JPS59215453A - 溶接性にすぐれたAl−Mg−Si系合金押出材 - Google Patents

溶接性にすぐれたAl−Mg−Si系合金押出材

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JPS59215453A
JPS59215453A JP9053683A JP9053683A JPS59215453A JP S59215453 A JPS59215453 A JP S59215453A JP 9053683 A JP9053683 A JP 9053683A JP 9053683 A JP9053683 A JP 9053683A JP S59215453 A JPS59215453 A JP S59215453A
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JP
Japan
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alloy
extruded
extruded material
welding
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP9053683A
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English (en)
Inventor
Miki Kanbayashi
神林 幹
Tatsu Maeda
龍 前田
Yasuto Nakai
康人 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、土木建築、輸送機器などに使用される押出材
特に溶接される用途に使用されるのに適したAl−M、
−8i系合金押出材に関するもの用したものが多いが、
最近押出材を多用し組立を合理化した構造物が製作され
る傾向がある。
しかしながら在来のJIS6061.6063等のAj
?−Mg  Si系合金押出材では、複数の押出形材を
巾方向に並べ、となりあう形材を長手方向(押出方向)
に溶接した場合、第1図の如く形材の肉厚断面の溶接部
(2)近傍(母拐部(1))にしばしば高温割れ(3)
を生じることがあり、割れの発生し難い材料の開発が強
く望まれていた。
本発明は種々検討の結果、母材の溶接にともなう割れが
主として材料の金属組織に起因することを見出し、更に
材料の組織が材料の合金成分と密接な関係があることを
見出した。本発明は在来のAl−Mg−Si系合金にM
nとCrを添加すること、Feをや〜多く添加すること
等の合金成分を調整し、かかる組成のアルミニウム合金
鋳塊を均熱処理し、続いて押出加工して所定の押出組織
とすることによって、母相の溶接高温割れを軽減せしめ
ることを知見し、溶接性にすぐれたA1Mg  Si系
合金押出拐を開発したものである。即ち本発明はMg 
O,,4〜1.5重量%(以下単に%は、重量%を意味
する)、SiO,2〜1.3%、Mn0.05〜0.4
%、Cu o、 o 1〜o、 s%、Cro、o1〜
0.3%、pco、 05〜0.8 %、TiとBの合
計でo、 o o o i〜0.3%を含み残Alより
なるA1合金押出材であって、押出材の肉厚断面におけ
る組織が繊維組織又は押出方向と直角方向における結晶
粒径が200μ以下の組織であることを特徴とする溶接
性のすぐれたAl−Mg  Si系合金押出材である。
本発明はMにMgとSiを添加することによってA1合
金を硬化し隨とCrを添加することによって靭性ならび
に耐食性を向上させるとともに押出材の結晶粒を微細化
し、溶接にともなう割れの発生を軽減せしめる。またC
uはMgと結びついてA1合金を硬化し、Feは押出材
の結晶粒微細化に寄与し、溶接にともなう結晶粒界割れ
を軽減せしめる。またTiとBは鋳塊の結晶粒を微細化
しひいては押出材の結晶粒微細化に寄与し、結晶粒界割
れを軽減せしめる。なおTiとBは、T1単独でも、T
iとBの同時添加でも同様の効果を有する。Mgを0,
4〜1.5%に限定した理由は、0.4%未満では押出
材の硬化に対する効果が少なく、1.5%を越えると押
出性を阻害するとともに合金の焼入性を低下させ十分な
強度が得られないためである。Siは0.2%未満では
押出材の硬化に対して効果がなく1.3%を越えると押
出材の焼入性を低下させ十分な強度が得られない。Mn
とCrは、夫々0.05%未満、0.01%未満では靭
性及び耐食性の向上ならびに結晶粒の微細化に効果が少
な(従って母材の溶接高温割れの防止に効果が少なく、
夫々0.4%、0.3%を越えると押出材の焼入性を低
下させ十分な強度が得られない。Feは押出材の結晶粒
を微細化し、溶接にともなう母材の結晶粒界割れの低減
に効果があるが、0.05%未満ではその効果が少なく
、0.8%を越えると靭性を劣化させる。さらにTIと
Bの合計が0.0001%未満では結晶粒微細化に対す
る効果が少な(、溶接割れ感受性を増大させ、0.3%
を越えると押出性を阻害する。
又押出材の肉厚断面における母材の組織について、繊維
組織(未再結晶組織)又は押出方向と直角方向の結晶粒
径を200μ以下の組織(再結晶組織)とするのは、結
晶粒径が200μを越えると溶接の際母材に溶接割れを
生ずるためである。
押出材組織を繊維組織とする場合、又は結晶粒径を20
0μ以下とする場合は、溶接の際割れは殆んど生じない
なお押出材の肉厚断面における組織の形態としては、(
1)押出材の全断面が繊維組織(未再結晶組織)の場合
(第2図・A ) 、(iD押出材の断面の表層部のみ
が再結晶の粒組織で中央部が繊維組織の場合(第2図・
B)、曲)押、吊材の全断面が再結晶粒組織の場合(第
2図・C)とがある。母材の溶接割れを防止するために
は、上記(1)の繊維組織とするか又は上記(11)θ
11)の組織において、押出方向と直角方向の再結晶組
織の結晶粒径を200μ以下とする必要がある。本発明
押出材を製造するには、上述の組成の合金鋳塊を450
〜600℃で1〜48時間加熱して均質化処理を行い、
All  Mn−Fe糸の化合物を微細かつ均一に析出
させる。均質化処理後400〜550℃で押出加工を行
うことによって押出材の肉厚断面における組織が、繊維
組織又は押出方向と直角方向の結晶粒径(再結晶粒径)
を200μ以下の組織に調整できる。
均質化処理温度が45と満であるとAl−Mn  Fe
糸の化合物の析出が十分性われず、かつ均一化しない。
600℃を越えると上記化合物が粗大化し、かつ分散状
態が均一化しないことならびにかかる合金鋳塊が局部溶
融するおそれがあるため600℃を越える温度での加熱
は好ましくない。
また押出温度が400°C未満であると押出加工性が低
下する。550℃を越えると上記化合物が凝集し、押出
材の結晶粒微細化効果が低下し、母材の溶接にともなう
割れの防止が計れない0 なおかくして押出された押出材は、室温まで冷却され、
その後焼戻(200℃前後の温度で1〜20時間加熱)
されて本発明押出材が得られる。
次に本発明の実施例について述べる。
第1表に示す本発明押出材に係る合金及び比較材、従来
のJIS6063  合金組成の9イン千グ鋳塊を50
0°Cで4時間均質化処理した後、450〜500℃に
加熱しその温度で押出加工した。押出材の形状は厚さ”
mms巾150mmの平角断面の形材である。押出材は
、押出加工後強制冷却した後、180℃で8時間焼戻処
理した。
なお従来のJI36061合金押出材については、合金
鋳塊を500°Cで4時間均質化、処理したのち、50
0℃に加熱し、その温度で同様の形状に押出加工した。
押出加工後、強度確保のため530℃で1時間溶体化処
理後強制冷却し、その後180℃で8時間焼戻処理して
押出材を作成した。
このようにして得られた押出材の肉厚断面における組織
の形態と押出方向と直角方向の結晶粒(再結晶粒)の大
きさを第1表に併記1−だ。
これらの押出材について引張試験と溶接割れ試験を実施
した。溶接による母材の割れ試験は、第3図に示す形状
に加工した2枚の試料を突き合せ溶接して行った。溶接
条件は敢えて母材割れを生じやすくするために溶接電流
240A、溶接電圧24V、溶接速度3ocm/分、す
なわち単位板厚換算して23040」70mの入熱で突
き合せ溶接し、第3図に示す破線部の位置の肉厚横断面
部におけるミクロ組織観察により溶接部近傍の母材割れ
の有無を検査した。
これらの試験結果を第2表に記した。
第  2  表 第1表、第2表から明らかなように本発明押出材は、比
較押出材、従来押出材に比して、溶接による母相割れ長
さが短かい。又本発明押出材は、比較押出材より強度が
高く中強度用人1−Mg  Si糸合金押押出としての
十分な引張性能を有し、従来の6061−T66押出刷
近い性能が得られることがわかる。以上のように本発明
押出材によれば、今後需要分野がさらに拡大するとみら
れる押出刷を多用した溶接構造物の信頼性を向上し、か
つ構造物の軽量化に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、押出材を溶接した場合、その肉厚断面の溶接
部近傍の母相に発生する高温割れの状況を示す。 第2図は、押出材の押出方向と直角方向の肉厚断面の組
織の形態を示し、Aは全断面が繊維組織の場合、Bは表
面層が再結晶組織で中央部が繊維組織の揚台、Cは全断
面がμj結晶組織の場合。 第3図は溶接による押出刷の割れ試験の実施図である。 第4図は、第3図の溶接試験試料のa、−a断面である
。 図中主要符号の説明 1は押出材(母材)、2は溶接部(溶接金属部)、3は
母材の溶接高温割れである。 特a’l’出願人  古河アルミニウム工業株式会社代
 理 人  弁理士  若 林 広 志二本も[η/’
1 特許庁長官 殿 1 事件の表示  特願昭58−90536号2 発明
の名称  溶接性にすぐれたAQ −Mg −Si系合
金押出材 う 補正をする者 事件との関係  特許出願人 4 補正命令の日付  昭和58年8月30日5 補正
の対象    明細書全文

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. Mg 0.4〜1.5重量%、SiO,2〜1.3重量
    %、Mn o、 05〜0.4重量%、Cu o、 0
    1〜0.5重量%、Cr o、 Ol〜0.3重量%、
    Fe0805〜0.8重量%、TiとBの合計で0.0
    001〜0,3重量%を含み残部AlからなるAl@l
    押金材であって、押出利の肉厚断面における組織が、繊
    維組織又は押出方向と直角方向における結晶粒径が20
    0μ以下の組織であることを特徴とする溶接性にス<”
     t’L タAl−Mg −S i  系合金押出材、
JP9053683A 1983-05-23 1983-05-23 溶接性にすぐれたAl−Mg−Si系合金押出材 Pending JPS59215453A (ja)

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