JPS60115189A - シ−ズヒ−タの製造方法 - Google Patents
シ−ズヒ−タの製造方法Info
- Publication number
- JPS60115189A JPS60115189A JP22130283A JP22130283A JPS60115189A JP S60115189 A JPS60115189 A JP S60115189A JP 22130283 A JP22130283 A JP 22130283A JP 22130283 A JP22130283 A JP 22130283A JP S60115189 A JPS60115189 A JP S60115189A
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- JP
- Japan
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- sheathed heater
- powder
- oxide
- magnesia
- metal
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシーズヒータの製造方法に関するものである。
一般に7−ズヒータは第1図に示すように両端に端子棒
1を備えたコイル状の電熱線2を金属ノくイブ6に挿入
し、この金属バイブロにマグネシャからなる電気絶縁粉
末4を充てんしてなり、さらに金属パイプろの両端を低
融点ガラス5および耐熱性樹脂6で完全封口してなるも
のである。
1を備えたコイル状の電熱線2を金属ノくイブ6に挿入
し、この金属バイブロにマグネシャからなる電気絶縁粉
末4を充てんしてなり、さらに金属パイプろの両端を低
融点ガラス5および耐熱性樹脂6で完全封口してなるも
のである。
このように構成された/−ズヒータは非常に優れた性能
を有しており、特に日本の風土のように高温で多湿な所
では吸湿等による絶縁抵抗の低下を完全に防止してくれ
るため、感電や漏電等の事故となる危険がきわめて少な
くなるという利点があシ、近年家庭電化品や工業用品向
けの生産量が増大している。しかし、ガラス等で完全封
口を行った場合、ヒータ使用時の温度が700℃を超え
ると熱時の電気絶縁抵抗値が著しく低下し、結課的には
耐久性が劣ってしまうという現象がみられた。
を有しており、特に日本の風土のように高温で多湿な所
では吸湿等による絶縁抵抗の低下を完全に防止してくれ
るため、感電や漏電等の事故となる危険がきわめて少な
くなるという利点があシ、近年家庭電化品や工業用品向
けの生産量が増大している。しかし、ガラス等で完全封
口を行った場合、ヒータ使用時の温度が700℃を超え
ると熱時の電気絶縁抵抗値が著しく低下し、結課的には
耐久性が劣ってしまうという現象がみられた。
特に金属バイブロの表面温度が高くなるはと、この傾向
が著しくなるなどの欠点があった。この理由は完全封口
された場合、7−ズヒータ内部の酸素は金属バイブロの
内面が酸化すると同時にほとんど消費され、無酸素状態
になってし−まう。このような状況下で高温に加熱され
ると電気絶縁粉末4であるマグネシャに変化が起こる。
が著しくなるなどの欠点があった。この理由は完全封口
された場合、7−ズヒータ内部の酸素は金属バイブロの
内面が酸化すると同時にほとんど消費され、無酸素状態
になってし−まう。このような状況下で高温に加熱され
ると電気絶縁粉末4であるマグネシャに変化が起こる。
特に不純物として含有されているわずかの酸化鉄が電熱
線2や金属バイブ6の成分元素中の金属クロムと反応し
、酸化マグネシャ中ム中で複合酸化物となる。
線2や金属バイブ6の成分元素中の金属クロムと反応し
、酸化マグネシャ中ム中で複合酸化物となる。
また、金属クロムは酸素との結合エネルギーが鉄よりも
大きく、無酸素で高温の状況下では酸化鉄が還元されて
、マグネタイト系の酸化鉄に変化する。これらクロムが
含有する複合酸化物やマグネタイト系の酸化鉄はわずか
の量でも電気絶縁抵抗値を著しく低下させてしまう。そ
こでシーズヒータの構成材料のうち、電気絶縁粉末と金
属クロムが反応しても絶縁抵抗値を低下させない二種以
上の金属複合酸化物を添加した電気絶縁粉末4を充てん
して製造したシーズヒータは熱時絶縁抵抗の低下防止と
長寿命化が得られることを実験的に確認してきた。一方
マグネシャ粉末に添加する金属の複合酸化物粉末には均
一な分散性を有することが必要である。しかし実際に添
加すると母粉体のマグネシャとの比重が異なるため、偏
析を生じやすく、シーズヒータとしての特性である熱時
絶縁抵抗値と耐電圧の低下の原因となり、不良率が高く
なるという欠点が生じた。そのため長期間使用後の熱時
絶縁抵抗値が高く、かつ、寿命の長いシーズヒータを製
造することが困難であった。
大きく、無酸素で高温の状況下では酸化鉄が還元されて
、マグネタイト系の酸化鉄に変化する。これらクロムが
含有する複合酸化物やマグネタイト系の酸化鉄はわずか
の量でも電気絶縁抵抗値を著しく低下させてしまう。そ
こでシーズヒータの構成材料のうち、電気絶縁粉末と金
属クロムが反応しても絶縁抵抗値を低下させない二種以
上の金属複合酸化物を添加した電気絶縁粉末4を充てん
して製造したシーズヒータは熱時絶縁抵抗の低下防止と
長寿命化が得られることを実験的に確認してきた。一方
マグネシャ粉末に添加する金属の複合酸化物粉末には均
一な分散性を有することが必要である。しかし実際に添
加すると母粉体のマグネシャとの比重が異なるため、偏
析を生じやすく、シーズヒータとしての特性である熱時
絶縁抵抗値と耐電圧の低下の原因となり、不良率が高く
なるという欠点が生じた。そのため長期間使用後の熱時
絶縁抵抗値が高く、かつ、寿命の長いシーズヒータを製
造することが困難であった。
本発明は金属の複合酸化物粉末を添加したときに生じる
製造上の欠点を解消するシーズヒータの製造方法を提供
するものであり、その特徴はマグネシャ粉末に酸化けい
素と酸化ニッケルを重量比で1 : 2.5の割合で混
合し、さらに酸化ニッケルの含有量を全体の01〜5w
t%となし、これらの混合物を電融し、マグネシャ中に
固溶させ、その後電融したマグネシャを微粉末とし、電
気絶縁粉末としたものである。
製造上の欠点を解消するシーズヒータの製造方法を提供
するものであり、その特徴はマグネシャ粉末に酸化けい
素と酸化ニッケルを重量比で1 : 2.5の割合で混
合し、さらに酸化ニッケルの含有量を全体の01〜5w
t%となし、これらの混合物を電融し、マグネシャ中に
固溶させ、その後電融したマグネシャを微粉末とし、電
気絶縁粉末としたものである。
以下本発明の一実施例について説明すると、酸化けい素
と酸化ニッケルを重量比で1:25の割合で混合する。
と酸化ニッケルを重量比で1:25の割合で混合する。
この混合物を9p、5wt%以上のマダイ・シャ粉末に
さらに混合する。このときの混合比は重量比で1 :
100である。この混合した粉体を電融し、この電融マ
グネシャを粉砕して40−500メツ7ユのマグネシャ
粉末とする。これによって酸化ニッケル分の含有量は0
.7%、酸化けい素分は05チである。しかし、酸化け
い素分は原料のマグネ7ヤに不純物として約0.2〜0
.5%含有するので出来上った電気絶縁粉末4の酸化け
い素分は06% よυも不純物の分だけ多くなることも
ある。まだ。
さらに混合する。このときの混合比は重量比で1 :
100である。この混合した粉体を電融し、この電融マ
グネシャを粉砕して40−500メツ7ユのマグネシャ
粉末とする。これによって酸化ニッケル分の含有量は0
.7%、酸化けい素分は05チである。しかし、酸化け
い素分は原料のマグネ7ヤに不純物として約0.2〜0
.5%含有するので出来上った電気絶縁粉末4の酸化け
い素分は06% よυも不純物の分だけ多くなることも
ある。まだ。
マグネシャ粉末に酸化けい素と酸化ニッケルを重量比で
1:25の割合で混合し、さらに酸化ニッケルの含有量
を全体の0.1〜5wt%となし、これらの混合物を電
融し、マグネシャを微粉末とし、電気絶縁粉末4とする
。このように酸化けい素と酸化ニッケルを1 : 2.
5の割合で加えることはマグネシャ中にN12Si04
を作ることである。次に金属バイブロの中にコイル状に
した電熱線2を両端に端子棒1を接続して挿入後前記電
気絶縁粉末4を充てんし、圧延減径、焼鈍の工程を行っ
たのち、さらに金属バイブロの両端を低融点ガラス5お
よび耐熱樹脂6で完全に封目し、シーズヒータを製造す
るのである。
1:25の割合で混合し、さらに酸化ニッケルの含有量
を全体の0.1〜5wt%となし、これらの混合物を電
融し、マグネシャを微粉末とし、電気絶縁粉末4とする
。このように酸化けい素と酸化ニッケルを1 : 2.
5の割合で加えることはマグネシャ中にN12Si04
を作ることである。次に金属バイブロの中にコイル状に
した電熱線2を両端に端子棒1を接続して挿入後前記電
気絶縁粉末4を充てんし、圧延減径、焼鈍の工程を行っ
たのち、さらに金属バイブロの両端を低融点ガラス5お
よび耐熱樹脂6で完全に封目し、シーズヒータを製造す
るのである。
上記のような製造方法からなる本実施例の作用について
説明する。このようにニッケルとけい素複合酸化物を固
溶させておくことによって金属クロムがマグネ/ヤの不
純物である酸化鉄と反応すル前K ニッケル・けい素の
複合酸什物J−反度aイよシ複雑な複合酸化物になる。
説明する。このようにニッケルとけい素複合酸化物を固
溶させておくことによって金属クロムがマグネ/ヤの不
純物である酸化鉄と反応すル前K ニッケル・けい素の
複合酸什物J−反度aイよシ複雑な複合酸化物になる。
また、ニッケル・けい素の複合酸化物はシーズヒータの
発熱体2で900〜1100℃に加熱されるため、酸素
がわずかに解離し、シーズヒータ内部の酸素濃度を高め
る作用を呈し、電熱線2の表面にち密な酸化物を形成す
る。
発熱体2で900〜1100℃に加熱されるため、酸素
がわずかに解離し、シーズヒータ内部の酸素濃度を高め
る作用を呈し、電熱線2の表面にち密な酸化物を形成す
る。
このち密な酸化物は熱安定性に優れているため。
電熱線2の保護作用を発揮する。その結果/−ズヒータ
内部での酸化反応はこれ以上進行せず、熱時絶縁抵抗の
低下や断線寿命の低下が防止される。
内部での酸化反応はこれ以上進行せず、熱時絶縁抵抗の
低下や断線寿命の低下が防止される。
このシーズヒータについて金属バイブロの表面温度を9
00℃とし、 50分0N−OFF の断続通電加熱冷
却サイクルテストを行った後、aoo℃における熱時の
絶縁抵抗を測定した。その結果を第2図に示す。従来の
マグネシャの電気絶縁粉末4を使用したものは100サ
イクルのテストで0.5〜0.6MΩまで低下し約10
00サイクルで断線に至る。これに対して本発明のニッ
ケルとけい素の複合酸化物として固溶させたマグネシャ
を混合したものは初期の2MΩを750サイクルまで保
持し、1000サイクルでやや低下75E 認められる
が断線せず、比較的高い熱時の鯖線抵抗を保っているも
のである。
00℃とし、 50分0N−OFF の断続通電加熱冷
却サイクルテストを行った後、aoo℃における熱時の
絶縁抵抗を測定した。その結果を第2図に示す。従来の
マグネシャの電気絶縁粉末4を使用したものは100サ
イクルのテストで0.5〜0.6MΩまで低下し約10
00サイクルで断線に至る。これに対して本発明のニッ
ケルとけい素の複合酸化物として固溶させたマグネシャ
を混合したものは初期の2MΩを750サイクルまで保
持し、1000サイクルでやや低下75E 認められる
が断線せず、比較的高い熱時の鯖線抵抗を保っているも
のである。
以上のように本発明によれば、電気絶縁粉末に酸化けい
素と酸化ニッケルの重量比を1:25の割合でマグネン
ヤ粉末に混合し、この粉末を電融固溶し、さらに粉砕し
てなるようにした電気絶縁粉末を製造し、7−ズヒータ
に充てんしたことによシ熱時絶縁抵抗が高く、断線寿命
を長くするシーズヒータが提供できるものである。
素と酸化ニッケルの重量比を1:25の割合でマグネン
ヤ粉末に混合し、この粉末を電融固溶し、さらに粉砕し
てなるようにした電気絶縁粉末を製造し、7−ズヒータ
に充てんしたことによシ熱時絶縁抵抗が高く、断線寿命
を長くするシーズヒータが提供できるものである。
第1図は従来及び本発明の一実施例によるシーズヒータ
の断面図、第2図は従来例と本発明の一実施例を示す/
−ズヒータの製造方法によるシーズヒータの断続通電に
よる熱時絶縁抵抗の変化特性図である。 2・・電熱線、 6・・・金属パイプ。 4・・・電気絶縁粉末。 出願人 日立熱器具株式会社
の断面図、第2図は従来例と本発明の一実施例を示す/
−ズヒータの製造方法によるシーズヒータの断続通電に
よる熱時絶縁抵抗の変化特性図である。 2・・電熱線、 6・・・金属パイプ。 4・・・電気絶縁粉末。 出願人 日立熱器具株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 金属パイプに電熱線を挿入すると同時にマグネシャから
なる電気絶縁粉末を充てんしてなるシーズヒータにおい
て、酸化けい素と酸化ニッケルの重量比を1 : 2.
5の割合でマグネシャ粉末に混合し。 かつ、酸化ニッケルの濃度が全体の0.1〜5wt%と
なるようになし、これらの混合物を電融し固溶させ、と
の電融マグネシャを微粉末としたものを電気絶縁粉末(
4)として充てんしたことを特徴とするシーズヒータの
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22130283A JPS60115189A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | シ−ズヒ−タの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22130283A JPS60115189A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | シ−ズヒ−タの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60115189A true JPS60115189A (ja) | 1985-06-21 |
Family
ID=16764659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22130283A Pending JPS60115189A (ja) | 1983-11-24 | 1983-11-24 | シ−ズヒ−タの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60115189A (ja) |
-
1983
- 1983-11-24 JP JP22130283A patent/JPS60115189A/ja active Pending
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