JPS5920420B2 - スライディングノズルにおける充填材の充填構造 - Google Patents
スライディングノズルにおける充填材の充填構造Info
- Publication number
- JPS5920420B2 JPS5920420B2 JP6492976A JP6492976A JPS5920420B2 JP S5920420 B2 JPS5920420 B2 JP S5920420B2 JP 6492976 A JP6492976 A JP 6492976A JP 6492976 A JP6492976 A JP 6492976A JP S5920420 B2 JPS5920420 B2 JP S5920420B2
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- JP
- Japan
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- molten steel
- nozzle hole
- filling
- filler
- nozzle
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスライディングノズル装置を利用して溶鋼の注
入或いは停止を行う取鍋、タンディツシュ等の溶融金属
特に取鍋に悴けるノズル孔充填材充填構造に関するもの
である。
入或いは停止を行う取鍋、タンディツシュ等の溶融金属
特に取鍋に悴けるノズル孔充填材充填構造に関するもの
である。
スライディングノズル装置はその優秀さにより従来のス
トッパースリーブ方式を駆逐し非常に数多くの製鋼工場
において使用されている。
トッパースリーブ方式を駆逐し非常に数多くの製鋼工場
において使用されている。
しかしながらスライディングノズル装置において問題と
なるのはノズル孔内に存在する溶鋼が凝固し、ノズル孔
を閉塞し溶鋼の流出を妨げるということである。
なるのはノズル孔内に存在する溶鋼が凝固し、ノズル孔
を閉塞し溶鋼の流出を妨げるということである。
前記ノズル孔の閉塞対策として取鍋等への注湯前にノズ
ル孔を予熱したり或いは注入直前に酸素ガス等をノズル
孔に吹付けて凝固物を溶解し溶鋼の流出を行っている。
ル孔を予熱したり或いは注入直前に酸素ガス等をノズル
孔に吹付けて凝固物を溶解し溶鋼の流出を行っている。
しかし上記手段であると加熱時間の延長、注入待ち時間
の延長、ノズル孔の異常溶損等の問題がある。
の延長、ノズル孔の異常溶損等の問題がある。
これらを解決する手段として、ノズル孔内に粒状耐火物
を充填する方法や、炭素物質を充填する方法が提案され
ているが、何れも溶鋼の取鍋内滞留時間が長くなると初
期の溶鋼流出が必ずしも良好でなく、またその為の酸素
吹きに長時間を要するという欠点がある。
を充填する方法や、炭素物質を充填する方法が提案され
ているが、何れも溶鋼の取鍋内滞留時間が長くなると初
期の溶鋼流出が必ずしも良好でなく、またその為の酸素
吹きに長時間を要するという欠点がある。
溶鋼の凝固によるノズル孔の閉塞の条件を調査して見る
と、最も影響するのが溶鋼の滞留時間との関連であるこ
とが判明した。
と、最も影響するのが溶鋼の滞留時間との関連であるこ
とが判明した。
即ち耐火物のみを充填する方法、炭素物質を充填する方
法でも、受鋼後１５分内ならほぼ１００重量重量間孔を
示すが、３０分以上になると８０重量係以下と大きく低
下する。
法でも、受鋼後１５分内ならほぼ１００重量重量間孔を
示すが、３０分以上になると８０重量係以下と大きく低
下する。
この原因は（１）溶鋼の充填材中への侵入凝固と（２）
充填材自体の焼結にあると考えられる。
充填材自体の焼結にあると考えられる。
焼結の防止のためには、焼結し易い微粉（０，２１ｎ７
ＩＬ以下）を除去した耐火度の高い耐火物粒が、ある程
度の効果があり、更にこれに、炭素を加えることによっ
て焼結を完全に防止できる。
ＩＬ以下）を除去した耐火度の高い耐火物粒が、ある程
度の効果があり、更にこれに、炭素を加えることによっ
て焼結を完全に防止できる。
しかし、実際には、この炭素を添力口した耐火物を閉塞
材として全層に亘って使用した場合は９０係前後の開孔
率であるにすぎなかった。
材として全層に亘って使用した場合は９０係前後の開孔
率であるにすぎなかった。
この原因は、充填材の空隙に、溶鋼の浸入を許し、これ
が凝固して、ノズル孔を閉塞するためであることが判っ
た。
が凝固して、ノズル孔を閉塞するためであることが判っ
た。
従って前記の（１）の原因である溶鋼の充填材中への侵
入凝固の防止の為にはノズ／’ ＪＬｆｆｉ填材と溶鋼
が接触して高粘性のガラスを生成する充填材を表面層と
することが必要であることが判明した。
入凝固の防止の為にはノズ／’ ＪＬｆｆｉ填材と溶鋼
が接触して高粘性のガラスを生成する充填材を表面層と
することが必要であることが判明した。
即ち、本発明は、前記の（１）溶鋼の充填材中への浸入
凝固と、（２）充填材自体の焼結とを同時に防止する為
には同一材質のノズル孔充填材では有効ではなく二層に
分けることが効果的であるという知見に基いて完成され
たもので、上層には溶鋼と接触して生成された高粘性ガ
ラスが溶鋼の浸透を防止し、下層のノズル孔充填材は溶
鋼からの熱によっても焼結が起らないように難焼結性粉
末からなっている。
凝固と、（２）充填材自体の焼結とを同時に防止する為
には同一材質のノズル孔充填材では有効ではなく二層に
分けることが効果的であるという知見に基いて完成され
たもので、上層には溶鋼と接触して生成された高粘性ガ
ラスが溶鋼の浸透を防止し、下層のノズル孔充填材は溶
鋼からの熱によっても焼結が起らないように難焼結性粉
末からなっている。
これによって、溶鋼の充填層への浸入は、高粘性ガラス
層によって防止され、摺動プレートレンガを移動させて
開にした時、下層のノズル孔充填材は自然落下し、上層
の高粘性ガラス生成層は溶鋼の静圧により破られ開孔す
る。
層によって防止され、摺動プレートレンガを移動させて
開にした時、下層のノズル孔充填材は自然落下し、上層
の高粘性ガラス生成層は溶鋼の静圧により破られ開孔す
る。
上層のノズル孔充填材は高粘性ガラスを生成するために
はＳｉＯ２を少くとも２５重量係含んでいることが必要
であり、また、その耐火度５Ｋ２０程度以上である必要
がある。
はＳｉＯ２を少くとも２５重量係含んでいることが必要
であり、また、その耐火度５Ｋ２０程度以上である必要
がある。
又下層のノズル孔充填材については炭素分０．３重量係
以上添加しないと焼結防止に効果がなく５０重量係以上
では熱伝導率が大きくなり過ぎ、溶鋼の粘性向上もしく
はガラス層の粘性が下ってガラス層が下層にまで侵入し
てくるため開孔率が低下する。
以上添加しないと焼結防止に効果がなく５０重量係以上
では熱伝導率が大きくなり過ぎ、溶鋼の粘性向上もしく
はガラス層の粘性が下ってガラス層が下層にまで侵入し
てくるため開孔率が低下する。
通常摺動プレート上面から上ノズル上面までは最低で２
００關最大で３００ｍｆｆ１あるが、上層のガラス層を
生成させる厚みは１０７ｒｔ７１Ｌ以上必要である。
００關最大で３００ｍｆｆ１あるが、上層のガラス層を
生成させる厚みは１０７ｒｔ７１Ｌ以上必要である。
ｌＱｍ７１以下であると溶鋼の流動等の機械的力による
ガラス層がはがされる危険性が犬である。
ガラス層がはがされる危険性が犬である。
又１００ｍ７７１以上にするとガラス層及び一部の焼結
層の厚みが溶鋼の静圧に比較して厚くなり過ぎ開孔しな
いようになる。
層の厚みが溶鋼の静圧に比較して厚くなり過ぎ開孔しな
いようになる。
更に本発明を図面によって具体的に説明する。
図面は取鍋１のスライディングノズル部の断面を示すも
のでノズル孔２を有する上ノズルレンガ３の下面にノズ
ル孔４を有する固定プレートレンガ５をその下面に固定
プレートレンガ５と密封的に接触させ摺動させるノズル
孔６を有する摺動プレートレンガＩを設けたものである
。
のでノズル孔２を有する上ノズルレンガ３の下面にノズ
ル孔４を有する固定プレートレンガ５をその下面に固定
プレートレンガ５と密封的に接触させ摺動させるノズル
孔６を有する摺動プレートレンガＩを設けたものである
。
図面はノズル孔２，４を摺動プレートレンガＩの上面で
閉塞している状態を示しており、上記ノズル孔２の下部
かつノズル孔４０部分に耐火度５Ｋ２０以上でかつＳｉ
Ｏ２を２５重量受以上含有する。
閉塞している状態を示しており、上記ノズル孔２の下部
かつノズル孔４０部分に耐火度５Ｋ２０以上でかつＳｉ
Ｏ２を２５重量受以上含有する。
例えば珪石粒、珪砂、ジルコンサンド、ロー石、シャモ
ットの一種又は二種以上に炭素を０．３〜５０重量係含
有する第一の充填材８を充填し、更にその上部には１０
〜ｉｏｏｍｍ厚さで炭素を含まない第二の充填材９を充
填する。
ットの一種又は二種以上に炭素を０．３〜５０重量係含
有する第一の充填材８を充填し、更にその上部には１０
〜ｉｏｏｍｍ厚さで炭素を含まない第二の充填材９を充
填する。
なおこの第二の充填材９は第一の充填材と同材質、又は
異材質でも構わないが耐火度５Ｋ２０以上でかつＳｉＯ
２を２５重量係含有するものであれば良い。
異材質でも構わないが耐火度５Ｋ２０以上でかつＳｉＯ
２を２５重量係含有するものであれば良い。
このように二層に構成したことにより上部のカーボンを
含まない第二の充填材８と溶鋼が接した状態で該充填材
８の上層は溶鋼と接して高粘性ガラスになって溶鋼の浸
透、凝固を防止し、下層は摺動グレートレンガの開孔ま
で凝固せず開孔と同時に自然落下を起させるものである
。
含まない第二の充填材８と溶鋼が接した状態で該充填材
８の上層は溶鋼と接して高粘性ガラスになって溶鋼の浸
透、凝固を防止し、下層は摺動グレートレンガの開孔ま
で凝固せず開孔と同時に自然落下を起させるものである
。
図面は本発明構造の一実施例を示すスライディングノズ
ル装置の断面図。 図中、１・・・取Ｍ、２・・・ノズル孔、３・・・上ノ
ズルレンガ、４・・・ノズル孔、５・・・固定プレート
レンガ、６・・ノズル孔、Ｉ・・・摺動プレートレンガ
、８・・・充填材。
ル装置の断面図。 図中、１・・・取Ｍ、２・・・ノズル孔、３・・・上ノ
ズルレンガ、４・・・ノズル孔、５・・・固定プレート
レンガ、６・・ノズル孔、Ｉ・・・摺動プレートレンガ
、８・・・充填材。
Claims (1)
- １ ノズル孔内の上層部はＳｉＯ２を少なくとも２５重
量係含有し溶融鋼と接して高粘性ガラスを生じる耐火性
材料粉末からなり、また下層部は難焼結性の耐火性材料
粉末からなる二層構造を有することを特徴とするスライ
ディングノズルにおける充填材の充填構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6492976A JPS5920420B2 (ja) | 1976-06-02 | 1976-06-02 | スライディングノズルにおける充填材の充填構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6492976A JPS5920420B2 (ja) | 1976-06-02 | 1976-06-02 | スライディングノズルにおける充填材の充填構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52147523A JPS52147523A (en) | 1977-12-08 |
| JPS5920420B2 true JPS5920420B2 (ja) | 1984-05-12 |
Family
ID=13272209
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6492976A Expired JPS5920420B2 (ja) | 1976-06-02 | 1976-06-02 | スライディングノズルにおける充填材の充填構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5920420B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61105956U (ja) * | 1984-12-17 | 1986-07-05 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5594776A (en) * | 1979-01-13 | 1980-07-18 | Chiba Taikabutsu Kogyosho:Kk | Sealing method of sliding nozzle of molten steel vessel by filler and sealing structure |
| JPS5947054A (ja) * | 1982-09-13 | 1984-03-16 | Nippon Steel Corp | 溶湯注出ノズル部の閉塞防止方法 |
-
1976
- 1976-06-02 JP JP6492976A patent/JPS5920420B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61105956U (ja) * | 1984-12-17 | 1986-07-05 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52147523A (en) | 1977-12-08 |
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