JPS59210504A

JPS59210504A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPS59210504A
Application number: JP8265583A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Sato; 哲雄佐藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1983-05-13
Filing date: 1983-05-13
Publication date: 1984-11-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕本発明は、磁気記録再生装置に関する。

〔背景技術〕

磁気記録再生装置（以下においてテープレコーダという
）には、商用電源を使用するものもあれば、ポータプル
タイプの如（ＤＣ３１７程度の低電圧電源を使用するも
のもある。ところで、テープレコーダでは、記録ヘッド
のインピーダンスが記録信号の周波数によって変化する
ことが知られている。そして、記録信号の周波数の如何
にかかわらず、記録ヘッドに常に一定の電流を流せばよ
いのであるが、高域においてインピーダンスが上昇した
とき、電源電圧が高くないと一定の電流を流せない。す
なわち、商用電源を用いた場合は、記録アンプに充分な
高電圧をかけ、充分な′ダイナミックレンジで記録ヘッ
ドを駆動することができる。

しかし、本発明者の検討によると、例えばＤＣ３ｖ程度
の低電源電圧を使用する場合、高域において記録ヘッド
のインピーダンスが上昇しても、ダイナミックレンジが
不足して充分な電流を流すことができない。

本願発明に先立ち、本発明者が検討したところ、上述の
如き電源電圧の制約に起因して、ポータプルテープレコ
ーダにおいては、周波数特性を良好にして、高忠実度の
記録・再生を行ないたくとも、限界があることが判明し
た。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、低電圧電源であっても、周波数特性が
良好で、高忠実度の記録・再生動作を行い得る磁気記録
再生装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本願において開示される発明の概要を簡単に説明すれば
、下記のとおりである。

すなわち、記録モード時にのみ動作する交流バイアス電
源を利用し、高電圧の電源電圧を得−Ｃ記録増幅器の電
源とするものである。

〔実施例〕

以下、第１図〜第２図を参照して、本発明を適用した磁
気記録再生装置の一実施例を述べる。なお、第１図は磁
気記録再生装置、すなわちテープレコーダの記録回路の
回路図であり、他の増幅回路等とともに、半導体集積回
路化されているものとする。

交流バイアス回路１は、トランスＴ１．トランジスタＱ
１　、コンデンサＣ，，Ｃ２、更に抵抗Ｒ，，Ｒ２とに
よって構成され、その回路動作は、当朶者間に知られて
いる。この交流バイアス回路１は、コイルＬ、の中間タ
ップに＋■ｃｏ電源（例えばＤＣ３Ｖ）が供給されたと
き、周波数信号を発生する。その周波数は、記録信号の
周波数の５倍以上になるように、コンデンサＣ，，Ｃ，
，ｉ抗Ｒ２等の回路定数が定められている。また、交流
バイアス回路１は、記録モード時にのみ動作するように
構成されている。

記録モード時において、上記発振周波数が発生すると、
１次側コイルＬ１がら２次側コイルＬ。

に電磁誘導が行われる。そして、端子Ｌｐ、　＋　ＬＢ
　＋ＬＣに、１次側コイルし、との巻数比に対応した誘
起電圧が得られる。

端子ＬＡに誘起した電圧は、コンデンサＣ１，。

抵抗Ｒ７，を介して記録ヘッドＨ１に供給される。

端子ＬＢ　に誘起した電圧は、消去ヘッドｌ−Ｉ２に供
給される。従って、磁気テープ２が矢印Ｘ方向に走行さ
れると、消去ヘッドＨ２によって記録信号が消去され、
その後に記録ヘッドＨ２によって磁気テープ２への記録
が行われる。なお、消去ヘッドＨ２による消去作用は、
交流バイアス回路１から発生した周波数信号によって行
われる。しかし、上記周波数信号は、可聴周波数よりも
高い周波数であるから、あたかも記録されていた信号が
消去されたような感じを与える。

ところで、端子り。に誘起された電圧は、ダイオードＤ
、によって整流され、更にコンデンサＣ２１によって直
流化される。そして、直流化された電圧ＨＤＣは、１次
側コイルＬ、と端子り。どの巻数比で決定された電圧レ
ベルになる。すなわち、ＤＣ３Ｖ程度の十■ＣＣ電源よ
りは高レベルであり、例えばＩＯＶ程度の電圧レベルで
あってよい。

電圧ＨＤＣは、記録アンプＡ、の電源として使用される
。従って、テープレコーダの他の回路がＤＣ３Ｖの＋■
ｃｃ電源で動作しているにもかかわらず、記録アンプＡ
、のみがＩＯＶ程度の高電圧Ｉ］Ｄｏで動作することに
なる。

いま仮りに、記録アンプＡ１　に供給される記録信号■
１Ｎが、例えば１ＫＨ２から１０ＫＨ２に変化したとす
る。記録ヘッドＨ１のインピーダンスが、例えばＩＫΩ
からＩＯＫΩに変化したとする。しかし、電圧ＨＤｃが
充分に高電圧であるので、記録アンプＡ１からみた負荷
、すなわち記録ヘッドＨ８が高インピーダンスになって
も、これに充分な電流を流すことができる。この結果、
記録モード時の周波数特性ｆ、は、高域においても減衰
することがなく、第２図に示す如き電流ｉが記録ヘッド
Ｈ１に流れる。

従って、本発明を適用したテープレコーダにおいては、
ＤＣ３Ｖ程度の低電源電圧を用いても、周波数特性の良
好な記録動作を行うことができる。

なお、端子ＬＡ、ＬＢ、Ｌｏから、それぞれの負荷回路
に流れる電流は、およそ４００μＡ程度であり、電圧Ｈ
Ｄｃを得るための電流回路（Ｄ、、Ｃ２゜等）を設けて
も、１．２　ｍ　Ａ程度にしかならない。

従って、トランスＴ、を特に電流容量の大きなものにす
る必要はなく、従来構造のトランス（（、端子Ｌｃを設
けるだけで充分である。

〔効果〕

（１）交流バイアス回路の出力から昇圧した電圧により
、記録アンプを動作させているので、記録ヘッドのイン
ピーダンスが高くなっても、充分な電流を流すことがで
きる。

（２）上記（１）により、記録モード時の周波数特性が
向上する。

（３）上記ｉｌ＋＋２１により、低電圧電源であっても
、周波数特性の良好な記録、再生動作を行うことができ
る。

（４）　　記録モード時以外では、記録アンプへの電源
が遮断されるので、消費電力を低減することができる。

以上に、本発明者によってなされた発明を実施例にもと
づき具体的に説明したが、本発明は上記に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。

例えば、トランスＴ、については、２次側コイルＬ２は
電源用コイルと他のコイルとを別巻きにしてもよい。

また、交流バイアス回路は、ブロッキング発振回路、ハ
ートレー回路、コルピッツ回路等の何れであってもよい
。

更に、ダイオードＤ、は、半波整流２両波整流の何れで
あってもよい。

〔利用分野〕

以上の説明では、主として本発明者に、ヒってなされた
発明をその背景となった利用分野である磁気記録再生装
置に適用した場合について説明したが、それに限定され
るものではない。

例えば、入力信号のレベルに対応して電源電圧を昇降さ
せるオーディオアンプにも適用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す磁気記録再生装置の要
部の回路図、第２図は同上の回路動作を説明するための周波数特性図
である。ｌ・・・交流バイアス回路、２・・・磁気テープ、Ｈｌ
・・・記録ヘッド、Ｈ２・・・消去ヘッド、Ｌ、・・・
１次側コイＡＩ、Ｌ、・・・２次側コイル、Ｄ、・・・
ダイオード、Ｃ□・・・コンデンサ、Ａ１・・・記録ア
ンプ、ＨＤＣ・・・電圧。

Claims

【特許請求の範囲】

１、記録モード時に発生する交流信号から昇圧した電源
電圧を得て、この電源電圧により記録アンプを動作させ
るように構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。