JPS592089A - 指插入部を有する箏爪 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は挙爪の改良に関する。

従来、挙爪と爪皮は別体として作られており、挙爪には
象牙が爪皮には山羊又は猫の皮が使われている。ηを爪
の形状は流儀によって多少形が違うが細長い元型で先端
が幾分尖っているものと、長方形の角形のものとに大き
く分けられる。爪皮は円筒１ヒの輪である。演奏者は生
爪と爪皮とをそれぞれ買い求め両者をのり付けして一体
にして用いている。挙爪には杉の大小、肉の１’＃、　
４７があり、爪皮にはふところのｔＤいもの深いもの、
うるしを塗って固いもの、やわらかいもの等種々のもの
かある上に、購入１１Ｊｆに指先をなめてはめたり、−
体にのり付けして指先との適合状態を調べるわけにもい
かないので、各人の指に合ったものを購入するには相当
の経験と注意が必要であるという問題があった。

この発明は、このような従来の間噸点に着目してなされ
たもので、従来の爪皮と生爪に相当する部分を初めから
一体に形成することによって、２１でも購入及び取扱い
が容易であり、かつ優れた音色のでるものを提供するこ
とを目的とする。

そのため、この発明では熱可塑性樹脂を用いて一体に形
成した、９１割を有する円筒形の輪と、その軸方向に対
し中心線を傾斜さゼた舌状突起とから指挿入部を有する
生爪を構成することによって上記の間順を全て解決する
ものである。

この発明の実施例を図面に基づき以下説明すも第１図は
この発明の一実施例を示す指挿入部を有する生爪の市面
図であり、第２図はその右側面図である。

第１図、第２図に示すよう番Ｊ１切割６を＃ｌＪた円筒
形の輪１に、舌状突起２を一体に月ぞ成して指挿入部を
有する生爪とする。。そして舌状突起の中心線を円筒形
の輪の中心線ａ１即ち軸方向１・こ対して第１図のよう
に左下がりｂか又は反対に右下がりに傾斜させる。史に
必要ならば、第２図のように前下がりＣか又は抜工がり
に傾斜させることもできる。円筒形の輪と舌状突起とは
全体が熱可塑性樹脂例えばセルロイド、アクリル樹脂、
ビニル樹脂、ポリエチレン等から構成さ１］る。

こび）ようにすれば、従来の爪皮に相当し指挿入部たる
円筒形の輪と、挙爪に相当する舌状突起とを一体に形成
した後一般に販売するので、のり付けが必蓼なく指合わ
せが簡明であり、使用時に円筒形の輪が弾力をもって指
を締めるので指をなめることなく挿入することかでき安
定しており挿入状態も調節することができる。

また、箒に対して直角の位置をとる姿勢において、両手
はへの字形でΦの上面にかざされるか、従来のような爪
皮に挙爪をのリイ」けしだものを用い、指の方向に挙爪
の中心線が一致するように一律にすると、演奏時事爪の
側端に主に絃が触れることになり優れた音色を得るには
技術を要する力（円筒形の輪の軸方向に対し、舌状突起
の中心線が左右のいずれかに傾斜し、更に必要により前
後のいずれかに傾斜させたものを用いると、各人の左右
の手の指に合わせて選ぶことができる上に、絃に対し舌
状突起の中心線が直角となり、主に最先端部で絃を奏で
ることとなり、容易に優れた音色が得られる。

更に、円筒形の輪と舌状突起とは全体が熱可塑性樹脂で
一体に形成されるので、購入後の微調整は熱を加えるこ
とにより、円筒形の輪の切割の空間部の幅、舌状突起の
傾斜状態等を任意に調節して行える。

円筒形の輪の有する切割の形状や舌状突起の先端部の丸
みの形状は図の例に限るものではなく、適宜のものとす
ることが可能である。

以上のように、この発明の指挿入部を有する挙爪は購入
時の選択やその後の取扱い、微調整が容易であり、更に
優れた音色が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す指挿入部を有する生
爪の正面図であり、第２図はその右側面図である。 １・・・円筒形の輪、２・・・舌状突起、３・・−切第
１図 、７ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱ロエ塑性樹脂を用いて一体に形成した、切割を有する
   円筒形の輪と、その軸方向に対し、中心線を傾斜させた
   舌状突起とによって構成したことを特徴とする指挿入部
   を有する挙爪。