JPS5919748Y2 - 織機のヒ−トカツタ装置 - Google Patents

織機のヒ−トカツタ装置

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JPS5919748Y2
JPS5919748Y2 JP8621379U JP8621379U JPS5919748Y2 JP S5919748 Y2 JPS5919748 Y2 JP S5919748Y2 JP 8621379 U JP8621379 U JP 8621379U JP 8621379 U JP8621379 U JP 8621379U JP S5919748 Y2 JPS5919748 Y2 JP S5919748Y2
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JP
Japan
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circuit
heating wire
switch
loom
relay
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Application number
JP8621379U
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JPS567782U (ja
Inventor
克彦 杉田
Original Assignee
津田駒工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は織機のヒートカッタ装置に関するものである
緯入れ完了後の緯糸や製織後の耳糸をヒートカッタ装置
を用いて切断する織機のヒートカッタ装置は、従来より
一般的に知られている。
この様な織機のヒートカッタ装置にあってはヒートカッ
タとして電熱線を用いており、この電熱線に電流を流す
ことにより赤熱させ緯糸や耳糸と接触させることにより
それらを切断するものである。
しかし、電熱線を用いたヒートカッタ装置を有する織機
では、運転開始時に上記電熱線の温度が緯糸や耳糸を切
断するのに適した温度に上昇するのにある程度の時間を
要するため、電熱線の温度が十分高くならないうちに織
機の運転が開始されると緯糸や耳糸の切断不良が生じ易
い。
このため従来のヒートカッタ装置を用いた織機にあって
はこの様な事故を防止するため電熱線のみに電流を供給
するための準備運転スイッチと織機を運転させるための
運転スイッチが設けられていた。
準備運転スイッチは、織機の運転に先立って投入される
ものであり、これによって織機の運転開始前に電熱線に
電流が供給され、電熱線が緯糸や耳糸の切断に適した温
度まで加熱される。
次に、上記運転スイッチを投入することにより織機の運
転を開始しこれによって耳糸等の切断不良を防止するも
のである。
しかし上記した様な準備運転スイッチと運転スイッチを
もつ従来のヒートカッタ装置を用いた織機は次の様な欠
点を有していた。
即ち準備運転スイッチを投入してから耳糸を切断するの
に適した温度に上昇するまでにはヒートカッタ装置に供
給される電流は通常運転時と同じであるためかなりの時
間を要し、特に耳糸を切断する場合は15〜20秒以上
の時間がか・つてしまいこの間織機の運転ができないた
め織機の運転効率が低くなってしまつ。
上記の欠点を除くため、例えばタイマー等を用いること
により準備スイッチの投入後ヒートカッタ装置の電熱線
に織機の通常運転時に電熱線に印加させる電圧よりも非
常に高い電圧を一定時間印加し、これによって電熱線を
瞬時に加熱し、電熱線が糸切断に適した温度になるまで
の時間を短縮させる装置が提案されている。
しかしこのような装置にあってはタイマー等を使用する
ため装置が複雑高価なものとなってしまうという欠点が
ある。
またタイマーを用いた場合には工程条件のいかんに拘ら
ず予熱時間(即ち上記の高電圧を印加する時間)が一義
的に定まってしまうという不都合がある。
例えば織機が停止してから再運転に掛る迄の電熱線の冷
却度は、織機の停止時間および/あるいは製織室内の雰
囲気条件により大きく左右される。
このため再運転開始時の電熱線の温度は一定していない
にも拘らずタイマーを用いた場合には予熱時間は一定で
ある。
従って電熱線の冷却度が大きい場合には電熱線は予熱に
よっては切断温度に達さす、緯糸を切断できない結果と
なる。
逆に電熱線の冷却度が小さい場合には電熱線は予熱によ
って切断温度を越えて加熱されてしまうから、無駄な電
力エネルギーを消費するだけでなく、布耳部の焼損や電
熱線自身の溶断を招くことになる。
更に、上記の事故が発生しない場合でもタイマーの作動
により織機の運転が遅れてしまうという欠点を有してい
る。
この考案は上記の様な従来の諸欠点に鑑みなされたもの
で短時間でヒートカッタ装置の電熱線を糸切断に適した
温度に上昇させることができ、簡単な構成でかつ安価に
製造でき操作が容易な織機のヒートカッタ装置を提供す
ることを目的としている。
即ちこの考案によれば、電熱線が準備スイッチを含む第
1の回路を介して電源に接続されるとともに自己保持リ
レー回路および電流設定器を含む第2の回路を介して電
源に接続されており、準備スイッチか゛オンとされると
第1の回路が閉じて電源からの電流を電熱線に供給する
とともに第2の回路も閉じて電源からの電流を電熱線に
供給し、準備スイッチがオフとされると第1の回路は開
くが第2の回路は閉じたままで電熱線への電流の供給を
続行するものである。
以下添附の図面に示す実施態様により、更に詳細にこの
考案について説明する。
電源1の第1の出力端子は、自動復帰型押ボタンスイッ
チで構成される準備スイッチS1の一端及びこの準備ス
イッチS1と連動してオン・オフするスイッチS2の一
端及びリレー接点R1,R2のそれぞれの一端に接続さ
れている。
準備スイッチS1の他端は直接出カドランス3の一次側
巻線の一端に接続され、更にリレー接点R2の他端は通
常運転時の電流設定器2を介して出カドランス3の一次
側巻線の一端に接続されている。
この出カドランスの二次側巻線には電熱線4がヒートカ
ッタとして設けられている。
また、スイッチS2の他端は直接リレーRの一端に接続
され、リレー接点R1の他端はリレー接点STPを介し
てル−Rの一端に接続されている。
更に上記出カドランス3の一次側の他端とリレーRの他
端は電源1の他方の出力端子に接続されている。
こ・で、リレー接点R1,R2はリレーRが通電される
とオンになる常開リレー接点であり、更にリレー接点S
TPは図示しない織機の運転停止ボタン等がオンになり
、これによって織機の運転が停止するときのみオフとな
る常開リレー接点である。
また、電流設定器2は前記した様に通常運転中に出カド
ランス3に供給する電流値を設定するためのものであり
、例えば可変抵抗等があげられる。
以上の構成を有するこの実施態様の動作について次に説
明する。
織機のオペレータは織機の通常運転を開始する前に先ず
準備スイッチS1を押下する。
これによって、スイッチSl、S2が共にオンとなり、
スイッチS1を介して出カドランス3の一次側巻線に電
源1の出力電圧が直接印加され、電熱線4に電流が供給
される。
これによって電熱線4が加熱し始める。
この電熱線4の加熱動作と並行して、スイッチS2がオ
ンになる事によってリレーRが通電する。
従ってリレー接点R1,R2が共にオンになる。
前記したように停止リレー接点STPは織機の停止動作
によってのみオフとなるリレー接点であるからこの時点
ではオンの状態にある。
従って準備スイッチS1の押下によりリレーR1がオン
となることによりリレーRに自己保持が掛る。
この状態は織機が停止動作をする迄続く。
またリレー接点R2がオンになる事によって、電源1か
らリレー接点R2と電流設定器2とを介して出カドラン
スの一次側巻線に電流が供給される。
これによって出カドランス3の二次側巻線に設けられた
電熱線4に電流が供給される。
従って、この状態で出カドランス3の一次側巻線に人力
される電流は、準備スイッチS1を介して電源1から直
接入力される電流とリレー接点R2と電流設定器2とを
介して供給される電流の2つの成分の和になる。
これによって電熱線4は気激に加熱され、直ちに緯糸切
断可能な温度まで上昇する。
電熱線4の温度が緯糸切断可能温度まで上昇すると、織
機のオプレータは準備スイッチS1をオフにした後織機
の運転スイッチを押し通常運転を開始する。
この結果準備スイッチS1を含む第1の回路は開となる
から、該第1の回路を介しての電源1から出カドランス
3の一次側巻線への電流の保給は断たれる。
一方リレー回路を含む第2の回路はリレーRの自己保持
性のため閉のままに保たれるから、電流設定器2を介し
ての電源1から出カドランス3の一次側巻線への電流の
供給は続行される。
この状態で織機は通常運転を行なう。織機のオペレータ
が織機の運転を停止させると、これによって停止リレー
接点STPがオフになる。
従って、リレーRへの通電が遮断されてその自己保持が
解かれる。
これによってリレー接点R1、R2がオフになる。
従って、電流設定器2を介しての出カドランスへの電流
の供給が遮断され電熱線4は以後冷却される。
以上の説明から明らかな様に、この考案によれば非常に
簡単な装置で、電熱線を急激に加熱することができる。
しかも予熱時間は準備ボタンの押下時間により定まるか
ら、その長さはオペレーターが電熱線の状態(冷却度)
に応じてその都度決めることができる。
即ち予熱によって電熱線の温度が切断に適した温度を下
回ったり上回ったりすることがない。
従って、切断不能、電力エネルギーの浪費、布耳部の焼
損、溶断などの不都合が回避される。
更に織機の運転開始後はあらかじめ調整された電流設定
器により適正な電熱線の温度状態で緯糸切断を行う事が
できる。
従って、織機の運転効率を高める事が可能になる。
また、従来のヒートカッタ装置と比較して操作が非常に
簡単でありかつ簡単な構成の装置であるため非常に安価
に製造する事ができる。
【図面の簡単な説明】
添附の図面はこの考案の一実施態様を示す回路図である
。 1・・・・・・電源、2・・・・・・電流設定器、3・
・・・・・出カドランス、4・・・・・・電熱線、R・
・・・・・リレー、R1,R2・・・・・・リレー接点
、STP・・・・・・停止リレースイッチ、Sl・・・
・・・準備スイッチ、Sl・・・・・・スイッチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 電熱線4が準備スイッチS1を含む第1の回
    路を介して電源1に接続されるとともに、自己保持リレ
    ー回路および電流設定器2を含む第2の回路を介して電
    源1に接続されており、ル−回路が第1の常開リレー接
    点R1と上記の準備スイッチに連動するスイッチS2を
    並列に含んでなり、 上記の第1の常開リレー接点と電流設定器との間には第
    2の常開リレー接点R2が介装されており、 準備スイッチS1がオンとされると第1の回路が閉じて
    電源1からの電流を電熱線4に供給するとともに、連動
    するスイッチS2もオンとされてリレー回路が通電され
    第2の回路も閉じて電源1からの電流を電熱線4に供給
    し、かつ、準備スイッチS1がオフとされると第1の回
    路は開くが、リレー回路の自己保持性により第2の回路
    は閉じた状態を保つ ことを特徴とする織機のヒートカッタ装置。 C〕 リレー回路が、第1の常開リレー接点R1と直列
    に接続されて織機が停止するときのみオフとなる常閉リ
    レー接点STPを、有していることを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第〔1〕項に記載の装置。
JP8621379U 1979-06-22 1979-06-22 織機のヒ−トカツタ装置 Expired JPS5919748Y2 (ja)

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JP8621379U JPS5919748Y2 (ja) 1979-06-22 1979-06-22 織機のヒ−トカツタ装置

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JP8621379U JPS5919748Y2 (ja) 1979-06-22 1979-06-22 織機のヒ−トカツタ装置

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Publication Number Publication Date
JPS567782U JPS567782U (ja) 1981-01-23
JPS5919748Y2 true JPS5919748Y2 (ja) 1984-06-07

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ID=29319444

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JP8621379U Expired JPS5919748Y2 (ja) 1979-06-22 1979-06-22 織機のヒ−トカツタ装置

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