JPS59217947A - 鉛蓄電池の陽極基板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、鉛蓄電池の陽極基板に関スるものである。

鉛−カルシウム合金を用いた陽極板は、格−ト界ｉｒｎ
に不働態を生成し、その為に、早期容量低下をきたして
、寿命が短かくなってしまうので、本願においては、不
働態の生成を防止して、寿命性能の向上をはかることを
目的としたものである。

一般に、鉛−カルシウム合金を使用した基板は、特に陽
極として使用した場合、充放電を繰り返すと、格子界面
に不働態を生成して、早期に容量の低下を生じ、使用不
能となってしまう欠点があった。そこで、この発明にお
いては、上記の欠点を解決したもので、従来から、錫を
添加すると、不ＶＵＩ態防止に効果があり、合金作製時
に添加する方法もあったが、本願では、鉛−カルシウム
基板を鋳造した後、基板に錫、または錫合金のメッキを
、（メッキ厚みは１０μ〜４０μとして）施こし、不働
態の生成を防止し、長寿命化をはかろうとするものであ
る。以上のメッキ後は、通常の方法でペーストを充填し
、化成して陽極板を得ることが出来る。

以下に、電気メッキの一例を示すと、第１表のようにな
る。

第１表 これらの陽極板を使用して作成したＮＳ４０Ｚ（容量３
４ＡＨ）を、１サイクル放電２ＯＡ（１時間）、１サイ
クル充電５Ａ（５時間）という条件でサイクル寿命試験
を行った結果を従来品と比較した状態を、第１図に示す
。

すなわち、符号Ａは、従来品を表わし、その他の符号０
で表わした点は、本願のメッキ層（μ）厚みで、この第
１図から判るように１メッキ層の厚みは、１０μ〜４０
μが、極めて好結果を生み、５０μ〈となると、従来品
Ａと同等、あるいは従来品以下の結果となる。

このようにして、本願では、鉛−カルシウム合金で鋳造
した基板に、スズ、またはスズ合金の層の厚み１０μ〜
４０μのメッキをすることによって、寿命性能の向上の
優れた、鉛蓄電池の陽極基板を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本願と従来品とのサイクル寿命試験を行った
結果の比較図である。 特許出願人　古河電池株式会社 代理人弁理士佐藤英昭

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉛−カルシウム合金で鋳造した陽極基板に、１０μ〜４
   ０μの厚みを有する錫、または錫合金のメッキを施こし
   てなる鉛蓄電池の陽極基板。