JPS592136B2 - 電波漏洩阻止装置 - Google Patents

電波漏洩阻止装置

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JPS592136B2
JPS592136B2 JP49113863A JP11386374A JPS592136B2 JP S592136 B2 JPS592136 B2 JP S592136B2 JP 49113863 A JP49113863 A JP 49113863A JP 11386374 A JP11386374 A JP 11386374A JP S592136 B2 JPS592136 B2 JP S592136B2
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JP
Japan
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radio wave
leakage prevention
wave leakage
coil
ferrite
Prior art date
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Expired
Application number
JP49113863A
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English (en)
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JPS5140854A (ja
Inventor
明一 原田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電波漏洩阻止装置、たとえばマグネトロンの入
力部からの不要電波の漏洩を阻止する機構に関するもの
である。
一般に、マグネトロンは高周波を効率よく発生すること
から、たとえば電子レンジなどの各種機器に使用されて
おり、これは信頼性が高いことが要求される。
第1図は従来のマグネトロンの一例を示す簡略構成図で
あり、同図において1は筒状陽極であり、この陽極1は
中心軸上に図示しない陰極およびこの陰極方向に側壁わ
ら延在するベインを有している。
上記陽極1からは突体2が突出しており、その上にはス
テム3が配置され、とのステム3には上記陰極に接続さ
れた導入線4が固定さnている。
また陽極1から突出する突体5には絶縁円筒6が固定さ
れ、この絶縁円筒6は電磁波を発生する出力端子7を支
持している。
そして、上記陽極1の両端にはリング状の永久磁石8が
配置され、これらの永久磁石8は陽極1とともにヨーク
9,10に挾持されて一体に固定されている。
上記ヨーク9.10は永久磁石8により生じる磁束を陽
極1の作用空間に導き、これで電子軌道の制御を行なっ
ている。
この作用空間を運動する電子の作用により得られる電磁
波は出力端子7を介して放射される。
そして、上記導入線4にはフェライト11に一本の導線
に巻きつけることにより構成されたコイル12が接続さ
れている。
な゛お、このコイル12はコンデンサ13と直列に接続
され、このコイル12とコンデンサ13とはフィルター
14を構成している。
また、上記フィルター14の他端。は入力端子となる引
出しリード線15に接続され、かつ全体が金属製のシー
ルドケース16で包囲されている。
上記導入線4は2本配置されており、他の導入線も同一
構成とされている。
このような構成のマグネトロンを駆動すると、出力端子
7から電磁波が放出されて、これでたとえば食品などを
加熱することができる。
しかし、この場合マグネトロンの隘極は強い高周波雰囲
気中におかれているために、発生した高周波エネルギー
の一部は導入線4を経て管外に放出されることになる。
上記フィルター14はこの管外に放出される漏洩電波を
阻止し、この漏洩電波が各種通信機器に悪影響を及ぼす
のを抑制する働きを行なっている。
しかし、このような構成のフィルター14は低い周波数
すなわち基本波以下の周波数に対してはある程度阻止効
果を奏するが、高い周波数すなわち第2.第3・・・高
周波に対して何ら阻止効果を奏するととぎできない欠点
を有している。
また、フィルター14はコンデンサ13を使用している
ので高価となるばかりでなく、マグネトロン自体の信頼
性を向上するために高耐電圧のコンデンサ13が必要と
なってくるなど種々の欠点を有している。
したがって、本発明の目的は第2.第3・・・高周波な
ど高い周波数の漏洩電波をも有効に阻止できるようにす
るとともに、従来のコンデンサ13を不要として安価で
信頼性の高い電波漏洩阻止装置を提供するものである。
本発明はこのような目的を達成するために、電波阻止機
能を果すコイルにフェライトを主構成とする電波漏洩阻
止部を接続するものであり、以下実施例を用いて詳細に
説明する。
第2図は本発明による電波漏洩阻止装置の一実施例を示
す簡略構成図であり、第1図と同じものは同一符号を用
いている。
同図において、20は本願の特徴とする電波漏洩阻止部
であり、これはフェライト31に巻回されたコイル30
の他端から延在するリード線32が貫通するフェライト
20aと、このフェライト20aに絶縁層20bを介し
て配置された導電性層20cとから構成されている。
なお、上記導電性層20cはシールドケース16に電気
的に接続されて接地されている。
また、上記フェライト20aを貫通したコイル30のリ
ード線32はその先端に接続端子21が・圧着して取付
けられている。
このように、本発明はコイル30と電波漏洩阻止部20
からなる電波漏洩阻止装置をたとえばマグナトロンに装
備するものである。
このように構成した電波漏洩阻止装置の阻止部28によ
ると、コイル30により減少した漏洩電NE7エライ)
20aの部分に伝搬してリード線32のまわりに発生す
る高周波磁界に対するフェライト20aの大きな磁気損
失と、リード線32と導電性層20cとの間に発生する
高周波電界に対するフエライ)20aの誘電体損失とが
それぞnあいまって、上記漏洩電波を阻止できる。
さらに フェライト20aがコイルの作用も兼ね、また
リード線32と接地された導電性層20cとの間に静電
容量が生じ、従来のコンデンサ13の作用をするので、
入力部の漏洩電波を広帯域にわたって阻止できる。
しかも、コイル30を入れたことによりフェライト20
aの必要な長さを短くすることもできる。
さらに、コイル30は線径と巻数および軸心に入れるフ
ェライト20aとの作用により、コイル30の並列共振
点付近の周波数では非常に大きな電波阻止効果を奏する
ので、特に大きな阻止効果が要求される帯域、たとえば
VHF−TV帯周波数あるいは特に漏洩電波の強い帯域
、たとえば300 MHz などに合わせると、この種
のマクネトロンとしては最適となる。
すなわち、たとえば2φのエナメル線を6φX34Lの
Ni系フェライト31を軸心に入nて13ターン密巻き
にすると、150 ME(zを中心としてほぼVHF−
TVの放送帯を保護できる大きな阻止効果を得ることが
できる。
第3図は本発明による電波漏洩阻止装置の他の実施例を
示し、第2図と同じものは同一符号を用いている。
同図において、40は絶縁物であり、上記フエライ)2
0 a、絶縁物20bおよび導電性層20cを固定して
いる。
また、50は絶縁性接着剤でありコイル30とフェライ
ト31とを接着している。
このような構成によると、上記絶縁物40は導電性層2
0cとリード線32との間の耐電圧を向上して所定の高
電圧でも動作できるようにするとともに、リード線32
に流れる電流によりこのリード線32とフェライト20
aとの間で発生する。
騒音を防止できる。
また、上記絶縁性接着剤50もコイル30とリード線3
2との閾で発生する騒音を防止できる。
したがって、このような構成の電波漏洩阻止装置による
と、マグネトロン自体の信頼性がさらに向上することに
なる。
第4図は本発明による電波漏洩阻止装置の他の実施例を
示す簡略構成図であり、第2図と同じものは同一符号を
用いている。
同図において60は絶縁物であり、コイル30と、コイ
ル30のリード線32と、フェライト20aと、絶縁物
20bと、導電性層20cとを一体に被っている。
40は第3図に示した絶縁物である。
このような構成によると、絶縁物40.60は導電性層
20cとリード線32との絶縁距離を十分な値に保ち、
所定の高電圧でも十分動作できるようにし、まだ、コイ
ル30とケース16との間の絶縁性を向上する効果を発
揮し、これによりケース16の高さを低くできる。
このことはマグネトロンの小形化の要請に答えるもので
ある。
さらに、上記絶縁物40,60はコイル30およびリー
ド線32に流れる電流により、上記リード線32とフェ
ライト20および上記リード線32とコイル30との間
で発生する騒音を防止できる。
したがって、このような構成によると、第3図の場合と
同様にマグネトロン自体の信頼性を向上できることはも
ちろんである。
ここで、本実施例においては、電波漏洩阻止装置はマグ
ネトロンに適用した場合について説明したが、他の電波
放出性の機器などにも適用できることはもちろんである
以上説明したように本発明による電波漏洩阻止装置によ
ると、フェライトを主構成すると電波漏洩阻止部を電波
漏洩阻止機能を果すコイルに接続して構成したので、こ
れにより広帯域に電波漏洩を阻止できるとともに、従来
用いたコンデンサを不要とするので安価となり耐電圧を
向上できる。
しか′も、上記電波漏洩阻止部あるいは阻止部の接続さ
れるコイルを絶縁物で被ったので雑音の発生を防止でき
て、より信頼性を向上できる多大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のマグネトロンの一例を示す簡略構成図、
第2図ないし第4図は本発明による電波漏洩阻止装置の
実施例を示す簡略構成図である。 1・・・・・・筒状陽極、2,5・・・・・・突体、3
・・・・・・ステム、4・・・・・・導入線、6・・・
・・・絶縁円筒、7・・・・・・出力端子、8・・・・
・・永久磁力、9,10・・・・・・ヨーク、11.3
1・・・・・・フェライト、12,30・・・・・・コ
イル、13・・・・・・コンデンサ、14・・・・・・
フィルター15・・・・・・引出しリード線、16・・
・・・・シールドケース、20・・・・・・電波漏洩阻
止部、32・・・・・・リード線。 40.60・・・・・・絶縁物、50・・・・・・絶縁
性接着剤。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高周波雰囲気中に置かれた電極に接続された導入線
    と、この導入線に接続されたコイルと、このコイルの延
    長リード線が貫通するフェライトおよびこのフェライト
    を絶縁物を介して覆う導電性層とからなる電流漏洩阻止
    部とを具備したことを特徴とする電波漏洩阻止装置。 2 上記特許請求の範囲第1項記載の電波漏洩阻止装置
    において、電波漏洩阻止部の導電性層およびフェライト
    の端部とコイルの延長リード線との間に絶縁物を配置し
    たことを特徴とする電波漏洩阻止装置。 3 上記特許請求の範囲第1項記載の電波漏洩阻止装置
    において、電波漏洩阻止部の導電性層およびフェライト
    の端部とコイルの延長リードとの間に絶縁物を配置する
    と共に、コイルおよびこのコイルと前記電波漏洩阻止部
    間のコイルの延長リード線とを更に絶縁物で覆ったこと
    を特徴とする電波漏洩阻止装置。
JP49113863A 1974-10-04 1974-10-04 電波漏洩阻止装置 Expired JPS592136B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP49113863A JPS592136B2 (ja) 1974-10-04 1974-10-04 電波漏洩阻止装置

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JP49113863A JPS592136B2 (ja) 1974-10-04 1974-10-04 電波漏洩阻止装置

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Publication Number Publication Date
JPS5140854A JPS5140854A (ja) 1976-04-06
JPS592136B2 true JPS592136B2 (ja) 1984-01-17

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JPS5574043A (en) * 1978-11-29 1980-06-04 Hitachi Ltd Assembly method of magnetron armoring part

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4945677A (ja) * 1972-09-01 1974-05-01

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