JPS5920634B2 - 炭化珪素被覆炭素材の製造法 - Google Patents
炭化珪素被覆炭素材の製造法Info
- Publication number
- JPS5920634B2 JPS5920634B2 JP55077966A JP7796680A JPS5920634B2 JP S5920634 B2 JPS5920634 B2 JP S5920634B2 JP 55077966 A JP55077966 A JP 55077966A JP 7796680 A JP7796680 A JP 7796680A JP S5920634 B2 JPS5920634 B2 JP S5920634B2
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- Japan
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- carbon material
- iron
- silicon carbide
- manufacturing
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- Carbon And Carbon Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、炭素材の表面に炭化珪素(以下SiCと記す
。
。
)被覆、を形成する方法に関するものである。
炭素材(反応が2000℃という高温で行われることか
ら、このような高温で黒鉛化反応等により変形収縮する
のを避けるため黒鉛材料を用いる場合が多い。
ら、このような高温で黒鉛化反応等により変形収縮する
のを避けるため黒鉛材料を用いる場合が多い。
)の表面にSiO被覆を形成させる方法として、珪石の
ようにSiの酸化物を含有する物質と、これを還元する
ための炭素粉末又は金属粉末とを混合したものを高温(
約1800℃)に加熱して一酸化珪素(Sin)ガスを
発生させ、発生したSiOガスを炭素製品の表面に反応
させる方法は公知である。
ようにSiの酸化物を含有する物質と、これを還元する
ための炭素粉末又は金属粉末とを混合したものを高温(
約1800℃)に加熱して一酸化珪素(Sin)ガスを
発生させ、発生したSiOガスを炭素製品の表面に反応
させる方法は公知である。
この場合、SiOガスの発生と炭素製品との反応を同一
系内で行うと、反応原料は熱伝導率が小さいためと吸熱
反応であるため原料の温度が上昇せず、SiOガスの発
生速度が遅くなる。
系内で行うと、反応原料は熱伝導率が小さいためと吸熱
反応であるため原料の温度が上昇せず、SiOガスの発
生速度が遅くなる。
SiC被覆層の厚さとしては加工も考慮して、0.7±
0.1朋以上あることが要求される。
0.1朋以上あることが要求される。
SiC被覆層の厚さはSiOガスの濃度に左右されるた
めSiOガスの発生速度が遅いと被覆層を厚くできない
。
めSiOガスの発生速度が遅いと被覆層を厚くできない
。
被覆層を厚くするためには高濃度のSiOガスを短時間
で作用させるのがよい。
で作用させるのがよい。
SiOガスの発生速度を犬にするために原料の温度を上
げなければならないが、そうすると必然的に炭素材の温
度も上昇し、せっかく生成した8i0が分解して消耗し
て寸法精度が得られないし、被覆層のSiOが結晶成長
して銀黒色の色むらを生じたりする。
げなければならないが、そうすると必然的に炭素材の温
度も上昇し、せっかく生成した8i0が分解して消耗し
て寸法精度が得られないし、被覆層のSiOが結晶成長
して銀黒色の色むらを生じたりする。
本発明は原料温度を上昇することなく SiOの発生速
度を高め、もって良好なSiO被覆炭素材を得ることを
目的とする。
度を高め、もって良好なSiO被覆炭素材を得ることを
目的とする。
本発明は、鉄分の存在下にSiOガス発生原料を加熱し
て、発生したSiOガスと炭素材とを反応させて炭素材
の表面をSiC化させることを特徴とするSiO被覆炭
素材の製造法である。
て、発生したSiOガスと炭素材とを反応させて炭素材
の表面をSiC化させることを特徴とするSiO被覆炭
素材の製造法である。
SiOガス発生原料とは、珪石のようにSiの酸化物を
含む物質と、これを還元するための炭素、SiO又は金
属(主として金属珪素)もしくはこれらの混合物とを混
合したものである。
含む物質と、これを還元するための炭素、SiO又は金
属(主として金属珪素)もしくはこれらの混合物とを混
合したものである。
このSiOガス発生原料を加熱してSiOガスを発生さ
せる反応を鉄分の存在下に行うと、従来と同じ加熱温度
でもSiOガスの発生速度が大幅に大きくなる。
せる反応を鉄分の存在下に行うと、従来と同じ加熱温度
でもSiOガスの発生速度が大幅に大きくなる。
鉄分としてはSiOガス発生原料をSiOガス発生反応
温度に加熱しても揮散することなく原料中に鉄分が存在
しうるもの、例えば、鉄粉、酸化鉄、水酸化鉄、硫酸鉄
、硫化鉄、リン化鉄等を使用しなければならない。
温度に加熱しても揮散することなく原料中に鉄分が存在
しうるもの、例えば、鉄粉、酸化鉄、水酸化鉄、硫酸鉄
、硫化鉄、リン化鉄等を使用しなければならない。
これらを鉄換算で3〜10%(重量比以下同じ)好まし
くは4〜5%加える。
くは4〜5%加える。
なお原料中に不純物として存在する鉄分の量が多い場合
は、添加量を考慮する必要がある。
は、添加量を考慮する必要がある。
実施例 l
5t02/ c= 28 (重量比)となるように混合
した反応原料中に鉄粉を所定量加えたもの5kgをとり
、黒鉛ケースの下部に入れ、上部には外径60Wtm、
内径40rran、高さ10m1ftの黒鉛材(かさ比
重1.60)50個を入れ、高周波加熱により黒鉛ケー
スの外壁が2000℃になるようにして60分間反応さ
せた。
した反応原料中に鉄粉を所定量加えたもの5kgをとり
、黒鉛ケースの下部に入れ、上部には外径60Wtm、
内径40rran、高さ10m1ftの黒鉛材(かさ比
重1.60)50個を入れ、高周波加熱により黒鉛ケー
スの外壁が2000℃になるようにして60分間反応さ
せた。
Si0層の厚さは鉄粉を3%加えたとき、0.9±0.
1mm、5%のとき1.0±0.1 mm 。
1mm、5%のとき1.0±0.1 mm 。
10%のとき0.9±0.1 mm、鉄粉を加えない場
合、1%加えた場合及び2%加えた場合いずれも0.6
±0.1 mmであった。
合、1%加えた場合及び2%加えた場合いずれも0.6
±0.1 mmであった。
鉄粉を加えないで黒鉛ケースの外壁温度を2200℃と
したとき、SiC層の厚さは0.9±0.1朋であった
が、SiCの結晶成長が認められ、SIC層に一部消耗
箇所があった。
したとき、SiC層の厚さは0.9±0.1朋であった
が、SiCの結晶成長が認められ、SIC層に一部消耗
箇所があった。
実施例 2
反応原料としては実施例1における鉄粉の代りにFe2
(804)318%、FeS210%、 Fe3047
%をそれぞれ加えたものを用い、10rnrIL角長さ
50朋の黒鉛棒を各100本ず\について、実施例1と
同様に反応させた。
(804)318%、FeS210%、 Fe3047
%をそれぞれ加えたものを用い、10rnrIL角長さ
50朋の黒鉛棒を各100本ず\について、実施例1と
同様に反応させた。
この結果得られた810層の厚さはFe2(804)3
の場合0.7±0.1 m1n、 FeS2の場合0.
8±0.1 mm、 Fe3O4の場合0.9±0.1
11Lmであり、SiC層の消耗はいずれも認められな
かった。
の場合0.7±0.1 m1n、 FeS2の場合0.
8±0.1 mm、 Fe3O4の場合0.9±0.1
11Lmであり、SiC層の消耗はいずれも認められな
かった。
以上実施例の結果から明らかなように、本発明によれば
、SiOガス発生原料に鉄を加えたことにより、反応温
度を上げることなくSiOガスを短時間に発生させるこ
とができ、810層の消耗を生じさせないで810層を
厚くすることができる。
、SiOガス発生原料に鉄を加えたことにより、反応温
度を上げることなくSiOガスを短時間に発生させるこ
とができ、810層の消耗を生じさせないで810層を
厚くすることができる。
Claims (1)
- 1 鉄換算で3〜10%の鉄分の存在下に反応原料を加
熱して発生した一酸化珪素ガスと炭素材とを反応させて
炭素材の表面を炭化珪素化させることを特徴とする炭化
珪素被覆素材の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55077966A JPS5920634B2 (ja) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | 炭化珪素被覆炭素材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55077966A JPS5920634B2 (ja) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | 炭化珪素被覆炭素材の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS573780A JPS573780A (en) | 1982-01-09 |
JPS5920634B2 true JPS5920634B2 (ja) | 1984-05-14 |
Family
ID=13648678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55077966A Expired JPS5920634B2 (ja) | 1980-06-09 | 1980-06-09 | 炭化珪素被覆炭素材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920634B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04100255A (ja) * | 1990-08-18 | 1992-04-02 | Fujitsu Ltd | 半導体製造装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6014783A (ja) * | 1983-07-06 | 1985-01-25 | 三菱鉛筆株式会社 | 耐酸化性炭素系コイル状抵抗発熱体 |
WO1987005855A1 (en) * | 1986-03-26 | 1987-10-08 | Catalysts & Chemicals Industries Co., Ltd. | Die for molding honeycomb structures |
JPH0559350A (ja) * | 1987-11-06 | 1993-03-09 | Ibiden Co Ltd | 摩擦デイスクの製造方法 |
US5116679A (en) * | 1988-07-29 | 1992-05-26 | Alcan International Limited | Process for producing fibres composed of or coated with carbides or nitrides |
JPH0539478A (ja) * | 1991-12-03 | 1993-02-19 | Ibiden Co Ltd | 摩擦デイスク |
-
1980
- 1980-06-09 JP JP55077966A patent/JPS5920634B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04100255A (ja) * | 1990-08-18 | 1992-04-02 | Fujitsu Ltd | 半導体製造装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS573780A (en) | 1982-01-09 |
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