JPS59204120A - 皮膚疾患治療剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、漢方外用治療剤に関する。

従来、漢方による優れた外用薬が長く使用されてきたが
漢方処方の外用薬は、ペタつきや、ザラクきかめるうえ
、抗生物質、化学療法剤の出現に工り、近年はとんど使
用されることがなくなった。

特に、雄黄、硫黄を有効成分とするもの、たとえば三黄
政、禿鮮散などは、単に有効成分を水、酢、昇汞などに
て調剤したもので、粉末に多少の水分が加わった程度で
、皮膚に塗布することが困難である。しかも乾燥と共に
、粉が患部から落ちるなどの欠点がある。特に、禿鮮散
や三黄赦には経口的に投与した場合に毒性を打するもの
、たとえば鉛、水銀が含まれているので、はげ落ちた粉
末を子供がなめることもありうるため、漢方外用剤中で
も、特に使われなくなったものである。

ところで、最近漢方薬の良さが再認識されるにともない
、使用されなくなった漢方外用薬のみなおしが望まれ、
安全な形態での漢方外用薬の出現がまたれる工うになっ
ている。

一方、漢方処方剤は、そこに配合された種々成分が相互
作用を起し、相乗、相加、相殺作用等の収差が最終薬効
として出現するため、単に剤型を変更することによって
も％第三成分の添加等によって、本来の薬効が得られな
いことが多ム。

このような背景の下に本発明者らは、工９すぐれ足雄黄
、硫黄含有製剤、特に禿鮮牧、三黄散製剤を開発すべく
種々研究を重ね、上記漢方薬を粘着性高分子物質を基剤
とする粘着性貼付剤の形態に調製しても、当該漢方処方
の薬効が全くそＣなわれることがないことを見出して本
発明を完成し窺。

即ち、本発明は有効成分として少なくとも雄黄及び硫黄
全配合した粘着性高分子物質層を担持体上に密着して形
成させてなる粘着性外用皮膚疾患天実、硫酸カリウムア
ルミニウム垂ひそ酸化鉛を配合し友製剤であり、他の実
施態様は有効成分とじて、雄黄及び硫黄に加えて硫酸銅
及び大賢を配合した製剤である。

本発明の製剤は、上記の如き構成としたので、従来の漢
方処方の欠点、即ち皮膚への適用困難で、粉が皮膚から
はげ落ちるという欠点を一挙に解決しつるものである。

本発明で用いる雄黄は、鶏冠雄黄、鶏冠石ともいわれ、
天然の二硫化砒素であり、なるべく透明なものを用いる
ことが好ましく、通常粉末として用いられる。

赤色酸化鉛は、純品であっても工いが、漢方でいう賢母
（召０名：鉛丹、長吉丹、光明丹）を用いることが好ま
しい。

崗天実は、ナンテンの果実を乾燥したものであり、通常
粉末として使用される。また南風も使用できる。

南風は、天部屋ともいい、サトイモ科、テンテンショウ
属ＡｒＡｒ１５ａｅ　　ＳＰの根茎が用いられる。

具体的にはＡｒＡｒ１５ａｅ＋Ｓａｐｏｎｉｃｕｍ　Ｂ
１．、Ａ。

ｒｉｎｇｅｎｓ、　５ｃｂｏｔｔ−Ｈｅｔｅｒｏ　ａｒ
ｉｓｅｍａ。

ｈｅｔｅｒｏｐｈｙｌ　ｌｕｍ、Ｎａｋ、　Ａ、ａｍｕ
ｒｅｎｓｅ、Ｍａｘ。

Ａ、ｃｏｎｓａｎｇｕｉｎｅｕｍ、５ｃｈｏｔｔ　’ｌ
ｘどの根茎の粉末が川ｒられる。

硫酸カリウムアルミニウムは、合成のものでもよいが、
漢方でいう自動（別名、明暮）を用いることが好ましい
。−酸化鉛も合成のものでも工いが、漢方でいう密陀僧
を用いることが好ましい。

さらに、硫酸銅も合成のものでも工いが、漢方でいう胆
錐を用いることが好ましい。

大賢としては、錦絵大賞、唐大賞、芋大賞などが例示さ
れ、好筐しくは錦絵大賞、唐大賞が使用される。

粘着性高分子物質としては、人体に対して無害で、従来
粘着性貼付製剤用として用いられているものであればい
ずれでもよく、具体的にはアクリル系粘着剤、天然ゴム
系粘着剤１合成ゴム系粘着剤などが好ましいものとして
例示される。

アクリル系粘着剤としては従来公知のものを広く適用で
きるが、とくに好ましいものはアルキル基の炭素数が４
以上のアクリル酸アルキルエステルと分子内にカルボキ
シル基ないしヒドロキシル基を有する官能性モノマーお
工び／葦たば酢酸ビニルとの共重合体を粘着性ポリマー
としたものである。これらの共重合体のなかでもアクリ
ル酸アルキルエステルと酢酸ビニルとの共重合体はそこ
に配合さｎる置物の放出性１さらには皮膚に対テる安全
性などの面からみてとくに好葦しいものである。上記の
アクリル酸アルキルエステルのＪ［例としては、アミル
アクリレート、ブチルアクリレート、ヘキシルアクリレ
ート、ヘプチルアクリレート、オクチルアクリレート、
ノニルアクリンート、２−エチルへキシルアクリレート
、２−メトキシエチルアクリレートなどがあり、また分
子内にカルボキシル基ないしヒドロキシル基を倚する官
能性モノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、イ
タコン酸、無水マレイン酸、ヒドロキシエチルアクリレ
ート、ヒドロキシプロピルアクリレートなどが挙げられ
る。合成ゴム系粘着剤としては、ポリイソブチレンゴム
、シリコーンゴムを主体とするものが好ましい。

当該高分子物質ノー中には、さらに自体既知の粘着付与
剤、接着力・保持力調整剤、乳化剤、乳化助剤、酸化防
止剤、老化防止剤等を配合してもよい。

各成分の配合割合は、粘着性高分子物質１００重量邪に
対して、雄黄は、１〜３０．Ｔｌｉ量部、硫黄は１〜６
０ｆｉ’量部、赤色酸化鉛、南風又は南天、硫１俊力リ
クムアルミニクムー酸化鉛はそれぞれ１〜２０重量部、
大魚は１〜４５重敬邪程度であることが好ましい。

本発明において用いられる担持体としては、紙、織布、
不織布、発泡シート、ゴムシート、グラスチックフィル
ム等の可撓性を何するものが用いられる。

本発明製剤は、たとえば各成分全配合した粘着性高分子
物質を担体に延展することＶＣよって得られるものであ
り、粘着性高分子物質層の厚みは通常２０　μｍ−３０
００ｐｍ、好１しくは４０μｍ〜２０００　Ｉｔ　ｍで
ある。

本発明製剤は、さらに粘着性高分子物質層に剥離フィル
ム（たとえば、ポリエチレンフィルムなど）全仮着して
おき、使用時にこれをはがして外皮へ貼付することが好
ましい。

実施例１ ２−エチルへキシルアクリレート９８ｆｆｉｔ部、アク
リル酸２重量部、過酸化ベンゾイル０．２重置部２工び
酢酸エチｊＩ／　１５０重量部を、還流冷却器と撹拌機
とを有する反応器に投入し、窒素ガス雰囲気下、６０゛
Ｃで８時間重合させた。得られた共重合体〆液にさらに
酢酸エチルを加にて乾・燥後の固形分が２０％となるよ
うに希釈した。

Ｃのアクリル系粘着剤溶液にそ・の固形分１００重量部
に対して雄黄、硫黄、賢母、南天実、白惣、密陀僧を各
３重量部、昇水０．０５市量邪の各粉末を加えこれ金離
型ライナー上に塗布乾燥して粘着性高分子物質層を形成
した。ついて片面をｅ処理Ｌｉポリエチレンフィルムの
上記処理面に前記の粘着性高分子物質層を貼り合せ圧着
し、離型ライナー付の粘着性製剤を寿た。

実施例２ スチレン−インブレン−スチレンブロック共重合体　　
　　　　　　　　　３０　重量部天然ゴム　　　　　　
　　　　５０　重量部天然ロジン　　　　　　　　１６
　重量部へスベリジン（ビタミンＰ）　　　　　１　　
重敬部イオク末　　　　　　　　　０．２重を部以上を
１２０℃〜１４０℃で１５分素練りを行い、混合ゴムの
固形物を得る。次に０の固形物を１１５℃まで温度を落
とし、ゴマ油２５重蹴邪を加え、雄黄１０重着部、胆嚢
５重量部、大賞１５重量邪の各粉末を加えて、更に１０
分間練り、温度を９０℃まで落してから、硫黄２０直置
部及びあらかじめハマグリの貝ガラ１部を粉末とし、食
酢（米酢）１０直置部を加えて１日放置して乾燥したも
のを加え、更に５分間練９、粘Ｍ膏体を得る。この粘着
膏体を不織布に５０（）μｍ厚に展延して粘着性高分子
物質層を形成させ、上からポリエチレンフィルムをｆｆ
ｊｌ覆し、粘着性製剤を得た。

実施例 実誦例２で得た製剤を第１表に示す。疾患に適用し、そ
の効果の判定を行い、その結果を＠１表に示した。

双下奈白 以上の結果から明らかな工うに本発明製剤は、漢方古来
の禿ｆ＃紋、三黄赦と同等の効果を有する上に、ベタツ
キや粉末がこぼれ落ちるＣとがなく、しかも使用が簡便
である。

特許出願人　日東電気工業株式会社

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　有効成分として少なくとも雄黄及び硫黄を配
   合した粘着性高分子物質層を担持体上に密着して形成さ
   せてなる粘着性外用皮膚疾患治療剤。
2. （２）有効成分として、さらに赤色酸化鉛、部屋又は／
   乱び゛雨天実、硫酸カリウムアルラミニウム誼′１１１
   −酸化鉛を配合してなる特許請求の範囲第（１）項記載
   の治療剤。
3. （３）　　有効成分として、さらに硫酸銅及び大賞を配
   合してなる特許請求の範囲第（１）項記載の治療剤。