JPS59199534A - 硫酸第一鉄溶液の精製法 - Google Patents

硫酸第一鉄溶液の精製法

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JPS59199534A
JPS59199534A JP7325583A JP7325583A JPS59199534A JP S59199534 A JPS59199534 A JP S59199534A JP 7325583 A JP7325583 A JP 7325583A JP 7325583 A JP7325583 A JP 7325583A JP S59199534 A JPS59199534 A JP S59199534A
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西原 正躬
Yoshiyasu Ichikawa
市川 孔庸
Takashi Yasuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硫酸第一鉄溶液の精製に関するもので、主とし
て酸化チタン副生硫酸第一鉄の溶液からのチタン分除去
に関するものである。硫酸第一鉄は各種の顔料あるいは
各種の磁性材料等を製造するための原料として使用され
ている。
硫酸第一鉄は、綱板酸洗から副生されるものと、酸化チ
タン製膜工程において副生されるものが代表的なもので
ある。前者の鋼板硫酸酸洗がらの副生硫酸第一鉄は、鉄
源が鋼板のため不純物が比鮫的少ないのに対し、後者の
酸化チタン副生硫酸第一鉄は鉄源がイルメナイト鉱石に
由来するため、不純物が多く、また特に当然のことなが
らチタン分が多く含まれている。
近年これら硫酸第一鉄を使用する用途、特に磁性材料の
伸びは著しく、このため硫酸第一鉄、特に鋼板酸洗副生
硫酸第一鉄は・1z迫状況にあり、勢い酸化チタン副生
硫酸第一鉄の使用が増加してきている。このため工業的
により便利な酸化チタン副生硫酸第一鉄の間装法の開発
が望まれている。
本発明は、この酸化チタン副生硫酸第一鉄の清・LL’
f+にチタン除去に関するもので、従来から試みらノ↓
でいる方法に比べて著しく簡匝、経済的な方法Gこ関す
るものである。
従来、酸化チタン副生硫酸第一鉄溶液の精製、特にチタ
ン分を除去する方法は、加熱あるいは一部中和等の操作
により、チタン分を分解析出させ戸別により分離精製す
る方法が取られている。しかしながら、これらチタン分
解物は非常に微細であると同時に11広めて濾過性の悪
いのが通例であり、その分間1fには濾過助剤あるいは
濾過装置に種々工夫がなされ、この精製に多くの費用を
要しているのが実情である。
本発明者らは、酸化チタン副生硫酸第一鉄溶液からチタ
ン分を除去するため経済的な方法について検旧を屯ねで
きた結果、アルカリ添加による溶液中のチタン分および
(流酸第−鉄の一部を中和外prrt、た沈澱物は凝集
剤による凝集効果が著しく、沈降速度の!昇いフロック
を形成し、短時間で沈降を完了し、沖過等により沈澱物
を分離することなく、上清を回+1Xするのみで、a澄
な精製液全回収することができることを見出した。
またこの方法では凝集した沈澱物を系外に除去するには
従来法と同様、毎回濾過等による分離の必要があるが、
本発明者らは更に負担を軽減させる方法Gこついて検討
し、凝集沈澱物を含んだ残液中でこの精製を繰返すこと
を試みた。その結果、精製操作を繰返しても凝集沈澱物
のフロックの沈降速度は初回よりもむしろ早くなる傾向
を示し、また沈降容積はむしろ減少する傾向にあること
を見出した。さらに、回収精製液のチタン分除去率も十
分満足すべき結果を示していた。
この繰返し凝集沈降精製法を用いると、チタン分等の分
解物を濾過等の操作なしに繰返し連続的に精製すること
が可能であり、連続精製の終りは凝集沈澱物の容積が増
加し、精製液の回収量が減少し始めて、目゛的を達しな
くなった時点である。
しかし凝集沈降物容積が増加しても精製液の精製度には
何等影響はない。従って、連続精製の終点は単に沈降容
積が増加して目的を達しなくなったことのみによる。
このi’+’J製法において硫酸第一鉄の一部を部分中
和した沈澱物f:凝集剤により凝集沈降させる時、中和
沈殿した沈澱物を空気酸化し、チタン分と共沈した水酸
化鉄を含水酸化鉄とした後、凝集剤によって凝集沈降さ
せてもその効果は変らなかった。
この精製法による主な目的は、酸化チタン副生硫酸鉄か
らチタン分の除去であるが、チタン分の他にもSi、A
J等が同時に除去される。
従ってこの方法は、酸化チタン副生硫酸第一鉄よりチタ
ン分等の除去の他に、鋼板酸洗副生硫酸第一鉄からこれ
等微風不純物を除去精製する方法としても十分使用可能
である。
この方法による回収された精製硫酸第一鉄溶液は、その
ままで各種顔料および各種の磁性材料用の原料として十
分使用可能な品質のものであるが、使用1」的によって
はこの精製液を洲過等を行なって使用するのは全く差し
つかえなく、その場合の濾過は極めて簡単である。
木精製法によると、チタン分等を含んだ凝集沈澱物の系
外への除去は精製と同一系内で連続的に繰返すため、驚
異的に減少し、従来法に比べて少なくとも数100分の
1以下に減少し、著しく簡便で経済的な精製方法である
次に本発明について具体的に説明する。酸化チタン副生
硫酸第一鉄を水に溶解した硫酸第一鉄の溶液Op H値
は約2〜3の範囲にあるのが一般的である。この硫酸第
一鉄溶液をアルカリにより徐々に中和する。アルカリに
よる中和はまず、遊離硫酸分が中和され、次いでチタン
が水酸化物として析出し、続いて第一鉄が水酸化鉄とし
て析出し始める。
中和による水酸化物の析出は第一鉄よりもチタンの方が
早く、第一鉄の一部が水酸化物として析出し始めた時に
は、チタンは既に析出を完了している。AlやSiにつ
いても同じである。この精製法における中和で大切なこ
とは、チタンの析出全路えて第一鉄の一部が水酸化鉄と
して析出を開始するまで中和することである。このチタ
ンと第一鉄の、J(化物は、δf集実刑より昔しく凝集
力の強い沈降速度の甲いフロックを形成する。中和が不
十分てチタンのみの中和沈澱物は、にf実刑による凝集
効宋か弱く、沈降速度も遅く、かつチタンの除去も不充
分となり易く不適当である。
チタンと共沈させる第一鉄の量は、系内に水酸化第一鉄
の沈澱が明確に認められ、水酸化第一鉄に抱きかかえら
れて共沈した沈澱物が凝集剤により沈降速度の早いフロ
ックを形成するのに十分な耐であればよい。共沈させる
第一鉄の帆が多くなっても凝集剤による沈降速度の早い
フロックの形成およびチタン分の除去率も変らないが、
あまり多くなると沈降容積が増加し、精製液の回収風が
減少するため好ましくない。
作業上あるいは工業的な見地から好ましくは硫酸第一鉄
の0001当量〜01当漱くらいが適している。
使用するアルカリは苛性ソーダ、苛性カリ、アンモニア
水、炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等の硫酸第一鉄の
一部が沈澱するものであれば何を使用してもよい。
凝集剤については、工業的に用いられる大概の高分子凝
集剤が使用できるが、好ましくはポリアクリルアマイド
系の凝集剤が適している。その添加量も強いフロックを
形成する量であれば差しつかえないが、初回の添加量で
10 ppm 、次回からの繰返し時の添加で5ppm
もあればいずれも強い凝集フロックを形成し短時間に沈
降を完了し、その目的を十分に達成する。
次に実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1 酸化チタン副生硫酸第一鉄15.8 Kgを水317g
に加え、40°Cで溶解した。溶液中の鉄分および主オ
不純物の量を表1に示す。
この溶液へかきまぜながら20(Jy/l!の水酸化ナ
トリウム溶液4. OOmeを添加し、001当1且の
硫酸第一鉄を中和するとp H値は60となった。
この部分中和した硫酸第一鉄溶液に、凝集剤としてポリ
アクリルアマイド系凝集剤の1000倍希釈液を10p
pm添加し、攪拌を中fトシて静置した。
1時間静置してフロックを沈降させ、上清を回収した。
回収液中の不純物の量は表1に示したとおりてあった。
以後曲回の粘弾サイクルから得た残液に、同じ酸化チタ
ン副生硫酸第一鉄11.8に7と、水2411とを加え
、40 ”Cで溶解し、凝集剤の添加量を5ppmとし
たほかは同一精製サイクルを50回繰返した。この繰返
しサイクル中、凝集物の沈降速度、沈降容積、精製率は
十分満足すべき結果であった。
1回f」、15回目および50回目のサイクルで得た精
製硫酸第一鉄溶液中の鉄分および主な不純物の分析結果
を表1に、各サイクルにおける時間に7・1する沈降容
積の比(沈降速度)を第1図にグラフで示す。
(以下余白) 表  1 実施例2 酸化チタン副生硫酸第一鉄126yを水33.51に加
え、40’Cで溶解した。溶液中の鉄分および主・更不
純物の量を表2に示す。
この溶液へかきまぜながら25(Jy/eの水酸化すト
リウム溶液180 yneを添加い0.005当量の硫
酸第一鉄を中和するとpH値は45となった。
次いでこの溶液中へ1分間10117の割合で空気を吹
き込み、部分中和して生成した水酸化第−欽を酸化した
。酸化の進行にともないp H値は低下し、35に達し
た時点で空気の吹き込みを中f1−シた。この溶液にポ
リアクリルアマイド系&’実刑の1 (] 0 (月1
゛1不釈液を10ppm添加し、攪拌を中tIニし、静
置した。1時間静置してフロックを沈降させ、1゛ど]
1jを回収した。
以後曲回の4’tf製サイクルから得た残液に、未精製
(鐙酸第−鉄s、 s +<gと、水2351を加え、
40℃で溶解し、んr実刑の添加(j(全5ppmとし
たほかは同−精・要サイクルを20回繰返した。この繰
返しサイクル中、凝集物の沈降速度、沈降容積、積・1
−!!率は十分満足すべき結果であった。
1回CI、10回目および20回目のサイクルで得た精
裂硫酸第−鉄溶液中の鉄分および主゛要不純物の分析結
1肢を表2に、各サイクルにおける沈降速度を第2図に
グラフで示す。
表  2 第2図 手  続  補  正  書 (方式)昭和58年8(
!4.ダ日 1、′f許庁長゛(1殿 l ・11イ’lの人生 昭和58イ1特、’i l−願力73255  ぢ2 
発明の名称 硫酸第一鉄溶液の精製法 、’3.  hli正を−する苫 =llイ/1との関係  4”F +r+出願人名称 
帝国化工株式会社 4 代理人 <t:  l+   大阪小束1×淡路町2 I’ll
 40番地4 弘栄ヒル氏 名  (60、’36 )
弁理J、 赤 岡 辿 ′入、・。
5“1161 補+E命令0) l−1イ゛] 昭和58年 7月 61」 補正の内容 1、 明細1第11頁の末尾に下記を挿入する。
「4、図面の簡単な説明 第1図は実施例1の各精製ザイクルにおりる凝集物の沈
降速度を示すグラフ、第2図は実施例2の各ザイクルに
おける凝集物の沈降速度を示すグラフである。」

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不純物を含む硫酸第一鉄水溶液へ硫酸第一鉄の一
    部が分解析出するまでアルカリを添IJI]し、該溶液
    へAI集剤を加えて静置して沈殿物を沈降せしめ、精製
    された上清を回収することを特徴とする硫酸第1鉄溶液
    の精製法。
  2. (2)不純物を含む硫酸第一鉄水溶液へ硫酸第一鉄の一
    部が分解析出するまでアルカリを添IJIJし、該溶液
    へ〆)?実刑を加えて静;aして沈殿物を沈降せしめ、
    精・四さノ)、た上l:、’jを回収し、残りの凝集沈
    殿物を劇んた残液に新たな不純物を含んだ硫酸第一鉄を
    溶lIP’? L、該溶液についてifJ記の部分中和
    、凝集剤添加、沈殿物沈降、上清回収の操作を実施し、
    以後[jl」サイクルからの残液を使用して前記精製操
    作をX’ljり返すことを1、〒徴とする硫酸第一鉄溶
    液の精製法。
  3. (3)凝集剤が1%分子凝集剤である特許請求の範囲第
    1項または第2項の精製方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114140A (ja) * 1984-06-28 1986-01-22 Toda Kogyo Corp 硫酸第一鉄水溶液の精製法
CN103626239A (zh) * 2013-10-11 2014-03-12 昆明理工大学 一种钛白副产硫酸亚铁除锰的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6114140A (ja) * 1984-06-28 1986-01-22 Toda Kogyo Corp 硫酸第一鉄水溶液の精製法
JPH0331654B2 (ja) * 1984-06-28 1991-05-08 Toda Kogyo Corp
CN103626239A (zh) * 2013-10-11 2014-03-12 昆明理工大学 一种钛白副产硫酸亚铁除锰的方法

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