JPS59222436A - 2,3−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキル−1,4−ベンゾキノンの製造法 - Google Patents

2,3−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキル−1,4−ベンゾキノンの製造法

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JPS59222436A
JPS59222436A JP9643683A JP9643683A JPS59222436A JP S59222436 A JPS59222436 A JP S59222436A JP 9643683 A JP9643683 A JP 9643683A JP 9643683 A JP9643683 A JP 9643683A JP S59222436 A JPS59222436 A JP S59222436A
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幸 一美
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克幸 塩田
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式(I) (式中、k工、に2およびR3は低級アルキル基を示す
。) で示される2、3−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキ
ルー1,4−ベンゾキノンの製造法に関する。
上記一般式(1)で示される2、3−ジ低級アルコキシ
−5−低級アルキルー1,4−ペンツキノンは医薬、農
薬等の重要な中間体である。特にに工、R2およびR2
sがメチル基である2、3−ジメトキシ−5−メチル−
1,4−ベンゾキノンはコエンザイムqとかユビキノン
などと呼ばれる一連の物質の原料となるものであって、
このコエンザイムQなる物質は人体内にあって代謝性強
心剤としての薬理作用の他種々の薬効が認められ、Ro
、 R2およびR3がメチル基以外の低級アルキル基の
化合物も同様の薬理作用を有するものとして知られてい
る。
従来、かかる2、3−ジ低級アルコキシ−・5−低級ア
ルキルー1.4−ベンゾキノンの合成法としては、ワニ
リン、没食子酸またはピロガロールをそれぞれ原料とす
る方法が知られているが、いずれも反応工程数が長い、
原料が高価である、繁雑な操作を必要とするなどの問題
がある。
このような状況下で、本発明者らは前記一般式(I)で
示される2、3−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキル
ー1,4−ベンゾキノンの新しい製造法について研究し
た結果、従来の経路とは全く異なる新規な経路に基づく
方法で、かっ上述の各種の合成法のもつ欠点を解決し、
従来の合成法iこ比較して極めて短い反応工程で目的物
を得る方・法を見出し、本発明に至った。
すなわち本発明は、一般式(III) R2 (式中、R工、R2およびR3は低級アルキル基を示す
。) で示されるジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼンをオ
ルトヒドロキシル化して一般式剃(式中、Kよ、R2お
よびR3は前記と同じ意味を有する。) で示されるフェノール誘導体を得、ついでこれを酸化す
ることを特徴とする前記一般式(I)で示される2、3
−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキルー1,4−ベン
ゾキノンの製造法である。
また、本発明は、前記方法において、原料である一般式
+1)で示されるジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼ
ンを、一般式(II) − H (式中、k工は前記と同じ意味を有する。)で示される
4−低級アルキルカテコールをアルキル化剤と反応させ
て製造する工程を結合したものであって、これによりカ
テコール誘導体を出発原料として有利に目的物を得るこ
とができる。
本発明の上記反応において、アルキル化反応番こついて
は既知の方法が、酸化反応については、タトえばニトロ
ソジスルホン酸カリウムを用いる方法などが知られてい
るが、4−低級アルキルカテコールをアルキル化して得
られるジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼンを直接ヒ
ドロキシル化して一段で水酸基を導入し、しかる後に酸
化して目的とする2、3−ジ低級アルコキシ−s−低級
アルキルー1,4−ベンゾキノンを得る方法1こついて
は従来全く完られておらず、本発明者らにより初めて明
らかにされた方法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
一般式悼)で示されるジ低級アルコキシ低級アルキルベ
ンゼンは、一般式(II)で示される4−低級アルキル
カテコールを種々の低級アルキル化剤と反応させる(第
1工程)ことにより製造される。
アルキル化剤として、例えばジメチル硫酸、ジエチル硫
酸、硫酸メチレンなどのアルキル硫酸、メチルクロリド
(もしくはプロミドもしくはアイオダイド)、エチルク
ロリド(もしくはプロミドもしくはアイオダイド)、n
−(もしくは1so−)プロピルクロリド(もしくはプ
ロミドもしくはアイオダイド)、n−もしくは1so−
もしくはtert −)ブチルクロリド(もしくはプロ
ミドもしくはアイオダイド)、メチレンもしくはエチレ
ンクロリド(もしくはプロミドもしくはアイオダイド)
、プロピオンクロリド(もしくはプロミドもしくはアイ
オダイド)などのハロゲン化炭化水素類、トシル酸メチ
ル、トシル酸エチル、トシル酸プロピル、トシル酸おい
て反応が行われる。
ここで使用されるアルカリとして゛は、たとえば水酸化
アルカリ金属、炭酸アルカリ金属、水酸化アルカリ土類
金属などが挙げられ、その使用fltは4−低級アルキ
ルカテコール1モルに対して2モル以上任意であるが、
好ましくは2〜2.5モルである。
また、上記アルキル化剤の使用量は4−低級アルキルカ
テコール1モル当り2モル以上任意であるが、好ましく
は2〜2.5モルの範囲である。
このアルキル化反応において、触媒として有機第4級ア
ンモニウム塩あるいは3級アミンを存在させると、反応
が比較的低温で進行し、反応速度も向上して非常に有効
である。
ここで、有機第4級アンモニウム塩および3級アミンの
例としてはテトラ−n−ブチルアンモニウムクロリド(
もしくはプロミドもしくはアイオダイドもしくはヒドロ
キシド)、テトラエチルアンモニウムクロリド(もしく
はプロミドもしくはアイオダイドもしくはヒドロキシド
)、トリエチルベンジルアンモニウムクロリド(モしく
はプロミドもしくはヒドロキシド)、トリエチルアミン
、トリメチルアミン、トリブチルアミン等が挙げられ、
これらは単独または混合物として使用される。
触媒を使用する場合、その使用量は4−低級アルキルカ
テコール1モル当1)1/200〜175モルの範囲で
任意であるが、1/200〜1 / 100モルの範囲
で使用するのが好ましい。
ここで用いた触媒は、反応終了後、回収して再使用する
ことができる。
反応溶媒としては、例えば水、ジオキサン、テトラヒド
ロフラン、メタノール、n−プロピルアルコール、イソ
プロピルアルコールレングリコール、アセトン、DMF
 、DMSO。
ベンゼン、トルエン、クロロホルム、ジクロルメタン、
四塩化炭素、エーテル等の脂肪族もしくは芳香族炭化水
素、アルコール、エチテノペハロゲン化炭化水素等の反
応に不活性な溶媒の単独または混合物が使用される。
また、アルキル化剤として種々の低級アルコールを使用
し、4−低級アルキルカテコールと低級アルコールを、
酸性触媒の存在もしくは非存在下に脱水縮合することに
よりジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼンを製造する
こともできる。
使用する低級アルコールは4−アルキルカテコール 〜10モルが好ましい。この廃退11 分のアルコール
を溶媒として用いることもできる。使用される酸性触媒
としては、三フッ化ホウ素・ホウ素酸、酸化アルミナ、
無水酢酸、硫酸、塩酸、トルエンスルホン酸、五酸化リ
ン等カイ例示される。
反応温度は常圧もしくは加圧下に、0〜400℃の範囲
であるが、使用するアルコールてきめられる。このよう
なアルキル り得られた反応混合物から抽°出、濃縮、蒸留等の操作
により、 一般式(I[lで示されるジ低級アルコキシ低級アルキ
ルベンゼンが高収率で得られる。
かくして得られたジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼ
ンをオルトヒドロキシル化して一般式側で示されるフェ
ノール誘導体を得る反応(第2工程)は、ジ低級アルコ
キシ低級アルキルベンゼンを不活性ガス(たとえば窒素
ガス、アルゴンガス)雰囲気中でアルカリ金属アルキル
類と反応させ、得られた反応混合物に酸素または空気を
作用させ、更に酸で加水分解することにより行われる。
また、ジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼンをアルカ
リ金属アルキル類と反応させ、更にグリニヤール試薬と
反応したのち、前に述べたと同様に酸素または空気を作
用させ、次いで酸で加水分解を行ってもよい。
なお、オルトヒドロキシル化反応については、モノアル
コキシベンゼン誘導体に関してはすでにJ 、Org 
、Chem. 、 32 1084 (1967)およ
びオーストラリア特許第1,394,302号明細書に
報告されているが、本発明の対象とするようなジ低級ア
ルコキシ低級アルキルベンゼンのオルトヒドロキシル化
反応については従来全く知られておらず、本発明者らが
初めて見出したものである。オルトヒドロキシ化反応に
用いられるアルカリ金属アルキル類としては、ブチルリ
チウム、エチルリチウム、ブチルナトリウム、エチルナ
トリウムなどが例示され、かかるアルカリ金属アルキル
類は市販の試薬等をそのまま使用してもよく、あるいは
反応系内でアルカ1J金属類とハロゲン化アルキルを調
製したのち使用してもよい。
アルカリ金属アルキル類の使用量はジ低級アルコキシ低
級アルキルベンゼン1モル番こ対して通常1〜5モル、
好ましくは1〜2モルの範囲である。
反応溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ベンゼン、トル
エン、ヘキサン、デカン等のエーテル、脂肪族もしくは
芳香族炭化水素等の反応に不活性な溶媒の単独または混
合物が使用される。
反応温度は通常−30℃〜150℃の範囲で任意である
が、さらに好ましくは一30℃〜50℃の範囲である。
反応時間については特に制限はなむ1。
グリニヤール試薬を用いる場合、グリニヤール試薬とし
てはn−ブチルマグネシウムプロミド(もしくはクロリ
ド、もしくはアイオダイド)、エチルマグネシウムグロ
ミド(もしくはクロリドもしくはアイオダイド)、イソ
プロピルマグネシウムプロミド(もしくはクロリドもし
く゛はアイオダイド)等が例示される。
グリニヤール試薬の調製に際して、反応溶媒としてはテ
トラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジイソプロピル
エーテル等の通常のグリニヤール試薬合成に使用される
溶媒が例示される。
調製したグリニヤール試薬溶液の反応系への添加に際し
ては、不活性ガス雰囲気中で行なわれる・      
        エグリニャール試薬の使用量は(7)
式化台@1モルに対して1〜5モル倍の範囲であるが、
好ましくは1〜2モルの範囲である。
反応温度は通常−30℃〜150℃の範囲で任意である
が、さらに好ましくは一30℃〜50℃の範囲である。
反応時間については特に制限はない。
なお、前記のアルカリ金属アルキル類の反応あるいは更
にグリニヤール試薬との反応においては、副反応を抑え
るために水分、酸素および二酸化炭素をできる限り反応
系外に除去することが望ましい。
かかる反応によって得られた反応混合物憂こ酸素もしく
は空気を作用させるには、反応系内に酸素もしくは空気
を導入して該反応混合物と接触させることにより行われ
る。ここで、酸素もしくは空気は反応系内に導入する前
に予め水分、二酸化炭素を除いておくことが好ましく、
またその接触を円滑かつ十分に行わせるために、反応混
合物を攪拌し、反応混合物中へ吹き込むようにして導入
するのが好ましい。
酸素もしくは空気量は、酸素量としてジ低級アルコキシ
低級アルキルベンゼン1モルに対して1.5倍モル以上
、好ましくは2倍モル以上である。反応時間については
0.5時間以上任意である。次に、かかる反応により得
られた反応混合物は酸により分解される。使用する酸と
しては塩酸、硫酸、酢酸等の無機酸、有機酸の水溶液が
一般に用いられ、その使用量はジ低級アルコキシ低級ア
ルキルベンゼン1モルに対シて1〜10モルの範囲であ
るが、好ましくは1〜5モルの範囲である。分解温度は
一10℃〜80℃の範囲であるが、好ましくはθ℃〜4
0℃の範囲である。
尚、この反応は原料化合物がジアルコキシ体であるため
、反応条件により一般式(V)(式中、肌、およびR2
は前記と同じ意味を有する。) で示されるフェノール化合物が副生することもあるが、
この副生を抑制するためには、使用するアルカリ金属ア
ルキル、グリニヤール試薬の使用モル数、あるいは反応
温度を適当に選べばよい。このような反応により得られ
た反応混合物を分液、抽出、濃縮などにより単離すれば
、一般式側で示されるフェノール誘導体が収率よく得ら
れ、さらに必要とあれば例えば蒸留などにて精製するこ
とができるが、これを酸化して目的物である一般式(1
)で示される2、3−ジ低級アルコキシ−5−低級アル
キルー1,4−ベンゾキノンを得るためには必ずしも単
離、精製する必要はない。
前記フェノール誘導体から2.3−ジ低級アルコキシ−
5−低級アルキルー1,4−ベンゾキノンへの酸化は、
適当な酸化剤を用いることン酸カリウム、トリフロロ過
酢酸、重クロム酸ナトリウムなどが挙げられる。
反応溶媒としては、例えば水、ベンゼン、トルエン、メ
タノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアル
コール、アセトン、DMF。
DMSO等の脂肪族もしくは芳香族炭化水素、アルコー
ル等の反応に不活性な溶媒の単独または混合物が使用さ
れる。反応温度は通常−20〜100℃の範囲で任意で
あるが、好ましくは0〜70℃の範囲である。反応時間
については特に制限されない。このようにして得られた
反応混合物から濃縮、分液、昇華蒸留、結晶化等の一般
的な操作により、目的とする2、3−ジ低級アルコキシ
−5−低級アルキルー1,4−ベンゾキノンを高収率で
得ることができる。
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 ホモカTコール(1−1) 61 f! (0,5モル
)、ベンゼン183りおよびテトラ−n−ブチルアンモ
ニウムアイオダイド1yに50チ水酸化ナトリウム溶液
969 (1,2モル)を攪拌下に10〜15℃にて3
0分かかって加える。その後室温にてさらに2時間攪拌
を続ける。次に、この反応液にジメチル硫酸151.2
F(1,2モル)を室温に保ちながら1時間かかって滴
下する。滴下終了後昇温し、40℃にてさらに3時間攪
拌を続ける。反応終了後トルエンにて抽出分液後、得ら
れた有機層からトルエンを留去し、濃縮残をさらに蒸留
して3,4−ジメトキシトルエン(b、p。
95〜b を得た。(収率 93%) 一方、窒素雰囲気下で無水ジエチルエーテル40rn1
.と細かく切ったリチウム片1.04 F(0゜15f
原子)中に、−10℃にて攪拌下、臭化n−ブチル8゜
9y(0,065モル)および8.9Fの無水ジエチル
エーテルからなる溶液を1時間かかって滴下する。滴下
終了後0〜10℃に保ちながらさらに2時間攪拌を続け
ることにより、n−ブチルリチウムエーテル溶液38.
41得た。次に、ここで得られたn−ブチルリチウムエ
エチル溶i 33.7 F(0゜05モル)を窒素雰囲
気下に(If−1)6、I P (0゜04モル)およ
び雰;==#  ジエチルエーテルis、a yからな
る溶液に加えて、室温にて15時間攪拌する。この反応
液に、別途調製したn−ブチルマグネシウムブロマイド
エーテル溶液40.39 (0,05モル)を室温にて
加え、1時間攪拌する。次に、この反応液中に乾燥酸素
を401nt/分の速度で、30℃以下1こ保ちながら
°3時間吹き込む。反応終了後、反応混合物を塩酸水溶
液にて弱酸性としたのち、トルエンにて抽出分液し、得
られた有eamを濃縮することにより、2,3−ジメト
キシ−5−メチルフェノール(I[−1)4.71ノを
得た。(収率70%) 次に、ここで得られた( DI −1) 1.68グ/
θ (0゜01モル)と呻番=ヰ今トルエンθ7とからなる
液を0゜17モル/lリン酸−カリウム水溶液1oo−
とニトロソジスルホン酸カリウム0゜065モル/l水
溶液400−からなる溶液に加え室温にて3時間攪拌す
る。この反応混合物をトルエン抽出分液した後、有機層
を水洗し、芒硝で乾燥後トルエンを留去することにより
、2.3−ジメトキシ−5−メチル−1゜4−ベンゾキ
ノン1.48fを得た。 (収率81%)   m、p
s9〜6o℃ (橙赤色針状結晶)元素分析値 C8H
工。04 C(%)       H(%) 計算値   59゜33   5.53実験値   5
9゜35   5.63実施例2 3.4−ジメトキシトルエン(n−1)6、I P (
0,04モル)およびテトラヒドロフラン24.4 f
からなる溶液に、市販の15重量%n−ブチルリチウム
ヘキサン溶液21.39(O,OSモル)を窒素雰囲気
下に加えて、室温にて18時間攪拌する。この反応液に
別途調製したn−ブチルマグネシウムクロリドのテトラ
ヒドロフラン溶液29.2 F(0,05モル)を室温
にて加え、0.5時間攪拌する。この反応液中に乾燥酸
素を50 m77分 の速度で2時間吹き込む。この際
、反応温度は30℃以下に制御する。その後、反応混合
物をIN塩酸水溶液にて弱酸性としたのち、メチルイソ
ブチルケトンにて抽出分液する。得られた有機層より溶
媒を留去することにより、2,3−シメトキシー5−メ
チルフェノール(III−1)4.58 Fを得た。(
収率68チ) 次に、ここで得られた(II[−1) 1.68 F(
0,01モル)とベンゼン1(1’とからなる溶液を0
.2モル/l’)ン酸−カリウム水溶液1001nlと
ニトロソジスルホン酸カリウム0.08モル/lの水溶
液500−からなる溶液に加え室温にて2.5時間攪拌
する。この反応混合物をベンゼンにて抽出分液した後、
有機層を水洗し芒硝で乾燥後、溶媒を留去することによ
り、2,3−ジメトキシ−5−メチル−1゜4−ベンゾ
キノン1.41 fを得た。 (収率77%) m、P   59〜60℃(橙赤色針状結晶)元素分析
値 C,H工。04 C(灼   H(チ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 (式中、R1,R2およびR2s は低級アルキル基を
    示す。) で示されるジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼンをオ
    ルトヒドロキシル化して一般式(式中、Ro、 R2お
    よびR,sは前記と同じ意味を有する。) で示されるフェノール誘導体を得、ついで、これを酸化
    することを特徴とする一般式(式中、R1,R2および
    に、は前記と同じ意味を有する。) で示される2、3−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキ
    ルー1,4−ベンゾキノンの製造法。
  2. (2)  一般式 (式中、k工は低級アルキル基を示す。)で示される4
    −低級アルキルカテコールをアルキル化剤と反応させて
    、一般式 (式中、kよ、R2およびへは低級アルキル基を示す。 ) で示されるジ低級アルコキシ低級アルキルベンゼンを得
    、これをオルトヒドロキシル化して、一般式 (式中、Rよ、R2およびに3 は前記と同じ意味を有
    する。) で示されるフェノール誘導体を得、ついでこれを酸化す
    ることを特徴とする一般式 (式中、艮よ、R2およびR3は前記と同じ意味を有す
    る。) で示される2、3−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキ
    ルー1,4−ベンゾキノンの製造法。
JP9643683A 1983-05-30 1983-05-30 2,3−ジ低級アルコキシ−5−低級アルキル−1,4−ベンゾキノンの製造法 Granted JPS59222436A (ja)

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