JPS59220225A - 中空型材の凸型模様の加工方法及びその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、中空部を持つパイプ状の型材の対向する両側
壁の外側面に、凸出した模様、図柄などを加工作成する
だめの方法および装置に関するものである。

従来、表面に模様を有する中空型材は 一般にダイスによる引抜きなどの加工法で作るため、長
手方向に連続する直線状の凹凸やピッチを変えたものに
限られ、直線状に連続しない模様、図柄を型材の表面に
作成するためには、これらアルミサツシやスチール製中
空型材の外側面に彫刻や、放電加工や、又は接着などの
手段により凹凸状に模様や図柄などを作成していた。

これらの方法では、加工作業が面倒で多くの時間と労力
を要し、コストも高く、製品の均一性を損い大量生産に
適しないなどの欠点があった。

水出願人は、このような従来の欠点を排除するため加工
の容易な新規な、型材の模様加工装置につき出頭を行な
った（特願昭５８−０３１６２９号）。

而して、この装置は中空型材の側壁部の片面にのみ模様
、図柄などを作成するものであるが型材の対向する両側
壁の外側面に、模様、図柄などを作成する場合は、片面
部に模様を作成した後、型材を転回して再度上記模様の
対向する側面部に模様を加工作成する必要がある。

従って、このような場合、基台上にこの型材を載置して
押圧を行うため、折角形成した型材の模様が変形するた
め、該模様部が押圧されぬように、基台表面の該模様に
相当する位置をぬすむ必要があるなど繁雑な工程や手数
を必要とするものである。

本発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、従来
のように彫刻などの面倒な工程を必要としないことは勿
論、加工すべき型材を転回して２回作業を行うなど繁雑
な工程を必要とせず１工程で型材の対向する両側壁の側
面部に模様、図柄を加工作成することのできる方法およ
び装置を提供することを目的とする。

以下、本発明の実施例を添付の図面に基いて説明する。

第１図は、本発明による方法を実施した装置のアルミな
どの中空型材の中心線における水平断面図で型材に対し
雌型部材を接面させた状態を示し、ｖＪ２図は、第１図
の１〜■線における全体の縦断面図、第４図は、第１図
のＩ〜■線における全体の縦断面図である。

図においてｉｌ＋は装置の基台であって、適当な手段で
機械の台座（図示せず）に取付は使用するもので、基台
ＩＩ＋の一方の側（第１図では下側、第４図では左側）
に垂立状に雌型取付壁（１ａ）が形成され、該雌型取＋
ｊ′壁（１ａ）Ｋは、中空型材（５）の一方の側壁（Ａ
１）の表面に凸型模様を形成するための凹型面（１０）
を有する雌型部材（２）がボルト（４）〜（４）Ｋより
取付けられている。一方、基台１１）の雌型取付壁（１
ａ）の反対側には、カム部材ガイド壁（１ｂ）が垂立状
に形成され、中空型材の前記側壁（Ａ、）２反対側の側
壁（Ａ、）の表面に凸型模様を形成するための凹型面（
１１）を有する雌型部材（３）が、後述するカム部材な
どを介して、該側壁（Ａ１）の表面に接面されている。

この雌型部材（３）は、雌型取付板（７）にボルト（８
）〜（８）により固着されており、該雌型取付板（７）
は、雌型取付面と反対側の面にカム面（７ａ）を有し、
基台１】）の立上り部（１ｃ）に植立されたガイド軸（
５）、（５）に案内され、バネ＋６１　、　＋６１によ
り型材（８）より離れる方向に付勢されているもので、
雌型取付板（７）とカム部材ガイド壁（１ｂ）との間に
介装され目、つカム面（９ａ）を持つカム板（９）が、
第１図に示すように左行したきき、上記＃４ｉ型部材（
３）が型材（８）の側壁（Ａ１）に接面するようになっ
ており、カム板（９）が右行するときは、雌型取付板（
７）は後退し帷型部桐（３）は型材の側壁（Ａよ）より
離れるようになっている。

このカム板（９）の左行、右行は油圧シリンダーやカム
など適当な手段を用いて行うものである。

一方、中空型材囚の中空部に相当する位置に、上記２つ
の雌型部材＋２！　、　＋３１のそれぞれの模様に対応
する凸型面（＋２１　、　（＋３１を有し、中空型材（
８）に内装されるように形成された雄型部材（１４）　
、　（＋５１が、上記２つの雌型部材＋２１　、　＋３
１に対向してその模様が雌型の模様と対応するように位
置する吉ともに、基台ＩＩ＋の立上り部（Ｉｄ）Ｉｃ植
立されたガイド軸（＋ｅ）　、　（＋ｅ）および（１７
）　、　（ｌηにより案内され且つそれぞれがお互いに
近づくようにバネで付勢され、これ等２つの雄型部材（
＋４）　、　（１５）の間には、該雄型部材と重合した
状態で型材（５）の中空部に内装されるとともに、長手
方向の移動により２つの雄型部材を中空型材内面に押動
しうるようにカム面（１，９）　、　（＋９）を設け７
にカム部材ＱＯ）〔第３図参照」が介装され、また、雄
型部材：＋４＋　、　（１５）にはそれに対応するカム
面（＋８１　、　（＋８）が設けられている。さらに、
カム部材（２０）の一端は、上記雄Ｉｆ１！部材との重
合部の外側に、中空型材（８）が嵌装着脱しうる寸法の
端部（２０ａ　）が設けられて該端部（２０ａ）　Ｋは
カム部材（２０）を長手方向に駆動するための駆動孔（
２０ｂ）が穿設され、カム部材の端部（２０ａ　）の通
路外において該駆動孔（２０ｂ）に臨む位置には、前後
動して上記カム部材（財））の斜面（２０ｃ　）などに
接触してこれを駆動するだめの押動部（２１ａ）を有す
る押動片（２１）が、油圧その他の手段によるプレ内機
（図示せず）に固着されて進退自在に配置されている。

而して、前記カム板（９）およびカム部材ｔ２０）の駆
動は、先ずカム板（９）が右行状態より左行して（第１
図に示す状態）、雌型部材（３）を型材（５）に接面さ
せた後、重合状態にある型材（５）内のカム部材（財）
を左行せしめ、２つの雄型部材の凸型面ｔ１２）　、　
０３）を型材内面に押圧するように形成されている。

本発明は上記のように構成されるものであるが、上記し
た装置において、中空型材＾の取付には、押動片（２１
）が復元してカム部材端部（２０ａ　）の駆動孔（２０
ｂ）から退避し且つカム部材（９）が右行して雌型部材
（３）が中空型材への接面位置から後退している時点で
、２つの雄型部材ｆ１４）　、　（１５）とその間に介
装されたカム部材−が重合している状態のとき、中空型
材（８）をカム部材端部（２０ａ）より挿入定位せしめ
る（第２図参照）。

次に装置を駆動させると先ず、右行状態にあったカム板
（９）が左行して、第１図に示すように、雌型部材（３
）が挿入定位された中空型材（４）の一方の外側面（Ａ
：＞に接面し、一方、該外側面（Ａ、）と反対側の外側
面（Ａ１）は、基台に固定された雌型部材（２）の雌型
面に接面した状態となる。つぎに、プレス機などに固着
されだ押動片シｌ）が前進して雄型部材と重合状態にあ
るカム部材（■の端部の駆動孔（２０ｂ）に底入して押
動部（２１ａ）の斜面部と駆動孔内の斜面（２０ｃ）と
が滑合してカム部材（２０）は左行せしめられる。カム
部材ｅ２０）が左行せしめられると、同カム部材の２つ
のカム面（＋９）　、　（＋９）と雄型部材Ｑ４）　、
　（＋５）のカム面（１８）　、　（１８）とが滑合し
て、一方の雄型部材（１４）は固定された雌型部材（２
）の方向へ、他方の雄型部材（１６）は型材（５）の外
側面（Ａ、）に接面定位された雌型部材（３）の方向へ
押動される。これにより、雄型部材（１４）及び（１５
）の凸型面（１乃。

（）３）が型材（５）の側壁部を介して雌型部材１２１
　、　＋３１の凹型面１ｏ）　、　０１）に押圧され、
中空型材の外側面（ＡＩ）。

（Ａｌ’）に第５図、および第６図に示すように凸型模
様（Ａ２）〜（Ａ２）および（ｐ：）〜（Ａ；）が形成
される。

つぎに加工後は、プレス機の作動により押動片（２１）
が後退してカム部材の駆動孔（２ｏｂ）から離脱すると
ともに、押動片し１）の押動部（２１ａ）の斜面部など
によりカム部材し０）は押し戻されて、２つの雄型部材
Ｑ４１　、　（＋５）と中間のカム部材（２ｏ）とは重
合状態に復元し、一方、カム板（９）は左行し、雌型部
材（３）は凸型模様の凸出した型材（５）の一方の壁（
Ａ１）から後退し、両面に凸型膜様の凸出した型材（８
）を対向する雌型部材＋２１　、　＋３）の間から図に
おいて左方へ取出すのである。

この後、次回の加工は雄型部材（３）が中空型材への接
面位置から後退している時シて、中空型材（８）をカム
部材端部（２０ａ）側より挿入定位せしめて引続き加工
を繰返すのである。

なお、本発明は以上に述べた実施例のみに限定されるこ
となく、例えば対向する雌型部材を両方可動として型材
に接面させてもよく、寸だ、多角形パイプや楕円形パイ
プなど対向する壁面を持つすべてのパイプに適用される
ものであり、本発明の方法および装置の範囲を逸脱しな
い範囲内で種々の変更があり得ると２は勿論である。

上記の説明から明らかなように、本発明によれば、従来
容易になし得なかった中空部を持つ型材の対向する両側
壁部の外側面に対する凸出した模様、図柄の形成を容易
に行うことができるもので、この種の製品の大量生産に
益するところが大である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の方法による装置ｔｔの実施例を示すもの
で、 第１図は、装置に型材を押入して雌型を接面させたとき
の型材の中心線における水平断面図、 第２図は、第１図の■〜■線における全体の縦断面図、 ＠３図は、雄型部材に介装されるカム部材を示す一部の
斜視図、 第４図は、第１図の■〜■　線における全体の縦断面図
、 第５図は、凸型模様を持つ中空型材の断面図、第６図は
、同型材の斜視図、 である。 （１）基台、＋２１　、　＋３１・・雌型部材、（７）
雌型取何板、（９）・・・カム板、＋＋０１　、　（、
＋１）・・・凹型面、（＋２１　、　（１３）・・凸型
面、＋１４）　、　（＋５）−・雄型部材、（＋８）　
、　（＋８）　、　（＋９）　、　（＋９ｊ　　カム面
、（２０）　　カム部材、（２１）・押ＩＩ１片。 特許出願人　加　藤　俊　雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中空部を有するパイプ状の型材の対向する側壁の外
   側面に対して、少くとも一方の型面が進退可能である１
   対の雌型部材を接面定位せしめ、型材の中空部には上記
   雌型部材のそれぞれの模様に対応した凸出部を有し型材
   の内面に対して進退可能である１対の雌型部材を内装し
   て、その雄型の模様を上記雌型の模様と対応せしめた後
   、上記雄型部材をカム手段により型側内壁面に押圧せし
   めて、型材の対向する側壁の両件側面に模様を凸出せし
   めることを特徴とする中空型材の凸型模様の加工方法。 ２　中空部を有するパイプ状の型材を載置するだめの基
   台と、該型材の対向する両側壁の外側面に接面するよう
   にその一方は基台に固定され他の一方はカム手段により
   進退自在に設けられた１対の雌型部材と、型材の中空部
   に相当する位置に上記雌型部材に対向して、その模様が
   雌型の模様と対応するご表く進退自在に基台に設けられ
   上記型材に内装される１対の雄型部材と、該雄型部材の
   間に介装され雌型部材と重合した状態で上記型材に内装
   されるとともにその長手方向の移動により雌型部材を型
   材内面に押動しうるカム面が設けられたカム部材と、カ
   ム部材を長手方向に移動しうる移動手段上を備えたこと
   を特徴々する中空型材の凸型模様の加工装置色。