JPS5919904A - 光ケ−ブルのガスダム部 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 不発明は、ガス保守式光ケーブルのガスダム部に関する
ものである。

一般に、ガス保守式光ケーブルはテンションメンバとそ
の１わりに設けられた複数の光フアイバ心線と外被とか
ら成っており、外被内に保守ガス封入されている。テン
ションメンバラ有する通常の通４ｇケーブルのガスダム
部はテンションメンバが撚線の形態であるときあるいは
単線であってもダム樹脂との接シー性が悪いときは保守
ガスがガスダム部内のテンションメンバに沿って漏れる
のを防止するためテンションメンバの途中を切離しこの
切離部分をダム樹脂に接着する隔壁付スリーブで連結し
ている。一方、光ケーブルのテンションメンバの途中に
このような１ｍＭ付スリスリーブけるためには作業上そ
のまわりの光フアイバ心線にたるみを持たせる心安があ
る。しかし、光フアイバ心線にこのようなたるみを持た
せたままダムを形成すると、伝送損失が大幅に増加する
ことが判明した０その原因はダム樹脂を充填する際に樹
脂の流動のために光フアイバ心線に太きい曲げ歪が加わ
り、そのまま樹脂が硬化してしまうからと考えられる。

例えば光フアイバ心線の伝送損失は曲げ直径が３Ｑｍｍ
以上では０．０５（ｉＢ以下と比較的小さいが、曲げ直
径が２０ｍｍ以下と小さくなって曲げ歪が大きくなると
Ｏ，ｌｄＢ以上に増大する。このような光フアイバ心線
の曲げ歪による伝送損失の増大はマイクロベンド及び心
線被覆とダム樹脂との接着による一体化で生ずる熱的挙
動によって発生する伝送損失の増加と相俟ってガスダム
部内で光フアイバ心線の伝送特性を著しく低下する欠点
がある０ 本発明の目的は、ガスダム部内で光フアイバ心線に大き
い曲げ歪を与えることなく、且つ保守ガスがテンション
メンバに沿って漏れることがないようにした光ケーブル
のガスダム部を提供することにある。

不発明の実施例を図面を参照してのべると、第１図（Ａ
）　（Ｂ）は本発明の光ケーブルのガスダム部１０を形
成する状態を示し、ガスダム部１０を形成すべき光ケー
ブル１２はテンションメンバ１２Ａとそのまわりに撚合
された複数の光フアイバ心線１２　Ｂとその上に施され
た外被１２０とから成っており、この光ケーブル１２は
ガスダム部１０を形成すべき部分で外被１２０を剥取っ
てテンションメンバ１２　Ａと光ファイバ心１１２Ｂと
を露出する。

テンションメンバ１２Ａはその中間を切離してこの切離
部分はダム樹脂と接着性のある連結部材１４で連結され
、独立気泡を有するポリウレタン樹脂の如き熱硬化性樹
脂であるダム樹脂１６′は連結部材１４を首むテンショ
ンメンバ１２　Ａ　、１！：　光７アイバ心線１２Ｂを
堰込むように光ケーブル１２０両側の外被端部に跨って
充填されてガスダム部１０が形成される。従って、例え
ば光ケーブル１２の左方部分に封入されている保守ガス
はこのダム樹脂１６によって遮断されて右方部分に達す
ることはないが、特にテンションメンバ１２　Ａは途中
で切喘芒れてダム樹脂１６と接着性のある連結部材１４
によって連結されているので保守ガスはテンションメン
バとダム樹脂との界面に沿って漏れることがない。

連結部材１４は、連結されたテンションメンバ１２Ａの
長さを伸長することができる長さ調節手段１８を有する
。図示の実施例では、この長さ調節手段１８は、隔壁２
０ａの両側に雌ねじ２１．２１’を有するスリーブＡと
このスリーブの雌ねじ２１．２１’にそれぞれ蝶入され
る雄ねじ２３，２３’を有する中空アダプタ２２．２２
’とから成っている。テンションメンバ１２Ａの切離部
分はそれぞれ第２図に示すようにアダプタ２２．２２・
の中空部に挿入されてかしめ宥されている０尚、雌ねじ
２１と雄ねじｎとはそれぞれ雌ねじ２１’と雄ねじお′
とに比べて幾分長めに設定されている。再び、嬉１図に
戻つて、テンションメンバの一方の切離部分に接続され
たアダプタ２２の雄ねじおには同図（Ａ）に示すように
スリーブかの雌ねじ２１を完全に蝶合させて取付ける。

次いで、同図（Ｂ）に示すように、光フアイバ心線１２
ＢＣ）たるみがほとんどなくなるように光ケーブル１２
を相互に引離し、スリーブ加をアダプタ２２の雄ねじお
から抜く方向に回しつつその雌ねじ２１′を他方のアダ
プタ２２’′の雄ねじ乙′に螺合する０尚、雌ねじ２１
及び雄ねじ２３はねじ２１′、田′が螺合されても末だ
相互にねじ結合部分が残されている程度の長さに役回す
る。ダム樹脂１６はこのようにして光フアイバ心線１２
　Ｂが直線状態でテンションメンバ１２Ａが連結きれた
後に充填される（第１図（０）参照）０尚、雌ねじ２１
．２１’と雄ねじ召、乙・とけ予め接着剤を塗布してお
くことによってスリーブかとアダプタ２４．２４’とを
強固に固定することができる。

第４図は不発明に用いられる連結部材１４の他の実施例
を示し、この実施例ではアダプタ２２に回転自在に取付
けられた雌ねじ５とこの雌ねじに螺入される雄ねじロッ
ド２６とから成っており、図面では一方のアダプタと雌
ねじのみが示されているが、他方のアダプタと雌ねじも
同様に構成される。この実施例では雄ねじロッド２６を
一方のアダプタ側の雌ねじ部に充分に螺入した後光ファ
イバ心線（図示せず）をたるみがなくなるようにほぼ直
線状態にして雄ねじロッド２６を他方の雌ねじにも螺入
式せて連結する。

不発明と従来例とを比較すると、従来のように光フアイ
バ心線を清面させてダム樹脂を充填した場合には一飾％
以下の低温で伝送損失が１心当り０．１〜１．３ｄＢと
増大したが、本発明のように光フアイバ心線をたるみの
ない状態でダム樹脂を充填した場合には一２００Ｃ以下
で伝送損失が０．２ｄＢ以下に抑えることができた。

本発明によれば、上記のように、光フアイバ心線はほと
んどたるみのない状態でダム樹脂内に埋込まれ大きな曲
げ歪を受けることがないので伝送損失を増加することが
なく、またテンションメンバはダム樹脂と接着性のある
連結部材で連結されているので保守ガスがテンションメ
ンバに沿って漏れることがない０

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）乃至（０）は不発明に係る光ケーブルのガ
スダム部を形成するＩＩ序を示す概略図、第２図及び第
３図は不合Ｉα明の要部の分解状態と結合状態との拡大
側１１図、第４図は不発明の他の実施例の要部の一半部
の断囲図である。 １０−一−−−ガスダム１４１１．１２−−−−一光ケ
ーブル、１２Ａ−−−−−テンションメンバ、１２Ｂ−
−−−一光ファイバ心ｊ線、１２０−−−一外被、１４
−−−−一連結部材、１６−−−−−ダム樹脂、１８−
−−−一長さ調節手段、茄−−−ｍ−スリーブ、２Ｌ２
１’−−−−一雌ねじ、２２，２２’−−一一−アダプ
タ、乙、２３’−−−−一雄ねじ、δ−−−−−雌ねじ
、が−−−−〜雄ねじロッド。 ；ｉ、：”−’−１ 待針出願人　代理人　弁理士　菊　　池　　耕　　−１
゛□し−。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）光ケーブルの一部で外被が剥取られてテションメ
   ンバ及び光フアイバ心線が露出され、前記テンションメ
   ンバと光フアイバ心線を埋込むように前記光ケーブルの
   両（Ｕｌｌの外被端部に跨ってダム樹脂が光填され前記
   テンションメンバは途中の切離部分を連結し前記ダム樹
   脂と接着する連結部材をぎみ、前記連結部材は前記光フ
   アイバ心線のたるみをなくすように前記テンションメン
   バを伸長させる長さ調節手段を有することを％徴とする
   元ケーブルのガスダム部０（２）前記長さ調節手段は雌
   ねじを有するスＩＪ　＋ブと前記スリーブの雌ねじ内に
   螺入される雄ねじを有し前記テンションメンバの切離部
   分の端部にかしめ宥されるアダプタとから成っている特
   許請求の範囲第１項に記載の光ケーブルのガスダム部。 （３）前記長さ１節手段は前記テンションメンバの切離
   部分の端部にかしめ着されるアダプタに回転自在に取（
   ＝ｊけられる雌ねじと前記雌ねじに螺入される雄ねじロ
   ッドとから成っている特許請求の範囲第１項に記載の光
   ケーブルのガスダム部。