JPS59213474A - 船舶および海上構築物の塗装方法 - Google Patents

船舶および海上構築物の塗装方法

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JPS59213474A
JPS59213474A JP8809283A JP8809283A JPS59213474A JP S59213474 A JPS59213474 A JP S59213474A JP 8809283 A JP8809283 A JP 8809283A JP 8809283 A JP8809283 A JP 8809283A JP S59213474 A JPS59213474 A JP S59213474A
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JP
Japan
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paint
coal tar
interval
painting
coated
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Pending
Application number
JP8809283A
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English (en)
Inventor
Minoru Hakoda
箱田 稔
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は船舶および海上構築物の塗装方法に関する。
船舶および海上構築物は、構築部品を組み立てたブロッ
クといわれる小単位を接合して、大きな単位としていく
プロ゛ツク構築法が一般的に採用されている。
このブロックの状態で塗装する方法をブロック塗装と云
い、これは大型の船舶や海上構築物の塗装に一般に採用
されている。上記ブロックの塗装には、通常防錆塗料と
してインターバル制限付コールタール系塗料が用いられ
るが、このコールタール系塗料は熱に弱く、接合前には
この接合部分を塗料で塗装せずに、接合(溶接)後に塗
装するのが通例である。
しかしながら、上記コールタール系塗料はインターバル
期間(上塗りされた塗膜との層間剥離が生じない期間)
が20°Cて約7日間と非常に短いので、未塗装部分を
塗装する際には、未塗装部分に近接する部分の硬化被膜
をディスクサングー、布ペーパー等により目荒しをして
一塗膜間の密着性を良くすることが必要であった。この
荒し作業は上記溶接部分に限らず、旅装品類の取付溶接
や鋼板の歪み手直し部の焼損並びに足場取付けや各種作
業により生ずる無数の損傷箇所等の莫大な範囲に渡って
行なう必要かあり、荒し作業の費用は莫大なものとなっ
ていた。
また、コールタール系塗料の塗膜表面の荒し作業時に発
生する大量のタール粉塵か荒し作業者並ひに周辺の作業
者の顔面、手、足等の皮膚に付着し一皮膚汚染(皮膚カ
ブレ)を起す。このカブレ対策としてワセリン等の保護
クリームの塗布やエアーラインマスク等の保護具の着装
により対処しているが、前者は発汗によるクリームの流
れ等により効果が得られず、後者は作業者の視野が狭く
高所や挾隘な作業条件では、逆に非常に危険な状態にな
る。
本発明者らは、目荒し作業を全く必要としない塗装方法
を得るために鋭意の[究の結果、本発明を成すに到った
即ち、本発明は船舶または海上構築物のブロックの表面
隣接部分を残してインターバル制限付コールタール系塗
料で塗装し、塗装周縁部とそれに隣接する未塗装ブロッ
ク表面をインターバルフリー塗料で被覆塗装し、ブロッ
クを接合後その接合部分表面をさらに防錆塗料で塗装す
ることを特徴とする船舶および海上構築物の塗装方法を
提供する。
本発明を図面により説明する。
第1図は本発明方法により塗装された接合部分の断面図
である。
本発明に用いるインターバル制限付のコールタール系塗
料(1)は一般にコールタールエポキシ系塗料またはコ
ールタールウレタン系塗料等を用いる。
コールタール系塗料は安価で防食性が良く一船舶および
海上構築物の防食塗料として広く使用されている。
コールタール系塗料(1)は従来法と同様に接合部分を
残して塗装される。例えば、船舶のブロック構築(船体
をブロックに分けて構築し、フロック間を溶接して船体
とする方法)における未塗装部分の幅は、通常約20〜
50σ程度であるが、これに限定されるものではない。
構築物の大きさ、溶接箇所の幅等により適宜選択される
インターバル制限付コールタール系塗料(1)は通常乾
燥膜厚て160〜5ooIl(1〜2回塗り)に塗装さ
れる。
本発明方法においては、上記未塗装部分の一部を含めて
コールタール系塗料の塗膜端をインターバルフリー防錆
塗料(2)で被覆塗装する。インターバルフリー防錆塗
料(2)はコールタール系塗料(1)のインターバル期
間内(通常5〜30日以内)に塗装する。通常船舶のブ
ロック構築においては、ビニルクール系塗料(2)をコ
ールタール系塗料(1)の塗膜端部を挟んで約50(J
幅で通常1〜2回塗りを施す。塗膜幅は限定的なもので
はない。コールタール系塗膜にインターバルフリー防錆
塗料を全面塗装してもよい。例えは、広範囲に渡り焼き
工事やメカニカルタメージの発生が予測される場合には
全面塗装が有効である。
インターバルフリー防錆塗料(2)は金属面と密着良好
で、耐水、耐塩水性が良好である。さらにインターバル
期間が存在せず、接合後に溶接部分を塗装しても、層間
剥離は起こさない。インターバル制限付コールタール系
塗料を用いないで本発明のインターバルフリー防錆塗料
で全面塗装することも可能であるが、費用か必要以」−
にかかり好ましくない。
インターバルフリー防錆塗料(2)の例としては、ビニ
ルクール系塗料の他に−ピュアエポキシ系塗料、塩化ゴ
ムタール系塗料、塩化ゴム系耐水塗料、塩化ビニル系塗
料、タール系塗料、ワックス系塗料等がある。
本発明方法によれば、未塗装部分(エレクションジヨイ
ント)を溶接後に塗装する。エレクションジヨイント(
4)の塗装に用いる塗料(3)はコールタール系塗膜端
部の塗装に用いた塗料と同じ塗料を用いるのが好ましい
が、これに限定されるものではない。例えば、インター
バルフリー塗料としてヒュアーエポキシ系塗料を用いた
場合には、エレクションジヨイント部分の塗装にはコー
ルタールエポキシ系塗料を用いてもよい。たた゛し、ピ
ュアーエポキシ系塗料以外の塗料の場合は−コールター
ルエポキシ系塗料を用いると溶解するので好ましくない
本発明方法は、インターバルフリーでエレクションジヨ
イント部分を塗装することができるので、荒し作業の必
要性が殆んどない。荒し作業がなければタール粉塵によ
る作業者の皮膚カブレが無く作業条件も良くなる。荒し
作業にかかる費用もかからす、経済的である。
また、荒し不足や荒し忘れによって生じる層間剥離の問
題が全く無くなる。薄膜部に対する増塗り、タッチアッ
プか容易である。費用的にも、大半の部分を安価なコー
ルタール系塗料を用いるので、荒し作業のコストを考え
ると、経済的になる。
以下、実施例により更に詳細に説明する。
実施例1 (1)塗板の調整 500 mm X 500 yrm X 3 mmの鋼
板2枚分を溶接で接合し、ディスクサンダーおよびワイ
ヤブラシにより、一種ケレンまで下地処理実施後、溶接
部を中心に幅約150 mmのマスキングテープで養生
した。
(2)コールタールエポキシ塗料の塗装コールタールエ
ポキシ塗料(日本ペイント社製、商品名エポタールMH
B)をスプレーし、耐海水性に必要な膜厚250±50
μに塗装したものと400±50μに塗装したものを用
意した。
(3)ビニルタール塗料の塗装 (2)の塗板を20°C1相対湿度75%で16時間乾
燥させた後、マスキングテープを剥した。次いで溶接線
を中心に約150 mmの幅のマスキングテープで再養
生した後、コールタールエポキシ塗膜と鉄面との間を、
境界線を中心として約1.50 mmの幅にビニルクー
ル塗料(日本ペイント社製、ビニタールA/C)を乾燥
膜厚を75±25μに塗装した。この塗板を平均20°
Cの屋外で、60日間天然曝露した。
上記(1)〜(3)の工程を造船所における標桑的ブロ
ック塗装工程とした。
(4)これらの塗板をビニルクール塗膜と鉄面の境界を
中心として約100 mmの幅で塗装し、全幅を350
111111、膜厚を250−1−50 μと400 
±50μにした。塗装方法はインターバル3時間で3ま
たは4回スプレー塗装した。
この塗板について塩水浸漬(20’C1または4゜°C
)、清水浸漬(20°C)して塗膜状態、密着性、電気
防食性を調べた。結果を表1に示す。
(5) +1)〜(3)の工程を経た他の塗板を、溶接
部を中心に約150 mm巾の鉄面のみディスクサンダ
ー及びワイヤブラシにより一種ケレン迄下地処理を実施
した。この時ブロック塗装条件で塗ったビニールクール
塗膜にサンダー、及びワイヤブラシが当らぬ様テープで
養生した。本作業でビニルクール塗膜を目荒していない
のでタール粉塵は全くないことを面I忍した。
この塗板の鉄面のみに(4)と同様の方法でスプレー塗
装し、同様に塗膜性能を調へた。結果を表1に示す。
比較例1 ビニルタール塗料を用いないで、標準工程を経た塗板を
60日間曝露した後にマスキングテープを剥かし、15
0 mm巾の鉄面をディスクサンダー及びワイヤブラシ
により一種ノルン迄処理した。
この時ブロック塗装条件で塗ったコールタールエポキシ
塗膜にサンダー及びワイヤブラシが当らぬ様テープで養
生した。テープ除去後、ブロック条件で塗装したコール
タールエポキシ塗膜と鉄面との境界線を中心に100 
++++++r1」、1・−タル約350mm巾にコー
ルタールエポキシ塗料を乾燥膜厚で250 + 50 
μと400 ±50 μを20′cの環境でスプレー塗
装した。
また、実施例1の(4)と同様に塗膜に重ならないよう
に鉄面のみを塗装したものも得た。
得られた塗膜の塗膜性能を実施例1と同様に調べた。結
果を表1に示す。
比較例2 標準ブロック塗装条件で塗ったコールタールエポキシ塗
膜の端部を含めてディスクサンダーで目荒した後、鉄面
と塗膜の一部を含めて20″Cでスプレー塗装した以外
は比較例1と同様に塗装した。
得られた塗膜の性能を実施例1と同様に塗装した結果を
表1に示す。
注1:肉眼により判定。
注2:縦、横21の幅で6本の切れ目を施し、ゴバン目
テープ試験により25目中の残存口数で表わす。
化3:ナイフカッターで塗膜をカットする。
注4:亜鉛棒を試験板と電気的に接続しIQmA/m2
の電流を流し電気防食下の塗膜状態をチェックする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法により塗装された接合部分の断面図
である。 図中の記号の(1)はコールタール系塗料による塗膜、
(2)はインターバルフリー塗料による塗膜、(3)は
エレクションジヨイント部分の塗膜、(4)は溶接部分
を表わす。 第1図 手続補正書(自発) 昭和59年2月14日 昭和58年特許願第  88092    号2発明の
名称 船舶および海上構築物の塗装方法 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代理人 住所 大阪府大阪市東区本町2−10 本町ヒ゛ル内氏
名 弁理士(6214)青 山 葆 ほか2名5、補正
命令の日付 (自発) 6、補正の対象 明細書の「特許請求の範囲」および「
発明の詳細な説明」の欄   〆て!、−T、−% ’
−1,7、補正の内容 (1)明細書の「特許請求の範囲」の欄を別紙の通り訂
正する。 C)明細書第5頁第8行、「(辿常5〜30日以内)」
とある全「(5日以内もしくはせいぜい30日以内)」
に訂正する。 以  」ニ 〔別  紙〕 特許請求の範囲 J、船舶または部上構築物のグロックの表面隣接部分を
残してインターバル制限付コールタール系塗料で塗装し
、塗装周縁部とそれに隣接する未塗装ブロック表面全イ
ンターバルフリー塗料で被覆塗装し、ブロックを接合後
その接合部分表面をさらに防錆塗料で塗装すること全特
徴とする船舶および海上構築物の塗装方法。 2 インターバルフリー塗料がビニルタール系塗料でろ
る第」項記載の方法。 3、 インターバルフリー塗料による塗装をコールター
ル系塗料塗装後30日以内に行なう第1項記載の方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、船舶または海上構築物のブロックの表面隣接部分を
    残してインターバル制限付コールタール系塗料で塗装し
    、塗装周縁部とそれに隣接する未塗装ブロック表面をイ
    ンターバルフリー塗料で被覆塗装し、ブロックを接合後
    その接合部分表面をさらに防錆塗料で塗装することを特
    徴とする船舶および海上構築物の塗装方法。 2、 インターバルフリー塗料がビニルタール系塗料で
    ある第1項記載の方法。 3、 インターバルフリー塗料による塗装をコールター
    ル系塗料塗装後5日〜30日以内に行なう第1項記載の
    方法。
JP8809283A 1983-05-18 1983-05-18 船舶および海上構築物の塗装方法 Pending JPS59213474A (ja)

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JPS59213474A true JPS59213474A (ja) 1984-12-03

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