JPS5920496B2 - チャンネル形のウェザ−ストリップ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プラスチック材料またはゴム材料等の材料か
ら成るチャンネル形の薄い被覆体から構成されたチャン
ネル形のウェザ−ストリップであって、内部に金属製の
支持体が完全に埋め込まれており、チャンネルの少なく
とも１つの内壁に沿って延びていてプラスチック材料ま
たはゴム材料等の材料から成る少なくとも１つのつかみ
リプが設けられている形式のものに関する。

このような形式のウェザ−ストリップは例えば、隙間風
を防ぐという目的またはシールするという目的のため及
び（または）ドア等の開口のまわりのフランジ縁に取り
付けるために用いられ、特に車両の車体部分に使用され
る。

プラスチック材料またはゴム材料（またはこれに類した
フレキシブルな重合材料）をチャンネル形の型に押し出
すことによって、例えばチャンネル形の金属製コアまた
は支持体上に押し出すことによって上述のようなウェザ
−ストリップを形成することは公知である。

また、使用時にウエザ−ストリップが配置されるべきフ
ランジ縁をつかむため及び該フランジ縁に対するシール
のための、チャンネルの内壁に沿って長手方向に延びて
いる単数又は複数のつかみリプも公知である。

本発明の課題は、ウェザ−ストリップ外側部分を柔らか
くして事故の際の安全性を高めかつその外観をよくする
と共に、取り付けられるフランジに作用するつかみリプ
の把持力を十分なものにすることである。

この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭に述
べた形式のチャンネル形のウェザ−ストリップにおいて
、支持体の外側に位置しているすべての被覆体部分が発
泡された材料から成っているのに対して、つかみリプの
少なくとも表面が発泡されていない材料から成っている
。

このように構成されたチャンネル形のウェザ−ストリッ
プには以下に述べるような数々の大きな利点がある。

まず第１に、支持体外側の被覆体部分が発泡された材料
から成っていることによって、ウェザ−ストリップには
さらに申し分ない外観が与えられ、かつまた、支持体を
形成する個々のエレメントは申し分なくつながれかつお
おわれる。

従来公知の形式のウェザ−ストリップでは、支持体を形
成するこれらのエレメントの形状がウェザ−ストリップ
の外観から見えるというようなケースがしばしば見られ
た。

本発明のように構成することによってさらに、ウェザ−
ストリップに申し分ない外観を与えるために、発泡され
た外側の材料に印刷を施すか又は浮出し模様をつげて例
えば皮を模倣することも可能である。

また、発泡された材料は発泡されていない材料よりも手
触を柔くすることができ、かつ重量を増大させることま
たは大量の材料を使用することなしに厚みを増すことが
できる。

このように厚みを増すことによってウェザ−ストリップ
の外観は改善され、かつ事故の際にウェザ−ストリップ
にぶつかる車両利用者に対する安全性がさらに高められ
る。

また、発泡されていない材料が支持体の外側にまったく
存在していないことの利点としては、これによってウェ
ザ−ストリップがよりフレキシブルになりかつ湾曲部及
び角隅に沿った屈曲がより容易になるということが挙げ
られる。

上述のような種々の利点を得るために支持体外側の材料
は発泡されているが、つかみリプの把持力を維持するた
めに、つかみリプの少なくとも表面は発泡されていない
。

このようにつかみリプを発泡されていない有利には比較
的軟質の材料から形成することによって、つかみリプは
取り付けられるフランジに極めて効果的な把持力を作用
させることができ、ひいてはウェザ−ストリップが７ラ
ンジから不本意に外れることを確実に阻止することが可
能になる。

次に図面につき本発明の詳細な説明する。

第１図に示されているようにウェザ−ストリップは取付
は部分５とシール部分６とから成っており、取付は部分
５は横断面で見てチャンネル形に形成されていて、フレ
キシブルな被覆材料１０に埋め込まれている同様にチャ
ンネル形の補強コア又は支持体８を有している（第２図
参照）。

支持体８は弾性的な適当な補強材料例えば金属から形成
することができる。

この支持体８は例えば、チャンネルの長手方向に沿って
配置されていて互いに側面が向かい合うように短い接続
リンクによって互いに結合された一列のＵ字形エレメン
トから成っており、この場合各Ｕ字形エレメントを互い
に結合している接続リンクは、支持体８がその縦軸線を
中心にして種々異なった方向に曲がることができるよう
に配設されている。

支持体をこのように構成する代わりに、互いに完全に切
り離されたＵ字形エレメントを用いることもできる。

別の実施態様では支持体８はワイヤから形成されている
。

またさらに別の形式の支持体も可能である。

７Ｌ／−＋シブルな被覆材料１０はチャンネルの内壁に
つかみリプを有している。

第１図及び第２図の実施例では、チャンネルの片側には
比較的大きな１つのつかみリプ１２が設げられているの
に対して、他方、の側には比較的小さな２つのつかみリ
プ１４が設けられている。

しかしながら別の配置形式も可能であり、例えばチャン
ネルの両側に同数（例えば各個に１つずつ）のつかみリ
プが配置されていてもよい。

シール部分６は、取付は部分５の外壁に支持されている
チューブ状のまたは別の適当な形状のフレキシブルな材
料１６から成っている。

ウェザ−ストリップは例えば車両のドア開口又はトラン
ク開口のまわりのフランジに取り付けられる。

つまりウェザ−ストリップは、チャンネルの内部に進入
するフランジ縁に取付げ部分５を差し込むことによって
装着される。

この場合、ドア閉鎖時にドアがチューブ状の材料１６に
密に当て伺せられるようにシール部分６はドア開口のま
わりに沿って支持されている。

被覆材料１０及びつかみリプ１２，１４の材料としては
プラスチック材料またはゴム材料等の材料が適している
。

第２図かられかるように、被覆材料１０の外側部分が発
泡された材料から成っているのに対して、つか臥リプ１
２，１４を含めて内側部分は発泡されていない材料から
成っている。

被覆材料１００発泡された範囲のための基本材料が発泡
される以前において、つかみリプ１２，１４及び被覆材
料１００発泡されていない範囲のための材料とほぼ等し
い硬度を有していると有利である。

被覆材料１０は公知の技術を用いて支持体８に押出し成
形することができ、この押出し成形過程中に同時につか
みリプ１２．１４を形成することもできる。

チューブ状のシール部分６のための材料１６もまたゴム
材料またはプラスチック材料等の材料から成っていて有
利には発泡されている。

このシール部分６のための材料１６は被覆材料１０と等
しい硬度を有していて、該被覆材料１０と（例えば押出
しによって）一体成形されていてもよい。

第２図に示されている実施例の代わりに、つかみリプ１
２．１４を除いた被覆材料１０全体を発泡された材料か
ら形成して、発泡されていない材料から成るつかみリプ
１２．１４を被覆材料１０と一体成形することもできる
。

さらに別の実施例ではつかみリプ１２．１４を含めて被
覆材料１０全体を発泡された材料から構成することもで
きる。

第３図にはこのような実施例が示されている（この場合
チューブ状のシール部分６は省かれているが所望であれ
ば設けることもできる）。

このような構成においてはつかみリプは、該つかみリプ
に所望の特性を与えるために例えば発泡されていない材
料から成る皮膜によっておおわれている。

また被覆材料１０を少なくとも部分的に例えば繊維材料
によっておおうこともまたは所望のパターンを印刷する
ことも可能である。

第１図及び第２図に示された実施例におけるつかみリプ
１２．１４は比較的軟らかいがしかしながら発泡された
被覆材料１０よりは硬い。

この結果重量の軽減及び材料の節約が達成されかつ良好
な外観が得られ、しかもフランジへの取付けがさらに容
易になる。

第３図に示されているウェザ−ストリップは、単一の押
出しヘッドを用いて１回の作業で同ウェザ−ストリップ
を押出し成形することができるという利点を有している
。

本明細書中において用いた「発泡された」ということば
は、材料がセルラー材料（例えば独立気泡フオームまた
は連続気泡フオーム）テアルトイうことを意味している
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるウェザ−ストリップの１実施例を
示す斜視図、第２図は第１図の■−■線に沿った横断面
図、第３図は本発明によるウェザ−ストリップの別の実
施例を示す横断面図である。 ５・・・・・・取付は部材、６・・・・・・シール部材
、８・・・・・・支持体、１０・・・・・・被覆材料、
１２，１４・・・・・・つかみリプ、１６・・・・・・
フレキシブルな材料。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ プラスチック材料またはゴム材料等の材料から成る
   チャンネル形の薄い被覆体から構成されたチャンネル形
   のウェザ−ストリップであって、内部に金属製の支持体
   ８が完全に埋め込まれており、チャンネルの少なくとも
   １つの内壁に沿って延ヒていてプラスチック材料または
   ゴム材料等の材料から成る少なくとも１つのつかみリプ
   １２，１４が設けられている形式のものにおいて技持体
   ８の外側に位置しているすべての被覆体部分が発泡され
   た材料から成っているのに対して、つかみリプ１２．１
   ４の少なくとも表面が発泡されていない材料から成って
   いることを特徴とするチャンネル形のウェザ−ストリッ
   プ。 ２ 支持体８の内側に位置しているほとんどすべての被
   覆体部分がつかみリプ１２，１４を含めて、発泡されて
   いない材料から成っている特許請求の範囲第１項記載の
   ウェザ−ストリップ。 ３ チャンネルの発泡された材料１０が発泡前において
   、つかみリプ１２，１４の材料とほぼ等しい硬度を有し
   ている特許請求の範囲第１項または第２項記載のウエザ
   ース） ＩＪツブ。 ４ チャンネル形の材料１０全体が発泡された材料から
   成っており、かつつかみリプ１２．１４全体が発泡され
   ていない材料から成っている特許請求の範囲第１項記載
   のウェザ−ストリップ。 ５ チャンネル形の材料１０全体が発泡された材料から
   成っており、つかみリプ１２．１４が、発泡されていな
   い皮膜によって被覆された発泡された材料から成ってい
   る特許請求の範囲第１項記載のウェザ−ストリップ。