JPS5920949Y2 - 中空ガラス器用真空チャック - Google Patents

中空ガラス器用真空チャック

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Publication number
JPS5920949Y2
JPS5920949Y2 JP76281U JP76281U JPS5920949Y2 JP S5920949 Y2 JPS5920949 Y2 JP S5920949Y2 JP 76281 U JP76281 U JP 76281U JP 76281 U JP76281 U JP 76281U JP S5920949 Y2 JPS5920949 Y2 JP S5920949Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glassware
hollow
chuck
chuck body
vacuum
Prior art date
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Expired
Application number
JP76281U
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English (en)
Other versions
JPS57118192U (ja
Inventor
和俊 堀内
Original Assignee
石塚硝子株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、中空ガラス器用の真空チャックの改良に関す
るものである。
成形直後の未だ軟弱な状態にある中空ガラス器を保持す
るために、従来から真空式のチャックが広く使用されて
いる。
その代表的なものは第1図に示されるバーンオフマシン
の真空チャックである。
当業者間において周知の如く、バーンオフマシンは成形
されたガラスコツプの口部から、モイルと称される不要
部分をバーナーフレームを用いて焼き切る装置であり、
ガラス器1は図示の如く倒立状態でチャック本体2に挿
入され、チャックの底板3に形成された吸引孔4からガ
ラス器底部5と底板3との間隙部分6の空気を吸引して
ガラス器]をチャックするものである。
そしてガラス器1の口部はバーナーにより集中的に加熱
されて、モイル部分7が焼き切られる。
普通形状のコツプに対しては、上記した従来の真空チャ
ックは満足すべき機能を果すのであるが、第1図に示さ
れたような肉厚の底部5を持ち、しかも底部の下面に彫
刻模様8を有するガラス器に対しては、このチャックは
用いることができない。
何故ならば、間隙部分6が真空状態となったとき、肉厚
で未だ軟弱状態にあるガラス器の底部5が底板3に向っ
て変形し、彫刻模様8が損傷するからである。
このために真空源の圧力を弱める等の対策が講じられて
いるが、すると保持力が低下してガラス器1がチャック
本体2から落下する恐れがあり、作業者を困らせていた
本考案は上記のような従来技術の欠点を解決するために
なされたものであり、保持されるべき中空ガラス容器の
中央より下方部分を収容するチャック本体に、中空部の
外周面に密着する環状部を形成してこの環状部には真空
源に連結される吸着口を開口させ、またチャック本体に
は大気との連通口を形成したことを特徴とするものであ
る。
以下に本考案を第2図に示される実施例に従って更に詳
細に説明する。
第2図において10は内側チャック本体であり、保持さ
れるべき中空ガラス器11の中空部12の中央より下側
の部分を収容しうるよう有底円筒状に形成されている。
第2図においてガラス器11は倒立しているため、ここ
でいう下側部分とは第2図においては上側部分を意味す
る。
この内側チャック本体10の外側には、外側チャック本
体13が設けられており、両者の直径が異なるために、
両者の間には間隙14か゛形成されている。
内側チャック本体10及び外側チャック本体13の先端
部分は、ガラス器11の中空部12の外周面に密着しう
る環状部15を形成しており、間隙14の先端はこの環
状部15内まで伸びて吸着口16を形成している。
これらの内側チャック本体10及び外側チャック本体1
3はともにチャックボテ゛イ17にチャックホルダ18
により取付けられている。
チャックボテ゛イ17は中空軸19の下端に取付けられ
ており、この中空軸19は真空源に連結されているので
、間隙14内部の空気は、内側チャック本体の上部フラ
ンジ部分20に形成された透孔21を介して真空源に吸
引され、吸着口16及び内側チャック本体10の先端付
近に形成された補助吸着口22は、ガラス器11の中空
部12の外周面に吸着し、これを保持する。
なお、内側チャック本体10には連通孔23が設けられ
ており、チャックホルダ18と外側チャック本体13と
の間に形成された溝24を介して外気と連通し、内側チ
ャック本体10の内部空間25を大気圧に維持している
本考案の真空チャックは以上のように構成されているの
で、成形直後の倒立状態にあるガラス器11の直上から
降下させれば、内外のチャック本体10、13の環状部
15がガラス器11の中空部12の外周面に密着し、吸
着口16及び補助吸着孔22から空気が吸引されて、ガ
ラス器11は強固に保持される。
ガラス器11の中空部12は肉薄であるためガラス成形
機から取り出されると急速に固化するものであり、真空
源の圧力を十分に低下させても何等変形を生ずる恐れは
ない。
また、内側チャツタ本体10の内部空間の空気も多少吸
引されるが、外気との連通孔23が設けであるため常に
大気圧に維持され、未だ高温の軟弱状態にある肉厚の底
部の変形を防止できる。
このように本考案の真空チャックは、固化しやすい中空
部を吸着するのでガラス器に変形を生ずることがなく、
バーナ26等によりモイルを焼切る場合に好適であるの
みならず、中空ガラス容器の表面に印刷、強化処理等の
種々の加工を施す場合にも有効に用いうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の真空チャックの使用状態を示す中央縦断
面図、第2図は本考案の真空チャックの使用状態を示す
断面図、第3図は第2図のA−A断面図である。 なお第2図は第3図のB−B断面図に相当する。 10・・・・・・内側チャック本体、11・・・・・・
中空ガラス器、12・・・・・・中空部、13・・・・
・・外側チャック本体、15・・・・・・環状部、16
・・・・・・吸着口、23・・・・・・連通口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 保持されるべき中空ガラス器の中央より下側部分を収容
    するチャック本体に、中空部の外周面に密着する環状部
    を形成してこの環状部には真空源に連結される吸着口を
    開口させ、またチャック本体には外気との連通孔を形成
    したことを特徴とする中空ガラス器用真空チャック。
JP76281U 1981-01-07 1981-01-07 中空ガラス器用真空チャック Expired JPS5920949Y2 (ja)

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JPS57118192U JPS57118192U (ja) 1982-07-22
JPS5920949Y2 true JPS5920949Y2 (ja) 1984-06-18

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