JPS5921050Y2 - 車両用冷房装置 - Google Patents

車両用冷房装置

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JPS5921050Y2
JPS5921050Y2 JP2008680U JP2008680U JPS5921050Y2 JP S5921050 Y2 JPS5921050 Y2 JP S5921050Y2 JP 2008680 U JP2008680 U JP 2008680U JP 2008680 U JP2008680 U JP 2008680U JP S5921050 Y2 JPS5921050 Y2 JP S5921050Y2
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JP
Japan
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vehicle
rotation speed
electric fan
main engine
cooling
Prior art date
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Application number
JP2008680U
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English (en)
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JPS56120909U (ja
Inventor
敏 渡辺
正次 清水
Original Assignee
株式会社デンソー
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Publication date
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Priority to JP2008680U priority Critical patent/JPS5921050Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用冷房装置に関するもので、特に圧縮機が
車両走行用主エンジンにて駆動される、いわゆる直結式
冷房装置に関するものであり、バス車両用として好適な
ものである。
従来、車両用冷房装置、特にバス等の大型車両に供せら
れる冷房装置では、冷房負荷に応じ比較的大容量の冷房
能力を有する装置が要求されるため、それに応じて凝縮
器、蒸発器も大型になり、その熱交換のために供給され
る空気量も大きくなり、ファン駆動用モータの消費電力
も必然的に大きくなる。
従って、この種の大容量冷房装置を搭載する車両におい
ては、それに応じて発電量の大きい発電機を車両に搭載
しているが、特に乗り合いバス等では路線走行の約30
〜40%は停留所あるいは信号持ち等で、車両走行用主
エンジンがアイドリング状態となり、その結果平均エン
ジン回転数が低←な一す、−従って発電機の平均回転数
も低くなり、アイドリング時では十分な発電量が得られ
ないので、車載バッテリの過放電(バッテリ上り)をし
ばしば生ずるという不具合があった。
また、この不具合を防ぐために、低回転域でも大きな発
電量が得られる大容量の発電機を使用することも考えら
れるが、これは高回転域でのバッテリ過充電、あるいは
発電機大型化に伴なう車両への架装の困難さ、重量の増
大、コスト高等の不具合が生じ、実用的な対策とはいえ
ない。
本考案は上記点に鑑みてなされたもので、車両走行用主
エンジンの回転数を発電機の発生電圧の周波数にて検出
して、アイドリング状態のごとき低速回転域では凝縮器
冷却用電動ファンによる冷却風量を低下させるように構
成して、低速回転域における前記電動ファン駆動用モー
タの消費電力を大幅に低減し、もって発電機の大型化を
招来することなく、バッテリの過放電を防止できる車両
用冷房装置を提供することを目的とする。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第1図において、1は圧縮機で、電磁クラッチ2により
作動が断続される。
3はバス車両の床下等の空間に設置される凝縮ユニット
で、凝縮器3aと並列配置された2個の電動ファン3b
、3bとよりなる。
この電動ファン3b、3bはそれぞれモータ3c、3c
により駆動される。
4は受液器、5は減圧装置をなす温度式自動膨張弁、6
はバス車両の床下あるいは車室内天井等に設置される冷
却ユニットで、車室内空気を冷却する蒸発器6aと、こ
の蒸発器6aに送風する電動ファン6bとよりなり、こ
の電動ファン6bはモータ6Cにより駆動される。
7はバス車両の走行用主エンジンで、バス車両の最後部
あるいは最前部の床下に設置されており、その近傍に圧
縮機1が設置され、クランクプーリ8、ベルト9および
電磁クラッチ2を介して圧縮機1がエンジン7により駆
動されるようになっている。
11は車載の電源バッテリ20(第2図に示す)を充電
するための三相交流発電機(オルタネータ)で、やはり
エンジン1の近傍に設置され、前記クランクプーリ8よ
りベルト11を介してエンジン7により駆動される。
圧縮機1から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器3
aにおいて電動ファン3bにより送風される冷却風にて
冷却されて、凝縮し、液冷媒が受液器4に溜められる。
この受液器4から出た液冷媒は膨張弁5にて断熱膨張し
て低温低圧の霧状冷媒となり、次いで蒸発器6aにて車
室内空気と熱交換して蒸発し、ガス冷媒となって圧縮機
1に再吸入される。
蒸発器6aで冷却された車室内空気は電動ファン6bに
より車室内へ送風され、車室内を冷房する。
第2図は本考案装置の電気回路を示すもので、12は冷
房装置全体を起動する主スィッチであり、その一端はバ
ッテリ20の正端子にヒユーズ21を介して結線されて
いる。
13は主スィッチ12により開閉されるリレーで、コイ
ル13 aと常開接点13bとよりなる。
14は回転数検出器で、その入力端子14aは三相交流
発電機10に結線され、三相交流発電機10の交流成分
を持った発生電圧が印加されるようになっている。
更に、群しく言えば、スター結線形発電機10ではその
中性点に入力端子14aを接続し、またデルタ結線形発
電機10ではその3個箇所の巻線接続点のいずれか1つ
に入力端子14 aを接続するとよい。
回転数検出器14はその入力端子14aに印加される入
力電圧の周波数を検出して、周波数が設定値以上である
か否かを判別して出力信号を出すものである。
三相交流発電機10はエンジン7により駆動され、その
発生電圧の周波数はエンジン回転数に応じて変化するか
ら、回転数検出器14はエンジン回転数を検出できるこ
とになる。
この回転数検出器14は公知の回路を組合せて構成する
ことができ、例えば入力電圧の波形を整形する波形整形
回路と、周波数−電圧変換回路と、電圧レベル判別回路
とにより構成すればよい。
15は主スィッチ12によって開閉されるリレーで、コ
イル15 aと常開接点15 bとよりなる。
16は第1図に示す冷凍サイクルの高圧圧力が異常高圧
になると開く常閉型の高圧スイッチ、17は冷凍サイク
ルの低圧圧力が冷媒ガス洩れ等により異常に低下すると
開く常閉型の低圧スイッチである。
18.19は回転数検出器14の出力信号により制御さ
れるリレーで、モータ回路切替手段をなすものであり、
それぞれコイル18 a、 19 aと接点18 b、
19 bとよりなり、凝縮器冷却用電動ファン3b、
3bの駆動用モータ3c、3cの回路を切替えるもので
ある。
次に、第2図の電気回路に基いて作動を説明すると、車
両の走行用主エンジン7が運転されているときに主スィ
ッチ12を投入すると、リレー13゜15に通電され、
それぞれの常開接点13b、15bが閉成する。
従って、電磁クラッチ2に通電され、圧縮機1が主エン
ジン7に連結されるので、圧縮機1が作動する。
一方、このとき主エンジン7の回転数が所定値以上であ
れば、回転数検出器14の入力電圧の周波数も所定値以
上となり、回転数検出器14が出力信号を出すので゛、
リレー18,19のコイル18a、19aに通電され、
接点18 bが閉じるとともに、接点19 bが端子1
9 Cより端子19 d側に切替接続する。
従って、2つのモータ3C53Cは電源バッテリ20に
並列接続され、各モータ3c、 3 cに直接電源電圧
が印加されるので、各モータ3c、3cは高速回転し、
凝縮器3aへの冷却風量が最大値となる。
車両走行用主エンジン7の回転数がアイドリング運転等
により所定値以下に低下すると、回転数検出器14の出
力信号がなくなり、リレー18.19に通電されないの
で、それぞれの接点18 b、 19 bが図示位置に
復帰し、2つのモータ3c、3cが電源バッテリ20に
直クリ接続される。
従って、各モータ3c、3cにはそれぞれ電源電圧の半
分の電圧しか印加されず、各モータ3c、3cの回転数
が低下し、その消費電力が低減する。
また、モータ回転数の低下により凝縮器3aへの冷却風
量が低下することとなるが、主エンジン7が低速回転し
ている時には、必然的に圧縮機1の回転数も低下して、
サイクル内の冷媒循環量が少ないので、凝綿密3aの冷
却能力もそれに応じて少なくすむ。
従って、凝縮器3aへの冷却風量も上記冷却能力に見合
った少ない量ですむことになり、本考案によれば、この
点に着目して自動的にモータ回転数を低下させているか
ら、無駄な冷却風の送風を防止して、モータ消費電力を
低減できるのである。
なお、上述の実施例は本考案の好適な実施態様を例示す
るものであるが、本考案はこれに限定されることなく、
種々変形可能であり、例えば上述の実施例では凝縮器冷
却用電動ファンとして2個の電動ファン3b、3bを用
い、その駆動モータ3c、3cの回路を直列接続、並列
接続に切替えるようにしているが、主エンジン7の低速
回転時には2個の電動ファン3b、3bの一方を停止し
て、1個の電動ファンのみを作動させるようにしてもよ
い。
また、上記電動ファンとして1個のみ用い、この1個の
電動ファンのモータ回路に速度制御用の抵抗器を切替接
続して、1個の電動ファンの回転数を高低の2段階に切
替えるようにしてもよい。
また、独立した2つの冷凍サイクルからなる冷房装置に
おいて、2つの圧縮機をともに主エンジン7にて駆動す
るとともに、各凝縮器にそれぞれ1個の電動ファンを設
ける場合には、凝縮器冷却用電動ファンが計2個設けら
れることになるので、この2個の電動ファンの回路を前
述の第2図図示の回路構成によって切替えるようにして
もよい。
上述したごとく本考案では、車両走行用主エンジンによ
り圧縮機を駆動する形式の車両用冷房装置において、主
エンジンの低速回転時にはこれを検出して凝縮器冷却用
電動ファンの冷却風量を圧縮機回転数に見合った量に低
下させているから、前記電動ファンによる無駄な電力消
費を防止でき、従って発電機の大型化を招来することな
く、車載バッテリの過放電を防止できるという効果が大
である。
しかも、本考案では、どの車両にも必ず搭載されている
バッテリ充電用発電機の発生電圧の周波数が発電機駆動
用主エンジンの回転数に応じて変化することに着目して
、前記周波数から主エンジンの回転数を検出するように
しているから、主エンジンの種類等に関係なく、しかも
特別の検出部を新たに設けることなく、容易に回転数検
出を行なうことができるという実用的効果が大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図は冷凍サ
イクル図であり、第2図は電気回路図である。 1・・・・・・圧縮機、3a・・・・・・凝縮器、3b
、3b・・・・・・電動ファン、3c、3c・・・・・
・モータ、7・・・・・・車両走行用主エンジン、10
・・・・・・三相交流発電機、14・・・・・・回転数
検出器、18.19・・・・・・回路切替手段をなすリ
レー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車両走行用主エンジンにより駆動される圧縮機と、電動
    ファンにより冷却される凝縮器と、車両走行用主エンジ
    ンにより駆動される車載交流発電機の発生電圧の周波数
    を検出することにより車両走行用主エンジンの回転数を
    検出する回転数検出器と、この回転数検出器の出力信号
    に応じて前記電動ファンのモータ回路を切替える回路切
    替手段とを具備し、車両走行用主エンジンの回転数が所
    定回転数以下のときは、前記回路切替手段により前記電
    動ファンによる冷却風量を低下させることを特徴とする
    車両用冷房装置。
JP2008680U 1980-02-18 1980-02-18 車両用冷房装置 Expired JPS5921050Y2 (ja)

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JP2008680U JPS5921050Y2 (ja) 1980-02-18 1980-02-18 車両用冷房装置

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Publication Number Publication Date
JPS56120909U JPS56120909U (ja) 1981-09-14
JPS5921050Y2 true JPS5921050Y2 (ja) 1984-06-20

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ID=29616306

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