JPS5921750Y2 - ミシンテ−ブル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はミシン頭部、特にフリーアームミシン頭部を載
置するためのミシンテーブルに関するもので、ミシンテ
ーブルの構造を簡潔にしミシン使用時におけるミシンテ
ーブルの占める場所をあまりとらないようにし、またミ
シン使用時におし・てミシンテーブルに蝶着された支持
板を水平状態に開放し該支持板にフリーアームミシン頭
部を部属することにより平縫いを可能にしようとするも
のである。

以下本考案の実施例を図面によって説明すると、１は左
側板２、右側板３、前板４および後板５等より戒るテー
ブル本体、６は該本体の頂面左方に左端面を左側板２よ
り突出せしめて固着された中板、７は該中板の右端面に
一端面が接する如く右側板３の頂面に他端面が蝶着７ａ
された右天板、８は中板６の左端面に蝶着８ａされた左
天板、９は１対の支柱９ ａ 、９ ｂとこれらの支柱
を連結する連結板９Ｃとから戊る主脚で、一方の支柱９
ａが左側板２に螺着９ｄされている。

１０はｌ対の支柱１０ａ、１０ｂとこれらの支柱を連結
する連結板１０ Ｃとから戊る副脚で、一方の支柱１０
ａが主脚９の他方の支柱９ｂに蝶着１０ｄされており
、主副脚９゜１０を第４図の如くテーブル本体１の左側
板２側に折りたたんで格納した場合、副脚１０は主脚９
の空間部に収容される如く設定されている。

而して主副脚９．１０（７）支柱９ｂ、１０ａ及び１０
ｂの頂面は、第２図の如く左天板８を水平状態に開放
したとき左天板８の裏面と一致する如く設定されている
。

１１は開放時の主脚９の連結板９Ｃに当接し主脚９の位
置決めをするためのストッパである。

１２はテーブル本体１および主副脚９，１０の下端に固
着された公知のキャスタで、その下面は同一水平面上に
配設されている。

１３は第２図および第３図に示す如く水平状態に開放さ
れた左天板８の裏面に固着された係合板で、その詳細を
第５図および第６図によって説明すると、１３ａは係合
板１３の先端に逆Ｕ字状に形成された溝部、１４は該溝
部の一側面を形成する舌片１３ｂに外方に突出する如く
植設された係止ピン、１５は副脚１０の連結板１０Ｃに
枢着１５ａされた係止片で、左天板８および主副脚９，
１０を開放した際、係止ピン１４に係合し得る如く配設
されている。

１６はテーブル本体１の頂面よりｈだけ下った位置にテ
ーブル本体１に固着された底板１６ ａによって形成さ
れた凹部、２ａは底板１６ａの頂面１〔ｂに連通して左
側板２に形成された切欠部、１７はテーブル本体１の左
側板２に蝶着１７ ａされた支持板で、該支持板は第２
図および第３図示の如く左天板８、主脚９および副脚１
０を開放したとき副脚１０の連結板１０ Ｃに固着され
た受板１８に係合し得る如く、また頂面１７ ｂはテー
ブル本体１の底板１６の頂面１６ ａとほぼ同一水平面
上にある如く設定されており、第７図に示す如くフリー
アームミシン頭部１９を支持板１７に載置したときベッ
ド部１９ａの頂面が左天板８の頂面より僅か突出する如
く設定されている。

２０は第３図の状態において中板６および左天板８に左
側板２の切欠部２ａとほぼ対応する位置に形成された切
欠部で、その−半部２０ ａの幅ａはフリーアームミシ
ン頭部１８のベース部１９ ｂの幅ａ１（第８図参照）
より若干大きく、その他生部２０ｂの幅すはフリーアー
ムミシン頭部１８のベッド部１９ａの幅す、（第８図参
照）より十分大きくなる如く夫々設定されている。

また切欠部２０には蓋（図示せず）を載置し得る如く縁
部２０ Ｃが形成されている。

２２は第２図および第３図示の如く右天板７の左端部に
枢着２２ ａされた中板蓋で、その大きさは中板６の切
欠部２０を塞ぐように形成されており、第２図示の如く
中板蓋２２を右天板７側に折りたたんだ場合、右天板７
および中板蓋２２に埋設された磁石２３および鉄片２４
によって中板蓋２２は右天板７に吸着される如くなって
いる。

なお、第３図示の如く中板蓋２２を中板６の切欠部２０
を塞ぐ如くした場合は、中板蓋２２は適宜な係止手段（
図示せず）によって中板６に係止し得る如く設定されて
いる。

本考案は以上の如く構成されており、第１図および第４
図はテーブル本体１側に左天板８、主脚９、副脚１０お
よび支持板１７を折りたたんで格納した状態を示したも
ので、この状態から各部を開放状態にするには、ます左
天板８を上方に９０°回転せしめ、次に主脚９を手前側
から向側に第３図示の如く連結板９Ｃかストッパ１１に
当接するまで９０゜回転せしめ、更に副脚１０を向側か
ら手前側に連糸Ｉ板１０ Ｃが係合板１３の舌片１３
ｂに当接するまて回転し、同時に支持板１７を上方に９
０°回転せしｔ受板１８に係合せしめてから係合板１３
の溝部１ごａに連結板１０ Ｃを嵌合せしめる。

この場合、開明１０の連結板１０ Ｃが係合板１３に干
渉しないよう左天板８を水平状態よりやや上方にあげ、
連結私１０ Ｃが係合板１３の舌片１３ｂに当接したら
左天板８を手から離すようにする。

ここで係止片１５を回転せしめ係合板１３の係止ピン１
４に係止せしむられることによって副脚１０を左天板８
に一体前に結合することができる。

このようにして左天板８、主脚９、副脚１０および支持
板１７を開放した後、フリーアームミシン頭部１９を支
持板１７に載置せしめるには第８図示の如く中板蓋２２
を吸着せしめた右天板７を９０°上方に回転せしめてか
ら、まずフリーアームミシン頭部１９のベース部１９
ｂを２点鎖線で示す如く凹部１６および切欠部２０の一
半部２０ ａから底板１６ ａの頂面１６ｂおよび支持
板１７の頂面１７ ａ上に載置する。

次にベッド部１９ ａが切欠部２０の右端面および前端
面に当接するまでフリーアームミシン頭部１９を左方向
に移動せしめることによって行われる。

以上の如く本考案によれば、ミシン不使用時には左天板
、主脚、副脚および支持板はテーブル本体側に折りたた
まれて格納されているので、テーブルの占める面積はほ
ぼテーブル本体だけであり、従って場所をあまりとらず
狭い場所でも設置しておくことができる。

また、フリーアームミシン頭部で筒縫いを行うときには
、単に第１図または第２図の状態にある右天板または左
天板にフリーアームミシン頭部を載置するだけでよく、
フリーアームミシン頭部で平縫いを行う場合には、テー
ブル本体の凹部および中板、左天板の切欠部からフリー
アームミシン頭部を支持板に載置することによりベッド
部の頂面と左天板の頂面とが略同−高さとなるので、従
来の如く特に補助ベッドを必要としないで平縫いを行う
ことか可能である等、取扱い操作簡便にして実用上極め
て有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は左右天板および主副脚をテーブル本体側に折り
たたんだ場合の正面図、第２図は左天板。 主副脚および支持板をテーブル本体から外方に開放し且
つ中板蓋を右天板に吸着せしめた場合の正面図、第３図
は第２図において中板蓋を中板に格納した場合の平面図
、第４図は第１図において主副脚および支持板の格納状
態を左天板を一部切断して示した平面図、第５図は第３
図におけるＶＶ線矢視図、第６図は第５図におけるＶＩ
−ＶＩ線矢視図、第７図は第２図の状態においてフリー
アームミシン頭部を支持板に載置した状態を示す正面図
、第８図は第７図において右天板を開放した状態を示す
平面図である。 図中、１はテーブル本体、２は側板、８は天板、９゜１
０は脚、１７は支持板、１８は受板、１９はフリーアー
ムミシン頭部、１９ ａは該頭部のベッド部である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左側板２、右側板３、前板４、後板５及び右天板７より
   成るテーブル本体１と、前記右天板７と同一面の中板の
   端部に蝶着され前記左側板２側に折畳まれて垂直状態と
   前記右天板７と同一高さの水平状態とに回動可能なる左
   天板８と、前記左側板２に蝶着され拡開時に前記左天板
   ８を水平状態に保持する脚部９とを備えた天板折畳式ミ
   シンテーブルにおいて、前記右天板７を開放可能な如く
   に前記右側板３の上端に蝶着し、前記右天板３の下方に
   平行に配設された底板１６ ａと同一高さに配設され一
   端部を前記脚部９に係止せしめて水平状態が保持される
   支持板１７を前記左側板２に蝶着し、前記支持板１７に
   載置されるフリーアームミシン頭部のベース部の広さよ
   りやや大きい切欠部２０を前記左天板８に形威し、前記
   切欠部２０の一部を塞ぐ広さを有し右天板７と同一面状
   態に回走することが可能な中板蓋２２を前記右天板７の
   端部に蝶着したことを特徴とするミシンテーブル。