばね部あの中央部から下
方に位置決め突起３６が突出しており、この位置決め突
起あがランチ１６の位置決め用保合孔おに係合している
。

しかして、ペース１１の水平板部１２とラッチ１６およ
びばね部材５との間にタング３８の挿入を案内するガイ
ド路３９が形成され、このガイド路３９を通じてタング
３８の出し入れが行なわれる。タング３８は第１図およ
び第２図に示すように、ラッチ１６と保合可能なラッチ
係合孔４０と、座席ベルトのウェビングの端部に装着さ
れる装着孔４１とを有する。タング関を・々ツクル本体
ｌＯの前方から接近させ、そのガイド路３９に沿って挿
入することにより、タングμｓの挿入端がラッチ１６の
基部プレート部加をばね部材δのばね力（第２ばね部３
５のばね力）に抗して押し開き、この状態からタング３
８をさらに挿入することにより、ラッチ１６がばね部材
δのばね力の作用により、ラッチ保合孔４０に係合し、
タング３８は第３図に示すようにロック（完全にラッチ
係合）され、抜出が規制される。

なお、第３図において、符号４４はノ々ツクル本体ＩＯ
を偉う力・セーであり、符号４５はノ々ツクル本体ｌＯ
を座席ベルトのウェビング端部（図示せず）に装着する
だめの装着孔である。

次に、第６図を参照してブツシュボタン式座席ベルトの
ノ々ツクルの作用について説明する。

タング謔をノ々ツクル本体ｌＯに挿入する前は、ノ々ツ
クルは第６図（Ａ）に示すように保持され、ブツシュボ
タン（資）はばね部材５の第１ばね部３１のばね力によ
り原位置側に保持され、保持されたプッシュボタン加は
カッζ−４４のストッパ部４４ｇのストッパ作用により
原位置に維持される。一方、ラッチ１６はばね部材乙の
第２ばね部３５のばね作用によりロック位置側にばね付
勢され、その位置に保持されている。

第６図（Ａ）に示す状態から、タング３８を・々ツクル
本体１０のガイド路に沿って挿入すると、初めにタング
３８の挿入端がラッチ１６に係合し、このランチ１６を
ばね部材５の第２ばね部３５のばね力に抗して解放位置
側に押し上げ、タング３８のさらに奥への挿入を可能に
する。この状態からタング３８をさらに挿入し、ラッチ
係合孔４０がラッチＩ６に対応した位置”まで挿入され
ると、ラッチ１６はばね部材５の第２ばね部３５のばね
力によりロック位置側に押圧移層１され、第６図（Ｂ）
に示すように、ラッチ１６のラッチ爪２２がラッチ保合
孔４０に係合し、タング３８はロックされる。これによ
り、タング３８の抜出が確実かつ完全に防止される。ま
た、タング３８をノ々ツクル本体ＩＯ内に挿入するとき
、ランチ１６はばね部材２５により常時ロック位置側に
ばね付勢されているので、タング：（８を所定量だけ挿
入すれば、タングは確実にロックされ、擬似ラッチ係合
が未然にかつ完全に防ＩＦされる。

第６図（Ｂ）に示すタング３８のロック状態（完全ラッ
チ係合状態）からタング３８を引き抜く場合には、ブツ
シュボタン３０をばね部材乙の第１ばね部３１のばね力
に抗【７て押し下げる。このブツシュボタン３０の押下
げにより、ブツシュボタン３０けばね部材乙の基部２６
回りに回動し、第１ばね部３１の係合突起３２がラッチ
１６のノセランスウェイト部２１をてこの原理により大
きな力で押下げ、ラッチ１６を第２ばね部３５のばね力
に抗して、第６図（Ｃ）に示すように解放位置側に回動
させる。ラッチ１６のこの回動により、ランチ１６のラ
ッチ爪２２とタング交のラッチ係合孔４０との係合が解
除され、タング３８は解放される。このため、タング：
３８をノ々ツクル本体ｌＯから容易に抜き出すことがで
きる。

この場合において、ラッチ１６はペース１１の側板部１
３の支持孔１４に、その揺動中心軸１ｃｒ、がラッチ１
６の重心を通るように支持されているから、ペース本体
ｌＯに大きな衝撃荷重が加わっても、この衝撃荷重によ
ってラッチ１６が解放位置側に自動的に回動することが
なく、衝撃荷重の悪影響を受けない。

〔発明の効果〕

以上に述べたようにこの発明に係る座席ベルトのバック
ルにおいては、基本的には、ペース、タング、ラッチ、
ばね部利およびブツシュボタンにより、少ない部品で構
成されているから、構造が簡羊であり、組立が容易であ
るとともに、安価に製造でき、経済的である。

また、ばね部材はラッチをロック位置側に常時ばね付勢
しているので、タングのタング係合孔がラッチの対応位
置まで挿入されるとばね力による押圧作用で確実にロッ
クされ、擬似ラッチ係合が未然にかつ確実に防止される
。

さらに、タングを引き抜く場合には、ブツシュボタンを
押圧するだけで、てこの原理によりラッチをばね部材の
ばね力に抗して解放位置側にスムーズに案内することが
でき、タングが確実に解放され、容易に抜き出すことが
できる。

また、ペースの側板部に形成される支持孔に支持される
ラッチの揺動中心軸線が、ラッチの重心を通るようにし
た場合には、ノ々ツクルに大きな衝撃荷重引加わっても
、この衝撃荷重によってラッチが解放位置側に持ち来だ
されることもなく、衝撃荷重による悪影響を受けない。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る座席ベルトの、Ｓツクルの一実
施例を示す斜視図〜、第２図は第１図に示された・９ツ
クルを分解して示す斜視図、＠３図は上記・々ツクルの
平面図、第４図は座席ベルトのノ々ツクルに組み込まれ
るラッチを示す斜視図、第５図は上記バックルに組み込
まれるばね部材を示す斜視図、第６図（Ａ）（Ｂ）およ
び（Ｃ）はこの発明に係る座席ベルトのノ々ツクルの作
用を示す図である。 １０・・・ノ々ツクル本体、１１・・・４−ス、１２・
・・水平板部。 １３・・・側板部、１４・・・支持孔、１６・・・ラッ
チ、】７・・・がイｒ溝、２０・・・基部プレート部、
２１・・・ノ々ランスウエイト部、２４・・・耳部、５
・・・ばね部側、２６・・・基部、３０・・・ブツシュ
ボタン、３１・・・第１ばね部、３２・・・係合突起。 ３４・・・側方係止部、３５・・・第２ばね部、３８・
・・タング。 ３９・・・ガイド路、　４４−・・カッ々−０出願人代
理人　　波　多野　　　久

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、水平板部と両側がほぼ垂直に切り起こされた側板部
   とを有するベースと、このベースの両側板部に形成され
   た支持孔に耳部が挿入され、解放位置とロック位置との
   間を揺動可能に支持されたラッチと、上記ラッチをロッ
   ク位置側に常時ばね付勢するように前記ベースに取付け
   られたばね部材と、このばね部材の基部に力持梁状に取
   付けられたブツシュボタンと、前記４−スの上面に沿っ
   て挿入され、前記ラッチに係合してロックされるタング
   とを有し、前記ばね部材はラッチの前端部側で係合する
   保合突起を有し、この保合突起はブツシュボタンを押圧
   したとき、前記ラッチをばね部材のばね力に抗して解放
   位置に揺動させるようにしたことを特徴とする座席ベル
   トのノ々ツクル。 ２．４−スの両側板部の支持孔に耳部が揺動自在に支持
   されるラッチは、両耳部を結ぶ揺動中心軸線が、ラッチ
   の重心を通るように構成された特許請求の範囲第１項に
   記載の座席ベルトのノ々ツクル。 ３、ラッチは基部プレート部とノ々ランスウェイト部と
   をほぼく字状に一体成形して構成され、上記基部プレー
   トの中央部に下方に突出するラッチ爪が形成された特許
   請求の範囲第２項に記載の座席ベルトのノ々ツクル。 ４、ばね部材は、ベースの前端部上方に横架して取付け
   られる基部と、この基部の両側から延び、上記基部に力
   持支持されるブツシュボタンを原位置側にばね付勢す木
   杭１ばね部と、上記第１ばね部の背部に一体成形された
   保合突起と、前記基部の中央から後方に延びて二叉に分
   岐された連接部を介して接続され、ベースの側板部に係
   止される側方係止部と、上記両側方係止部間に設けられ
   、ラッチをロック位置側にばね付勢する第２ばね部とを
   有し、上記第２ばね部はうツチの位置決め孔に係合する
   位置決め突起を有する特許請求の範囲第１項に記載の座
   席ベルトのバックル。 ５、　、ｊ４−スの側板部は外側方に膨出した膨出部を
   有し、上記両膨出部の内側が支持孔に通じるガイド溝と
   して形成され、ラッチは上記がイＰ溝を摺動して支持孔
   に収納保持されるようにした特許請求の範囲第１項に記
   載の座席ベルトのノ々ツクル。