JPS5851487Y2 - 積層ポリオレフインパイプ - Google Patents

積層ポリオレフインパイプ

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Publication number
JPS5851487Y2
JPS5851487Y2 JP12781379U JP12781379U JPS5851487Y2 JP S5851487 Y2 JPS5851487 Y2 JP S5851487Y2 JP 12781379 U JP12781379 U JP 12781379U JP 12781379 U JP12781379 U JP 12781379U JP S5851487 Y2 JPS5851487 Y2 JP S5851487Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin
carbon black
pipe
layer
resistance
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Expired
Application number
JP12781379U
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English (en)
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JPS5644275U (ja
Inventor
孝男 桑原
Original Assignee
三菱油化株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は流体輸送に使用するポリオレフィンパイプに関
する。
従来よりポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィンよりなるパイプは、各種薬品に対して優れた抵抗性
を有することから、給排水設備、化学工場等の配管とし
て広く使用されている。
また、その使用においてパイプに耐候性を付与するため
に、ポリオレフィンにカーボンブラックを含有せしめる
ことがしばしば行われている。
しかしながら、カーボンブラックを含有したポリオレフ
ィンよりなるパイプは、カーボンブラックを含有しない
場合に較べて、耐薬品性および耐熱老化性が劣ることを
本考案者は見出した。
例えば、雰囲気温度が高い状態で高濃度の塩素水(塩素
ガスを含む水)を通すと、パイプ内面が塩素によって侵
され水泡状になることがあり、また、高温流体を通した
場合に、経時的にパイプの機械的強度が低下するのであ
る。
本考案は、ポリオレフィンよりなるパイプのかかる問題
に着目してなされたもので、その目的とするところは、
耐候性に優れ、かつ耐薬品性および耐熱老化性に優れた
積層ポリオレフィンパイプを提供するにある。
本考案の積層ポリオレフィンパイプは、以下詳述すれば
、カーボンブラックを0.1重量%以上含有するポリオ
レフィンよりなる外層と、カーボンブラックを含有しな
いかまたは0.1重量%未満含有するポリオレフィンよ
りなる内層との積層物からなり、図面にその一実施例の
横断面を示す。
図面において、1はカーボンブラックを0.1重量%以
上含有するポリオレフィンよりなる外層(パイプ主体層
)、2はカーボンブラックを含有しないポリオレフィン
よりなる内層(パイプ被覆層)である。
外層のポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、
中高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−
1等のα−オレフィンの単独重合体およびエチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体等の
α−オレフィンの共重合体が使用でき、それらは、使用
用途における要求品質に応じ、例えば、柔軟性を要求さ
れる場合は低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体等を、表面硬度が要求される場合は高密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン等を適宜選定すればよい。
また、これらポリオレフィンは、必要に応じ架橋物であ
ってもよい。
内層のポリオレフィンとしては、外層と同様のポリオレ
フィンが使用でき、それらは、外層に使用されるポリオ
レフィンとは独立に、使用用途における要求品質に応じ
適宜選定すればよい。
例えば、耐塩素性等の耐薬品性が特に要求される場合は
高密度ポリエチレン等を、耐熱性が特に要求される場合
はポリプロピレン等を、耐環境応力亀裂性が要求される
場合はポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体
等を選定する。
また、内層のポリオレフィンも、必要に応じ架橋物であ
ってもよい。
外層におけるカーボンブラックは、チャンネルブラック
、ファーネスブラック等のいずれでもよい。
その含有量は耐候性を付与するために0.1重量%以上
である必要があり、通常は5重量%までの範囲、好まし
くは0.5〜3重量%である。
また、内層におけるカーボンブラックは、含有しないの
が最も好ましいが、含有せしめる場合であっても0.1
重量%未満とする必要がある。
前記外層ポリオレフィンと内層ポリオレフィンとは、両
者をダイ内ラミネートして共押出することによりパイプ
底形される。
その際、両者に充分な接着性が得られない場合には、エ
チレン−プロピレン共重合体ゴム等のゴム、エチレン−
酢酸ビニル共重合体等の粘着性樹脂等を接着層として用
いてもよい。
本考案による内外層はいずれもがパイプの主体層および
被覆層になり得るが、内層においては厚み10μ以上が
必要であり、50μ以上とすることが好ましく、外層に
おいては、耐候性を保持する必要から厚み100μ以上
が必要であり、500μ以上とすることが好ましい。
上述のごとく本考案による積層ポリオレフィンパイプは
、外層にカーボンブラックを含有しているので耐候性に
優れ、かつ、内層にはカーボンブラックを含有しないか
または極少量しか含有しないので、耐薬品性特に耐塩素
性および耐熱老化性に優れる等の利点を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案パイプの一実施例の横断面図である。 1・・・・・・カーボンブラックを0.1重量□以上含
有するポリオレフィンパイプ主体層、2・・・・・・カ
ーボンブラックを含有しないポリオレフィンパイプ被覆
層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カーボンブラックを0.1重量%以上含有するポリオレ
    フィンよりなる外層と、カーボンブラックを含有しない
    かまたは0.1重量%未満含有するポ□ リオレフインよりなる内層との積層物からなる積層ポリ
    オレフィンパイプ。
JP12781379U 1979-09-14 1979-09-14 積層ポリオレフインパイプ Expired JPS5851487Y2 (ja)

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JPS5644275U JPS5644275U (ja) 1981-04-21
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JP2016186020A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 株式会社プライムポリマー エチレン系重合体組成物からなるパイプ成形体

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Publication number Publication date
JPS5644275U (ja) 1981-04-21

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