JPS59222295A - 接触酸化処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ツ・３次接触酸化処理装置に関する。

水質汚濁防止法が施行されてから、各都道府県の条例に
より、排水基準が定められ、地域によっては厳しい上乗
基準を課せられ、特に！θ１Å以上は特定施設として届
出制を敷かれ、排水基準に適合しない処理施設は改善命
令、または一時使用停止の行政処分を受ける罰則を定め
られた。又、排水の公害を極度に排除している飲料水の
取入口地区等、特別の行政指導の規制区域も各所にある
ことを考慮し、小規模の処理施設も放流水質の向上を計
るための矛３次処理を必要とし、この処理法を研究し、
公害防止装置として発明した。

この装置は、下記の通り特定施設として設置する各種処
理装置の要点となる事項を列記してみると、 ２１／　　上乗基準に示された基準以上の放流水質であ
ること。

矛ユ　建設費の低床、取付機器の堅牢、かつ、永続使用
に耐え、構造物の美観及び騒音、臭気等公害関係がない
こと。

】・３　保守管理費の少額と操作が容易であること。

牙弘　自然的な処理方法に徹し、故障がなく、早期発見
と補修等が容易であること。

−Ｊ・ｓ、　　処理方法並びに機能が優れ、処理過程中
、機器の故障を生じても全体に及ぼす影響が僅少である
こと。

以上のような理由から総体的に、簡易にして堅牢、かつ
、自然的で処理能力が優れ、完全に処理目標に達し得る
牙３次処理施設である。

次に、図面について本発明実施例の詳細を説明すると、
調整槽、曝気槽、沈澱槽（以上図示略）を経た汚水を移
流処理する接触酸化槽であって、下底部に断面形状を摺
鉢状となし、かつ、下底部に汚泥引抜管（１）の下端を
臨ませた有機性物質の沈澱室（２）を形成した槽体低）
に、汚水の溢流を許す、詳しくは、比較的低い矛／隔壁
板（３α）と、溢流を許さない、詳しくは、比較的高い
牙コ隔壁板（３ｈ）を平行に垂設して、下部が互いに連
通した曝気室（４）、酸化室（５）、沈澄室（６）を形
成する。

上記曝気室（４）を構成する矛／隔壁板（３α）と平行
した槽壁の上部には、噴出抵抗耕盤（４’−）を形成し
、曝気室（４）の噴出水の流速を高めるようになし、ま
たこの噴出抵抗耕盤（りａ）の上部には、移流堰（７）
を設け、これには、正面形状が鋸歯状の三角ノツチを形
成せる溢流板（８）を設け、移流汚水が均等に曝気室（
４）に供給されるようにしである。（９）は曝気ノズル
（デフイーザー）であって、これの噴気によって上昇攪
拌される汚水が、上記噴出抵抗耕盤（４ｔα）方向に向
は上昇するように配置されている。この上昇流により上
記酸化室（５）内の汚水が矢印で示す方向に吸ぢ１循環
されるものである。また、上記デフイーザ−（９）の取
付位置は、牙ｌ隔壁板（３α）の下端より約／θ［株］
上部とすることが望ましく、また噴出エアは、ボール弁
（空気弁）の開閉により適量を定める。

またオノ隔壁板（３α）は、汚水の溢流を行わせるため
、設定水面、詳しくは、酸化室（５）の静止水面と同一
レベルとし、下端は、後述するｒ材ブロックの下端面よ
り約！偏下位とする。また１アコ隔壁板（３ｈ）は、酸
化室静止水面より約１００以上突出させ、酸化室の汚水
他の溢流を防ぎ、下端は牙ｌ隔壁板（３α）の下端より
約３０〜グθ薗下方に下げ、沈澄室（６）へ汚物直行の
流出を防ぎ、余剰水は下部を通り抜は沈澄室に移行させ
るように構成されている。

上記酸化室（５）には、矛／隔壁板（３ａ）を溢流して
くる汚水の流れ方向と平行した多数のｒ材板（１０α）
を適当間隔毎に垂設したｆ材ブロック００．このｒ材ブ
ロック０ωの沢材板（ｌθα）と直交する多数のｒ材板
（１０α）からなるｆ材プ四ツク（１０）とを交互にλ
段、３段基準（場合により基準以上とする）をもつて充
填する。尚、この沢材板（ｌθα）は、ビニール樹脂の
凹凸板により構成する。

またＰ材ブロック内を流下する汚水の流速は、ｆ材板表
面に多発した植物性微生物が剥離される流速とし、この
流速は曝気室のエア操作により制御するものである。汚
水は曝気室（４）と酸化室（５）間を常時連続循環し、
必要以上に発生する植物性微生物の剥離した物質は、沈
澱室（２）に降下し、余剰水は沈渣室（６）に移流し、
更に有機性物質を分離降下させ清浄水とする。

上記汚泥引抜管（１）の中途部に、上記デフィーザー（
９）と共用の空気パイプａυを連続し、該空気パイプ０
１）から圧送されるエアの作用で、沈澱室（２）に滞留
せる有機性物質が殴り［除去される。尚この除去は条件
によって異るが、７〜１０日に／同程度の割合で行えが
足りる。また上記沈渣室（６）の上部には、全長にわた
って三角ノツチを設けた清浄水の放流溢流堰（１２）が
設けられており、溢流堰の全面がら清浄水が溢流せしめ
られ、溢流水の一部が片寄り、滞留状態となり、ひいて
はＢＯＤが高まるのを合理的に防ぐようにしである。

沈渣室（６）は、有機汚物並びに植物性微生物の剥離さ
れた物質が余剰水とともに移流（この物質は水より比重
あり）する。沈渣室（６）は、入流水量の約１３倍の容
量としてあり、充分有機物質が沈降分離し、完壁な清浄
水とする。また上述したように、沈渣室の全面から清浄
水を取入れており、三角ノツチにより平等に溢流させて
いるので、沈渣室（６）の水はＥＯＤ並ＳＳ等完全に除
失し、清浄な水質となり、更に次槽において消毒放流す
るので無公害の放流水となる。この装置は５０％以上の
除去率があり、更に上乗水質基準を要求される場合、前
述の同様の施設を増設し、最も合理的な維持管理費の僅
少な全生物処理方式で、ＢＯＤ−Ｊ’ｐｐｍ、　Ｓ　Ｓ
　−ｊ　ｐｐｍ、　Ｎ−Ｐ共／　ｐｐｍ以下とすること
は可能である。

上述のように本発明によれば、接触酸化装置は、曝気攪
拌室、接触酸化室、沈渣室により構成され、この３室は
各々の隔壁板にて仕切られ、各南下部は沈澱室につなが
り、曝気攪拌室のエアの噴出を利用し、汚水を曝気攪拌
室に誘導し、反ｉＦ材と生物膜に接触させ、酸化を促進
させることができる。酸化室沢材には酸化を促す生物が
付着し、生物の呼吸により酸化効果をあげるとともに、
有機物を摂取し、浄化して行く。又、生物が多発した場
合は、水の流動により生物が剥離され、これ等は全て下
部沈澱室に降下停留せしめ得られ、尚余剰水け、次室沈
澄室内に逐次流れ込み、有機物質の一部は水の流動とと
もに上昇するが、比重があるので沈澱室に降下収拾され
る。そのため沈渣室の水は清浄となり、沈渣室全面に設
置された三角ノツチを溢流、次槽に流入する。この溢流
堰により水質は極度に良質の活水となり、何等支障のな
い放流水となすことができ、尚剥離された有機物質は、
沈澱室に沈降し、エアリフトにより汲み上げられ汚泥濃
縮槽に排除され、この過程を繰り返し浄化されていく装
置で、矛３次処理として１０％以上の除去率を立派に果
たしている効果的装置の発明である。

【図面の簡単な説明】

２１ノ図は縦断正面図、１ｔ２図は同上平面図である。 （Ａｌ・・・接触酸化槽、（１）・・・汚泥引抜管、（
２）・・・沈澱室。 （３α）・・・１１ノ隔壁板、　（３ｂ）・・・２ノー
隔壁板、（４）・・・曝気室、（５）・・・酸化室、（
６）・・・沈渣室、（７）・・・移流層、（８）・・・
溢流板、（９）・・・デフイーザー、ａＯ）・・・ｒ材
ブロック。 ａつ・・・溢流堰。 特許出願人　岩　城　秋　雄 （／／） 昭和１２年２月７１日 ］、事件の表示 昭和１１年　　　特　願第９ｔａａｏ号３、　補正をす
る者 事件との関係　　出願人 ４、代理人 ６、　補正により増加する発明の数 ７、補正の対象 明細書 ／明細書中津り頁牙！行の「ｓｓ５５−３ｐｐ」ヲｒｓ
ｓ−ｉθｐｐ＝　Ｊと補正。 以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 調整槽、曝気槽、沈澱槽を経た汚水を移流処理する接触
   酸化槽であって、下底部に断面形状を摺鉢状となし、か
   つ、下底部に排水バイブの下端を臨ませた有機物質の沈
   澱室を形成した槽体に、汚水の溢流を許さない矛コ隔壁
   板を平行に垂設して、下部が互いに連通した曝気室、酸
   化室、沈渣室とを形成し、上記曝気室の一側上部に整流
   堰を設けるとともに、内部に曝気ノズル（デフイーザー
   ）を設け、上記酸化室には、矛ｌ隔壁板を溢流してくる
   汚水の流れ方向と平行した多数の沢材板を適当間隔毎に
   垂設した沢材ブ四ツク、このｒ材ブ四ツクの沢材板と直
   交する多数のＰ材板からなるｒ材ブロックとを交互に充
   填せしめ、更に上記沈渣室の上部−側に溢流堰を設けた
   ことを特徴とする接触酸化処理装置。