JPS59208896A - 高周波プリント回路用銅張積層基板 - Google Patents
高周波プリント回路用銅張積層基板Info
- Publication number
- JPS59208896A JPS59208896A JP8469983A JP8469983A JPS59208896A JP S59208896 A JPS59208896 A JP S59208896A JP 8469983 A JP8469983 A JP 8469983A JP 8469983 A JP8469983 A JP 8469983A JP S59208896 A JPS59208896 A JP S59208896A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper
- high frequency
- oxygen
- copper foil
- printed circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高周波プリント回路用銅張積層基板に関するも
のである。
のである。
衛星放送、衛星通信のごときSHF帯域以上の高周波信
号を受信アンテナ等で扱うとき、プリント回路基板の持
つ高周波特性はきわめて重要であり、絶縁体基材として
例えばテフロン含浸ガラス布基材のように、誘電率で2
.5以下と低損失のが使用される。
号を受信アンテナ等で扱うとき、プリント回路基板の持
つ高周波特性はきわめて重要であり、絶縁体基材として
例えばテフロン含浸ガラス布基材のように、誘電率で2
.5以下と低損失のが使用される。
更に、その絶縁体基材に積層される銅箔も、従来使用さ
れてきたような粗化面を持つ電解銅箔は必然的にリアク
タンスを大きくして高周波損失を起ずために使用するこ
とはできない。
れてきたような粗化面を持つ電解銅箔は必然的にリアク
タンスを大きくして高周波損失を起ずために使用するこ
とはできない。
従って、粗化面を持たない圧延銅箔か好ましいのである
が、本発明者等の研究によれば一般電気銅(タフピッチ
銅)では亜酸化銅の存在により容量性リアクタンスが発
生し、共振時の帯域幅を狭めるのには制限がある。
が、本発明者等の研究によれば一般電気銅(タフピッチ
銅)では亜酸化銅の存在により容量性リアクタンスが発
生し、共振時の帯域幅を狭めるのには制限がある。
このため、酸素含有量が10ppm以下の無酸素銅より
得た圧延銅箔が高周波特性に優れていることに着目し、
10GHzの共振時のQ値を測定したところ、無酸素銅
箔を積層したデフロン基板の方がタフピッチ銅箔を積層
したテフロン基板よりも12〜18%もQ値が向上する
事実を把握している。
得た圧延銅箔が高周波特性に優れていることに着目し、
10GHzの共振時のQ値を測定したところ、無酸素銅
箔を積層したデフロン基板の方がタフピッチ銅箔を積層
したテフロン基板よりも12〜18%もQ値が向上する
事実を把握している。
ところが、更に研究を続けた結果、Q値を支配Jる導体
中の静電容量は、銅箔の金属結晶を巨大化し、結晶領域
を減少させることによって低減でさることを見い出した
。
中の静電容量は、銅箔の金属結晶を巨大化し、結晶領域
を減少させることによって低減でさることを見い出した
。
かくして、本発明は高周波における電気特性、とりわけ
Q値のきわめて優れた銅張積層基板の提供を目的とする
ものであり、その要旨は酸素含有量が10ppm以下の
無酸素鋼箔を不活性ガス雰囲気中で850−・1000
℃の温度て゛加熱し、結晶粒を巨人化させて得た無酸素
鋼箔に絶縁体基材を積層してなるものである。
Q値のきわめて優れた銅張積層基板の提供を目的とする
ものであり、その要旨は酸素含有量が10ppm以下の
無酸素鋼箔を不活性ガス雰囲気中で850−・1000
℃の温度て゛加熱し、結晶粒を巨人化させて得た無酸素
鋼箔に絶縁体基材を積層してなるものである。
本発明において使用される銅箔は酸素含有量が10pp
m以下の無酸素銅を圧延して得られるものであり、その
理由は第1に亜酸化銅を含まないことでQ値を向上でき
ることであり、第2に亜酸化銅あるいは硫化銅が含まれ
ると、これらが加熱時に結晶核となって結晶の成長は途
中で停止し、脆化状態に至ってしまうためである。
m以下の無酸素銅を圧延して得られるものであり、その
理由は第1に亜酸化銅を含まないことでQ値を向上でき
ることであり、第2に亜酸化銅あるいは硫化銅が含まれ
ると、これらが加熱時に結晶核となって結晶の成長は途
中で停止し、脆化状態に至ってしまうためである。
上記無酸素銅箔をアルゴンガスのごとき不活性ガス雰囲
気中で、850〜i ooo℃の高温で30分〜3時間
加熱すると、硬銅状態にお(プる平均結晶サイズ0−0
2#程度から0.4〜0.6mmf!i!度にまで生長
し、巨大化する。
気中で、850〜i ooo℃の高温で30分〜3時間
加熱すると、硬銅状態にお(プる平均結晶サイズ0−0
2#程度から0.4〜0.6mmf!i!度にまで生長
し、巨大化する。
これによって結晶粒界は1/20以下に減少するわけで
あり、その分静電容量が小さくなる。
あり、その分静電容量が小さくなる。
かかる銅箔の片面または両面には直接あるいは接着剤を
介して絶縁体基板が積層されて銅張積層基板となる。
介して絶縁体基板が積層されて銅張積層基板となる。
なa3、絶縁体基板としCは8周波9−■性に侵れた一
jデフロン含浸ガラス布好適であるが、これに限定され
るものではない。
jデフロン含浸ガラス布好適であるが、これに限定され
るものではない。
以下、本発明の実施例を比較例と共に説明する。
下表に示ずように、各種銅箔(厚さ35μm)の両面に
デフロン含浸ガラス布を接着剤を介して積層基板を得た
。
デフロン含浸ガラス布を接着剤を介して積層基板を得た
。
この基板により回路を形成せしめ、10 G t−l
zにおける共振周波数特性Qを測定した結果を下表に示
す。
zにおける共振周波数特性Qを測定した結果を下表に示
す。
□
(備考)無酸素鋼箔の酸素含有量は5 ppm上表から
も明らかな通り、本発明におIプる熱処理を施した無酸
素銅箔はタフピッチ銅箔や無処理の無酸素銅箔に社して
きわめて優れたQ値を示しており、マイクロ波領域にお
ける応用範囲は非常に大きい。
も明らかな通り、本発明におIプる熱処理を施した無酸
素銅箔はタフピッチ銅箔や無処理の無酸素銅箔に社して
きわめて優れたQ値を示しており、マイクロ波領域にお
ける応用範囲は非常に大きい。
Claims (1)
- 酸素含有量がioppm以下の無酸素銅箔を不活性ガス
雰囲気中で850〜1000℃の温度で加熱し、結晶粒
を巨大化させて得た無酸素銅箔に絶縁体基材を積層して
なることを特徴とする高周波プリント回路用銅張積層基
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8469983A JPS59208896A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 高周波プリント回路用銅張積層基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8469983A JPS59208896A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 高周波プリント回路用銅張積層基板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59208896A true JPS59208896A (ja) | 1984-11-27 |
JPH0334679B2 JPH0334679B2 (ja) | 1991-05-23 |
Family
ID=13837909
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8469983A Granted JPS59208896A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | 高周波プリント回路用銅張積層基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59208896A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01251781A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-06 | Narumi China Corp | セラミック回路基板およびセラミック回路基板の製造方法 |
US10070521B2 (en) | 2012-03-29 | 2018-09-04 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Surface-treated copper foil |
JP2019500303A (ja) * | 2015-12-07 | 2019-01-10 | アルビス シュトルベルグ ゲーエムベーハー アンド シーオー ケイジー | 銅セラミック基板、銅セラミック基板を製造するための銅半製品、及び銅セラミック基板の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6569936B2 (ja) * | 2015-06-04 | 2019-09-04 | 住友電工プリントサーキット株式会社 | プリント配線板用基板 |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP8469983A patent/JPS59208896A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01251781A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-06 | Narumi China Corp | セラミック回路基板およびセラミック回路基板の製造方法 |
US10070521B2 (en) | 2012-03-29 | 2018-09-04 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | Surface-treated copper foil |
JP2019500303A (ja) * | 2015-12-07 | 2019-01-10 | アルビス シュトルベルグ ゲーエムベーハー アンド シーオー ケイジー | 銅セラミック基板、銅セラミック基板を製造するための銅半製品、及び銅セラミック基板の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0334679B2 (ja) | 1991-05-23 |
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