JPS5920340A - 難燃性組成物 - Google Patents

難燃性組成物

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JPS5920340A
JPS5920340A JP12968182A JP12968182A JPS5920340A JP S5920340 A JPS5920340 A JP S5920340A JP 12968182 A JP12968182 A JP 12968182A JP 12968182 A JP12968182 A JP 12968182A JP S5920340 A JPS5920340 A JP S5920340A
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density polyethylene
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Naotoshi Watanabe
渡辺 直敏
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尾崎 和泰
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Showa Denko KK
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■ 発明の目的 本発明は囚低密度ポリエチレン、■高密度ポリエチレン
、0塩素化ポリエチレン、0ハロゲン含有布機化合物お
よび/または[F]酸化アンチモンならびに[F]5i
−0結合を有する無機物質からなる難燃性組成物に関す
るものであり、耐候性にすぐれ、゛かつ射出成形に適し
た組成物を提供することを目的とするものである。
■ 発明の背景 近年における難燃性組成物の需要は増加の一途をたどる
とともに難燃性組成物に対する性能上の要求が苛酷にな
ってきている。たとえば、高圧配電線を土木、建築など
の工事現場に配線するさい、造営物、樹木などの接近箇
所の防護のために使用されている建障用引留カバー類に
使用される時は、従来難燃性がUL−94規格において
V−2で充分であった。しかし、最近になってそれらが
前記の接近箇所において燃焼し、溶融滴下したり、発火
事故などが多発している現状から、高難燃性組成物が要
望されている。したがって、従来の難燃性組成物では、
難燃性が不充分のために多量の難燃剤を添加されている
。そのために充分な機械的強度および加工性が得られな
いばかりでなく、高価な難燃剤が多量に使用されている
から、高価になっている。
圃 発明の構成 以上のことから、本発明者らは、難燃性がすぐれ(U 
T、 −94法規格によって■−0)、耐候性が良好で
あるばかりでなく、射出成形に適した組成物を得ること
について種々探索した結果、■ 密度が0.900〜0
.930g/cd未満であり、融点が95〜110℃で
あり、メルト・インデックス(JIS  K−6760
にしたがって温度が190℃および荷重が2.16 K
9の条件で測定、以下[M、1.Jと云う)が1.0〜
100g/10分であシ、かつ主鎖に対して炭素数が少
なくとも11個の長鎖の側鎖を有する低密度ポリエチレ
ン、 ■ 密度が0.930〜0.980 g/ c#fであ
り、融点が112〜140℃であり、かつM、I。
が0.01〜1009710分でおり、主鎖の炭素原子
1000個当り多くとも8個の炭素数が多くとも6個の
側鎖を有する高密度ポリエチレン、 Ω 非結晶性ないし結晶性の塩素含有率が20〜50重
量%である塩素化ポリエチレン、0 ハロゲン含有有機
化合物および/または0酸化アンチモン ならびに [F] 5i−0結合を有する無機物質からなシ、該低
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンおよび塩素化・
ポリエチレンの総和に占める塩素化ポリエチレンの含有
率は10〜50重量%であり、かつ低密度ポリエチレン
の含有率は30〜80重量%であるが、高密度ポリエチ
レンの含有率は少なくとも5重量係であシ、これらの合
計量100重量部に対するハロゲン含有有機化合物およ
び酸化アンチモンの総和は5〜50重量部であり、かつ
無機物質の配合割合は5〜15重量部である難燃性組成
物が、難燃性が良好であるばかpでなく、耐候性もすぐ
れ、かつ射出成形に適した組成物であることを見出し、
本発明に到達した。
口■ 発明の効果 本発明によって得られる組成物はさらに下記のごとき特
徴(効果)を有している。
(1)機械的強度(たとえば、引張強度、引張伸ひ)、
′とシわけ引張強度がすぐれている。
(2)作業性がすぐれている。
(3)耐熱性も良好である。
(4)難燃性については、UL規格でV−O相当品であ
り、高難燃性である。
(5)  耐寒性であり、ストレス・クラックについて
もすぐれている。
(6)成形性が良好であるために複雑な形状を有する成
形物も製造することができる。
(力 耐候性がすぐれているため長期問屋外に暴露され
ても、クラックの発生がほとんどない。
本発明によって得られる組成物は以上のごとき効果全有
しているために多方面にわたって使用することができる
。代表的な用途を下記に示す。
(1)  高圧または低圧電線用のクランプカバー(2
)建障用引留カバー(造営物、樹木など)(3)通信用
引留カバー (4)ケーブルシース材 (5)消防用耐火電線シース材 M 発明の詳細な説明 囚 低密度ポリエチレン 本発明において使われる低密度ポリエチレンはエチレン
をまたはエチレンとビニル化合物とを高圧法(一般には
、300h/cA以上、好1しくは500に9/cr1
以上)によ・り触媒としてラジカル発生剤を用いて単独
重合または共重合することによって得られるものである
。その密度は0.900〜0.93097crlc好ま
しくは、0.905〜0.925E/ / ctl )
であり、融点は95〜110℃である。
また、M、1.  は1.0〜100,9/10分でち
ゃ、10〜10C1/10分が望ましく、とりわけ10
〜50 g/ 10分が好適である。M、1.が1.O
g/10分未満では、得られる組成物の成形性が劣る。
一方、100g/10分を越えると、成形性はすぐれて
いるが、適当な剛性がないために良好な製品が得られな
い。また、分子量は1万ないし20万である。さらに、
主鎖に対して炭素数が少なくとも11個(通常、50個
以上)の長鎖の側鎖を有するものである。また、この側
鎖には同様に炭素数が2個以上の側鎖を有する場合もあ
る。
このようなポリエチレンの主鎖と側鎖とはモデルとして
よく図示されている。
0 高密度ポリエチレン 本発明において使われる高密度ポリエチレンはエチレン
を単独重合またはエチレンとα−オレフィンとを共重合
することによって得られるものである。該高密度ポリエ
チレンの密度は0.930〜0、980 g/ cri
であり、0.980〜0.975g/Caが好ましく、
特に0.930〜0.972g/cJが好適である。こ
の高密度ポリエチレンの密度が0.930f//ltA
未満では、得られる組成物の引張強度が低い。また、こ
の高密度ポリエチレンの融点は112〜140℃であシ
、115〜140℃が望ましく、と9わけ127〜14
0℃が好適である。この高密度ポリエチレンの融点が1
12℃未満では、得られる組成物の機械的強度(とりわ
け、引張強度)が低い。一方、融点が140℃を越えた
高密度ポリエチレンを使用するならば、得られる組成物
の成形性が悪く、ヒンジ部にウェルドが発生し、クラッ
クが入り易い。さらに、該高密度ポリエチレンのM、1
.は0.01〜100g/10分であり、01〜50g
/10分が好ましく、特に1〜50g710分が好適で
ある。この高密度ポリエチレンのM、1.が0.01g
/10分未満では、得られる組成物の成形性が劣る。一
方、100g/10分を越えると、組成物の成形性は良
好であるが、適正な剛性がないために良好な製品が得ら
れない。
この高密度ポリエチレンは、本質的に主鎖の炭素原子1
000個当り多くとも、8個の炭素数が多くとも10個
の側鎖(短鎖分岐)を有するものである。本発明の高密
度ポリエチレンにおけるN本質的に〃とは、上記短鎖分
岐からなるものであり、その他に極めて僅かの炭素数が
10個以上の側鎖を有するものも含まれる。
該高密度ポリエチレンの製造に用いられるα−オレフィ
ンは、一般には炭素数が多くとも12個(好ましくは、
8個以下)のα−オレフィンであり、代表例としてプロ
ピレン、ブテン−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテ
ン−1およびオクテン−1があげられる。この共重合体
におけるα−オレフィンの共重合割合は通常釜くとも5
重量係である。
この高密度ポリエチレンはエチレン壕タハエチレンと前
記のα−オレフィンとをいわゆるチーグラー(Zieg
ler)触媒またはフィリップス触媒の存在下で重合す
ることによって得られる。チーグラー触媒は遷移金属化
合物(たとえば、チタンのハロゲン含有化合物)または
該遷移金属化合物を担体(たとえば、マグナシラム含有
化合物、該1グネシウム含有化合物を電子供与性有機化
合物で処理することによって得られるもの)に担持する
ことによって得られるいわゆる担体担持型固体触媒成分
と有機アルミニウム化合物とから得られるものである。
また、フィリップス触媒はクロムもしくはモリブデンの
酸化物またはこれらの酸化物とジルコニウムの化合物と
を担体(たとえば、シリカ、シリカ−アルミナ)に担持
することによって得られる担体担持触媒あるいは該担体
担持触媒と有機金属化合物とから得られるものである。
以上の触媒はチーグラー触媒およびフィリップス触媒の
代表的なものを示したに過ぎず、その他の公知の触媒も
適用することができる。また、この共重合体の製造方法
もよく知られている方法である。
◎ 塩素化ポリエチレン 本発明において使われる塩素化ポリエチレンはポリエチ
レン粉末又は粒子を水性懸濁液中で塩素化するか、或は
有機溶媒中に溶解したポリエチレンを塩素化することに
よって得られるものである(水性懸濁液中で塩素化する
ことによって得られるものがT1しい)。一般には、そ
の塩素含有量が20〜50重量係の非結晶性又は結晶性
の塩素化ポリエチレンであり、特に塩素含有量が25〜
45重量係の非結晶性及び結晶性の塩素化ポリエチレン
が好ましい。
前記ポリエチレンはエチレンを単独重合又はエチレンと
多くとも10重量係のα−オレフィン(一般には、炭素
数が多くとも6個)を共重合することによって得られる
ものである。その密度は一般には0.910〜0.97
0/caである。又、その分子量は5万〜70万である
この塩素化ポリエチレンを製造するために使われるポリ
エチレンは前記の高密度ポリエチレンと同様にエチレン
またはエチレンとα−オレフィンとをチーグラー触媒ま
たはフィリップス触媒の存在下で重合させて得らねるも
のである。
0 ハロゲン含有有機化合物 本発明において使われるハロゲン余有有機化合物は難燃
化剤として広く知られているものである。
その代表例としては、無水テトラクロロフタル酸、塩素
化ハラフィン、塩素化ビスフェノールA、 臭素化ビス
フェノールS、塩素化ジフェニール、臭素化ジフェニー
ル、塩素化ナフタリン、トリス(β−クロロエチル)ホ
スフェートおよヒトリス(ジブロモブチル)ホスフェー
トがあげられる。
■ 酸化アンチモン さらに、本発明において用いられる酸化アンチモンは前
記ハロゲン含有有機化合物の難燃化助剤と2して一般に
用いられているものである。代表例としては、三酸化ア
ンチモンおよび五酸化アンチモンがあげられる。
これらのハロゲン含有有機化合物および酸化アンチモン
は前記−一便覧、ゴム・プラスチック配合薬品〃などに
よってよく知られているものである。
[F] 5i−0結合を有する無機物質本発明において
使われる5i−0結合を有する無機物質のSiOρ含有
量は通常少なくとも10重量係であり、30重量係以上
が好ましく、特に50重量係以上が好適である。また、
I]20の含有量は通常1.0〜20重量係であり、1
.0〜15重量係が望ましく、とりわけ1.5〜15重
量係が好適である。さらに、該無機物質の粒径は一般に
は10ミリミクロンないし30ミクロンであシ、特に1
0ミリミクロンないし25ミクロンが好ましく、特に1
5ミリミクロンないし25ミクロンの粒径を有する無機
物質が好適である。
5i−0結合を有する無機物質の代表例としては、湿式
法ホワイトカーボン、ケイ酸カルシウム、コロイダル・
ンリカ、若干のカル7ウム、アルミニウム、ナトリウム
、鉄などの酸化物を含有する合成ケイ酸塩系ホワイトカ
ーボン、超微粉ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウ
ム(クレー)、タルク、霞石間長石、雲母粉、珪石粉、
ケイ礫土、ケイ砂などがあげられる。これらの5i−0
結合を有する無機物質については、ラバーダイジェスト
社線N便覧 ゴム・プラスチック配合薬品〃(ラバーダ
イジェスト社、昭和49年発行)第221頁ないし第2
53頁などによって、それらの製造方法、物性および商
品名などが記載されており、よく知られているものであ
る。
0 配合割合(混合割合) 本発明の難燃性組成物を製造するにあたシ、低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレンおよび塩素化ポリエチレ
ンの総和に占める塩素化ポリエチレンの含有率(配合割
合)は、10〜50重量係であシ、15〜50重量係が
好ましく、とりわけ15〜40重量係が好適である。こ
れらの総和に占めるポリエチレンの配合割合が10重量
係未満(低密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチレン
の配合割合はそれらの合計量として90重量係を越える
)では、難燃性の良好な組成物が得られない。一方、5
0重量係を越える場合では、難燃性の良好な組成物を得
ることができるが、加工性および成形性の良好な組成物
を得ることができないためにすぐれた成形物が得・られ
ない。また、これらの総和中に占める低密度ポリエチレ
ンの含有率(配合割合)は30〜800〜80重量部3
5〜805〜80重量部く、特に35〜755〜75重
量部ある。これらの総和中に占める低密度ポリエチレン
の配合割合が30重量係未満では、可撓性のすぐれた組
成物を得ることができない。一方、80重量係を越える
と、機械的強度(特に、引張強度)の良好な組成物を得
ることができない。さらに、高密度ポリエチレンの含有
率は少なくとも5重量係であり、7重量係以上が望まし
く、と9わけ7〜25重量係が好適である。筒密度ポリ
エチレンの含有率が5重量係未満では、すぐれた機械的
特性(とりわけ、引張強度)を有する組成物が得られな
い。
さらに、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンおよ
び塩素化ポリエチレンの合計量100重量部に対するハ
ロゲン含有有機化合物および酸化アンチモンの配合割合
はそれらの総和として5〜50重量部であり、10〜5
0重量部が望ましく、と9わけ10〜45重量部が好適
である。100重量部のハロゲン含有有機化合物中のハ
ロゲン元素量に対する酸化アンチモンの配合割合は、一
般には100〜600重量部であり、100〜400重
量部が好1しぐ、特に難燃性およびブリード性の点から
150〜400重量部が好適である。
本発明の重要な点は通常の難燃剤(ハロゲン含有有機化
合物および酸化アンチモン)からなる通常の難燃処方に
加えて成形性が良好であり、かつ高難燃性(UL−94
法でV−O)を付与するためにポリエチレンと塩素化ポ
リエチレンとの合計量100重量部に対する5i−0結
合を有する無機物質を5〜15重量部を配合することで
ありと9わけ7〜15重量部配合することが望ましい。
本発明の組成物を製造するにあたり、低密度ポリエチレ
ン、高密度ポリエチレン、塩素化ポリエチレン、ハロゲ
ン含有有機化合物、酸化アンチモンおよびSi −0結
合を有する無機物質はそれぞれ単独で使用してもよく、
二種以上を併用してもよい。
0 組成物の製造および成形物の製造など以上の物質を
均一に配合することによって本発明の組成物を得ること
ができるけれども、さらに塩素化ポリエチレン系ゴム状
物の業界およびポリエチレンの業界において一般に使わ
れている充填剤、離型剤、酸素、オゾンおよび光(紫外
線)に対する安定剤、粘結剤、滑剤並びに着色剤の如き
添加剤を組成物の使用目的に応じて添加してもよい。さ
らに、ゴム業界及び樹脂業界において一般に使用されて
いるイオウ加硫剤、イオウ放出化合物系加硫剤、アミン
系加硫剤、有機過酸化物系架橋剤及び有機過酸化物系架
橋助剤の如き添加物を組成物の使用目的に応じて添加し
てもよい。
本発明の組成物を製造するさい、その配合(混合)方法
は、当該技術分野において一般に用いられているオープ
ンロール、ドライブレンダ−、バンバリーミキサ−及び
ニーダ−の如き混合機を使用して混合すればよい。これ
らの混合方法のうち、一層均一な組成物を得るためには
これらの混合方法を二種以上適用してもよい(たとえば
、あらかじめドライブレンダ−で混合した後、その混合
物をオープンロールを用いて混合する方法)。
また、全配合成分を同時に混合してもよいが、配合成分
のうちいくつかをあらかじめ混合した後、得られた混合
物に残りの配合成分を混合してもよい(たとえば、ポリ
エチレン、塩素化ポリエチレン、ハロゲン含有有機化合
物および酸化アンチモンをあらかじめ混合した後、得ら
れる混合物と5i−0結合を有する無機物質を混合する
方法)。
本発明の組成物は一般のゴム業界において通常使用され
ている押出成形機、射出成形機、圧縮成形機及びカレン
ダー成形機の如き成形機を用いて所望の形状物に成形し
てもよい。又、塩素化ポリエチレン又は上記のような組
成物を添加してゴム技術分野において一般に加硫(架橋
)しながら成形物を製造する方法、即ち加硫と成形とを
同時に進行させる方法を適用して所望の形状物に成形さ
せてもよい。
■0  実施例及び比較例 以下、実施例によって本発明をさらにぐわしく説明する
なお、実施例および比較例において、引張試験はJIS
  C−3005にしたがって測定した。
また、耐熱性試験は、温度を90℃に設定したギヤーオ
ープン中に96時間放置した後、JISC−3005に
したがって測定した。さらに、加熱変形試験は90±2
℃に設定した恒温構内に1時放置した後、と9出し、軟
化などのために変形が生ずるか否かを試験した。また、
耐寒性試験は後記のようにして製造したシート(厚さ 
25箭)を−20℃の恒温構内に1時間放置した後、1
80度に屈曲し、ひび割れなどが生ずるか否かを試験し
た。さらに、耐熱性試験はJIS  K−6911の5
.24項、耐燃性はA法によって測定した。また耐燃性
はアンダーライト・ラボラトリ−(U L )  94
法にしたがって測定した。
なお、実施例および比較例において使用した各配合成分
は下記のごとき形状および物性ならびに製造方法によっ
て製造されたものである。
〔低密度ポリエチレン〕
低密度ポリエチレンとして、高圧法によって製造した密
度が0.916 g/cr/lであるポリエチレン[M
、1.20.!i//10分、以下rPE囚と云う〕お
よび密度が0.920g/c4であるポリエチレン(M
、1.25g/10分、以下rPE(E3jと云う〕を
使用した。これらのポリエチレンはいずれも可成シの数
の長鎖の側鎖を有していた。
〔高密度ポリエチレン〕
高密度ポリエチレンとして、密度が0.955g/ c
tdであるポリエチレン[M、1. 2og/10分、
以下[HDPR(a)Jと云う]および密度が0.96
1、!i’ / crtlであるポリエチレン[M、1
. 7.8g/10分、以下rHDPE(b)Jと云う
]を用いた。
〔塩素化ポリエチレン〕
塩素化ポリエチレンとして、密度が0.94(1/ c
rAのポリエチレン(平均分子量 約20万)を水性懸
濁法によって塩素化し、塩素含有量が303重量係の塩
素化ポリエチレン〔密度 1.10g/7、ムー=−粘
度(ML、+4 (120℃〕)825、非品性、以下
r CP E(1)Jと云う〕および密度が0.930
 g/ ail、のポリエチレン(平均分子量 約15
万)を水性懸濁法によって塩素化し、塩素含有量が30
1重量係の塩素化ポリエチレン〔密度1.13 g/e
o1. ムー=−粘度(M L 1+4(120℃))
107.0、結晶性、以下「CPE(2)」と云う〕を
製造した。
〔ハロゲン含有有機化合物および酸化アンチモン〕ハロ
ゲン含有有機化合物として、密度が1,669/clで
ある塩素化パラフィン(分子量 約1060、塩素含有
量 約70重量係、以下「塩バラ」と云う)を用いた。
また、酸化アンチモンとして密度が5.259 / c
rtlである三酸化アンチモン(以下1’−8b20.
Jと云う)を使用した。
[5i−0結合を有する無機物質〕 5i−0結合を有する無機物質として、超微粉ケイ酸マ
グネシウム(密度 2.759 / ctl、比表面積
 20??ll19、粒径 0.32〜6ミクロン、S
iO□含有量 62.5重量係、MgO含有量 30.
6重量係、H20含有量 4.99重量係、以下「Mg
O・5IO2」と云う)、ケイ酸アルミニウム(密度2
.619/crl、粒径 2〜5ミクロン、5I02含
有量 50.6重量係、A−i1203含有量 348
重量係、FI20含有量 15重量係、以下「Mo2・
SiO□」と云う)、シリカ(密度 1.95 g/c
ry、比表面積19.000ca/ 9、平均粒径 1
6ミリミクロン、Sin、、含有量 86.5重量係、
H20含有量13.0重ffi %、以下「5102」
と云う)およびケイ酸カルンウム(密度 2−1g/c
n1.平均粒径4゜ミリミクロン、比表面積 40n?
/g、SiO2含有量 72重量係、CaO含有量 1
0重量係、H20含有量 1.5重量係、以下「CaO
−8iO2」 と云う)を用いた。
実施例 1〜13、比較例 1〜10 以上の組成成分(エチレン系直鎖状共重合体、高密度ポ
リエチレン、塩素化ポリエチレン、ハロゲン含有有機化
合物、酸化アンチモン、5i−0結合を有する無機物質
)をそれぞれ第1表に表わされる配合量(すべて重量部
)および安定剤として三塩基性硫酸鉛5重量部(ただし
、比較例1は添加せず)をあらかじめ100〜130℃
の温度範囲においてニーダ−を使用して溶融混練しなが
ら組成物(混合物)を製造した。得られた各混合物を5
0℃に設定したミキシングロールを用いてシートを作成
した。得られたそれぞれのシートをシートカットを使っ
てペレットを作成した。このようにして得られた各ペレ
ットを押出機(径 50配、I、/D 26)f:使っ
て シリンダー1の温度 130℃、シリンダー2の温
度 145℃、シリンダー3の温度 150℃、ダイス
の温度150℃および回転数 30回回転弁の条件でベ
レタイスを行ない、ペレットを作成した。これらのペレ
ットを押出機を用いて射出成形機(口調社製、5オンス
、冷却時間 30秒)を使ってノズルヒータ一温度 2
00℃、ヒーター1の温度200℃、ヒーター2の温度
 170℃およびヒーター3の温度 160℃の条件で
シートを作成した。このようにして得らねたシートの 
下記の物性試験用を作成し、引張強度、耐熱性試験、加
熱変形試験および耐寒性試験を行なった。さらに、耐燃
性試験は押出機で製造した前記ペレットを用いて150
℃の温度に設定したプレス機を使って100 Kg/ 
ctd (ゲージ圧)の加圧下で5分間加熱プレスを行
ない、厚さが2.5wnのシートラ作成し、試験を行な
った。
得られた結果を第2表に示す。
なお、比較例2においては、シートを作成するために射
出成形を試みたが、シートを製造することができなかっ
た。
以上の実施例および比較例の結果から、本発明によって
得られる難燃性組成物は、引張試験、耐熱性試験および
耐寒性試験において良好な値を示することが明らかであ
ジ、さらに難燃性もすぐれていることが明白であるから
、前記のごとく高圧または低圧電用のカバー類やケーブ
ルシース材などの材料として将来有望であることが明ら
かである。
特許出願人 昭和電工株式会社 代理人弁理士菊地精−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (へ)密度が0.900〜0.930 E//crt1
    未満であり、融点が95〜110℃であり、メルト・イ
    ンデックスが1.0〜100g/10分であり、かつ主
    鎖に対して炭素数が少なくとも11個の長鎖の側鎖を有
    する低密度ポリエチレン、0 密度が0.930〜0.
    980g/cJであり、融点が112〜140℃であり
    、かつメル)−インデックスが0,01〜101/10
    分であり、主鎖の炭素原子1000個当り多くとも8個
    の炭素数が多くとも6個の側鎖を有する高密度ポリエチ
    レン、 0 非結晶性ないし結晶性の塩素含有率が20〜50重
    量%である塩素化ポリエチレン、0 ハロゲン含有有機
    化合物および/または■ 酸化アンチモン ならびに [F] 5i−0結合を有する無機物質からなり、該低
    密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンおよび塩素化ポ
    リエチレンの総和に占める塩素化ポリエチレンの含有率
    は10〜50重量%であシ、低密ポリエチレンの含有率
    は30〜80重量%であるが、高密度ポリエチレンの含
    有率は少なくとも5重量%であり、これらの合計量10
    0重量部に対するハロゲン含有物質および酸化アンチモ
    ンの総和は5〜50重量部であシ、かつ無機物質の配合
    割合は5〜15重量部である難燃性組成物。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49111950A (ja) * 1973-02-08 1974-10-24
JPS5141041A (ja) * 1974-10-04 1976-04-06 Showa Denko Kk Nannenseinosuguretanetsukasoseijushisoseibutsu
JPS5214647A (en) * 1975-07-25 1977-02-03 Mitsubishi Petrochem Co Ltd Wire coating composition

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