JPS59204746A - 浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法 - Google Patents

浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法

Info

Publication number
JPS59204746A
JPS59204746A JP8020283A JP8020283A JPS59204746A JP S59204746 A JPS59204746 A JP S59204746A JP 8020283 A JP8020283 A JP 8020283A JP 8020283 A JP8020283 A JP 8020283A JP S59204746 A JPS59204746 A JP S59204746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
penetrant
liquid
water
nonionic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8020283A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0412417B2 (ja
Inventor
Shujiro Nakamura
中村 修二郎
Shoichi Sasaki
正一 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKUSHU TORYO KK
Original Assignee
TOKUSHU TORYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKUSHU TORYO KK filed Critical TOKUSHU TORYO KK
Priority to JP8020283A priority Critical patent/JPS59204746A/ja
Publication of JPS59204746A publication Critical patent/JPS59204746A/ja
Publication of JPH0412417B2 publication Critical patent/JPH0412417B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
    • G01N21/88Investigating the presence of flaws or contamination
    • G01N21/91Investigating the presence of flaws or contamination using penetration of dyes, e.g. fluorescent ink

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、浸透探傷用浸透液及び該浸透液を用いて行な
う浸透探傷法に関するものである。
本発明は、我国の労働省令による「有機溶剤中毒予防規
則」−以下、「有規則」と略す。−及び消防法による危
険物に該肖せず、しかも高感度の探傷能力を備えた浸透
探傷用浸透液の提供を目的とする。
また、本発明の他の目的は、水又は水ベースの洗浄液を
適用でき、しかも高感度の探傷能力を備えた浸透探傷用
浸透液を提供するにある。
更に、本発明は、有規則及び消防法による規制を受ける
ことなく、安全に実施でき、しかも高感度の探傷結果が
得られる浸透探傷法の提供を目的とする。
一般に、非破壊検査法の代表的なものとして浸透探傷方
法がよく知られている。この方法は、金属、陶磁器等の
表面に開口している割れ傷やピンホール等の微細欠陥を
検出するために用いられており、特に機械部品の表面開
口欠陥、機械部品及び構造物(例えば貯槽、配管等)の
溶接部分の表面開口欠陥の検出に汎用されている。この
浸透探傷方法の実施態様は周知の通り、次の四操作から
なるものである。
(1)浸透操作:必要に応じて溶剤、水等を用いて前洗
浄を施こし表面を清浄にした被検査物の表面に、油溶性
の可視(通常、赤色)又は螢光(通常、紫外線灯下で黄
緑色)染料を溶解した浸透性の強い(通常、表面張力2
6〜32 dyne/cm )液体−「浸透液」−を塗
布、吹き付け、浸漬等の手段によシ附着させ開口欠陥部
に浸透液が浸透するまで放置する。尚、被検査物の表面
が清浄であるときには、前洗浄は不必要である。
(2)洗浄操作:開口欠陥部内に浸透せずに被検査物表
面に残留している余剰浸透液を溶剤、水等の液体−「洗
浄液」−を使用してウエヌ拭き取シ、ヌプレー洗浄等の
手段によシ除去する。
(3)現像操作二開ロ欠陥部内に残留している浸透液を
表面に吸出し浸透液を含んでいた欠陥部を拡大して顕示
させるために、被検査物表面に無機質白色微粉末−現像
剤−の均一な薄い層を形成させる。
(4)検査:現体操作後、所定の放置時間にて無機白色
微粉末層の毛管現象によシ該層表面に浸透液を吸出し欠
陥表示ニジミ模様を現出させて、染料が可視染料である
ときには白色灯の下で、染料が螢光染料であるときには
紫外線灯照射下で、欠陥表示を観察する。
上述の通シの浸透探傷法において用いられる浸透液並び
に洗浄液に係る従来技術を展望すれは次の通シである。
先づ、最も古くから知られているものに、■油溶性染料
0.5〜6重量部(以下、「部」とする。]、高沸点エ
ステル類40〜60部及び油性有機溶剤41〜60部な
る配合組成の浸透液と石油系有機溶剤からなる洗浄液と
の組合せがある。また、■油溶性染料0,5〜3部、高
沸点エステル類5〜20部、油性有機溶剤60〜80部
及び界面活性剤5〜60部からなる配合組成の自己乳化
型浸透液と水からなる洗浄液との組合せもよく知られて
いる。更に、近年、有規則の観点から油性有機溶剤の使
用を避け、消防法の観点から水を主成分として用いた■
水ベースの浸透液と水からなる洗浄液との組合せ及び■
水ベースの浸透液と水ベースの洗浄液との組合せが提案
されている。
即ち、■は、例えば特開昭50−120389号公報に
開示されている油溶性染料0.01〜6部、界面活性剤
5〜40部及び水60〜90部からなる配合組成の浸透
液と水からなる洗浄液との組合せであシ、■は例えば、
特開昭50−104690号(特公昭53−25673
号)公報に開示されている水溶性又はアルコール可溶性
染料1〜1.5部、界面活性剤0.1〜60部、水溶性
有機溶剤0.1〜50部及び水50〜99.5 部から
なる配合組成の浸透液と水、水溶性有機溶剤及び界面活
性剤からなる水ベースの洗浄液との組合せである。
しかしながら、■、■の組合せによって浸透探傷法が実
施される場合には、その探傷能力が■、■の組合せによ
る場合と比較して低いという欠点、評言すれば前記(4
)の検査における欠陥表示ニジミ模様の現出が不明瞭(
不充分)な為に欠陥表示の観察が困難であるという欠点
がおる。事実、■、■の組合せは、いまだ普及しておら
ず、一般には■、■の組合せが採られているのが現状で
ある。
本発明者は、上述の現況に首み、有規則、消防法の規制
を受けることなく、■、■の組合せの場合の探傷能力に
匹敵する探傷能力を得ることを目標として系統的な研究
を行って来た。
そして、■、■の組合せの場合に欠陥表示ニジミ模様の
現出が不明瞭となることが避は難い要因は、主としてん
 浸透液中に溶解されている染料の量が不充分であるこ
と、B・ 浸透液の被検査物に対する濡れ性が不充分で
あることを知った。更に、前出公知例の如く水溶性又は
アルコール可溶性染料を用いる場合には、欠陥表示ニジ
ミ模様の色濃度が不充分であるとともに前記(2)の洗
浄操作において所謂1過洗浄1になる傾向が強いことを
確認し、先づA、Bが解決できる処方を求めて多くの実
験を行ない、更に、保存時の安定性並びに浸透力の観点
から経時変化によって液分離の起る危険性がある乳化系
ではなく、可溶化系の一液型の処方を求めて実験を重ね
た結果、本発明に係る浸透液を完成したのである。
即ち、本発明に係る浸透探傷用浸透液(以下、改良浸透
液とする。)は、次の通シのものである。
油溶性染料0.5〜3部、ノニオン系又はノニオン性ア
ニオン系界面活性剤5〜25部、沸点200 ”C以上
の水溶性グリコールエーテル又はそのエヌテル10〜5
5部、芳香族カルシボン酸エヌテ/L15〜10部、沸
点中心が200 ′C以上で28 dyne/an以下
の表面張力をもつ脂肪族炭化水素1〜5部、残部水よシ
なり、26〜28 dyne 7cmの表面張力をもつ
改良浸透液である。
上記の改良浸透液は、実實的に不揮発性物質として取扱
え且つ臭気を殆んど感じないものであるから有規則の規
制を受けることなく、引火点を有しないものであるので
消防法の規制を受けることもなく、前記A1Bが完全に
解決されているものであり、しかも可溶化系の一液型で
ある。
次に、配合組成につい−C説明する。
油溶性染料としては、前述した従来の浸透液■、■及び
■に用いられていた油溶性染料は全て使用できる。例え
ば、従来より浸透液に用いる油溶性染料として最適量と
されているヌダンレッド−7B(商品名: BASIT
’社・製)やオイルレッドRR(商品名:オリエント化
学(株)・製)等の赤色油溶性染料、フロベノールイエ
ロー618(商品名:DayGlo社◆製)やホワイト
フルオロB(商品名:住人化学工業(株)・製)等の螢
光染料は、勿論、使用できる。
更に、塗料用に使用されているLurafics Re
d −430(商品名: Bi12社・製) 、Lur
afics RubLne B(商品名: Bi12社
・製)等の赤色油溶性染料も使用できる。
配合割合は、0.5〜3部、好ましくは1〜3部である
。0,5部以下では実用できる探傷感度が得られない。
また3部以上を用いても探傷感度に顕著な向上は認めら
れない。
ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面活性剤として
も、前述の従来の浸透液■、■及び■に用いられていた
ものが使用できる。例えば、次の各種界面活性剤である
上表に示した各種界面活性剤と同様の化学構造及びHL
B値を持つものであれば、上表以外のものであっても使
用できることは当然である。
尚、改良浸透液自体の可溶化系を広い温度範囲で維持さ
せる為には、ノニオン系界面活性剤の場合にはHLB 
9〜12の範囲のものが、ノニオン性アニオン系界面活
性剤の場合にはHLB6.5〜10の範囲のものが好ま
しく、この場合には20°〜50°Cの温度範囲(因み
に、通常の場合、浸透探傷法が実施されるのは約40℃
以下の算囲気である。)において可溶化系を維持させる
ことができる。
配合割合は5〜25部、好ましくは10〜20部である
。5部以下では改良浸透液自体を可溶化系に維持できな
い。また25部以上の配合は粘度の上昇をもたらし浸透
性が低下し、探傷感度が悪くなる(通常、浸透液の好適
な粘性は、37.gC(110°′E1′)において1
0センチストーク以下、好ましくは5センチストーク以
下とされている。改良浸透剤においては界面活性剤の配
合量を25部以下とするときには、液出体の粘性は5セ
ンチスト一クス以上にはならない。
次に、沸点200℃以上の水溶性グリコールエーテル又
はそのエヌテルとしては、例えば次のもの      
□が使用できる。
マー−一 配合割合は、10〜60部、好ましくは2o〜40部で
ある。10部以下では改良浸透液自体を可溶化系に保て
ない。また、上限は引火点との関係で定められ他の配合
成分の量を勘案すれば約55部迄となる。
芳香族カルボン酸エステルとしては、例えば次のものが
使用できる。
安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸ブチル、安
息香酸ベンジル、安息香酸ジエチレングリコール、安息
香酸ジプロピレングリコール等の安息香酸エステル。
サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、サリチル酸ブチ
ル、サリチル酸ベンジル等のサリチル酸エステル。
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジプチ
ル等のフタル酸エステル。
配合割合は、5〜10部である。5部以下では後述の油
溶性染料の溶解助剤としての作用を充分に発揮しない。
また10ピ以上を配合する場合には芳香族カルボン酸エ
ステル自身を可溶化することができなくなる。
次に、沸点中心が200℃以上で2Bdyne/an以
下の表面張力をもつ脂肪族炭化水素(尚、石油蒸留物で
ある脂肪族炭化水素は沸点に巾があるので、沸点の中心
値をもって規定することとし、′沸点中心が200℃以
上1と表示した。)としては、例えば次のものが使用で
きる。
勿論、上表以外のものであっても沸点中心が200°C
以上で28 dyne%n以下の表面張力をもつもので
あれば使用できる。
配合割合は1〜5部である。1部以下では後述の表面張
力低下能が充分発揮されない。また5部以上を配合する
場合には、上記脂肪族炭化水素自身を可溶化することが
できなくなる。
最後に、水としては、水道水でもよいが、原子力機器用
として用いる場合には、常法に従って、イオン交換水、
蒸溜水を用いる。
配合割合は、前述した配合割合で用いられる他の成分の
残部である。
他の成分が全て最小量で配合される場合には785部の
水が用いられることになる。
さて、上記配合組成からなる改良浸透液は、その配合割
合において5部以上配合される水以外の各成分は、沸点
又は沸点中心が200℃以上のものであるので蒸発速度
は極めて遅く、取扱い上は実質的に不揮発性として取扱
え、有規則の規定を受けない。
因みに、沸点200℃以上の水溶性グリコールエーテル
又はそのエステルは、その蒸発速度が酢酸ブチル〈10
0として表わす場合には1以下と極めて遅く、蒸気圧で
表現する居合にも0.1aiat20℃又はそれ以下(
760πyH9に対し0.1ffm〜っまシ0.1 /
760 X 100 = 0.16%となl)、 20
0−Cでo、13%の揮発蒸気しか生じない。)である
また、上記配合組成からなる改良浸透液は、その配合成
分中に引火点をもつものが含まれているが、水の存在に
よって改良浸透液自体は引火点を有しないので消防法の
規制を受けることもない。
即ぢ、沸点200°C以上の水溶性グリコールエーテル
又はそのエステルは、約加部以上の水と共存するときに
は引火点を有しないものとなる。尚、前述した如く、水
以外の他の成分が全て配合割合範囲の最小量で用いられ
る場合には785部の水が用いられることになシ、引火
点の問題は全く生じないが、水以外の他の成分が配合割
合の範囲内で、変動する場合には、沸点200℃以上の
水溶性グリコールエーテル又はそのエステルに対して約
加部以上の水が存在するように配慮する必要がある。
芳香族カルボン酸エステル及び沸点中心が200℃以上
の脂肪族炭化水素は可溶化系として水と共存している場
合には引火点を有しない。
次に、上記配合組成からなる改良浸透液は、その組成中
に芳香族カルボン酸エステル並びに沸点中心が200”
C以上で2 B dyne々以下の表面張力をもつ脂肪
族炭化水素が配合されていることを大きな特徴としてい
る。
前者は、主として前記Aの解決の為に、後者は主として
前記Bの解決の為に用いられている。
先づ、前者の芳香族カルボン酸エステルについて説明す
る。
芳香族カルボン酸エステルは、通常沸点200−C以上
であシ、一般には可甲剤と呼ばれている不揮発性エステ
ル類に属するものである。
芳香族カルボン酸エステルは、その化学構造に起因して
、全体的には油性を示す分子の中に極性基(水性)であ
るカルボン基を持ち、バランス的には大きな油性と少し
の水性を兼ね備えたものである。従って、「油溶性染料
」と「ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面活性剤
−水溶性グリコールエーテル又はそのエステル−水」と
の中間的な性質を示し、また分子中に芳香族環を有して
いることから芳香族環を有している油溶性染料と親和性
を示す物質であシ、これ等の性質が複合的に作用し合っ
て、「ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面活性剤
−水溶性グリコールエーテル又はそのエステル−水」の
系においては「油溶性染料」の極めて有効な溶解助剤と
して働くものである。この事実は、本発明者が初めて見
出したものであシ、因みに、極性基を全く持たない芳香
族炭化水m、例tばアルキルベンゼン類、アルキルナフ
タレン類ビヌフエノ−tvJL s)フエニー/l’類
等では、「油溶性染料」を溶解するものの油性が強すぎ
て、「ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面活性剤
−水溶性グリコールエーテル又はそのエステル−水」の
系に溶解できないし、カルボキシル基ヲ持つエステルで
も脂肪族カルボン酸エステル、例えばマレイン酸エステ
ル類、セパチン酸エステル類、アジピン酸エステル類、
オレイン酸エステル類等では、「油溶性染料」を殆んど
溶解出来ず、更に同じ芳香族カルボン酸を分子中に持ち
ながら、そのアルカリ塩、例えば安息香酸アルカリ塩サ
リチル酸アルカリ塩等ではカルボキシル基及びアルカリ
による極性が強すぎ(水溶性を示す)るだめ、いずれも
芳香族カルボン酸エステルと共通した部分があるにもか
\わらず、「ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面
活性剤−水溶性グリコールエーテル又はそのエステル−
水」系に「油溶性染料」を溶解する仲立ちを果し得ない
のである。
上記の通シの溶解助剤としての作用を発揮させるために
は、5部以上の配合が必要であシ、この場合には、油溶
性染料を0.5〜3部の高濃度をもって完全に溶解させ
ることができる。10部以上の配合は改良浸透液自体を
可溶化系に保てないことになる。
次に、後者の沸点中心が200 ”Q以上で28 dy
ne/4<11を以下の表面張力をもつ脂肪族炭化水素
について説明する。
今、浸透液の濡れ性と当該浸透液の表面張力値との関係
について述べると、当業者間においては、浸透液の濡れ
性の目安として、表面張力値が用いられている。勿論一
般には、液体の濡れ性は、その1接触角1によって表わ
すことが最適とされているが、接触角の測定値は、対象
物の種類、表面状態によって大きく影響されるので、対
象物の濡れ性(濡れ易さ)を見るには適しているが、濡
らす液体自身の濡れ性を見る場合には必ずしも最適とは
言い難いこと、更に測定方法が煩雑であること等に鑑み
、浸透液自体の濡れ性の目安には表面張力値が用いられ
、経験的に、浸透液の表面張力値が32 d7 n e
/a11以上の場合には、被検査物表面に耐着させた浸
透液が「寄シを生じる(中央に液が盛シ上った状態に集
まる。)」とし、同様に32〜30dyne々の場合に
は「や\寄シぎみ」とし、30〜28dyn−の場合に
は「や\広がる」とし、2Bdyne以下の場合には「
自らどんどん周囲に広がって行く」としている。
そして、当業者間では、 28dyne、布置下の表面
張力値のものであれば充分な濡れ性を備えた浸透液とし
ているのである。
さて、沸点中心が200°C以上で28ayne76z
以下の脂肪族炭化水素は、「油溶性染料−ノニオン系又
はノニオン性アニオン系界面活性剤−水溶性り゛リコー
ルエーテル又はそのエヌテtv−芳香族力/1/ボン酸
エステル−水」系において特異的に表面張力値を下げる
効果を発揮するものである。この事実は、本発明者が初
めて見出したものである。
即ち、改良浸透液の配合組成から、沸点中心が200″
C以上で28dyne/α以下の脂肪族炭化水素を除く
場合には、液体の表面張力値を2Bdyne/cm以下
とすることは、その配合組成比範囲内でいかに配合割合
を変えて見ても不可能なのである。例えば、油溶性染料
を最小量の0.5部、ノニオン系又はノニオン性アニオ
ン系界面活性剤を最大量の2私沸点200°C以上の水
溶性グリコールエーテル又はそのエステルを最小量の1
0部、芳香族カルボン酸エステルを最小量の5部、残部
(595部)は水なる処方とした場合の液体の表面張力
値は約32 dyn07七なのである。しかし、この液
体に上記脂肪族炭化水素を1部配合した場合には、その
液体の表面張力は約28dyne/anにまで下がるの
である。ところが、例えば油溶性染料を最小量の05部
、ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面活性剤を最
大量の25部、沸点200℃以上の水溶性グリコールエ
ーテル又はそのエステルを最小量の10部、残部(64
5部)は水なる処方とした場合の液体の表面張力値は約
31 dyry’aであるが、この液体に上記脂肪族炭
化水素を1部配合してもその液体の表面張力は約5Qd
ynV蝕までしか下がらないのである。
改良浸透液においては、沸点中心が200°C以上で2
8dyne/17n以下の脂肪族炭化水素は、芳香族カ
ルポン酸エヌテルと複合して表面張力低下能を最大限に
発揮するものと推定される。
改良浸透液の表面張力値を2 B dyne/cyn以
下とするためには少くとも1部の配合が必要である。5
部以上の配合は改良浸透液自体を可溶化系に保てないこ
とになる。尚、5部の配合によって改良浸透液の表面張
力値は26 dyne、七とすることができる。
上述した通シ、改良浸透液は、前記A1Bが解決された
ものでin、油溶性染料が充分量溶解されておシ、また
濡れ性も充分なものであって、水溶性又はアルコール可
溶性染料を用いる場合の不都合がないことは勿論、優れ
た探傷能力を備えている。
また、上記の配合割合の範囲内においては、可溶化系の
一液型であシ、粘度も適切なものである。
尚、必要に応じて、市販の水溶性防錆剤、例えば、亜硝
酸ナトリウム、トリエタノールアミン等を添加すること
も可能であシ、2部迄の添加では何等の悪影響を及ぼす
ことはない。
改良浸透液の製造は、極めて容易であシ、各所定量の各
成分を混合、攪拌することによって目的物が得られる。
添加順序等は特定されないが、水以外の各成分をあらか
じめ混合し、攪拌下に水を添加し、更に充分攪拌する手
段によることが好ましい。
以上、説明した通シの改良浸透液は、後出の実施例1に
も見られる通シ、従来の浸透液と全く同様に使用できる
ものである。即ち、改良浸透液を用いて前記の(1)〜
(4)の四操作からなる浸透探傷法を実施すればよい。
尚、改良浸透液は、可溶化系の一液型であシ、前述した
通り、浸透探傷法が実施される通常の温度雰囲気におい
ては、可溶化系は維持され分離することはない。しかし
、温度雰囲気が50°C以上の高温になる特殊な条件下
(例えば、被検査物が熱処理後、室温にまで冷却されて
いない場合等)においては、改良浸透液中に配合されて
いるノニオ/ジ系又はノニオン性アニオン系界面活性剤
が界面活性能を失ない改良浸透液が二層分離してしまい
可溶化系の一液型を維持できない場合がある。所謂1曇
点現象1として知られている現象である。
本発明者は、改良浸透液にアニオン系界面活性剤を配置
台する場合には、50’C以上の温度雰囲気は勿論、1
00°Cにおいても曇点現象の起ることを防止できると
いう知見を得ている。
即ち、アニオン系界面活性剤は、油溶性性分を水に可溶
化する作用は殆んど有していないが、改良浸透液中に配
合した場合には曇点現象の発生を抑制するという割目す
べき作用を有していることを見出したのである。
アニオン系界面活性剤の上記作用の理論的解明ノニオン
系又はノニオン性アニオン系界面活性剤と水との高温時
における相溶の仲立ちを1.ているものと考えられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば高級脂肪酸アル
カリ塩、アルキ)L/@リン酸エステルアルカリ塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸アルカリ塩、アルキlvヌル
ホン酸アルカリ塩、アルキル硫酸エヌテルアルカリ塩等
が使用できる。市販品では、ニッコー/1/5LP−N
(商品名・日光ケミ力/L/(株)製)等が好適である
アニオン系界面活性剤の配合割合は0.5〜4部である
。0.5部以下の添加では上記作用を充分に発揮しない
。また4部の添加をもって100 ’Cにおける曇点現
象の発生を完全に抑制できるので、これ以上の添加は無
意味である。尚、4部までのアニオン系界面活性剤の添
加は、改良浸透液に何等の悪影響を及ぼすことはない。
更に、本発明者は、改良浸透液の配合組成から油溶性染
料のみを除いた処方の液体は、極めて優れた洗浄力を有
し、晶よごれは勿論、ラッカーペイント、マジックイン
ク等も容易に洗浄除去することが出来ることを知った。
そして1、この液体を浸透探傷法を実施するに当っての
前記(1)の浸透操作における前洗浄に、また前記(2
)の洗浄操作における「洗浄液」として使用すれば、有
規則及び消防法による規制を受けることなく、各操作を
安全に実施でき、しかも、極めて高感度の探傷結果が得
られるのである。
即ち、改良浸透液の配合組成から油溶性染料のみを除い
た処方の液体(以下、改良洗浄液とすム)とは、次の通
シのものである。
ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面活性剤5〜2
5部、沸点200°C以上の水溶性グリコールエーテル
又はそのエヌテ/l/10〜55部、芳香族カルボン酸
エヌテル5〜10部、沸点中心が200°C以上で28
dyne/cm以下の表面張力をもつ脂肪族炭化水素1
〜5部、残部水よシなり、26−2 aayne/”の
表面張力をもつ改良洗浄液である。
改良洗浄液の配合組成については、油溶性染料改良洗浄
液は、その配合組成及び表面張力の低いことに起因して
極めて優れた洗浄力を備えており、前記(1)の浸透操
作における前洗浄に用いれば、従来よシ前洗浄に用いら
れている有機溶剤タイプの洗浄液、例えば、工業用ガソ
リン、ミネラルターペン、キジロール、1−1−1)リ
クロルエタン、パークロルエチレン、アセトン等に匹敵
する洗浄力を発揮して、被検査物面上の油よごれ等を洗
浄除去することができる。
また、前記(2)の洗浄操作における「洗浄液」として
用いる場合にも、従来の殆んどの浸透液を洗浄除去する
ことができる。
特焙すべきは、改良浸透液と組合せて用いる場合には後
出の実施例に見られる通り、適めで高感度の探傷結果が
得られることである。
即ち、止揚の有機溶剤タイプの洗浄液は、ミネラルター
ペンの如く揮発性の少ない特殊な例を別とすれば、一般
に揮発性が強く、前洗浄後に被検査物表面に残留するこ
とはなく、浸透剤による開口欠陥部への浸透を阻害する
ことはない。しかし、有規則、消防法の規制を受けない
為には、有機溶剤タイプの洗浄液に代えて水又は水ベー
クの洗浄液を用いる必要がある。被検査物表面の前洗浄
を行なう必要がある場合は、殆んど被検査物表面が油よ
ごれしている場合であシ、か\る場合には水による除去
は困難であり、水ベークの洗浄液が用いられる。現在、
油よごれ等の前洗浄に有効とされている水ベース洗浄剤
の処方は、界面活性剤0.1〜10部、アルコール1−
〜30部、残部水なるもので、その粘度は1〜2センチ
ヌトークヌ/1001”程度のものである。か!る水ベ
ーク洗浄液を用いて前洗浄を行なうときには、止揚の有
機溶剤タイプの洗浄液と比較し弱い為に、殆んど必然的
に被検査物表面の開口欠陥部中に水ベース洗浄液が残留
してしまうことになる。か\る状態にある被検査物に対
して改良浸透液を施用する場合には、水ベース洗浄液と
改良浸透液とは、その成分や粘度が異なる為に、両液間
の混合、溶解、拡散、置換がスムーズに行われず、開口
欠陥部内では水ベース洗浄液に改良浸透液が溶は込んで
稀釈された状態となる。この為に改良浸透液のもつ性能
が充分に発揮されず、前記(4)の検査時における欠陥
指示模様が淡く、ぼけたものとなることがある。
しか[7ながら、改良洗浄液で前記(1)の浸透操作に
おける前洗浄を行った場合、欠陥内には浸透液と同じ液
組成の洗浄液が残る。この場合、この後の浸透工程にて
浸透液と接触するわけであるが、同じ粘度、同じ液組成
である為、例えば従来の水が多く浸透液と成分組成が大
きく異なる水ベーク洗浄液を使用する場合とは違って、
液同志の混合、溶解、拡散、置換がスムーズに行われ、
開口欠陥部内には殆んど稀釈されない改良浸透液を存在
させることができ、その結果、明確な欠陥指示模様が得
られるのである。
また、前記(2)の洗浄操作における「洗浄液」として
改良洗浄液を用いる場合にも、液同志のなじみが良いの
で、被検査物表面の余剰改良浸透液は容易に除去され、
その結果、パックグランドを伴わない明瞭な欠陥指示模
様の検出が行えるのである。
改良浸透液と改良洗浄液とを組合せて用いる場合にもそ
の操作は従来の浸透液と洗浄液とを用いる場合と全く同
様であし、後出火′hh例2にも見られる通シ、前記の
(1)〜(4)の四操作を行えばよく、この場合には、
全操作を有規則、消防法の規制を受けることなく行える
のである。
次に、本発明を実施例によってより詳しく説明する。
実施例 1゜ i・改良浸透液の調製 ニラコールB○−7(日光ケミカルズ社製ニオレイルア
、ル′コー/v4エトキシレート)   10部安息香
酸ベンジ/1/            5部オレイン
酸ナトリウム            2部アイソパー
M(エッソ化学社製)          2部水  
                    6o部上記
、各配合成分を混合し、充分攪拌して、赤色透明な液体
よシなる改良浸透液を得る。
こkに得た改良浸透液の諸性状は次の通りであった。
粘度(センがトークス/1ooF”) 4.7   元
素分析(])P1)表面張力(dyne、A)  26
.8   硫黄(S)8引火点      なし  塩
素((J)  15曇点(100″Cにおいて) なし ル浸透探傷法 表面の清浄な爆接線焼割れ試験片に上記改良浸透液をハ
ケ塗漫によってl(]分分散性した。次に試験片表面の
余剰浸透液を水を含ませたウェスによって拭き取った。
1回の拭き取シで余剰浸透液は除去できた。
次に、試験片表面に無機質白色微粉末の薄層を、市販の
「速乾式現像剤jUD−8t(商品名:特殊塗料(株)
製:恒酸微粉末を主成分にするエアゾールタイプのもの
。)を用いて形成した。
次に、5分後、白色光下において試験片表面を観察した
ところバックグランドも殆んど生せず、しかも細かい欠
陥まで鮮明に指示している欠陥表示ニジミ模様が明瞭に
認められた。
尚、比較の為、市販の油性浸透液(「染色浸透液UP−
8tJ:特殊塗料(株)製)と市販の溶剤タイプ洗浄液
(「洗浄液UR−3tj :特殊塗料(株)製)及び市
販の「速乾式現像剤UD−8t、:特殊塗料(株)製、
エアゾールタイプ)とを組合せて、上記と同じ操作で浸
透探傷を行った結果を比較したところ、バンクグランド
の程度、水による除去性の程度も殆んど同程度であるこ
とが確認された。
また、欠陥探傷能も同程度であることが確認された。
実施例 2゜ 改良洗浄液の調製 エチ/L/書カルピトー/l’           
     2 (]  ]部ニッコールBO−7.10 部息香酸ベンジ/l’             5部
オレイン酸ナトリウム            2部ア
イソパーM             2部水    
                    61 部上
記の各成分を混合し、充分攪拌して無色透明な液体よシ
なる改良洗浄液を得る。
こ!に得た改良洗浄液の諸性状は次の通りである。
粘度(セ渓トークろ/+00〒)4.6  元素分析(
巧コ)表面張力(内包Zル)26.6   硫黄 (S
)3引火点      なし  塩素 (Cjl)  
10曇点(100”Cにおいて) なし 実施例1の改良浸透液と上記の改良洗浄液とを用いて次
の通りの浸透探傷を行った。
爆接線焼割れ試験片の表面に、ごく薄くマシン油46を
塗シ5分後上記洗浄液を含ませたウェスによって拭き取
った。拭き取シ性は良好で1回の拭き取シで充分であっ
た。その後に上記浸透液をハケ塗シによって耐着させ1
0分間放置した。
次に試験片表面の余剰浸透液を、上記洗浄液を含ませた
ウェスによって拭き取った。1回の拭き「速乾式現像剤
UD−T(特殊塗料(株)製:硅酸微粉末を主成分とす
るエアゾールタイプのもの山を用いて形成した。
次に、5分後、白色光下において試験片表面を観察した
ところ細かい欠陥まで鮮明に指示している欠陥表示ニジ
ミ模様が明瞭に認められた。
尚、比較の為市販の油性浸透液(「染色浸透液UP−T
J :特殊塗料C株)製)と市販の有機溶剤タイプの洗
浄液(「洗浄液UR−TJ :特殊塗料(株)製)及び
市販の「速乾式現像剤UD−TJ:特殊塗料(株)製、
エアゾールタイプ)とを組合せて、上記の浸透探傷を行
った場合と比較したところ本発明の場合、マシン油によ
るよごれの影響も全くなく、細かい欠陥まで検出され従
来品を用いた場合と同等であることが確認された。
実施例 3゜ i改良浸透液の調製 Roragics Rubine B (BASF社製
)      15部ジエチルカルピトール サリチル酸ベンジル             5部T
SN−2(鶴崎油化(株)・製シクロパラフィン)  
5部トリエタノールアミン             
1部水                      
 27.5部上記各成分を混合し、充分攪拌して、赤色
透明な液体よシなる改良浸透液を得る。
竺改良洗浄液の調製 ジエチルカルピトー71/             
 40部アデカ/ −)v LO −5       
      20部サリチル酸ベンジ)v      
            5部TSN−25部 トリエタノールアミン               
   1部水                   
    29部上記各成分を混合し、充分攪拌して無色
透明な液体よシなる改良洗浄液を得る。
と\に得た改良浸透液及び改良洗浄液の諸性状は次の通
シであった。
改良浸透液 改良洗浄液 粘度(セとヌトークヌ/100′F)    50  
    49表面張力(θ弓侃)    27.8’ 
  27.5引火点    なし なし 曇 点(’C)       49     49■浸
透探傷法 表面の清浄な「J工S−Z−2343  −A型対比試
験片(20248−A4合金焼割れ試験片の中央に比較
テスト用の溝が設けられているもの)−1の表面の溝を
境として左半面には上記浸透液を、右半面には比較のた
め市販の不揮発性浸透液(「染色浸透液PーLTーi:
特殊塗料(株)・製)をそれぞれへケ塗りによって耐着
させ、15分間放置した。
次に試験片表面の余剰浸透液を左半面については上記洗
浄液を含ませたウェスによって、右半面については市販
の水・アルコールベース洗浄液(「洗浄液R−LTJ 
:特殊塗料(株)・製)を含ませたウェスによってそれ
ぞれ拭き取った。拭き取シ易さは両者殆んど同じであっ
た。
次に、試験片表面に無機質白色微粉末の薄層を、市販の
「不燃性速乾式現像剤UD−NUJ : (特殊香料(
株)製)を用いて形成した。
次に、5分後白色光下において試験片表面を観察したと
ころ試験片の左半面の方が右半面と比較して、よシ細か
い欠陥まで鮮明に指示している欠陥表示ニジミ模様が明
瞭に認められた。
尚、上記洗浄液の前洗浄力を調べるため、SUS39峰
ステンレス鋼鏡面板3枚を用意し、各々、マジックイン
ク黒、マジックインク赤及びラッカーペイント白を表面
に塗シ、1時間放置して自然乾燥させた。
そして左半面については上記洗浄液を含ませたウェスに
よって、右半面については市販の水・アルコールベース
洗浄液(「洗浄液R−:[;TJ:特殊塗料(株)・製
)を含ませたウェスによって、それぞれ拭き取った。
その結果、左半面については1〜2回拭きにて   ゛
マジック黒、マジック赤、ラッカーペイント白いずマジ
ック黒、マジック赤、ラッカーペイント白いずれも全く
除去されなかった。
実施例 4゜ 1改良浸透液の調製 フロベノー/L/9イxロー 4151(])aye 
Glo社製:C工Name ・F1++orencen
t Erightening Agent 75 ) 
  0.7部ニツコー/L/ Hco−2o(硬化ヒマ
シ油エトキシレート、日光ケミカルス゛社・製)   
      15 部DMP(ジメチルフタレート、大
穴化学(株)・製)  10 部亜硝酸ナトリウム  
        05部水             
          34部上記各成分を混合し、充分
攪拌して黄色透明な液体よりなる改良浸透液を得る 竺改良洗浄液の調製 ブチルトリグリコ−/L/            3
0部ニッコールHCO−2015部 ニソコールEILP−N              
       4部DMP             
 jO0部エフジーvD−805部 亜硝酸ナトリウム          0.3部水  
                    35・7部
上記各成分を混合し、充分攪拌して無色透明な液体よシ
なる改良洗浄液を得る。
改良浸透液及び改良洗浄液の諸性状は次の通りであった
改良浸透液 改良洗浄液 粘度(セン六ストークヌdoom’)    4.5 
     4.5表面張力〔q氾Z(6)   28,
1   28.0引火点     なし  なし 曇点(100℃βかて) 外し  なし0D−2800
1を)105.!l     −螢光輝度(100%と
、□ 〃安定性(z    )102.5    −前洗浄と
してアセトンを用いた超音波洗浄をZ分間行い後自然乾
燥したI’;JISZ−2343B型対比試験片(Nj
−Crメッキ曲げ割れ試験片で深さ50μ、巾5μの開
口欠陥が設定されている)二片及び置台用鉄ブロックを
60゛Cに設定した乾燥器に1時間入れ表面温度を確認
後取り出し置台用鉄ブロック(B型試験片のみではすぐ
温度低下してしまうので、それを防ぐ為に使用する)の
上にB型試験片を載せ、その−片には上記浸透液を、残
シの一片の表面には比較のため、市販の不揮発性高感度
浸透液(「螢光浸透液0D−2800IJ :特殊塗料
(株)・製)をそれぞれへケ塗シによって耐着させ15
分間放置した。上記改良浸透液では均一に塗れ浸透液に
変化は認められなかった。
次に2種の試験片共に上記改良洗浄液を含ませたウェス
によって拭き取った。拭き取りの確認は紫外線灯の下に
て行った。拭き取シ易さは両者殆んど同じであった。
次に、試験片を無機質白色微粉末である市販の「乾式現
像剤DN−600F −1jr(特殊塗料(株)・製:
硅酸條粉末を主成分とする粉体)中に5分間埋没させた
後引上げた。
次に紫外線灯の下において試験片表面を観察したところ
、上記改良浸透液を使用した試験片の方がl’−0D2
800月を使用した試験片よシも鮮明に指示しているこ
とが認められた。
以上の結果、上記改良浸透液及び洗浄液はホット材にも
使用出来ることが確認された。
特許出願人 特殊塗料株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、油溶性染料0.5〜6部(重量部を意味する。以下
    、同じ。)、ノニオン系又はノニオン性アニオン系界面
    活性剤5〜25部、沸点200℃以上の水溶性グリコー
    ルエーテル又はそのエステル10〜55部、芳香族カル
    ボン酸エステル5〜10部、沸点中心が200℃以上で
    28ayne/m以下の表面張力をもつ脂肪族炭化水素
    1〜5部、残部水よシなシ、26〜28 dyne/眞
    の表面張力をもつ浸透探傷用浸透液。 2、油溶性染料0.5〜3部、ノニオン系又はノニオン
    性アニオン系界面活性剤5〜25部、沸点200℃以上
    の水溶性グリコールエーテル又はそのエステル10〜5
    5部、芳香族カルボン酸エステル5〜10部、沸点中心
    が200℃以上で28dyne/ls以下の表面張力を
    もつ脂肪族炭化水素1〜5部、アニオン系界面活性剤0
    ,5〜4部、残部水よシなシ、26〜2 s dyne
    /artの表面張力をもつ浸透探傷用浸透液。 6、被検査物表面に浸透探傷用浸透液を付着させ、該浸
    透液を開口欠陥部に浸透させた後、開口欠陥部内に浸透
    せずに被検査物表面に残留している余剰浸透液を洗浄除
    去し、次いで被検査物表浸透液を該薄層表面に吸出させ
    ることによって欠陥指示ニジミ模様を現出させ該模様に
    よって欠陥部を探傷する浸透探傷法において、浸透探傷
    用浸透液として、油溶性染料0.5〜6部、ノニオン系
    又はノニオン性アニオン系界面活性剤5〜25部、沸点
    200℃以上の水溶性グリコールエーテル又はそのエス
    テル10〜55部、芳香族カルボン酸エステ)V5〜1
    0部、沸点中心が200℃以上で2Bdyne/cm以
    下の表面張力をもつ脂肪族炭化水素1〜5部、残部水よ
    シなシ、26合組成から油溶性染料のみを除いた配合組
    成の液体を用いて、前記余剰浸透液の洗浄除去を行なう
    ことを特徴とする浸透探傷法。 4、被検査物表面を洗浄によって清浄にした後、該表面
    に浸透探傷用浸透液を付着させ、該浸透液を開口欠陥部
    に浸透させた後、開口欠陥部内に浸透せずに被検査物表
    面に残留している余剰浸透液を洗浄除去し、次いで被検
    査物表面に無機質白色微粉末の薄層を形成して粉末間の
    毛細管現象によって開口欠陥部内に浸透している浸透液
    を該薄層表面に吸出させることによって欠陥指示ニジミ
    模様を現出さぞ該模様によって欠陥部を探傷する浸透探
    傷法において、 浸透探傷用浸透液として、油溶性染料0.5〜3部、ノ
    ニオン系又はノニオン性アニオン系界面活性剤5〜25
    部、沸点200°C以上の水溶性グリコールエーテル又
    はそのエステ10〜55部、芳香族カルボン酸エステル
    5〜10部、沸点中心が200°C以上で2sdyne
    /an以下の表面張力をもつ脂肪族炭化水素1〜5部、
    残部水よりなり、26〜2 s dyne 汐の表面張
    力をもつ浸透探傷用浸透液を用いるとともに、この浸透
    探傷用浸透液の配合組成から油溶性染料のみを除いた配
    合組成の液体を用いて前記被検査物表面の洗浄による清
    浄化並びに前記余剰浸透液の洗浄除去を行なうととを特
    徴とする浸透探傷法。
JP8020283A 1983-05-10 1983-05-10 浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法 Granted JPS59204746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020283A JPS59204746A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8020283A JPS59204746A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59204746A true JPS59204746A (ja) 1984-11-20
JPH0412417B2 JPH0412417B2 (ja) 1992-03-04

Family

ID=13711794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8020283A Granted JPS59204746A (ja) 1983-05-10 1983-05-10 浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59204746A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62251643A (ja) * 1986-04-25 1987-11-02 Tokushu Toryo Kk 乾式現像剤を使用する染色浸透探傷試験法
US5651493A (en) * 1995-04-24 1997-07-29 International Business Machines Corporation Method of performing solder joint analysis of semi-conductor components
JP2008275335A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Marktec Corp 浸透探傷試験用水洗性水ベース浸透液及び該浸透液を用いる浸透探傷試験方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62251643A (ja) * 1986-04-25 1987-11-02 Tokushu Toryo Kk 乾式現像剤を使用する染色浸透探傷試験法
US5651493A (en) * 1995-04-24 1997-07-29 International Business Machines Corporation Method of performing solder joint analysis of semi-conductor components
JP2008275335A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Marktec Corp 浸透探傷試験用水洗性水ベース浸透液及び該浸透液を用いる浸透探傷試験方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0412417B2 (ja) 1992-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5246503A (en) Aqueous based composition containing organic solvents for removing coatings
JPS59176398A (ja) 液体洗浄剤
JP5093574B2 (ja) 浸透探傷試験方法
JPS59204746A (ja) 浸透探傷用浸透液及び浸透探傷法
US4191048A (en) Red-visible dye penetrant composition and method employing same
US3607333A (en) Developers for inspection penetrants employing fusible waxes
US3992319A (en) Inspection penetrant process using solvency-inhibited remover composition
US4392982A (en) Extended biodegradable dye penetrant composition
JP6633936B2 (ja) 染色浸透液及び該染色浸透液を使用した浸透探傷試験方法
JP2869703B2 (ja) 浸透探傷試験方法に用いる高感度浸透液
US4186304A (en) Extender for dye penetrant composition
US3415112A (en) Water-free penetrant inspection process and materials
JP5720944B2 (ja) 浸透探傷試験用水洗性水ベース浸透液を用いる浸透探傷試験方法
JPS5919845A (ja) 浸透探傷方法
CN113684020A (zh) 一种水洗型荧光渗透剂
JP2021101169A (ja) 水洗性水ベース浸透液及び該水洗性水ベース浸透液を用いる浸透探傷試験方法
JPH1130594A (ja) 油用漏洩検査剤および検査方法
JP2530212B2 (ja) 染色浸透探傷用無害浸透液
US3777143A (en) Water-base flaw detection method
JPS62251643A (ja) 乾式現像剤を使用する染色浸透探傷試験法
JPH01217248A (ja) 溶剤除去性染色浸透探傷試験方法及び該方法に使用する洗浄剤
JPH03276052A (ja) 溶剤除去性浸透探傷試験方法に用いるエアゾール型浸透液、エアゾール型洗浄剤及びエアゾール型現像剤
US3538016A (en) Water dispersible high-sensitivity developer
JPH10281917A (ja) 発泡漏れ試験用発泡液および検査方法
JPH10332604A (ja) 浸透探傷試験方法に使用する溶剤除去性浸透探傷剤