JPS59207829A - ヘキサクロロジシランの製造方法 - Google Patents

ヘキサクロロジシランの製造方法

Info

Publication number
JPS59207829A
JPS59207829A JP8275883A JP8275883A JPS59207829A JP S59207829 A JPS59207829 A JP S59207829A JP 8275883 A JP8275883 A JP 8275883A JP 8275883 A JP8275883 A JP 8275883A JP S59207829 A JPS59207829 A JP S59207829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
silicon
hexachlorodisilane
chlorine
product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8275883A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0352407B2 (ja
Inventor
Masayoshi Ito
正義 伊藤
Hiroji Miyagawa
博治 宮川
Toshihiro Abe
智弘 安部
Kenji Iwata
健二 岩田
Kiyougo Koizumi
鏡悟 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP8275883A priority Critical patent/JPS59207829A/ja
Publication of JPS59207829A publication Critical patent/JPS59207829A/ja
Publication of JPH0352407B2 publication Critical patent/JPH0352407B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ケイ素またはケイ素合金を塩素化して、ヘキ
サクロロシフランを得る方法に関する。
具体的には、ケイ素またはケイ素合金を塩素化すること
によって得られる生成物中のオクタクロロトリ7ラン以
上の高沸分を2段階で低級化する方法、すなわち(1)
初めに副生高沸成分を加熱反応処理により低級化し、(
II)更に残存するオクタクロロトリシラン以上の高沸
成分を塩素にょシ低級化することによってヘキサクロロ
ジシランを収率良<製造する方法に関する。
近年、エレクトロニクス工業の発展に伴い、多結晶シリ
コンあるいはアモルファスシリコン等ノ半導体用シリコ
ンの需要が急激に増大している。
これら半導体用シリコンの製造原料には、主にトリクロ
ロシラン、四塩化ケイ素、モノシランが用イラしている
。一方高級塩素化ケイ素の利用も開発され、例えばSi
n CAzn+2(nは2以上の数)の7仏分5!’I
 Cよるアモルファスンリコンまたは多結晶シリコンの
製造(ベルギー特許第88952.3:号公(195,
4))、ジャーナルオブインオーガニソクアンドニュク
レアケミストリー(J、、Inorg−Nucl−Ch
em、) vol、 25、P2O3(1963))等
が報告されている。
I−かしてジシランS12 H5は、熱分解(CVD)
、グロー放電分解(GD )によりアモルファスシリコ
ン膜を形成する場合、モノシランSiH,+に比較して
、基板」二へ形成される膜の堆積速度がはるかに犬すく
、かつ、該膜は電気特性に優れている等の利点があり、
太陽電池用半導体の原料等として今後大幅な需要増加が
期待されている(特開昭56−8:3929号公報)。
従来、ヘキサクロロシフランはケイ素またはケイ素合金
を塩素によシ塩素化することによって得られている。し
かしながらこの場合、相当量の四塩化ケイ素およびオク
タクロロトリシラン以上の高級塩化物が不可避的に副生
ずるため目的物たるヘキサクロロジシランの収率が低い
という問題点があった。また、この高級塩化物は、その
ままアルカリ水等で処理し廃棄することも可能であるが
、その場合には廃棄処理設備を設けるため製造コストが
上昇するという欠点があった。
さらに、オクタクロロトリシラン以上の高級塩化物は、
容易にシリコオキザリンク系と推定される副生物固体を
生成するが、該固体は極めて加熱ないし衝撃に対し敏感
な物質であるため、僅かの衝撃等を加えただけで激しく
発火燃焼する非常に危険かつ厄介な物質なので安全上大
きな問題をはらんでいる。
本発明者らはへキサクロロジシラン製造に際し副生ずる
オクタクロロトリシラン以上の高級塩化物を(I)まず
加熱反応処理し、(■)ひき続いて塩素によシ再塩素化
して2段階で低級化しそのかなりの部分をヘキサクロロ
ジシランとして回収することにより、収率良くヘキサク
ロロジシランを製造することができることを見出し、本
発明を完成した。
すなわち本発明は、 (1;ケイ、l、: またはケイ素合金を高温で塩素化
してヘキサクロロシフランを製造する方法において、(
I)−1−記塩素化反+;r5により副生するオクタク
ロロトリ7ラン以上の高沸成分を単独か捷たは希釈剤の
存在下に;300乃至700℃の温度範囲で加熱反応処
理してヘキサクロロジシラン含有生成物を得、j亥に!
Jられた生成物から該ヘキサクロロジシランを分離回収
すると共に、Ql)上記生成物中になお残存するオクタ
クロロトリシラン以上の高沸成分を更に塩素と200乃
至700℃の温度範囲で反応低級化ぜしめてヘキサりロ
ロジシランとして回収スることを特徴とするヘキサクロ
ロジシランの製造方法、に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明が対象とするヘキサクロロジシランの製造方法は
それ自体公知の方法であシ、ケイ素またはケイ素合金、
特にケイ化カルシウム、ケイ化鉄およびケイ化マグネシ
ウムを塩素によシ塩素化することによって(4)られる
ものである。上記塩素化温度としては、通常、ケイ素の
場合は300乃至500℃、ケイ素合金の場合は150
乃至350℃であるが、この場合へキサクロロジシラン
の収率を向上させるために塩素を四塩化ケイ素等の希釈
剤に同伴させ供給する方法も採用される。生成液中のへ
キサクロロジシランの含有量は、反応温度、塩素濃度あ
るいは接触時間等によシある程度は変え得るが、通常四
塩化ケイ素、ヘキサクロロジンラン以外に相当量のオク
タクロロトリシラン以上の高沸成分が不可避的に生成す
る。
上記のごときケイ素またはケイ素合金の高温塩素化生成
物(該塩素化生成物は四塩化ケイ素、ヘキサクロロジシ
ランおよび他の副生高級塩素化物の混合ガスとして塩素
化反応器を去るのでこれを冷却凝縮して補集したもので
ある)から四塩化ケイ素およびヘキサクロロジシランが
分離される。
該分離方法は常圧あるいは減圧下で蒸留分離する方法が
最も普通であるが、適当な溶剤で抽出分離したシもしく
は冷却して晶析分離する等信の任意の単位操作を採用す
ることができることはもちろんである。
本発明(riかくして塩素化生成物からヘキサクロ7コ
ジンラン′雪を分離した後に残留する、製造コストJ・
まひ安全面で問題の多いかかるオクタクロロ1゛す/ン
ン以」二の副生高沸成分を下記のごとき2段階の低級化
処理によシヘキサクロロジシラン(および安全な四塩化
ケイ素)K変換せしめて回・1又するものである。
(1)−まず、第1段階として、オクタクロロ1゛リシ
ラ/」ノ、上の高沸成分を単独かまたは希釈剤の存在下
に:300乃至700℃の温度範囲で加熱反応処理して
少くともその一部をヘキサクロロジシランに低級fヒぜ
しめることによりヘキサクロロジシラン含有生成物をイ
4する。
加熱処理すべきオクタクロロト1ノアラン以上の高級塩
化物(高沸成分)とは次式(1)Sik Cl3に+ 
2   (kは3以上の整数)(1)であられされる高
級塩素化ケイ素であって、たとえば、オクタクロロトリ
シラン、デカクロロテトジシラン、ドデカクロロペンタ
シラン、テトラデカクロロへキサシラン等があげられる
加熱処理温度は苧OO乃至700℃より好ましくは40
0乃至600℃である。300℃未満ではへキサクロロ
ジシランへの転化速度(低級化速度)が非常に遅く、′
!、た700℃を越えると四塩化ケイ素S i ct、
、への転化生成割合が増加し、かつ高級塩素化ケイ素の
分解によシ塩素ガスが生成するので望ましくない。
なお、処理すべき高沸成分の流動性を向上させて取シ扱
い易くするため、反応に不活性な希釈剤でこれを希釈す
ることができる。かかる希釈剤としては塩素化合物、特
に四塩化ケイ素が用いられるが、その他フロン、メチレ
ンクロライド、シリコンオイル等も使用可能である。
捷だ、低級化反応速度を制御可能な範囲におさえて反応
熱を的確にコントロールするため、上記反応をヘリウム
、ネオン、アルゴン、キセノン、窒素等の不活性なガス
の雰囲気下に行ってもよい。
もちろん、上記四塩化ケイ素は反応条件においてはガス
として存在するのでかかる不活性ガスとしての作用も有
することはもちろんである。
なお、低級fヒ反応速度は非常に速いので、1秒〜J 
OU秒程度の反応時間(連続流通反応の場合は平」す、
NB留萌間)で反応は完結する。
かくして低級住処1」シて4j%られたヘキサクロロノ
ンラン含有生成物は高温のガスとして得られるのてこれ
を冷却MAW(q L/ %核凝縮生成物をたとえば蒸
留分離宿して所望のへキサクロロジシランを四塩化ケイ
素と共に回収する。
((1)つきに、第1段階でヘキサクロロジシランヲ分
離した凝縮生成物(以下高級塩化物という)中になお未
反応または完全((低級化されず残存するオクタクロロ
)・リンラン以上の高沸成分をさらに塩素と200乃至
700℃の温度範囲で反応低級化ぜしめてヘキサクロロ
ジシラ/とするのである、82.に塩素による低級化反
応温度は200乃至700℃り了寸しくけ300〜50
0℃である。
20 +J ℃未ji+71では反応が効果的に進行せ
ずまた7 0 (’l ℃を越えると四塩化ケイ素−1
の転化率が増大しヘキサクロロジシランの転化率が非常
に小さくなる。
第2段階の塩素による低級化反応は、第1段階の加熱反
応処理に比較してはるかに強度の発熱を伴うものである
。したがって的確に該反応熱を制御するため、処理すべ
き高級塩化物を第1段階で使用したごとく四塩化ケイ素
等の希釈剤で希釈することが望ましい。あるいは塩素ガ
スをそのまま使用せず、ヘリウム、ネオン、窒素の不活
性ガスで希釈することが好ましい。
なお、低級化反応に使用する塩素は、ボンベ等に充填さ
れて販売されているものを、そのまま使用することもで
きるが、濃硫酸やシリカゲル等で処理して充分脱水した
後、使用することがよシ好ましい。
また高級塩化物に対する塩素ガスの供給量は、該高級塩
化物1重量部に対して0.1〜10重量部好ましくは0
.2〜1.0重量部である。これが0.1重量部未満で
は低級化反応が十分進行せず、また10重量部を越えた
場合は四塩化ケイ素への転化率が犬となってヘキサクロ
ロジシランの回収オか低−I゛シタ了しくない。
本発明(・(おける第2段階の塩素による低級化皮1、
IJ、 l:百」:の反応速度は非);;Lに太さいと
思わnるが、シ(−孜反IL、とじ/C場合も塩素ガス
の高級塩化物に月する溶屑度かかな9大なることから(
10%程度(はあるものと推定される)、はぼ総括的に
均相ノ又La−系として扱ってもよく短時間で反応は終
了するものと思イ1−1される。なお、実際上250℃
以上1!11に;350〜450℃で低級化反応を行っ
た場合I」1、該高級塩化物のかなりの部分はこの温度
で気化するので、実質的には低級化反応は、この気化し
た高級塩化物ガスと塩素ガスとによる気相反応と1−て
犬部分行なわ7しているものと推定される。
以トのごとくして、第2段階の塩素による低級化ノ文1
石(・でより得られた四塩化ケイ素とへキサクロI)、
、;7ランは混合物(通常の反応条件では混合ガス)と
して’4Qられるので、こ扛をさらに蒸留分離舌してヘ
キサクロロシフラン(および四塩化ケイ素)を回収する
のである。この最終段階(第2段階)でヘキサクロロシ
フランを回収分離した残部の蒸留残部等の量は極めて少
なく、そのままアルカ、X*、により処理し廃棄するこ
ともできるが、前記第1段階あるいは第2段階の処理液
中に少くとも一部を混入・循環させることが望ましい。
次に本発明を実施するのに好ましい形態を添付図面を参
照しながら説明する。
第1図は本発明の好寸しい実施形態の1例を示すフロー
シートであるが図において、10tI″i塩素化反応器
である。
塩素化反応器10は固−気反応が効果的に行えて、かつ
、冷却および/または加熱手段を備えておシ、反応温度
の制御が可能なものであれば、固定層型、流動層型もし
くは粉体攪拌層型等いか々る形式のものでもかまわない
。すなわち、縦型の槽タイプのものでもよいし、横型の
溝型、円筒型、U字型等各タイプのものでもよい。特に
操作性や、反応終了後の固形残渣の取シ出しの容易性の
点で、後者のタイプのものがよし好ましい。なお、反応
容器に備えられる攪拌手段としては、プロペラ型、ター
ビン型、パドル型、螺旋型、二重螺旋型、スクリ・・−
JL−I″′、Iiの各潰拌磯かあるが、後二者のタイ
シリや1の(τl1、粉体の輸送機能もあるので、粒子
を、・l1h=的:こ供給し連続的の抜き出す連続操作
を行う1!71合に、蒔にJl(ジグこものである。
t(、、H、,4,、化Jス応3j;] 0に配管20
を通じて仕込まれるjI;j 3、Iのカル/ラムプリ
コン等の金属粒子Fは、通′l’l;、JlS「F2〜
5、粒子径5〜300mesh程度の砂4′・シ状のも
のが好適に使用されるが、これらは混合物てあっても、
斗だ、マンガン等他種金属等を混合・溶解したものでも
よい。大粒子の場合は、拐砕して、適・名な粒径にそろ
えて使用するのが好ましい。
塩素カスCLは配管30を通じて反応器に供給さ、!す
るが、反応器に送入ずべき塩素ガスCLは、i:ll 
乱ボンへ¥i−Oて充填されて販売されているものを、
沼心Wやノリ力ゲル等で処理して充分脱水した後、1i
、7. (・=それ以上第11」製することなく、その
1ま使用す7で、ことが出来る5、シかしながら、反応
速度を容易(こ91.11 jli(l出来る範121
(に押さえ反応熱を的確にコントr、、I −JLする
ため、塩素ガスをそのまま使用せず、ヘリウム、イ・オ
ン、アルゴン、キセノン、窒素、四塩化硅素等の反応系
に対し不活性なガスで希釈し、塩素含量1〜90 mo
1%、好ましくは3〜70mo1%程度の塩素含有ガス
とすることが望ましい。
塩素含有ガスは、常法に従い、上記固定層の下部又は中
段部に供給して、該ガスを固定層内を上昇せしめて固−
気反応を行わしめても良いが、本反応の速度は非常に速
いので、例えば横型の反応器を使用し層高がそれ程大き
くならない場合は、固定層の表面にガスを供給し、該固
定層表面に沿ってガスを流しながら反応させても、実用
上充分大なる速度でヘキサクロロジシランが生成スる。
塩素化反応温度はすでに述べたごとくケイ素合金を使用
する場合は300乃至600℃好寸しくは300乃至5
00℃でありケイ素合金の場合は130乃至400℃好
ましくは150乃至350℃である。
反応終了後生成したヘキサクロロジシランガスは、四塩
化ケイ素、オクタクロロトリシラン、デカクロロテトラ
シラン等副生ガスとの混合高温ガスとして反則、l:’
7]0かし流出し配管71.0を通じて凝縮1r’j5
0へ導かれここで冷却凝縮せしめられる。
このため(では、凝縮器50として多管型凝酪器を使用
し1.該多管壁を介しての間接熱交換操作により上記生
成ガス全冷却1’jfg aせしめてもよいし、寸だよ
り好斗しくけ生成ガスと冷却媒体(以下冷媒という)全
直接接触せしめて直接熱交換操作を行わせ冷却凝縮せし
めてもよい。
生成凝縮液(は配管60を通じて蒸留塔(1)70に送
らtl、ここで常圧もしくは減圧下に蒸留して、塩、嶋
四ゴ盆化ケイ素、ヘキサクロロシフラン、オクタクロロ
トリシラン以上の高級塩化物に分離される。塩素、四塩
化ケイ素およびヘキサクロロジシラは塔頂より留出し、
高級塩化物は塔底よつ借銭として取り出される。なお、
四塩化ケイ素の一部は配・1ri80により、また塩素
は配管90 iCよシぞ7′lそれ反応器jOに循環再
使用さ汎る。
ヘキサクロロシフランは配管100により、四(’l’
lA化ケイ素の他の一部は同じ〈1]Oによp抜き出さ
れる。なお、蒸留J苔はう/上リンク、バールサドル1
)ング等を充填した充填塔でもいいし、・5プルキヤツ
プ塔のごときものでもか丑わない。
借銭として缶出されるオクタクロロトリ7ランJノ、上
の高沸成分は配管120により加熱処理低級化反応器(
転化器)130に送られる。その際配管14.0からの
四塩化ケイ素等の希釈剤により希釈することが好ましい
。転化器130の構造は、原料気体の加熱処理操作が効
果的に行えるものであり、かつ、冷却および/または加
熱手段を備え形式のものでもかまわない。たとえば、管
型の反応器の場合は、これを空塔(空管)でそのま1使
用してもよいし、α−アルミナ0ビーズ、ラシヒリング
、バールサドルリング等の充填物を充填して熱交換操作
をより効果的にすることも好捷しい。
かくして第1段反応の結果得られたヘキサクロロジシラ
ン(および四塩化ケイ素)含有生成物は配管150を通
じて蒸留器(■)160に供給され四塩化ケイ素および
ヘキサクロロシフランがそれぞ外配管170.18C)
お・よび] 0 (]を通じで分離回収される。2がW
l塔(11)からの釜、′」」液(高級塩化物)i−、
J、’配管190からの1ぺ」ふ1化ケイ素で希釈され
管路2(JOを通じて塩素化低級化反16器210に送
られる ここで:iri路215により送入さ匙る塩素
と反L(5、低級1ヒぜしめられる。
塩、+、化低級fL反応器2]0は気−液反応が効果的
(〆こ遂行でき、かつ、玲却および/捷たは加熱手段を
備えており、反応温度を所望の範囲に制御できるもので
あれば管型、攪拌層型等いかなる形式%式% たとえば、管型の反応器の場合は、これを空塔(空ゞi
:i’ )でその1寸使用してもよいしα−アルミナー
ヒーズ、ラシヒリング、パールツードルリング舌の充填
物を充填して気液接触をより効果的にすることもilf
址しい。また空塔の変型タイプとL7てば(7M)]、
壁塔としてもよいし気ン色塔とするととも可能である。
、なお、気−液接触の態様としては、両とを・0[流で
接触せしめてもよいし、これを向流としてもよい。
塩素イヒ吐級化反応器210からの生成物は管路220
により蒸留塔(l[) 230に送られ生成四塩化ケイ
素Pよびヘキサクロロジシランが分離回収される。こf
ら1はそれぞれ配管240(および110)、250(
および100)により取り出される。なお、四塩化ケイ
素の一部は配管190を通じてたとえば反応器2 ]、
 Oに循環される。蒸留塔からの少量の借銭は管路26
0によジアルカリ処理槽270に送られ、管路280に
よる反応器10からの反応残渣と共に、管路290を通
じて供給されるアルカリ水によ逆処理される。
以上のごとく、本発明は、ケイ素またはケイ素合金の塩
素化反応によって得られた塩素化生成物中のオクタクロ
ロトリシラン以上の副生高沸成分を、(I)tず加熱処
理によシ低級化し、 (II)Q−きつづいて塩素と反
応せしめて低級化するという2段階の低級化操作を採用
してヘキサクロロシフランとして回収することを特徴と
するのである。
すなわち、本発明では、(■)まず反応熱量が比較的少
ない第1段の加熱処理のみによる低級化反応匡上り副生
高沸成分を処理するので、反応(でより副生ずる多:1
ニーの高、弗成分のすべてを、容易に反応、;)l 4
. j同層1しつつ短時間で処理することができる。
そして総回数へキサクロロジンランの大部分がこの第1
段階て回収される。
(11)そしてO・き続いて、加熱処理のみては低ン隈
化しき扛なかっ/こ残9の高沸成分を塩素で低級化する
のであるが、副生高沸成分の相当量がすでに第1段階で
処理されているので、著しい発熱を伴う塩素による該低
級化反応が、比較的容易に処理できるとともに、第1段
階でヘキサクロロジシランに転化・回収されなかった副
生高沸成分のかなりの部分がこの第2段階で回収される
ので総括的なヘキサクロロジシランの回収率は非常に高
くなる、。
これに対し、塩素化生成物中のオクタクロロトリシラン
以上の副生高沸成分を、第1段階の加熱低級It処J!
I!を行うことなく、直接塩素により低級fにすること
ももちろん可能であるが、この場合1は、上記した著し
い発熱のため、該低級化反応の制御が困))11となり
、処理能力が非常に低くなってしまうばかりでなく、シ
ばしば反応が暴走することは避けられなかった。また、
塩素のみによp低級化した揚台本質的にヘキサクロロジ
シランの回収率は本発明の2段階低級化に比較してはる
かに小さいものになってしまうのである。
以下、実施例により本発明の実施の態様を説明するがこ
れらはあくまで例示であり、特許法第70条に規定する
本発明の技術的範囲がこれらによって限定的に解釈され
るものと解してはならない。
〈実施例1〉 (1)ケイ化カルシウムの塩素化反応 市販のケイ化カルシウム(日本重化学社製、48〜20
0メソシユ、Si含有量61wt%)6.0 kg (
Si 130.3 ?−atm  )をアルゴン雰囲気
中200tの固定床型反応器に装入した。
次に温度を1.80℃に才で昇温させ、アルゴン(流量
20 t/min )中に塩素ガス(@見曹達社製、純
度98%、以下同じ、塩素流量25t/min )を同
伴させ12時間塩素化反応を行なった。
生成ガスf、1 jfり(1℃i’′rCj1F却し、
生成液15.6kgを袖里し/こ、生成液中のケイ素含
有111−は113.7gH10Iて、これi71.1
低化率87%(仕込みSi原1’−刀II;1、以下同
じ)に相当する。次にこの生成液を’、 7:’+比圧
下訂j >1か留することによシ四塩化ケイ素−1、0
kg (2:3 、5 g−mole、収束18 、1
%)、更に減用下(125mmHF )  で単蒸留す
ることによりヘキサクロロジシラン5.8 ky (2
1,6g−mole、収率33.1%)およびオクタク
ロロトリシラン=i−Okg (10,9g−mole
、収率:45 、 Q%)を含む釜残(1) 5.7 
kgを得た。
(2)加熱反応処理による低級化反応 釜残(1)5−7kgを四塩化ケイ素13.2kgに希
釈し/こ混合溶液(釜残濃度30wt%)を、アルコン
雰囲気下、125 g/minの流量で予め500℃t
・ζ設定した反応管(内径100mm、長さ9801〕
〕mのガラス管に平均粒径5mmのα−アルミナビー゛
ズを充填したもの)に通じ150分間加熱加熱化反応を
行なった。生成ガスを0℃に冷却し、生成液18 、4
 kgを補集した。生成液を前述のごとく単蒸留するこ
とにより四塩化ケイ素13 、5 kg (正味生成量
1 、8 g−mole、収率1.4%)、ヘキサクロ
ロジシラン4.7kg(17、5g−mole、収率2
6.9%)およびオクタクロロトリシラン0.5 kg
 (1,4g−mole。
収率3.2%)を含む釜残(II) 0.7 kgを得
た。
(3)塩素による低級化反応 釜残(1) 0 、7 kgを四塩化ケイ素6.0kg
に希釈した混合溶液(釜残濃度10.5wt%)と塩で
48分間塩素化低級化反応を行なった。生成ガスを0℃
に冷却し、生成液7.5kgを補集した。生成液を前述
のごとく単蒸留することにより四塩化ケイ素7.0kg
(正味生成量5 、9 g −mole、収率4.5%
)、ヘキサクロロジシラン0 、3 kg (1,1g
 −mole 、収率1.7%)および釜残(I)0−
1kgを得た。
以上の3反応によシ得られたヘキサクロロジシランの、
仕込みケイ化カルシウムに対する収率は(52%(Si
仕込み原子基4.)てあル、また最終的(で残ったオク
タクロロトl)シラン以上の高沸成分は仕込みケイ化カ
ル/ウム12に対シ約帆017gてあった。
〈比゛鮫例1〉 実施例1の(1)で得られたと同一組成の釜残([V)
5.7 kgを四塩化ケイ素13 、2 kgに希釈し
た混合溶液(釜残濃度30wt%)と塩素を、アルゴン
雰囲気下、それぞη−125g/min、64 A/m
inの流:1iで実施例1の(2)および(3)で用い
たと同じ、予め、150℃に設定した反応管に通じ反応
を行なった(釜残(IV)の流計は実施例1の(2)と
同じ。釜残■および塩素の流量比率は実施例1の(3)
と同じ)。
反応開始10分後、反応熱のため反応温度が急−に:¥
1.l、たので反応を停止した。
く比較例2〉 比較例」において反応熱のため反応の継続が不可能たっ
/こので、次に釜残の供給速度を下げ反応を行なった。
すなわち実施例1の(1)で得られたと同−Ifll成
の釜残(1,/)5.7kgを四塩化ケイ素48.8k
gに希゛釈した混合溶液(釜残濃度10−5 wt%)
を、実施例1の(3)と同一条件(ただし反応時間は3
90分)で直接塩素による低級化反応を行なった。得ら
れた生成液61.2kgを蒸留分離すること((より四
塩化ケイ素51.8kg(正味生成量17.4g−mo
le、収率13.4%)、ヘキサクロロジシラy2.5
kg (9,3g−mole1収率14.3%)、およ
びオクタクロロトリシラン0.5kg (1,4g−m
o1e1収率3.2%)を含む釜残(tll)0.8k
gを得た。この段階でのへキサクロロジシランの、仕込
みケイ化カルシウムに対する収率は47%(仕込みSi
原子基準)である。
次に上記の釜残(%11)0.8kgを四塩化ケイ素1
.9kg に希釈した混合溶液(釜残濃度30wt%)
を、実施例1の(2)と同一条件(f?Lだし反応時間
は22分)で加熱反応処理を行なった。得られた生成液
232を蒸留分離することによシ四塩化ケイ素1.9k
g、ヘキサクロロジシラン0.6kg(2,2g −m
ole 、収率3.4%)および釜残0.2kgを得た
最に各段:ヰνでのへキサクロロジシランの、仕込みり
一イ化カル/つl、に対する収率は51%(仕込みSi
渓1子基j′♀−)であり、また最終的:て残ったオフ
タフIJal・す727以上の高沸成分・;ハ仕込みケ
イ化ノノルンウl、INKり゛」し約0.0349であ
った。
〈実施例2〉 Jj施し)]1の(2)において、加熱反応処理を45
0℃で行なった以外は、実施例1と同様にして実験を行
なつlc。
結果を第1表に示す。
〈実施例3〉 実施例1の(2)において、釜残(1)と同一組成の釜
残5.7 k gを四塩化ケイ素に希釈せずに、流量0
−1 kg/minの速さで57分間、500℃で反応
さぜた以外は実施例1と全く同様にして実1験を行′/
J:  つ /こ。
ij1’i 、’七を第1表に示す。
【図面の簡単な説明】
第11Jは本発明を実施するだめの具体的態様を示すフ
ロー/−1・図である。 特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)  ケイ素首たはケイ素合金を高温で塩素化して
    ヘキサクロロシフンを製造する方法において、(1)上
    記塩素化反応により副生ずるオクタクロロトリシラン以
    上の高沸成分を単独かまたは希釈剤の存在下に300乃
    至700℃の温度範囲で加熱反応処理してヘキサクロロ
    ジシラン含有生成物を得、該得られた生成物から該ヘキ
    サクロロシフランを分離回収すると共に、 (II)上
    記生成物中((なお残存するオクタクロロトリシラン以
    上の高沸成分を更に塩素と200乃至700℃の温度範
    囲で反応低級化せしめてヘキサクロロシフランとして回
    収することを特徴とするヘキサクロロシフランの製造方
    法。
  2. (2)ケイ素合金がケイ化カルシウム、ケイ化鉄または
    ケイ化マダイ・シウムである特許請求の範囲第(])項
    に記載の方法、
  3. (3)希釈剤が四塩化ケイ素である特許請求の範囲第(
    ])項に記載の方法。
JP8275883A 1983-05-13 1983-05-13 ヘキサクロロジシランの製造方法 Granted JPS59207829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8275883A JPS59207829A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 ヘキサクロロジシランの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8275883A JPS59207829A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 ヘキサクロロジシランの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59207829A true JPS59207829A (ja) 1984-11-26
JPH0352407B2 JPH0352407B2 (ja) 1991-08-09

Family

ID=13783337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8275883A Granted JPS59207829A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 ヘキサクロロジシランの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59207829A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4841083A (en) * 1987-06-03 1989-06-20 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Ladder polysilanes
TWI582044B (zh) * 2013-04-24 2017-05-11 贏創德固賽有限責任公司 藉由裂開如八氯三矽烷之高級多氯矽烷製造六氯二矽烷的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4841083A (en) * 1987-06-03 1989-06-20 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Ladder polysilanes
TWI582044B (zh) * 2013-04-24 2017-05-11 贏創德固賽有限責任公司 藉由裂開如八氯三矽烷之高級多氯矽烷製造六氯二矽烷的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0352407B2 (ja) 1991-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4465961B2 (ja) 六塩化二珪素の製造方法
US9533279B2 (en) Method and apparatus for manufacturing trichlorosilane
JP5311014B2 (ja) 転換反応ガスの分離回収方法。
TWI474976B (zh) 在涉及歧化操作之實質上封閉迴路方法中之多晶矽製造
JPS63367B2 (ja)
JPS6259051B2 (ja)
JP5040717B2 (ja) 高純度シリコンの製造方法
US4044109A (en) Process for the hydrochlorination of elemental silicon
US8974761B2 (en) Methods for producing silane
EP2630081B1 (en) Production of polycrystalline silicon in closed-loop processes and systems
US9487406B2 (en) Systems for producing silane
US9394180B2 (en) Production of polycrystalline silicon in substantially closed-loop systems
US8449848B2 (en) Production of polycrystalline silicon in substantially closed-loop systems
JPS59207829A (ja) ヘキサクロロジシランの製造方法
CN105980305B (zh) 三氯氢硅制造工艺
JPS59195519A (ja) ヘキサクロロジシランの製造法
JPH0352408B2 (ja)
KR101949542B1 (ko) 실란의 제조 방법 및 시스템
JPS61155213A (ja) 水素化ケイ素の製造方法