JPS59199701A - ラテックスゴム用凝固剤およびその製造方法 - Google Patents

ラテックスゴム用凝固剤およびその製造方法

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JPS59199701A
JPS59199701A JP7460483A JP7460483A JPS59199701A JP S59199701 A JPS59199701 A JP S59199701A JP 7460483 A JP7460483 A JP 7460483A JP 7460483 A JP7460483 A JP 7460483A JP S59199701 A JPS59199701 A JP S59199701A
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latex
rubber
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宇佐美 啓一
Hiroshi Kamogawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、゛  発明の背景 技術分野 本発明は、ラテックスゴムの、fl固剤yc関すZ・−
]、 −− ものである。
先行技術 ラテックスゴムの凝固剤とは、あらかじめ金型に塗布し
この金型をラテックスゴム槽に浸漬し、浸漬物成形する
時に用いられるもので、被覆されたラテックスゴムに対
する化学的不安定因子を利用してラテックスゴムをケ゛
ル化させるものである。
凝固剤として用いられる物質として、酸、金属イオン、
陽イオン活性剤、高分子活性剤、高分子電解質などが考
えられている。現実的に用いられているのは、特開昭5
1−4283号にも開示されているように、有機溶媒で
あるメチルアルコールに金属塩である硝酸カルシウムを
溶解したもの、つ捷り上述の金属イオンを用いるのが一
般的である。しかし、これらの凝固剤は、吸湿性をイイ
するので、凝固剤付着後、成形雰囲気中の湿気の影響を
受けやすく、チューブの製1zにおいてチュービング不
良をおこしや゛すいものであ−)穴。目−ハ従東の凝固
剤を、反復凝固法を用いて多層からなるラテックスゴム
チューブの層間に用いた場合層間で剥離がおきやすいと
いう欠点を有していた。さらに、ラテックスゴムに対す
る凝固能力も満足できるものでなく必要の肉厚を得るた
めに多くの浸漬時間を有するものであった。
■0発明の目的 そとで、本発明の目的は成形雰囲気中の湿気の影響を受
けてチー−ピング不良を起こすことのない、また、多層
からなるラテックスゴムチューブの層間に用いても層間
剥離をおこすことがなくさらに、ラテックスゴムに対し
高い凝固能力を有するラテックスがム用凝固剤を提供す
るととにある。
本発明の目的を達成するものは、水にラテックスゴムを
該ラテックスゴム量に応じた界面活性剤と2価または3
価の金属塩とが、エマルジョン状態で混合していること
を特徴とするラテックスゴム用凝固剤である。さらに前
記界面活性剤が、アニオン系活性剤、カチオン系活性剤
、両性系活性剤、ノニオン系活性剤のいずれかでム、硝
酸カルシウム、硝酸バリウムのいスレ力であるラテック
スゴム用凝固剤である。
l■9発明の詳細な説明 をエマルジョン状態で混合したラテックスゴム用凝固剤
である。以下本発明の詳細な説明する。
まず、本発明に用いられるラテックスゴムは、液状のも
のであって天然ラテックスゴム、さらに合成ラテックス
ゴム、たとえばスチレン−ブタツエンゴム、アクリロニ
トリルブタジェンゴム、再成ゴム、イソプレンゴム等種
々のラテックスゴムを用いることができる。さらに、こ
のラテックスゴムには、加硫剤として粉末硫黄、幕 コロイド硫黄等、加硫促進剤としてジエチルジqレ オカパミン酸塩等さらに増粘剤としてミルクカゼイン、
安定剤として水酸化カリウム等が適宜 j − 添加されている。
寸だ、本発明に用いられる界面活性剤は、ラテックスゴ
ムの界面エネルギ一つまり表面張力を低下させる物質で
あって、アニオン系界面活性剤たとえば脂肪酸塩類、高
級アルコール、硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エス
テル塩類脂肪族アミンおよび脂肪族アミドの硫酸塩類、
非イオンエーテル硫酸エステル塩類、アルキルアリルス
ルホン酸塩類等があり、カチオン系活性剤としては、脂
肪族アミン塩類、第4級アンモニウム塩類、アルキルピ
リジニウム塩等があり、両性系活性剤として、イミダシ
リン誘導体形高級アルキルアミノ形、硫酸エステル形等
、具体的には長鎖脂肪族ベタインがある。ノニオン系活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類
、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル類、
ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ソルビタンア
ルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアル
キルエステル類々どがある。
−5−/1 4− 捷た2価または3価の金属塩としては、塩化塩として塩
化バリウム、塩化カルシウム、硫酸アルミニウム、硝酸
塩としては硝酸バリウム、硝酸カルシウムが好適である
次に、本発明の凝固剤をエマルジョン状態で混合させる
ための製造方法について説明する。
第1の容器にラテックスゴムと水とを混合し必要な濃度
のラテックスゴム溶液を作成する。
次に上記ラテックスゴム溶液に界面活性剤溶液の界面活
性剤溶液を添加したラテックスゴム溶液を徐々に添加す
ることにより、エマルジョン状態で混合する本発明のラ
テックスコゝム用凝スコムの凝固剤であって、ラテック
スゴム溶液に混合すればゴムは凝固してしまう。そこで
、ラテックスゴム溶液に界面活性剤を添加し、ゴ6一 ながら添加することにより、ラテックスゴムが凝固する
ことなくエマルソヨン状態で混合しているものを得られ
るのである。
次に、本発明のラテックスゴム用凝固剤の各成分の組成
比について説明する。まず、界面活性剤の量はラテック
スゴムの量により決まる。
それは上述の通り、界面活性剤はラテックスゴムに被膜
を形成するものであるから、ラテックスゴムの量がふえ
れば必要とする界面活性剤の量も増加する。両者の範囲
としては、ラテックスゴムと界面活性剤の重量比として
20:1〜200:1であり、好適な範囲としては25
:1〜150:1である。200:1を超えるほど界面
溶液中に混合した時、部分的にラテックスゴムが凝固す
るおそれがある。また、20:1を超えるほど界面活性
剤の量が多いと、後に浸漬して付着させるラテックスゴ
ム液の粘着性が悪くなり、成形されたラテックスゴムチ
ューブが剥離をおこす可能性があるからである。
また、ラテックスゴムの水溶液の濃度は、次に浸漬し付
着するラテックスゴムによって得ようとするラテックス
ゴムの肉厚により相違する。
より多くの肉厚を必要とする場合は、ラテックスゴム溶
液の濃度が高くなる。よって濃度は、説明する。この水
溶液の濃度も、次に浸漬して付着させるラテックスゴム
により得られる肉厚度も高くなる。よって目的により濃
度は相違し一義的に定まるものではない。
そして以下に本発明のラテックスゴム用凝固剤の各成分
の組成例を示す。
上記組成例に係る各組成物はラテックスゴムは天然ラテ
ックスゴム、界面活性剤はノニオンシウムを用いた。
表1において肉厚を求めるために行った方法は、芯金を
天然ラテックスゴム液に1分間浸漬し、次に本発明の凝
固剤に浸漬し、さらに天然ラテックスゴムに4分間浸漬
させた後、風乾させたものの肉厚である。そして、肉厚
の相違からも明らかなように、2価の金属塩が多いほど
肉厚は厚くなり、またラテックスゴムの量が多いほど肉
厚も厚くなる。
■1発明の具体的作用 本発明のラテックスゴム用凝固剤の作用を、ラテックス
ゴムチューブの製造方法、特に多層構造のラテックスゴ
ムチューブに用いた場合を例にとって説明する。
まず、芯金を本発明のラテックスゴム用凝固剤中に浸漬
し付着させる。本発明の凝固剤は、従来の凝固剤のよう
に、アルコール等の有機溶媒を用いていないので、有機
溶媒を揮発させるために、加温する等の必要なく、次の
工程に移行できる。凝固剤を付着した芯金をラテックス
ゴム液中に浸漬し、しばらく放置しく1〜4分間)、そ
して引き上げる。本発明の凝固剤は、吸湿性を有さない
ため、芯金に凝固剤を付着した後、ラテックスゴム溶液
への浸漬前に高湿度雰囲気中に放置しておいても、製造
されたカテーテルチューブがチュービング不良を起こす
ことがない。捷だ、ラテックスゴムチューブにおいて、
必要な肉厚を得るのに一回の浸漬では得られない場合や
、バルーンカテーテルのようにバルーン部の作成のため
には、本来的に一度の浸漬では製造できない場合、さら
にカテーテルチューブの外径の精度を保つために外径の
調整を行う場合等がある。そこで、芯金にラテックスゴ
ムが付着したものを本発明の凝固剤中に浸漬し、さらに
またラテックスゴム溶液中に浸漬する。必要に応じこれ
を複数回くり返し、ラテックスゴムチー−ブを製造する
。そして、本発明の凝固剤を用いたラテックスゴムチュ
ーブは、各ラテックスゴム層間で剥離を起こすことがな
い。これは、本発明の凝固液中に混合されているラテッ
クスゴムが粘着性を有するため、各層のラテックスゴム
に対し7て接着剤として機能するため各層間の結着塵が
向上するものと思われる。つ捷り、本発明によるラテッ
クスゴム用凝固剤は、凝固剤としての機能だけでなくラ
テックスゴムの層間剥離剤としての機能を有する。
4発明の具体的効果 以−にのように、本発明によるラテックスゴム用凝固剤
は、水にラテックスゴムと該ラテ、ックスゴム量に応じ
た界面活性剤と2価または3価の金属塩とをエマル・ゾ
ヨン状態で混合しているので、吸湿性がなく、芯金に付
着した後高湿度雰囲気中に放置されても、成形されたラ
テックスゴムチューブがチュービング不良をおこすこと
がない。捷だ、高い粘性を有するためラテックスゴムの
付着性がよく肉もり性が高いものである。
さらに、多層により構成されたラテックスゴムチューブ
たとえばラテックスゴムカテーテルの層間に用いた場合
凝固剤がラテックスゴム同志の橋かけ、接着剤として機
能し層間剥離のないラテックスゴムチューブを得ること
ができる。
さらに、界面活性剤を、アニオン系活性剤、カチオン系
活性剤、両性系活性剤、ノニオン系活性剤を用いた場合
特にラテックスゴムを容易バリウム、硝酸ナトリウム、
硝酸バリウムのいずれかであればラテックスゴムの凝固
能力が高く好適である。
特許出願人 テルモ株式会社 代理人 弁理士 志 水   浩

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水に、ラテックスゴムと該ラテックスゴムの量に
    応じた界面活性剤と、2価または3価の金属塩とがエマ
    ルジョン状態で混合していることを特徴とするラテック
    スゴム用凝固剤。
  2. (2)前記界面活性剤が、アニオン系活性剤、カチオン
    系活性剤、両性系活性剤、ノニオン系活性剤のいずれか
    である特許請求の範囲第1化バリウム、硝酸ナトリウム
    、硝酸バリウムのいずれかである特許請求の範囲第1項
    記載のラテックスゴム用凝固剤。
JP7460483A 1983-04-27 1983-04-27 ラテックスゴム用凝固剤およびその製造方法 Granted JPS59199701A (ja)

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