JPS59217984A - シ−ズヒ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシーズヒータに関するものであり、特に高温度
での絶縁抵抗値の劣化を防止し、かつ寿命を長くする充
てん剤を用いたシーズヒータに係るものである。

従来シーズヒータは第１図に示すように両端に端子棒１
を備えたコイル状の電熱線２を金属バイブロに挿入し、
この金属バイブロにマグネシャからなる充てん剤４を充
てんしてなり、さらに金属バイブロの両端を低融点ガラ
ス５および耐熱性樹脂６で完全封口してなるものである
。このように構成された／−ズヒータは７００°Ｃ以下
の使用温度では非常に優れた性能を肩しており、特に日
本の風土のように高温で多湿な所では吸湿等による絶縁
抵抗の低下を完全に防止してくれるため、感覗や漏電等
の事故となる危険がきわめて少なくなるという利点があ
り、近年、家庭−匡化品や工業用品向けの生産量が増大
しているう しかしガラス等で完全封口を行った場合、／−ズヒータ
使用時の温度が７００°Ｃを超えると使用時の絶縁抵抗
値が著しく低下し、結果的には耐久性が劣ってしまうと
いう現象がみられた、特に金属パイプ３の表面温度が高
くなるほどこの傾向が著しくなるという欠点があった。

この理由は完全封口された場合、／−ズヒータ内部の酸
素は金属バイブロの内面が酸什すると同時にほとんど消
費され無酸素状Ｂｌ／ｃｆ：！つてしまう。

このような状況下で高温度に加熱されると絶縁粉末であ
る充てん剤のマグネ７ヤ４に変化が起こる。

特に不純物として含有されているわずかの噛化鉄が電熱
線２や金属パイプ３の成分元素中の金属りロムと反応し
、酸化マグネタイトで複合酸化物となる。まだ、金属ク
ロムは酸素との結合エネルギーが鉄よりも大きく、無酸
素で高温の状況では酸化鉄が還元されてマグネタイト系
の酸化鉄に変化する。前記複合酸化物やマグネタイト系
酸化鉄はわずかの量でも絶縁性を著しく低下させること
となる。

本発明は高温でも絶縁抵抗値が低下しないシーズヒータ
を得ることを目的とし、シーズヒータの構成材料の主成
分のうち特に金属クロムと反応しても絶縁抵抗値を低下
させない酸化物を添加したマグネシャ粉末を充てんする
ことによって、高温時絶縁抵抗値の低下防止と長寿命化
を計れるようにしだものである。

以下本発明の一実施例を第１図を用いて説明する。その
添加する酸化物は重量比酸化ケイ素２０〜４６％と同酸
化ニッケル６０〜８０チを溶融、焼結して複合酸化物を
作り、それを微粉末として従来のマグネシャに混作する
。混合比は重量比で０．１〜５チである。

その作用はこの複合酸化物を添加することによって金属
クロムがマグネシャの不純物である酸化鉄と反応する前
に複合酸化物と反応し、さらに複雑な酸化物が生成され
る。また、酸化ニッケル中の酸素がわずかに解離し、／
−ズヒータ内部の酸素濃度を高める作用を呈し、電熱線
の表面に緻密な複合酸化物を形成する。この緻密な複合
２俊化物は熱安定性に優れているだめ、電熱線２の保護
作用を発揮する。その結果シーズヒータ内部テ（７）酸
化反応はこれ以上進行せず高温時絶縁抵抗値の低下や、
寿命の低下が防止される。

それらを更に詳細に説明すると、　ｒＩＲ化ケイ素３゜
４ｗｔと酸化ニッケル７０％ｗｔとをこの比率で混合後
。

１５００〜１７００°Ｃで溶融、焼結させる。これによ
って生成した複合酸化物を２００メソンユ以下に微粉末
とし、この微粉末を従来のマグネツヤ粉末に０１〜５％
程度添加してよく混合してマグネ／ヤ粒子表面に付着さ
せる。このようにして酸化ケイ素ニッケルの複合酸化物
を添加したマグネツヤ粉末を充てん剤とするのである。

次に金属パイプ３の中にコイル状にした電熱線２を両端
に端子棒１を接続して挿入後、充てん剤４を充てんし、
圧延減径、焼鈍の工程を行った後。

さらに金属パイプ３０両端を低融点のガラス５および耐
＃Ａ樹脂６で完全に封口し、シーズヒータを構成するの
である。

その効果はとのシーズヒータについテア金属パイプノ表
面温度を９００’Ｏとし、　３０　分０Ｎ−ＯＦＦ　Ｃ
１断続通電加熱、冷却サイクルテストを行った後、　８
０００Ｃにおける高温時の絶縁抵抗値を測定したが、第
２図に示すように（図は複合酸化物約１チ添加の場合の
データ）従来のシーズヒータ７は１００サイクルのテス
トで０．５〜０．６ＭΩに低下し、それ以後は０．３−
０．４ＭΩまで低下し、約１．０００サイクルで断線に
至る。これに対して１本発明の充てん剤を用いたシーズ
ヒータ８は初期の２ＭΩを７５０サイクルまで保持し、
　１，０００サイクルで、やや低下が認められるが断線
せず、高温時の絶縁抵抗値を保つことができる。

以上本発明によれば高温時でも絶縁抵抗値が低下せず、
かつ、断続寿命も長くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来及び本発明の一実施例の７−ズヒータの断
面図、第２図は本発明の一実施例によるシーズヒータの
断続通電による高温時ｅ線抵抗の変化である。 ２・・・電熱線。 ３・・・金属パイプ。 ４・・・マグネシャ粉末。 ７・・・従来の充てん剤を充てんした／−ズヒータ。 ８・・・複合酸化物粉末を添加、混合した充てん剤を充
てんしたシーズヒータ。 出願人　　日立熱器四昧弐会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 金属パイプに屯Ｍ線を挿入し充てん剤で充てんしてなる
   シーズヒータにおいて、酸化ケイ素と酸化ニッケルとを
   溶融、焼結してなる複合酸化物を微粉末とし、これをマ
   グネシャ粉末に重量比で０．１〜５チ添加、混合して充
   てん剤としたことを特徴とする／−ズヒータ。