JPS59209899A - 凹部を有するカ−ドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はカード表面に写真、印鑑照合欄等を埋め込む
ための凹部を有するカードの製造方法に関する。

クレジットカード、ＩＤカード等のカードに於いてはそ
の所有者を特定し、所有者以外の人間による不正な使用
を防止するために顔写真、印鑑照合欄等をカード上に設
けることが提案されている。

かかるカードの所有者特定手段はその目的を達するため
にはかなり有効な手段ではあるが、平坦なカード表面に
直接顔写真や、印鑑照合欄等を貼付するとそれらが無視
できない厚みを有している関係王その部分が周辺領域か
ら突出した形となり、従って貼付物が剥離したり、破損
したりする不備がある。

この不備を解消するために、カードの表面に凹部を設け
、この四部に顔写真、印鑑照合欄等を埋設する方法が現
在性なわれ≦いる。

カードの表面に凹部な形成する方法としては、■　通常
の工程でカードを製造した後、その表面の一部をフライ
ス盤等で切削して凹部を形成する方法。

■　センターコアとオーバーシートの間に剥離層ン設け
、ラミネート後剥離層の周囲に沿って切削するか、半抜
きして四部を形成する方法。

０２つの方法が広く知られている。

しかしながら、上記第１の方法では１枚づつの加工が必
要となり、このため製造に長時間を要するとともに手間
がかかり、生産効率が悪く、大量生産に適さない欠点が
ある。

また、」二記第２の方法では製造工程中に剥離層を設け
る工程と、その剥離層に沿ってオーバーシートを抜き取
る工程が付加され、製造工程数が増加して生産効率が落
ちる欠点と、剥離層を形成するための剥離剤をカード構
成材料として用意する必要がありコスト的に高くなる欠
点を有している。

従って、この発明の目的とするところは」二記従来技術
の欠点を解消し、四部を形成することで生産に要する時
間とコストの増加・上昇をきたすことなく簡単かつ精度
良くカード表面に四部を形成する方法を提供することに
ある。

以下にこの発明を図面の実施例に基づき詳細に説明する
。

カードを製造するにおいては、大なる寸法を有するシー
トにいわゆる多面付けを施し、印刷、接着等の加工が終
了した後最後に所定の寸法に断裁してカードを製造する
方法が一般的であり、この説明においても上記多面付げ
による方法を例にとって説明するカー、何等これに限定
されることなくカードを構成するシートを最終的な製品
と同じ寸法に予め仕上げておき、一枚宛印刷、接着等の
カードを製造する方法にも当然適用可能である。

第１図において、１はセンターコアとなるべき熱可塑性
合成樹脂シートであり、例えば不透明骨白ポリ塩化ビニ
ルよりなるものである。

センターコア用素材シート１にはその片面或いは両面に
可視情報としてのカード名、カード発行会社名、注意事
項等が多面付けにて印刷（この実施例では９面付け）さ
れる。

このセンターコア１０両面にオーバーシート用素拐シ〜
ト２．６を重ね合わせる。オーバーシートはセンターコ
ア１０表面に施された印刷情報を　　ＩＩｊＪ祝となる
ために透明である必要があり、その素イ〕としてはポリ
塩化ビニルが一般的である。オーバー　シー・Ｉｆｌ　
素材シー　ト２については、センターコア１に施された
印刷情報と見当を合わせて埋め込むべき顔写真等に対応
する大きさ及び形状の穴４．４．・・・・・・（この実
施例では９個）を予め形成しておく。オーバーシート用
素材シート２に穴４，４．・・・を形成するにおいては
、所定の位置関係及び形状を有する刃型にて前記シＬト
を打ち抜けば良い。

なお、この実施例では一方のオーバーシートにのみ穴を
穿つ構成となっているが、必要に応じて両方のオーバー
シートに穴を設けることも可能である。また、最終的な
製品であるカードに磁気記録部を設ける必要がある場合
は、オーバーシート用素材シート２．３のいずれか一方
若しくは両方の外側となる面に例えば磁気テープを熱圧
着することにより形成しておけば良い。

次に、このように準備されたセンターコア用素材シー）
１（７）両面にオーバーシート用素材シート２．６を各
々重ね合わせ、相対向する２辺に沿って位置決め用貫通
孔を穿孔機等により穿設した後第２図に示されている圧
着板（一般にフェロ板と称される）２−４を用いて加熱
加圧する。圧着板２コ３は上板（２２）及び下板１２３
）が蝶番（２６）にて、回転自在に連結された構成であ
り、ここではとくに下板（２３）に、前記オーバーシー
ト２の穴４，４．・・・・・に嵌入する凸部２７゜２７
、・・・・・・が突設されている。なお、下板２３には
前記シート群の位置決め用貫通孔に対応する位置決め用
突起２’　４．２４．・・・・・・が設げられており、
さらに上板２２にはこの突起２４．２４．・・・・・・
が嵌まり込む位置決め用穴２５．２５．・・・・・・が
設けられている。

凸部２７の形状はその高さがオーバーシートの厚みと同
一か僅かに小さく、またその横断面形状号 は穴４の横断面形状と相似値で穴４にはぼ間隙なく嵌ま
り合う形状とすることが好ましい。

このような圧着板２１０下板２６に、重ね合わされたシ
ート群１，２．３をその位置決め用貫通孔に突起２４．
２４．・・・・・・を挿通して位置決めしつつ穴４，４
．・・・・・・に凸部２７．２７．・・・・・・を嵌め
合わせて取りつける。

然る後、上板２２を蝶番２６を中心に回転せしめて下板
２ｈりつけられていンろシート群１．２．３に密着せし
め、下板２３とでシート群１．２．３を挟持する。この
とき、位置決め用突起２４，２４．・・・・・は位置決
め用穴２５．２５．・・・・・・に嵌まり込んで位置合
わせがなされている。

この状態で、第６図に示されているように油圧シリンダ
等により駆動される加熱押圧部材２８゜２９が上下方向
から圧着イゾ２１の上下板２２．２３に向かって移動し
、圧着板を一定圧カで挾みっけ、加熱する。これにより
センター−コア用素材シート１とその両面に位置するオ
ーバーンート用素材シー　ｌ−２，３とは圧着板２１か
ら熱と圧力を受は熱融着して一体となる。このとき、穴
４，４．・・・・・・には下板２ろの凸部２７．２７．
・曲・が嵌入しているので、上記加熱加圧時に穴４，４
．・・・・・・がその熱ど圧力の影響で変形したり、ふ
さがれたりすることはない。

所定時間加熱加圧した後、加熱抑圧部材２８．２９を圧
着板２１かも引き離し、次いで上板２２を回転解放して
、一体となったシートを圧着板２１から取り外す。

、これにより、表面に凹部ろ２を有するカード３１が多
面付けされたシートを得ることができ、このシートを打
抜機にセットし、カード形状に打ち抜（ことにより第４
図に示されろような凹部５２を有するカード６１を作成
することができる。

このように作成さ〜れたカードの凹部に従来と同様、顔
写真、印鑑照合欄等を埋め込み、その部分にのみ透明保
護層を貼着することにより顔写真、印鑑照合欄等を有す
るカードを完成することができる。

々お、この説明において示した圧着板、加熱抑圧部材等
の装置の構造は、この発明を実施するだめの一つの例を
示したに過ぎないものであり、この発明の主旨を逸脱し
ない限り種々の変更が可能で゛ある。

この発明は以上に述べたとおりであり、従来非常に煩雑
な作業を必要とするとされていた表面に四部を有するカ
ードの製造を、切削等の特別な工程を付加することなく
一般のカードの製造工程とほぼ同様の工程で行なうこと
ができろため、製造。

が簡単となり製造時間が短縮されろばかりでなくＹ峡す
込毘 設備的にも実生産向きであ　。

また、凹部の形状も加熱加圧対策が施しであるた

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第１図は
カードを製造するだめの各構成シートを示す説明図、第
２図は圧着板の説明図、第６図は加熱加圧状態を示す断
面的説明図、第４図は完成した凹部を有するカードの斜
視図である。 １・°・セフ’ｌ−コア用素材シート、２，３・・・オ
ーバーシート用素材シート、４・・・穴、２１・・・圧
着板、２戸・・凸部、２８．２９・・・加熱抑圧部材、
６１・・・凹部を有ずろカード、６２・・・凹部 特許出願人 凸版印刷株式会社 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）カード表面に顔写真等を埋め込むための凹部を有す
   るカードの製造方法において、オーツ（−シートの少く
   とも１方に埋め込むべき顔写真に対応する大きさ及び形
   状の穴を形成する工程と、前記オーバーシートをセンタ
   ーコアの両面に重ね合わせる工程と、前記オーバーシー
   トの穴に圧着板に突設された凸部を挿入してオーバーシ
   ートとセンターコアとをこの圧着板にて加熱加圧して接
   着する工程とを含むことを特徴とする凹部を有するカー
   ドの製造方法。６