JPS5919892A - 制御棒駆動水圧装置 - Google Patents

制御棒駆動水圧装置

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JPS5919892A
JPS5919892A JP57129803A JP12980382A JPS5919892A JP S5919892 A JPS5919892 A JP S5919892A JP 57129803 A JP57129803 A JP 57129803A JP 12980382 A JP12980382 A JP 12980382A JP S5919892 A JPS5919892 A JP S5919892A
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JP
Japan
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scram
valve
pressure gas
gas supply
control rod
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Application number
JP57129803A
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English (en)
Inventor
谷 善信
上村 好二
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP57129803A priority Critical patent/JPS5919892A/ja
Publication of JPS5919892A publication Critical patent/JPS5919892A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はスクラム弁の動作を確実にしだ制御棒駆動水圧
装置に関する。
〔発明の技術的背景〕
原子炉圧力容器内の炉心の出力制御は、各制御棒に対応
して設けられた制御棒駆動機構によυ制御棒を炉心に対
して挿入・引抜き動作させることによって行なわれる。
そして制御棒駆動機構の駆動は、通常、各制御棒駆動機
構に対応して設けられた制御棒駆動水圧装置によって性
差われている。
ところで何らかの原因で原子炉を緊急停止さぜねばなら
ない場合には全制御棒を一斉に炉心に挿入させるいわゆ
るスクラム操作が行なわれる。
スクラム操作は制御棒駆動水圧装置内のアキームレータ
に充填された高圧水を、スクラム配管を通して制御棒駆
動機構へ供給することにより行なわれるが、スクラム配
管中にはスクラム弁が介挿され、原子炉定格運転中は全
制御棒駆動水圧装置のスクラム弁を高圧がスの圧力によ
って閉弁状態に保持しておき、原子炉保護系よシスクラ
ム信号が発生したとき全スクラム弁に作用していた高圧
ガスを一斉に大気へ逃がしてスクラム弁を開弁させるよ
うに構成されている。
第1図はスクラム弁に高圧ガスを供給するガス供給ライ
ンを示すもので、図中101は高圧ガス供給源である。
この高圧ガス供給源101に接続されたガス配管102
には、上流側より減圧弁104及びバックアップスクラ
ム弁106が順次介挿され、そのガス配管ノ02を通過
した高圧ガス10gは分岐管110に、110Bを通し
て分流し、2系統の高圧ガス供給ヘッダー112に、1
12Bに流入するように構成されている。上記各高圧ガ
ス供給ヘッダー112k。
112Bにはそれぞれ複数ずつガス供給ノズル114・
・・が設けられている。ガス供給ノズル114・・・の
総数は制御棒駆動機構と同数か、予備を含めて若干多く
設けられているものであり各ノズル114・・・はスク
ラム配管116中に介挿されたスクラム弁118に、ス
フラムノぐイロット弁120を介して接続されている。
前記スクラムパイロット弁118は原子炉保護系よシ発
生したスクラム信号112により作動してスクラム弁1
18へ供給されていた高圧ガス108を大気へ逃がし、
スクラム弁118を開弁させるように構成されている。
まだ前記バックアップスクラム弁106も、スクラム信
号122を入力してガス配管102内の高圧ガス流路を
大気に開放させ、全スクラム弁118へのガス供給を断
つように構成されている。そしてこれらスクラムパイロ
ット弁120及びバックアップスクラム弁106はスク
ラムリセット信号124を入力して復動し、再び全スク
ラム弁118へ高圧ガス1013を供給してそれらのス
クラム弁を閉弁させるように構成されている。
〔背景技術の問題点〕
全スクラム弁118・・・は高圧ガス108の圧力によ
って閉弁状態に保持されているので、これらのスクラム
弁118を開弁させるには単に高圧ガス10Bを大気へ
逃がすだけでよい。従ってスクラム弁118の数が多く
ても、これらを−斉に開弁させるには不都合はない。そ
こで、スクラム信号1220発生によシ全てのスクラム
弁118を一斉に開弁さぜ、全制御棒を炉心に高速挿入
させることができる。
ところが、上記スクラム弁118を閉弁させるには高圧
ガスIO8を供給しなければならないので、スクラム弁
118の数が多い場合にはこれらを確実に閉弁させるた
め大容量の高圧ガス供給源1θ1が必要になる。特に緊
急事態が収拾され、スクラムリセット信号124の発生
と同時に全てのスクラム弁118を一斉に閉弁させる場
合には、高圧ガス供給源101よシ送出される高圧ガス
が各ガス供給ノズル114ごとに分散される。従って大
容量の供給源101を使用して多量の高圧ガス108を
同時に送出しないとスクラム弁118の閉弁動作が不確
実になる不具合が生ずる。しかも原子炉プラントではス
クラム系以外の機器にも高圧ガス供給源101からの高
圧ガス108が共用されておシ、高圧ガス供給源101
が小容量ではそれらの機器にも支障を来たし、プラント
の稼働率、信頼性、安全性の低下を招くおそれもある・
〔発明の目的〕 本発明はこのような事情にもとづいてなされたもので、
その目的は、高圧ガス供給源を大容量とすることなくス
クラム弁の閉弁動作を確実にし、共通の高圧ガス供給源
を使用する機器類の□健全性も維持することができ、プ
ラントの稼働率、信頼性、安全性向上を図ることにある
〔発明の概要〕
本発明に係る制御棒駆動水圧装置は、駆動水供給ポンプ
と、このポンプより各制御棒駆動機構に至る駆動水の流
路中に介挿されその駆動水の流路を切換えて制御棒を炉
心に対して挿入又は引抜動作させる方向制御弁ユニット
と、高圧のスクラム水を各制御棒駆動機構へ供給するス
クラム配管と、各スクラム配管に介挿されたスクラム弁
と、高圧ガス供給源と、この高圧ガス供給源に各別の分
岐管を介して接続された1対の高圧ガス供給ヘッダーと
、各高圧ガス供給ヘラグーに複数ずつ設けられ前記各ス
クラム弁を閉弁状態に保持するだめの高圧力゛スを供給
するガス供給ノズルと、各スクラム弁ごとに設けられ原
子炉保睦系より発生したスクラム信号を入力して高圧ガ
ス流路を大気に開放させてスクラム弁を開弁させるスク
ラムパイロット弁と、前記高圧ガス供給源と前記分岐管
との間の高圧ガ゛ス流路中に介挿されスクラム信号を入
力して高圧ガス流路を大気に開放させて全スクラム弁へ
の高圧ガスの供給を断つバックアップスクラム弁と、前
記高圧ガス供給源よシ一方の尚圧ガス供給ヘッダーへ至
る分岐管中に介挿された切換弁と、スクラムリセット信
号によシ前記スクラム・平イロット弁及びバックアップ
スクラム弁を復動させると同時に前記切換弁を閉弁させ
他方の高圧ガス供給ヘッダーを通じて高圧ガスを供給さ
れたスクラム弁が閉成したのち前記切換弁を開弁させる
制御回路とを具備したことを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
第2図ないし第3図は本発明の一実施例を示すもので第
2図中1は水源となる復水貯蔵タンク、2はこのタンク
1より駆動水を引出す駆動水供給ポンプである。ポンプ
2の下流側では制御棒駆動配管4とスクラム水充填配管
6に分岐している。
制御棒駆動配管4中には流量制御弁8が介挿ぎれている
。また図中10は方向制御弁ユニ。
トで、この方向制御弁ユニット10は各1対の挿入用電
磁弁121.12B及び引抜用電磁弁14A、14Bを
交互に環状に接続して構成されている。そして前記制御
棒駆動配管4は、逆止弁15を介して方向制御ユニット
10の、挿入用電磁弁12にと引抜用電磁弁14Aとの
間に接続されている。また方向制御弁ユニット10の挿
入用電磁弁12Aと引抜用電磁弁14Bとの間には挿入
配管16が接続されるとともに、挿入用電磁弁12Bと
引抜用電磁弁14Aとの間には引抜配管18が接続され
ている。そして挿入配管16及び引抜配管18はいずれ
も制御棒駆動機構20のシリンダ22内に連通している
が、挿入配管16はピストン24の下面側へ駆動水を供
給してピストン24を上昇させ、引抜配管18はピスト
ン24の上面側へ駆動水を供給してピストン24を下降
させるように構成されている。なお、上記ピストン24
は原子炉圧力容器26内の制御棒28に連結され、制御
棒28を炉心に対して挿入又は引抜動作させるように構
成されている。
図中30は制御棒駆動配管4の流量制御棒8下流側より
分岐して設けられた冷却水配管で、この冷却水配管30
は前記挿入配管16に接続されている。そして上記冷却
水配管30中には上流側よシ圧力調整弁32及び逆止弁
34が順次介挿されている。また前記方向制御弁ユニッ
ト10の挿入用電磁弁12Bと引抜用電磁弁12Aとの
間には、制御棒駆動機構20のシリンダ22よシ排出さ
れた駆動水を、冷却材として原子炉圧力容器26内へ戻
すだめの戻し配管36が接続されている。この戻し配管
36には逆止弁37が介挿され、逆止弁37の下流側は
分岐管38を介して前記冷却水配管30の、圧力調整弁
32と逆止弁34との間に接続され、分岐管38には別
の圧力調整弁39が介挿されている。
一方、前記スクラム水充填配管6は挿入配管16に接続
されている。そしてこの配管6中には゛上流側よりオリ
フィス4θ、逆止弁41及びスクラム人口弁42が順次
介挿され、逆止弁41とスクラム人口弁42との間より
分岐して設けられた分岐管44を介してアキュムレータ
46が接続されている。とのアキュムレータ46にはス
クラム動作に使用するスクラム水が充填されるとともに
、そのスクラム水を加圧するだめの高圧ガス(例えば高
圧窒素ガス)が供給されるように構成されている。
まだ前記引抜配管18にはスクラム排出管48を介して
スクラム出目弁50が接続されている。
前記スクラム人口弁42及びスクラム出目弁50は各ダ
イヤフラム部421.50Aにガス供給枝管51を介し
て高圧ガス52を流入させることにより、常時閉弁状態
に保持されている。
また上記ガス供給枝管51中にはスクラムパイロット弁
54.56が介挿されている。
第3図は前記高圧ガス52を供給するガス供給ラインを
示すもので、図中58は高圧ガス供給源である。この高
圧ガス供給源58に接続されたガス配管60には、上流
側より減圧弁62及びバックアップスクラム弁64が順
次介挿され、そのガス配管60を通過した高圧ガス52
は分岐管66に、66Bを通して分流し、2系統の高圧
ガス供給ヘッダー68に、68Bに流入するように構成
されている。上記各高圧ガス供給ヘッダー681.68
Bにはそれぞれ複数ずつガス供給ノズル70が設けられ
ている。ガス供給ノズル7Qの総数は制御棒駆動機構2
0と同数か、予備を含めて若干多く設けられているもの
である。そして各ノズル70は、第2図に示すガス供給
枝管51を介して前記スクラム・やイロット弁52.5
4に接続されている。
前記スフラムノでイロット弁54.56は原子炉保護系
よシ発生したスクラム信号72により作動してガス供給
枝管51内の高圧ガス流路を大気に開放させるように構
成されている。また前記パックアップスフ、ラム弁64
も、スクラム信号を入力してガス配管60内の高圧ガス
流路を大気に開放させ、全スクラム人口弁42及びそし
てこれらの弁54.56.64はスクラムリセット信号
74を入力して復動し、再びスクラム人口弁42及びス
クラム出口弁50の各ダイヤフラム部421.50Aに
高圧ガス52を供給し、これらの弁42.50を閉弁さ
せるように構成されている。
まだガス配管60に接続された2本の分岐管66に、6
6Bのうち一方(66B)には切換弁76が介挿されこ
の切換弁76は制御回路78によシ制御される。
上記制御回路78はタイマを有し、そのタイマにはスク
ラム人口弁42及びスクラム出口弁50の閉成動作時間
より十分長い時間が設定される。すなわちスクラム人口
弁42及び出口弁50の閉成動作時間は長くみても10
〜15秒であるから、タイマ設定時間Tは30秒程度で
十分である。
そして上記制御回路78はスクラムリセット信号74を
入力してスクラム・母イロット弁54゜56とバックア
ップスクラム弁64を復動させると同時に切換弁76を
閉弁させたのち、タイマ設定時間が経過したところで切
換弁76を開弁させるように構成されている。
そこで、スクラムパイロット弁54.56、バックアッ
プスクラム弁64及び切換弁76の動作タイミングの関
係を示すと第4図の如くなる。なお第4図では、スクラ
ムパイロット弁54.56及びバックアップスクラム弁
64については高圧ガスの流通を可能にしている状態を
1開」とし、高圧ガス流路を大気に開放している状態を
「閉」として示している。
すなわち、原子炉定格運転中はスクラム/9イロット弁
54.56及びバックアップスクラム弁64は「開」で
あシ、切換弁76も開弁状態に保持されている。従っそ
全てのスクラム人口弁42及び出口弁50はダイヤフラ
ム部42k・5(7Aに高圧ガスの圧力を受けて閉成状
態に保持されている。
次に原子炉保護系よυスクラム信号72が発生すると、
スクラムパイロット弁54.56及びバックアップスク
ラム弁64はこのスクラム信号72によシ「閉」となる
が、切換弁76はスクラム信号72の影響を受けること
なく、開弁状態に保持されている。従って、全てのスク
ラム人口弁42及び出口弁60はダイヤフラム部42A
、50kに作用していた高圧ガス圧力の喪失によって開
弁し、アキュムレータ46からのスクラム水が制御棒駆
動機構20へ供給されてスクラム動作が行なわれる。
ぞして緊急事態が収拾されてスクラムリセット信号74
が発生すると、制御回路78はこの信号74を人力して
スクラムパイロット弁54゜56及びバックアップスク
ラム弁64を「開」とし、同時に切換弁76を閉弁させ
る。これによって、高圧ガス供給源58からの高圧ガス
52は切換弁76が設けられている一方の分岐管66B
には流れず、他方の分岐管66Aにのみ流れ、高圧ガス
供給ヘッダー68kに設けられているガス供給ノズル7
0を通して約半数のスクラム人口弁42及び出口弁50
のダイヤフラム部421.50にへ供給され、これらの
弁42.50を閉弁させる。これらの弁42.50の閉
弁動作時間は、長1.≦みても10〜15秒程度で程度
から、少なくとも、これらの弁42.50の閉弁動作が
完了するまでは切換弁76が開弁することはない。そし
てタイマ設定時間(T)が経過゛したのち、切換弁76
は制御回路78からの信号を受けて開弁するが、このと
きは分岐管66A側の圧力がスクラム信号72の発生前
に回復しているため、高圧ガス供給源58からの高圧ガ
ス52は専ら一方の分岐管66Bへ流れることとなる。
そして高圧ガス供給ヘッダー68Bに設けられているガ
ス供給ノズル70を通して、残りのスクラム人口弁42
及び出口弁50を閉弁させる。
以上の如く構成された制御棒駆動水圧装置の作用は次の
通りである。
゛まず、原子炉定格運転時の制御棒挿入を行なう場合は
、方向制御弁ユニット10の挿入用電磁弁121.12
Bを同時に開弁する。そして復水貯蔵タンク1内の復水
を駆動水供給ポンプ2によシ引出し、所要の圧力に加圧
したのち、流量制御弁8で一定流量に調整する。また圧
力調整弁32に↓シ圧力調整が行なわれ、挿入用電磁弁
12k及び挿入配管16を介して制御棒駆動機構20の
シリンダ22内に流入し、ピストン24の下面側を加圧
する。これによってぎストン24が上昇し、このピスト
ン24に連結された制御棒28を炉心に装荷された燃料
集合体間に挿入させる。一方、ピストン24の上面l(
1]の水は引抜配管18を通して排出され、挿入用電磁
弁12B及び戻し配管36を介して原子炉圧力容器26
へ戻される。
次に、制御棒引抜を行なう場合は、方向制御弁ユニット
10の挿入用電磁弁12fi、、12Bを閉弁すると同
時に引抜用電磁弁14に、14Bを開弁する。これによ
って、駆動水供給ポンプ2で加圧された駆動水が流量制
御弁8及び制御棒駆動配管4を通って方向制御弁ユニッ
ト10へ供給される。そして引抜配管14B及び引抜配
管18を介して制御棒駆動機構20のシリンダ22内に
流入し、ピストン24の上面側を加圧する。これによっ
てピストン24が下降し、このピストン24に連結され
た制御棒28を炉心に装荷された燃料集合体間よシ引抜
動作させる。一方、ピストン24の下面側の水は挿入配
管16を通して排出され、引抜用電磁弁14A及び戻し
配管36を介して原子炉圧力容器26へ戻される。
次に原子炉保護系よシスクラム信号72が発生するとX
全スフラムノ4′イロツト弁54 、56及びバックア
ップスクラム弁64はこの信号を受けて作動し、高圧ガ
ス52の流路を大気に開放させる。これによってスクラ
ム人口弁42及びスクラム出目弁50が高圧ガス52の
圧力喪失によシー斉に開弁する。そしてスクラム出口弁
50を通してピストン24の上面側が大気に開放され、
またピストン24の下面側には、スクラム人口弁42を
通して、アキュムレータ46内で高度に加圧されたスク
ラム水が供給される。そこで、ピストン24は上下面間
の高差圧によって急速に上昇し、制御棒28を炉心に対
して高速挿入させることになる。
そして緊急事態が収拾されてスクラムリセット信号74
が発生すると、全てのスフ5 ムzjイロット弁54.
..56とバックアップスクラム弁64を復動する。こ
れによってスクラム人口弁42及びスクラム出目弁50
は、各ダイヤフラム部42に、50kに作用する高圧ガ
ス52の圧力により再び閉弁状態に保持されることにな
る。
まン、制御棒28の挿入、引抜、スクラムのいずれも行
なわれていないときは、制御棒駆動配管4、冷却水配管
30及び挿入配管16を通して少量、低圧の駆動水を冷
却水として制御棒駆動機構20のシリンダ22内に通流
させ、制御棒駆動機構20の機能保持が図られている。
以上のような構成の制御棒駆動水圧装置によれば、スク
ラムリセット信号74の発生によυ切換弁76を閉弁さ
せてまず半数のスクラム人口弁42及び出口弁50を閉
弁させたのち、切換弁76を開弁させて残シ半数のスク
ラム人口弁42及び出口弁50を閉弁させるようにして
いるので、高圧ガス供給源58よυ供給される高圧ガス
52の量は約半分で足り、高圧ガス供給源58を小容量
にすることができる。また、逆に高圧ガス供給源58を
それほど小容量とせず為スクラム人口弁42及び出口弁
5oへ供給される1個″I3シのガス供給量を増加する
ことによシ、これらの弁42.50の閉弁動作を一層確
実なものとすることができる。そして、これらの弁42
.50を、余裕をもって閉弁動作させることができるの
で、高圧ガス供給源58を共用しているその他の機器へ
も十分に高圧ガス52を供給することができ、プラント
の稼働率、信頼性、安全性の向上を図ることができる。
次に第5図に示す本発明の別の実施例について説明する
この実施例は、一方の分岐管66Bに切換弁76を介挿
するとともに他方の分岐管66A内の圧力を検出する圧
力検出器8oを設け、この検出器80の検出信号を制御
回路82に入力する構成としている。そして上記制御回
路82は、スクラムリセット信号74を人力してスクラ
ノ・ノ々イロット弁54.56及びバックアップスクラ
ム弁64を復動させると同時に切換弁76を閉弁させ、
分岐管66A内の圧力がスクラム信号発生前の圧力まで
回復したところで、その検出信号を入力して切換弁76
を開弁させるように構成されている。
すなわち、スクラム人口弁42及び出口弁50が開弁し
ている間は分岐管66に内の圧力が低下しているが、こ
れらの弁42..50が閉弁すると圧力が上昇するので
、分岐管66に内の圧力がスクラム信号発生前の高さま
で回復したことを確認した上で切換弁76を開弁させる
ようにすれば、切換弁76の閉弁時間を無用に長くして
おく必要がなく、シかも全体のスクラム人口弁42及び
出口弁50を半数ずつ確実に閉弁させることができる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の制御棒駆動水圧装置は、駆動水
供給ポンプと、このポンプよυ各制御棒駆動機構に至る
駆動水の流路中に介挿されその駆動水の流路を切換えて
制御棒を炉心に対して挿入又は引抜動作させる方向制御
弁ユニットと、高圧のスクラム水を各制御棒駆動機構へ
供給するスクラム配管と、各スクラム配管に介挿された
スクラム弁と、高圧ガス供給源と、この高圧ガス供給源
に各別の分岐管を介して接続された1対の高圧ガス供給
ヘッダーと、各高圧ガス供給ヘッダーに複数ずつ設けら
れ前記各スクラム弁を閉弁状態に保持するだめの高圧ガ
スを供給するガス供給ノズルと、各スクラム弁ごとに設
けられ原子炉保護系より発生したスクラム信号を入力し
て高圧ガス流路を大気に開放させてスクラム弁を開弁さ
せるスフラムノやイロット弁と、前記高圧ガス供給源と
前記分岐台との間の高圧ガス流路中に介挿されスクラム
信号を入力して高圧ガス流路を大気に開放させて全スク
ラム弁への高圧ガスの供給を断つバックアップスクラム
弁と、前記高圧ガス供給源より一方の高圧ガス供給ヘッ
ダーへ至る分岐管中に介挿された切換弁と、スクラムリ
セット信号によシ前記スクラムノ4イロット弁及びバッ
クアップスクラム弁を復動させると同時に前記切換弁を
閉弁させ、他方の高圧ガス供給ヘッダーを通じて高圧ガ
スを供給されたスクラム弁が閉成したのち前記切換弁を
開弁させる制御回路とを具備したことを特徴とするもの
であシ、これによって全スクラム弁を2分してそめ一方
を閉弁させたのち残りを閉弁さぜることが可能になる。
従って高圧ガス供給源を大容量にすることなくスクラム
弁を確実に閉弁動作させることができ、原子炉プラント
内で高圧ガス供給源を共用している機器類の健全性も維
持することができ、プラントの稼働率、信頼性、安全性
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は背景技術を示す概略構成図、第2図及び第3図
は本発明の一実施例における制御棒駆動水圧装置を示す
概略構成図、第4図は同実施例における弁の開閉タイミ
ングを示す図、第5図は本発明の別の実施例における第
2図相当部分の概略構成図である。 2・・・駆動水供給ポンプ、6・・・スクラム配管、1
0・・・方向制御弁ユニット、42・・・スクラム人口
弁、5θ・・・スクラム出口弁、52・・・高圧ガス、
54 + 56・・・スフラムノぐイロット弁、58・
・・高圧ガス供給源、64・・・バックアップスクラム
弁、66A、66B・・・分岐管、68に、68B・・
・高圧ガス供給へラダー、70・・・ガス供給ノズル、
72・・・スクラム信号、74・・・スクラムリセット
信号、76・・・切換弁、78.82・・・制御回路、
80・・・圧力検出器□。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)駆動水供給ポンプと、このポンプよシ各制御棒駆
    動機構に至る駆動水の流路中に介挿されその駆動水の流
    路を切換えて制御棒を炉心に対して挿入又は引抜動作さ
    せる方向制御弁ユニットと、高圧のスクラム水を各制御
    棒駆動機構へ供給するスクラム配管と、各スクラム配管
    に介挿されたスクラム弁と、高圧ガス供給源と、この高
    圧ガス供給源に各別の分岐管を介して接続□された1対
    の高圧ガス供給ヘッダーと、各高圧ガス供給ヘッダーに
    複数ずつ設けられ前記各スクラム弁を閉弁状態に保持す
    るための高圧ガスを供給するガス供給ノズルと、各スク
    ラム弁ごとに設けられ原子炉保護系よ多発生したスクラ
    ム信号を入力して高圧ガス流路を大気に開放させてスク
    ラム弁を開弁させるスクラムパイロット弁と、前記高圧
    ガス供給源と前記分岐管との間の高圧ガス流路中に介挿
    されスクラム信号を入力して高圧ガス流路を大気に開放
    させて全スクラム弁への高圧ガスの供給を断つバックア
    ップスクラム弁と、前記高圧ガス供給源より一方の高圧
    ガス供給ヘッダーへ至る分岐管中に介挿された切換弁と
    、スクラムリセット信号により前記スクラムパイロット
    弁及びバックアップスクラム弁を復動させると同時に前
    記切換弁を閉弁させ他方の高圧ガス供給ヘッダーを通じ
    て高圧ガスを供給されたスクラム弁が閉成したのち前記
    切換弁を開弁させる制御回路とを具備したことを特徴と
    する制御棒駆動水圧装置。
  2. (2)前記制御回路はタイマを有し、そのタイマ設定時
    間はスクラム弁の閉弁動作時間よシ長いことを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載の制御棒駆動水圧装置
  3. (3)  前記制御回路は切換弁が介挿されていない方
    の分岐管内の圧力がスクラム信号発生前の圧力丑で回復
    したことを検出して前記切換弁を開弁させることを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項記載の制御棒駆動水圧
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2330598A3 (en) * 2009-12-02 2011-06-15 GE-Hitachi Nuclear Energy Americas LLC Emergency fluid source for harsh environments

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