JPS59209855A - 樹脂被覆金属管 - Google Patents
樹脂被覆金属管Info
- Publication number
- JPS59209855A JPS59209855A JP8471183A JP8471183A JPS59209855A JP S59209855 A JPS59209855 A JP S59209855A JP 8471183 A JP8471183 A JP 8471183A JP 8471183 A JP8471183 A JP 8471183A JP S59209855 A JPS59209855 A JP S59209855A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- polyethylene
- molecular weight
- low molecular
- coated metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は樹脂被覆金属管に関し、詳しくは防食層と保護
層との剥離が容易で、かつ生産性に優れた樹脂被覆金属
管に関する。
層との剥離が容易で、かつ生産性に優れた樹脂被覆金属
管に関する。
水道用、ガス用、ケーブル保護用などの金属管として用
いられているポリエチレン被覆鋼管は、一般に鋼管表面
に防食用のポリエチレン樹脂層と輸送取扱などのための
保護層が形成されている。
いられているポリエチレン被覆鋼管は、一般に鋼管表面
に防食用のポリエチレン樹脂層と輸送取扱などのための
保護層が形成されている。
かかる樹脂被覆鋼管を溶接する場合はその保護層を剥離
する必要がある。そこで2層間の融着を防止するため、
低分子量ポリオレフィン、ポリブテンなどの融着防止剤
を塗布する方法(実公昭50−2083号)、炭酸カル
シウム、滑石などの無機質粉末を融着防止剤として散布
する方法(特開昭50−139422号)が採用されて
いる。しかし、これらの従来法では製造工程が複HKな
り、生産性が低下するという欠点があった。
する必要がある。そこで2層間の融着を防止するため、
低分子量ポリオレフィン、ポリブテンなどの融着防止剤
を塗布する方法(実公昭50−2083号)、炭酸カル
シウム、滑石などの無機質粉末を融着防止剤として散布
する方法(特開昭50−139422号)が採用されて
いる。しかし、これらの従来法では製造工程が複HKな
り、生産性が低下するという欠点があった。
=!り、保護層としてポリエチレンとポリプロピレンか
らなる組成物を用いる方法(特開昭58−42449号
)も知られているが、耐傷付性が十分でなかった。
らなる組成物を用いる方法(特開昭58−42449号
)も知られているが、耐傷付性が十分でなかった。
本発明者らは、上記欠点を除去した樹脂被覆鋼管を開発
する之め、保護層をポリプロピレンとし、防食層として
の種々のポリエチレンとの剥離強度を測定した。その結
果、所定のメルトインデックス(MI)と低分子量成分
含有量を有するポリエチレンを周込ると、保護層として
のポリプロピレンとの剥離が容易であり、かつ成形性、
生産性が極めて向上することを見出し、本発明を完成し
た。
する之め、保護層をポリプロピレンとし、防食層として
の種々のポリエチレンとの剥離強度を測定した。その結
果、所定のメルトインデックス(MI)と低分子量成分
含有量を有するポリエチレンを周込ると、保護層として
のポリプロピレンとの剥離が容易であり、かつ成形性、
生産性が極めて向上することを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち本発明は、ポリエチレン防食層とポリグロビレ
ン保護層力為らなる樹脂被覆金属管において、防食層と
してのポリエチレンが、メルトインデックスが0.5f
F/10分以下であり、重量平均分子量1000〜60
00の低分子量成分の含有量が1105〜U1.5重量
%のものであることを特徴とする樹脂被覆金属管を提供
するものである。
ン保護層力為らなる樹脂被覆金属管において、防食層と
してのポリエチレンが、メルトインデックスが0.5f
F/10分以下であり、重量平均分子量1000〜60
00の低分子量成分の含有量が1105〜U1.5重量
%のものであることを特徴とする樹脂被覆金属管を提供
するものである。
本発明において防食層として用いるポリエチレンは、M
Iがα5y−/10分以下、好ましくは0.60〜11
5P/1o分の範囲にある。MIがQ、57/10分を
超えると、管被覆する場合の成形性が悪化する。また、
ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した
重量平均分子量が1000〜3000の低分子量成分の
含有量が1105〜0.5重量%、好ましくはCLI〜
α3重量係のものでなければならない。低分子量成分の
含有量がα05重量重量溝であると、成形性が悪化し、
15重重量%超えると、層間剥離強度が大きくなり剥離
作業が困難となる。
Iがα5y−/10分以下、好ましくは0.60〜11
5P/1o分の範囲にある。MIがQ、57/10分を
超えると、管被覆する場合の成形性が悪化する。また、
ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定した
重量平均分子量が1000〜3000の低分子量成分の
含有量が1105〜0.5重量%、好ましくはCLI〜
α3重量係のものでなければならない。低分子量成分の
含有量がα05重量重量溝であると、成形性が悪化し、
15重重量%超えると、層間剥離強度が大きくなり剥離
作業が困難となる。
かかるポリエチレンの製造は従来公知の方法で行なうこ
とができる。例えば、高密度ポリエチレン、中低密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、他のα−オレ
フィンを20重重量%下含有するエチレン共重合体の1
種又I/f、2種以上を有機溶剤と加熱下で2〜10時
間接触させて洗浄し、低分子量成分を除去することによ
り得ることができる。これらの中では、特に高密度ポリ
エチレンから低分子量成分を除去したものが好ましい。
とができる。例えば、高密度ポリエチレン、中低密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、他のα−オレ
フィンを20重重量%下含有するエチレン共重合体の1
種又I/f、2種以上を有機溶剤と加熱下で2〜10時
間接触させて洗浄し、低分子量成分を除去することによ
り得ることができる。これらの中では、特に高密度ポリ
エチレンから低分子量成分を除去したものが好ましい。
用いることのできる有機溶剤としては特に制限はないが
、通常ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素を使用
する。
、通常ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素を使用
する。
また、適当な触媒1重合方法を採用することにより低分
子量成分含有、量の少ないポリエチレンを直接製造する
こともできる。
子量成分含有、量の少ないポリエチレンを直接製造する
こともできる。
本発明において保護層として用いるポリプロピレンは特
に制限はないが、特にエチレン含量1゜〜40重量重量
%ロピレンブロックコポリマーが好ましい。
に制限はないが、特にエチレン含量1゜〜40重量重量
%ロピレンブロックコポリマーが好ましい。
樹脂被覆金属管の製造は、鋼管、鋼管、鉛管などの金属
管上に樹脂材料をチ二−プ状に押出して被覆する方法、
樹脂シートをらせん状に巻き付けて被覆する方法などに
よって行なうことができる。
管上に樹脂材料をチ二−プ状に押出して被覆する方法、
樹脂シートをらせん状に巻き付けて被覆する方法などに
よって行なうことができる。
製造に際しては必要に応じてプライマー処理、加熱処理
などを行なう。また、ポリエチレン、ポリプロピレン中
に酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤。
などを行なう。また、ポリエチレン、ポリプロピレン中
に酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤。
難燃剤などの各種添加剤を添加することもできる0また
、金属管とポリエチレン防食層との間の接着強度、耐温
塩水性を向上させるために、金属管表面に接着剤を塗布
することもできる。その場合1接着剤としては、熱硬化
性エポキシ樹脂接着剤。
、金属管とポリエチレン防食層との間の接着強度、耐温
塩水性を向上させるために、金属管表面に接着剤を塗布
することもできる。その場合1接着剤としては、熱硬化
性エポキシ樹脂接着剤。
熱可塑性エポキシ樹脂接着剤など公知のものを用いるこ
とができる。
とができる。
本発明の樹脂被覆金属管は、防食層として所定のポリエ
チレンを用いているため、保護層との剥離が容易であり
、溶接時などの作業性に優れている。また、剥離強度の
温度依存性が小さいため、保護層重ね合せ時の温度管理
が不要であり、高温での重ね合せもできる。さらに、金
属管の被覆成形性に優れており、融着防止剤が不要であ
るため、生産性も高い。また、保護層としてポリプロピ
レンを用いているため耐傷付性、耐久性などが優れてい
る。従って、本発明の樹脂被覆金属管は実用上極めて有
用である。
チレンを用いているため、保護層との剥離が容易であり
、溶接時などの作業性に優れている。また、剥離強度の
温度依存性が小さいため、保護層重ね合せ時の温度管理
が不要であり、高温での重ね合せもできる。さらに、金
属管の被覆成形性に優れており、融着防止剤が不要であ
るため、生産性も高い。また、保護層としてポリプロピ
レンを用いているため耐傷付性、耐久性などが優れてい
る。従って、本発明の樹脂被覆金属管は実用上極めて有
用である。
次に、本発明を実施例により説明する。
実施例1〜7および比較例1〜6
サンドブラスト鋼板(厚さ2ym、5PCC−8D)上
に熱硬化性ビスフェノールA型エポキシ樹脂接着剤を塗
布し、160Cで10分間硬化反応せしめた後、ポリエ
チレンシート(厚さ1 rttx )を重ねテ防食層と
した。次に、保護層としてポリプロピレンシート(厚さ
1m、樹脂温度190c)’&重ね合せて40Kp/c
dで5分間加熱圧着した。結果を第1表に示す。
に熱硬化性ビスフェノールA型エポキシ樹脂接着剤を塗
布し、160Cで10分間硬化反応せしめた後、ポリエ
チレンシート(厚さ1 rttx )を重ねテ防食層と
した。次に、保護層としてポリプロピレンシート(厚さ
1m、樹脂温度190c)’&重ね合せて40Kp/c
dで5分間加熱圧着した。結果を第1表に示す。
※1−JIS K67.58に準拠
※2・・・GPCによる重量平均分子量1000〜60
00の成分の含量 ソックスレー抽出器を用いて沸騰ヘキサン1004中に
ポリマー10?を入れ6時間抽出した。
00の成分の含量 ソックスレー抽出器を用いて沸騰ヘキサン1004中に
ポリマー10?を入れ6時間抽出した。
※3・・・保護層を重ね合せる時の防食層の表面、温度
※4・・・JIS K6854に準拠、引張速度5ON
xZ分2幅25■ ※5・・・HDPK (A)から低分子量成分をヘキサ
ン洗浄により除去した高密度ポリエチレン。
xZ分2幅25■ ※5・・・HDPK (A)から低分子量成分をヘキサ
ン洗浄により除去した高密度ポリエチレン。
密度0.950 y−/crll
※6・・・HDPE (B)から低分子量成分をへキサ
ン洗浄により除去した高密度ポリエチレン。
ン洗浄により除去した高密度ポリエチレン。
密度α950 y/cr&
量成分を洗浄除去したもの。
密度[L9555L/d
※8・・・低密度ポリエチレン(密度(L q 24P
/a/l。
/a/l。
MIa38y−/10分、低分子量成分含量CL 7
wt%)から低分子量成分を洗浄除去したもの、密度C
L 924 f−/dt※9・・・高密度ポリエチレン
、密度α950 f/Ci/1※10・・・HDPE(
A)から低分子量成分をヘキサン洗浄により除去した高
密度ポリエチレン。
wt%)から低分子量成分を洗浄除去したもの、密度C
L 924 f−/dt※9・・・高密度ポリエチレン
、密度α950 f/Ci/1※10・・・HDPE(
A)から低分子量成分をヘキサン洗浄により除去した高
密度ポリエチレン。
密度α950 y−7m
※11 ・・・高密度ポリエチレン、 密度CL950
f!−/(m※12°・″高密度ポリエチレン、密度
α955 P/d※13・・・エチレンプロピレンブロ
ック共重合体。
f!−/(m※12°・″高密度ポリエチレン、密度
α955 P/d※13・・・エチレンプロピレンブロ
ック共重合体。
エチレン含量25 wt%、 MI G、5 t/1o
分※14・・・エチレンプロピレンブロック共重合体。
分※14・・・エチレンプロピレンブロック共重合体。
エチレン含量35 wt%、MI [13F/10分特
許出願人 出光石油化学株式会社
許出願人 出光石油化学株式会社
Claims (1)
- (1)“ポリエチレン防食層とポリプロピレン保i層か
らなる樹脂被覆金属管において、防食層としてのポリエ
チレンが、メルトインデックスが0.5y−/10分以
下であり、重量平均分子量1000〜500°0の低分
子量成分の含有量が[L05〜l15重量係のものであ
ることを特徴とする樹脂被覆金属管。 (2ン 保護層としてのポリプロピレンがエチレン含
量10〜40重i%のプロピレンブロックコポリマーで
ある特許請求の範囲第1項記載の樹脂被覆金属管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8471183A JPS59209855A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 樹脂被覆金属管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8471183A JPS59209855A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 樹脂被覆金属管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59209855A true JPS59209855A (ja) | 1984-11-28 |
JPS6220911B2 JPS6220911B2 (ja) | 1987-05-09 |
Family
ID=13838243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8471183A Granted JPS59209855A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 樹脂被覆金属管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59209855A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012180928A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-09-20 | Jfe Steel Corp | 多重被覆鋼管 |
JP5187455B1 (ja) * | 2012-04-23 | 2013-04-24 | Jfeスチール株式会社 | 多重塗覆装鋼管の製造方法 |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP8471183A patent/JPS59209855A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012180928A (ja) * | 2011-02-07 | 2012-09-20 | Jfe Steel Corp | 多重被覆鋼管 |
WO2013099320A1 (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-04 | Jfeスチール株式会社 | 多重被覆鋼管およびその製造方法 |
CN104024718A (zh) * | 2011-12-26 | 2014-09-03 | 杰富意钢铁株式会社 | 多层被覆钢管及其制造方法 |
RU2573334C1 (ru) * | 2011-12-26 | 2016-01-20 | ДжФЕ СТИЛ КОРПОРЕЙШН | Труба с многослойным покрытием и способ ее производства |
JP5187455B1 (ja) * | 2012-04-23 | 2013-04-24 | Jfeスチール株式会社 | 多重塗覆装鋼管の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6220911B2 (ja) | 1987-05-09 |
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