JPS59217000A - アスベスト紙 - Google Patents

アスベスト紙

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JPS59217000A
JPS59217000A JP8836483A JP8836483A JPS59217000A JP S59217000 A JPS59217000 A JP S59217000A JP 8836483 A JP8836483 A JP 8836483A JP 8836483 A JP8836483 A JP 8836483A JP S59217000 A JPS59217000 A JP S59217000A
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JP
Japan
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paper
weight
asbestos
latex
vinylidene chloride
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JP8836483A
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城後 裕幸
登 鈴木
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Asahi Kasei Corp
Jujo Paper Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Jujo Paper Co Ltd
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優れた難燃性を有するアスベスト紙に関する
ものである。
更に詳しくはアスベスト繊維、バルブから抄造されてな
るアスベスト紙において、バインダー成分として特定の
組成の塩化ビニリデン共重合体がらなろ水分散体を用い
て抄造してなることを特徴とする優れた難燃性、高い紙
力、耐熱・性のアスベスト紙に関するものである。
アスベスi・の不燃性、耐熱性1寸法安定性、耐、薬品
性、耐腐食性、絶縁性等の優れた性質を牛かして、アス
ベスト紙は、壁紙原紙・化粧板原紙・ルーフインク用紙
等の不燃性建材や絶縁紙等に広く用いられている。特に
壁紙では坪量の少ない薄葉の紙で大きな紙力が要求され
ている。しかしながら、アスベスト繊維のみを抄紙して
も繊維が物理的に絡み合うだけで、木材から得られる天
然ノくルプ等有機質の紙に比較し湿潤時及び乾燥時、紙
力が低い難点がある。
紙力を改良するために従来から抄造性の優れたパルプを
混抄したり、あるいは天然または合成高分子化合物をバ
インダーとして添加し抄造したり、パルプとバインダー
を併用したりしていた。ノくルプを混抄ずれば紙力は向
上するが難燃性が低下する難点があり、常用されるバイ
ンダーを併用してもやはり、JIS−I(−7201に
よる酸素指数が25以下と低いバインダーでは離燃性は
低下こそすれ向上しない難点があった。
バインダーとしては、従来、スチレンーフータジエン共
重合体、アクリロニトリル−ブタジェン共重合体等のブ
タジェン系ゴムおよびクロロプレンゴム°といった合成
ゴム、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリア
クリル酸アルキルエステル、ポリアクリルアミド、ポ・
り塩化ビニル等の合成侮脂、および澱粉、天然ゴム等の
天然高分子化合物のラテックスあるいは水溶液が添加さ
れて抄紙されて来ている。
(〜かじながら、これらのバインダーの多くは易燃性の
為、アスベストの耐燃性能を大幅に低下さセフ)と〜・
う欠点があり、クロロプレンゴムラテックス2塩化ビニ
ル系樹脂ラテツクスにしてもその成膜フィルムは自己消
火性を有してはいるが、JIS−に−7201によって
得られる酸素−指数は市販のもので25以下と低いため
、混抄に用いるパルプを十分りこN1燃化させるだけの
性能を有しないとイウ欠点があった。このために三酸化
アンチモン等の高価な難燃剤を多量に添加する場合が多
いが、難燃剤の多量添加はアスベスト紙の紙力な低下さ
せ、かつコストが高くつくという欠点を有していた。以
上の様にいずれの場合も難点、欠点を有しているため優
れた難燃性、高い紙力のアスベスト紙が切望されていた
本発明者らは、優れた難燃性を有し、高い紙力を有する
アスベスト紙に関して鋭意検討を重ねた結果、特定の組
成の塩化ビニリデン系樹脂ラテをクスをバインダーとし
て添加してなるアスベスト紙が、特に薄い壁紙原紙のよ
うな難燃性と紙力という要求特性を満足させることを見
出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、アスベスト100重量部に対し、
パルプを50重量部以下、塩化ビニリデン系樹脂ラテッ
クスを樹脂固形分で3〜50重量部含有してなるアスベ
スト紙に関するものである。
塩化ビニリデン系樹脂ラテックスは、塩化ビニリデン単
量体ユニット40〜95重量部、ビニル系単量体の一種
または二種以上の単量体ユニット5〜60重量部、不飽
和カルボン酸、アクリルアミド誘導体および不飽和カル
ボン酸のヒドロキシアルキルエステルの単量体の中から
選ばれた一種または二種以上の単量体ユニット5重量部
以下からなる共重合体の水分散体である。
塩化ビニリデンが40重量部に達しない共重合体は酸素
指数が低く、この共重合体のラテックスを添加したアス
ベスト紙では十分な難燃性能が得られず、また耐水性が
低く十分な湿潤時の強度・寸法安定性も得られにくい。
95重量部を超えると実用に合うシェルフライフを有す
るラテックスを得る事が’prttL <、また高ビニ
リデン含量に起因して熱および光で変色しやすくなりア
スベスト紙、更には最終製品の美観をそこなう。
不飽和カルボン酸、アクリルアミド誘導体および不飽和
カルボン酸のヒト、ロキシアルキルエステルの単量体の
中から選ばれた一種または二種以上の単量体を5重量部
以下で使用する事が、紙料の均一凝集および紙力向上の
ために好ましい。
塩化ビニリデンと共重合可能なビニル系単量体としては
、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロ
ピル−アクリレ−)、n−’ブチルアクリレート、ペン
チルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、
ラウリルアクリレート。
ステアリルアクリレート、メチルメタクリレート。
エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレ= )
 、n−プチルメタクVレート、ペンチルメタクリレー
ト、2−エチルへキシルメククリレート。
ラウリルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、
グリシジルメタクリレート、アクリロニトリル、塩化ビ
ニル、スチレン等があげられる。
不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、メククリル酸
、イタコン酸、マレイン酸、フマール酸等があげられる
アクリルアミド誘導体としては、アクリルアミド、クロ
トンアミド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセト
ンアクリルアミド等があげられる。
不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステルとして
は、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチル
メタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレート、ヒド
ロキシブチルメタクリレート等があげられる。
塩化ビニリデン系樹脂ラテックスは、ポリオキシエチレ
ンアルキル(またはアリル)エーテルの添加によって無
機電解質に対して安定化し得る。
ポリオキシエチレンアルキル(またはアリル)エーテル
は重合用の界面活性剤として用いても、重合後に添加し
ても良く、他の非イオン系界面活性剤やアニオン系界面
活性剤を併用しても良い。安定化の程度は塩化カルシウ
ム安定度2以上500以下、および硫酸アルミニウム安
定度2以上600以下の範囲であるのが好ましい。塩化
カルシウムの安定度が2以上500以下の塩化ビニリデ
ンラテックスはアスベストと接触しても急速には凝集せ
ず、抄紙原液の撹拌中にアスベスト繊維がよれ)!ll
+いので、攪拌中に紐状となり難く好ましい。まれの発
生はアスベスト紙の地合を悪(し、製品価値を低下させ
る。塩化カルシウム安定度が2以上500以下の塩化ビ
ニリデン系樹脂ラテックスは′まだ、アスベスト繊維上
への定着が良く、原料の均一分散によってアスベスト紙
の紙力や難燃性能を向上させることができ好ましい。ア
゛スベスト紙抄造時の1水性を向上させるために抄紙原
液に硫酸アルミニウム水溶液(抄紙用硫酸バンド)を添
加してラテックスの定着を良好なものとする必要性があ
るが、塩化ビニリデン系樹脂ラテックスの硫酸アルミニ
ウム安定度が2以上600以下ではラテックスの定着性
が良(、優れたp水性を示す。
ポリオキシエチレンアルキル(またはアリル)エーテル
は、2価、3価の金属イオンに対してバランス良くラテ
ックスを安定化させる最良の界面活性剤である。たとえ
ば、ポリオキシエチレンアルキルフェノールのスルフォ
ン酸塩はアルミニウムイオンに対しては安定化効果を有
するが、カルシウムイオンに対しては不安定である。ポ
リオキシエチレンアルキル(またはアリル)エーテルの
中では、エチレンオキサイドの付加モル数カ10〜8!
5”C−あるポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ルが最も優れた耐よれ性、P水性を塩化ビニリデン系樹
脂ラテックスに与える。
本発明で使用されるアスベストとはジャモン岩またはカ
フセン岩の細(・繊維集合体であり、開綿された各種繊
維長のクリソタイルアスベストヤアモサイトアスベスト
等を示す。
本発明にいうパルプとは製紙用の天然パルプや合成じく
ルプである。天然パルプは、叩解された各繊維長の漂白
または未漂白亜硫酸パルプ、クラフトパルプ、砕氷パル
プ、麻パルプ、故紙パルプ等のセルロースパルプを示す
。合成パルプは、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ
ビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン等の繊維チョッ
プおよびフィブリル化したポリエチレン、ポリプロピレ
ン等の繊維や、その他各種の合成繊維、半合成繊維。
1丁生繊維チョップやフィブリル化した繊維を示す。
強い紙力を持たせるためには、パルプの1〜60重量%
を合成パルプとする事が好ましい。1重量%未満では合
成パルプを加える効果が現われず、60重量%を超える
と紙力はむしろ低下する。パルプの2〜40M量%を合
成パルプとする事が最も好ましい。
アスベスト紙の成分は、アスベスト紙パルプとバインダ
ーまたは、アスベストとバイシダーであり、必要に応じ
て、タルクやクレー等の無機充填剤、凝集剤9紙力増強
剤、サイズ剤等を用いる事が出来る。
塩化ビニリデン系樹脂ラテックスの添加量は、十分な難
燃性を得るために、混抄に用いるバルブの量によって変
える必要がある。たとえば、バルブを全く使用しない場
合は、難燃性能上での塩化ビニリデン系樹脂ラテックス
の使用量の制約はない。しかし、実用上十分な強度を得
るために、アスベスト繊維100重量部に対し樹脂固形
分で5重量部以上用いる事が好まし℃・0パルプを用い
る場合は、十分な難燃化性能を得るために、アスベスト
繊維100重量部に対し樹脂固形分で3重量部以上用い
る事が必要であり、またバルブの1/3量以上を用いる
事が好ましい。難燃剤を併用する場合にはこれに制限さ
れなし・。塩化ビニリデン系樹脂ラテックスとバルブ共
に、各々、アスベスト繊維100重量部に対し50重量
部を超えて使用する事は、アスベスト紙の特性を失なわ
せてしまう。
このようにして得られたアスベスト紙は、優れた難燃性
能を示しかつ優れた紙力を有する。
塩化ビニリデン系樹脂ラテックスを添加したアスベスト
抄紙原液の耐よれ性、P水性といった抄紙適性を正確に
測定する事は非常に難しいため、本発明者らは、塩化ビ
ニリデン系樹脂ラテックスの塩化カルシウム安定度、硫
酸アルミニウム安定度の評価方法を採用して数量化した
塩化カルンウム安定度 塩化ビニリデン系樹脂ラテックス100!7を攪拌し、
その中に25%塩化カルシウム水溶液をビユレットにて
3. □ ml、’/分の速度で滴下し、ラテックスが
増結するかまたは沈殿が生成するまでの滴下量(me 
)を塩化カルシウム安定度とUた。タタし塩化カルシウ
ム安定度が50を超えるものについては、20tne1
分の速度で添加した。
硫酸アルミニウム安定度 塩化ビニリデン系樹脂ラテックス1009を攪拌し、そ
の中VC10%硫酸アルミニウム水溶液をビユレットに
て3. Om61分の速度で滴下し、ラテックスが増粘
するがまたは沈殿が生成するまでの滴下fk (ml)
を硫酸アルミニウム安定度とした。
ただし硫酸アルミニウム安定度が50を超えるものにつ
いては2Qml1分の速度で添−加した。
以下に実施例により本発明を更に詳細に説明する。なお
実施例中のラテックス調製方法、抄紙方法、評価方法は
以下に記載する方法によった。
(イ)ラテックス調製 各組成の混合上ツマー100重量部に対し、ドデシルベ
ンゼンスルフォン酸ナトリウムヲ1重i部、過硫酸ナト
リウムを0.1 li量像部イオン交換水を100重量
部使用し、オートクレーブにて50°Cで重合率998
%以上まで重合してラテックスを得た。更に、エチレン
オキサイド平均付加モル数が20と50のポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル(I(LBは各k ]−
6,0と182)を重量比で1対工にブレンドして、ラ
テックスに添加し安定化した。
(ロ)抄紙 熊谷埋機工業(株)製角型シートマシンを使用した。ク
リソタイルアスベスト(6クラス)トJIs・P−82
09により調整したクラフトバルブ(カナダ標準フリー
ネス400)を主原料として用い、ラテックス添加時の
定着濃度を05%として、全紙量に対して1〜5%の抄
紙用液体硫酸バンド(濃度:アルミナ換算7%)を添加
して定着を完全なものとした。30分間の攪拌の後、水
を加えて抄紙濃度03%にて抄紙し、5 kg/cyn
2で2回プレス脱水して乾燥リングにて1o5°c×1
0分間乾燥した。
09物性評価 引張強さ: J’1.S−、P−8113に従い裂断長
で表示した。
湿潤引張強さ220℃の蒸留、水に試験片を30分間浸
清後、引張強さを測定尾た。
引裂強さ: JiS−P−8116に従った。
難燃性: JiS−A−1322および第1図に示す方
法によった。
第1図において、1は試験片であり、その寸法は幅15
mm、長さ150mm、厚さは各献料の厚さとした。ま
た、2は点火器としてのJ I s −K−7201で
用℃〕る口径3朋の液化石油ガスバーナーである。
3は火炎である。試験片1の傾き角θは45度とし、試
験片1の下端部と点火器2との距離dは1jnChとし
た。2秒間着火させた後の状態を観察し、以下の判定基
準により評価した。
◎ 火が走らず自己消火(残炎なし) ○ 火がかすかに走り自己消火 △ 火が走るが途中で自己消火 X 自己消火性なし く実施例1) 下記〔1〕の組成の塩化ビニリデン系樹脂ラテックス(
塩化カルシウム安定度4〜15o、硫酸アルミニウム安
定度5〜200)をバインダーとして各々使用して、下
記〔2〕の紙紐成■にてアスベスト紙を抄紙(坪量12
09/m2)し物性を測定した。比較として、塩化ビニ
リデン系樹脂ラテックスにかえて市販のクロログレンラ
テックスおよびアクリルラテックスをバインダーとして
各々用い抄紙(坪量1209/m2)して物性を測定し
た。
記CI、1      重量部 ラテックス■、塩化ビニリデン     80メチルア
クリレート19 アクリル酸        1 ラテックス■:塩化ビニリデン     96メチルア
クリレート    3 アクリル酸        エ ラテックス■:塩化ビニリデン     35メチルア
クリレート   64 アクリル酸        1 記〔2〕       重量部 紙紐成■°アスベスト       75パルプ(N、
−BKP)    15 バインダー       10 (実施例2) 実施例1の塩化ビニリデン系樹脂ラテックスをバインダ
ーとして各々使用して、下記〔3〕の紙紐ねにてアスベ
スト紙を抄紙(坪量1209/m2)し物性を測定した
。比較として塩化ビニリデン系樹脂ラテックスに替えて
市販の製紙用クロロプレンラテックスおよびアクリルラ
テックスをバインダーとして各々用い抄紙(坪量120
9/m2)して物性を測定した。
記〔3〕       重量部 紙紐成■:アスベスト     76 パルプ(L−B’KP)    14 バインダー      6 実施例1の結果を表1に、実施例2の結果を表2に示す
(表2) 実施例」および実施例2のいずれの結果においても本発
明の塩化ビニリデン系樹脂ラテックスを添加してなるア
スベスト紙は、優れた難燃性を有し紙力も十分であった
。塩化ビニリデンが95重社″部を超えたラテックス■
とクロロプレンラテックスを各々使用したアスベスト紙
は150″Cまたは200″Cでのギヤオーブンによる
熱処理によって変色を示し実用上不充分であると考えら
れた。
塩化ビニリデンが40重量部に達しないラテックス■を
用いたアスベスト紙は難燃性および湿潤時の引張強さに
おいて、特に優れた性能は示さず実用上やや不十分と考
えられた。実施例2の比較例において、本発明のラテッ
クス■を用いたアスベスト紙−と同等の難燃性を得るた
めには、難燃剤をクロロプレンラテックス使用の場合で
8重量部。
アクリルラテックス使用の場合で14重量部も必要とし
た。
(実施例3) 下記〔4〕の組成の塩化ビニリデン系樹脂ラテックス■
(塩化カルシウム安定度40、硫酸アルミニウム安定度
18)をバインダーとして使用して、下記〔5〕の各々
の紙紐成にてアスベスト紙を抄紙(坪量2009/m2
) して物性を測定した。比較として下記〔5〕の紙紐
成■にて、ノ(イングーとしてラテックス■にかえて製
紙用のクロロプレンラテックスとアクリルラテックスを
各々用いてアスベスト紙を抄紙(坪量2009/m2)
 して物性を測定、した。
記〔4〕       重量部 ラテックス■:塩化ビニリデン     85エチルア
クリレート13 2−ヒドロキシエチルアクリレート    2記〔5〕
       重量部 紙紐成■: アスベスト       80バインダー
       20 紙紐成■: アスベスト       73タ ル′ 
り         7 バルプ(N−EKP)     13 バインダー        6 紙紐成■:アスベスト       70パルプ(N−
BKP)     24 バインダー         6 実施例3の結果を表3に示す。
(表3) 実施例3の結果においても本発明の塩化ビニリデン系樹
脂ラテックスを添加してなるアスベスト紙は優れた難燃
性と紙力強度を示した。バインダー量カハルプの1/3
゛量に達しない紙紐成■において、バインダーとしてラ
テックス■を用いたアスベスト紙は、クロロプレンラテ
ックスあるいはアクリルラテックスを用いたものに比較
して優れた難燃性を示したが、本発明の実施例中では難
燃性においてやや劣っていた。
紙紐成■のアスベスト紙抄紙時のp水時間は、18秒間
であったδラテックス■に更にポリオキシエテレンノニ
ルフェニルエーテルヲ添加シテ塩化カルシウム安定度お
よび硫酸アルミニウム安定度を共に600以上として紙
紐成■で抄紙したところ、r水時間が35秒となりp水
性が大幅に低下した。またラグツク20組成でポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテルを全く添加しない場
合(塩化カルシウム安定度03.硫酸アルミニウム安定
度0.lI)ではp水性に問題はなかったがアスベスト
紙の地合が悪く実用に供し得ないものとなった。
(実施例4) 下記〔6〕の組成の塩化ビニリデン系樹脂ラテックス■
(塩化カルシウム安定度15.硫酸アルミニウム安定度
]2)をバインダーとし゛て使用して、下記〔7〕の紙
紐成■にてアスベスト紙を抄紙(坪量120り/Tn2
)シて物性を測定した。比較として、バインダーとして
ラテックス■に替えて市販のアクリルラテックスを用い
て抄紙(坪量120り7m2)L物性を測定した。
記〔6〕       重量部 ラテックス■:塩化ビニリデン     65ブチルア
クリレート30 グリシジルメタクリレート     4メタクリル酸 
     1 記〔7〕       重量部 紙紐成■: アスベスト       78バインダー
        6 実施例4の結果を表4に示す。本発明の塩化ビニリデン
系樹脂ラテックスを添加してなるアスベストは優れた難
燃性と紙力を示し、特に合成繊維を用いた紙紐成■にお
いてすばらしい紙力を示した。
(表4) 以上の本発明のアスベスト紙の工業的メリットを列記す
ると ■酸素指数の大きい塩化ビニリデン共重合体のラテック
スを抄紙バインダーとして添加してなる優れた難燃性の
アスベスト紙である。
■抄紙工程において、アスベスト繊維、パルプとの水中
においての分散が良く、薄い紙であっても湿潤、乾燥紙
力がすぐれて、壁紙原紙に適したアスベスト紙である。
■熱、及び光に対し変色しにくいアスベスト紙である。
【図面の簡単な説明】
第1図は難燃性の評価方法を示すための説明図である。 1・・・試験片 2・・・点火器 3・・・火炎 出願人  旭化成工業株式会社 代理人   豊   1)  善   雄手  続  
補  正  書 昭和58年 7月 6日 特許庁長官  若  杉  和  夫  殿1、事件の
表示 特願昭513−88364号 2、発明の名称 アスベスト紙 3、補正をする者 事件との関係・特許出願人 大阪府大阪市北区堂島:li: 1丁1」2番6号(0
03)旭化成工業株式会社 代表取諦役社長  宮 m’ir  )il!東京都北
区王子1丁目4番1号 十條製紙株式会社 代表者  石 上  実 4、代 理 人 東京都千代田区有楽町1丁目4番1号 三信ビル204号室 電話501−2138豊田内外特
許事務所 (5!1141)弁理士 豐  1) B  雄5、補
正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 6、補正の内容 (1)明細書節3頁6行目の「乾燥時、」を「乾燥時の
」とi」正する。 (2)同書第13頁最終行〜第14頁1行目の「全紙量
に対して」を「全紙料重量しと対して」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 工、アスベスト100重量部に対し、バルブを50重量
    部以下、塩化ビニリデン系樹脂ラテックスを樹脂固形分
    で3〜50重量部含有してなるアスベスト紙。 2、塩化ビニリデン系樹脂ラテックスが、塩化ビニリデ
    ン単量体ユニツ)40〜95重量部、ビニル系単量体の
    一種または二種以上の単量体ユニット5〜60重量部、
    不飽和カルボン酸、アクリルアミド誘導体および不飽和
    カルボン酸のヒドロキシルアルキルエステルの単量体の
    中から選ハした一種または二種以上の単量体ユニツI−
    5重量部以下からなる特許請求の範囲第1項記載のアス
    ベスト紙。 3、塩化ビニリデン系樹脂ラテックスが、ポリオキ、ジ
    エチレンアルキル(またはアリル)エーテルの添加によ
    って、塩化カルシウム安定度2以上500以下、および
    硫酸アルミニウム安定度2以上600以下にまで安定化
    されてなるラテックスである特許請求の範囲第2項記載
    のアスベスト紙。 4、バルブの1〜60重量%が合成繊維および//また
    は半合成繊維、再生繊維から成る合成バルブである特許
    請求の範囲第1項記載のアスベスト紙。
JP8836483A 1983-05-21 1983-05-21 アスベスト紙 Pending JPS59217000A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61266691A (ja) * 1985-05-20 1986-11-26 三菱化成ポリテック株式会社 抄紙方法
JPH0390694A (ja) * 1989-08-29 1991-04-16 Ube Ind Ltd 複合紙用組成物および複合紙

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