JP2578800B2 - アイロン用温度制御装置 - Google Patents

アイロン用温度制御装置

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JP2578800B2
JP2578800B2 JP62115048A JP11504887A JP2578800B2 JP 2578800 B2 JP2578800 B2 JP 2578800B2 JP 62115048 A JP62115048 A JP 62115048A JP 11504887 A JP11504887 A JP 11504887A JP 2578800 B2 JP2578800 B2 JP 2578800B2
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temperature
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賢治 竹中
圭一 小木曽
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はアイロン用温度制御装置に関するものであ
り、詳しくは、アイロンのベース温度が設定温度を大き
く超えることのないアイロン用温度制御装置に関するも
のである。
従来の技術 従来から使用されているアイロン用温度制御装置は第
5図に示すようなものであった。
図中、1は使用者がアイロンの使用温度を設定する温
度設定手段、2はアイロンのベース温度を検出する温度
検出手段、3は前記両手段からの信号で加熱手段4への
通電を制御する温度制御手段である。
以上の構成で、温度制御手段3は温度検出手段2の検
出温度が温度設定手段1により設定された温度より低け
れば加熱手段5を通電加熱し、ベースの温度が上がって
温度検出手段2の検出温度が温度設定手段1の設定温度
を超えると加熱手段5への通電を停止し、ベース温度を
使用者が設定した設定温度に制御するものである。
発明が解決しようとする問題点 しかし、前記のような構成のアイロン用温度制御装置
では、第6図に示すような温度制御パターンとなってい
る。すなわち、温度制御手段3は温度検知手段2が設定
温度に到達した時に加熱手段4の通電を停止するので、
ベースは設定温度に到達後も熱慣性で温度上昇し、特
に、常温から初回の設定温度到達時には、第6図に示す
ようにオーバーシュートが発生する。このとき、アイロ
ンの温度表示は、設定温度に到達しているからこのオー
バーシュート中であってもランプの点灯等でアイロンが
けが可であるとの表示をしている。もし、使用者がこの
オーバーシュート期間にアイロンがけをした場合には、
ベース温度は設定温度を遥かに超えている状態であるか
ら予期しない事態、例えば、化繊の衣類を融かしたり、
他の繊維の衣類を焦がしたりする惧れがある。
本発明はこのような問題点を解消し、衣類に損傷を与
えることのない使い勝手の良いアイロン用温度制御装置
を提供することを目的としている。
問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するために、使用温度を設定
する温度設定手段と、アイロンのベース温度を検出する
温度検出手段と、温度検出手段で検出したアイロンのベ
ース温度が温度設定手段により設定された温度になるよ
うにヒータへの通電を制御する温度制御手段と、温度検
出手段の検出温度が温度設定手段により設定された温度
より所定温度低い温度に到達するのを判定する到達検出
手段と、この到達検出手段からの信号によりヒータへの
通電を所定時間停止させるように温度制御手段を動作さ
せる出力停止手段を備えたものである。
作用 上記構成によれば、温度検出手段の検出温度が温度設
定手段により設定された温度より所定温度低い温度に到
達すると、温度制御手段によるヒータへの通電を所定時
間停止させるので、常温から初回の設定温度到達時の大
きなオーバーシュートを防止することが可能となり、衣
類を損傷しない使い勝手の良いアイロンを提供できる。
また、出力停止手段で設定温度より所定温度に到達する
と温度制御手段によるヒータへの通電を所定時間停止す
る構成なので、その温度制御手段によるヒータへの通電
を停止している期間中にアイロンがけをした場合、アイ
ロンがけによりベースの温度が低下するが、所定時間経
過すれば通常の温度制御状態になりヒータへの通電がな
され、ベースの温度が上昇しアイロンがけを行うことが
できる。
実施例 以下に本発明の一実施例について、第1図から第3図
を基に説明する。
第1図は本発明のアイロンの温度制御装置を示すブロ
ック図である。図中1,2,4はそれぞれ温度設定手段,温
度検出手段,加熱手段であり従来例と同様のものであ
る。5は温度制御手段でベース温度が温度設定手段1で
設定された温度を保つよう加熱手段4を制御する。6は
設定温度入力手段1の信号と温度検出手段2の信号とを
比較演算し、この差が所定値以下であるかどうかを判定
し、所定値以下であれば出力停止手段7に信号を送出す
る到達検出手段である。出力停止手段7は到達検知手段
6からの信号で加熱手段4への通電を一定時間停止させ
るよう温度制御手段5を動作させるものである。
以上の構成の動作を以下に説明する。
使用者が温度設定手段1を操作し、電源を入れるとベ
ース温度は第2図に示すように上昇する。到達検出手段
6が、温度設定手段1により設定された温度と温度検出
手段2が検出した温度の差を見て、この差が予め到達検
出手段2に設定されたTd℃に到達したことを検知する
と、出力停止手段7に信号を送出する。出力停止手段7
は温度制御手段5を動作させて、加熱手段4への通電を
所定時間Δtだけ停止させる。この所定時間Δtは加熱
手段4及びベース自体の熱慣性でほぼTd℃上昇するに要
する時間で、予め出力停止手段7に設定される定数であ
る。この結果、ベース温度が温度設定手段1で設定され
た温度よりTd℃低い温度であるにもかかわらず、加熱手
段4は通電を停止されることになる。しかしこの所定時
間Δtの期間もベースの温度は加熱手段4及びベース自
体の熱慣性により上昇を継続する。この所定時間Δtが
経過すれば、以後は温度制御手段5が温度設定手段1と
温度検出手段2の温度信号により、加熱手段4をオンオ
フ制御し、ベースの温度を温度設定手段1で設定された
温度に制御するものである。
第3図は本発明の一実施例を示す具体回路図である。
図中、8は商用100Vを交流電源を、9は商用100V交流
電源8を整流して得られる直流電源を示している。また
1は使用者が温度を設定する温度設定手段で、この出力
はマイクロコンピュータ(以下マイコンと称す)のi1
子に入力されている。2a,2bはそれぞれベース温度を検
出する温度検出素子とこの温度信号をディジタル信号に
変換するA/D変換手段で、温度検出手段を構成してい
る。このA/D変換手段2bの出力はマイコン10のi2端子に
接続されている。4はアイロンのベースを加熱する加熱
手段であるヒータ、5a,5bはそれぞれこのヒータ4への
通電を制御するリレーとリレー駆動手段で温度制御手段
を構成している。このリレー駆動手段はマイコン10の出
力端子06に接続されており、マイコン10により制御され
ている。また11は温度表示手段で複数個の発光ダイオー
ドより構成されており、個々の発光ダイオードはマイコ
ン10の出力端子01から05に接続されていて、マイコン10
により制御駆動され設定温度や現在温度を表示する。ま
たマイコン10は本発明のポイントとなる到達検出手段6
及び出力停止手段7を実現する手段である。
以上の構成の動作を、第4図に示すマイコン10の動作
フローチャートに基いて説明する。
使用者が電源スイッチ(図示せず)を入れるとマイコ
ンはROMに内蔵しているプログラムに従って動作を開始
し、ステップ20のスタートからステップ21の初期設定ま
で進む。このステップ21ではマイコンのRAMが有する設
定温度への到達の有無を記憶するための変数Kに0を代
入する。(0は未到達を、1は到達を表わす。) 次にステップ22に進み、温度設定手段1による入力信
号の有無を問合せる。入力が無ければステップ24にジャ
ンプし何も動作しない。入力があればステップ23で、入
力信号に応じた設定温度を温度表示手段11に表示させ
る。このとき本実施例では設定温度の判断は、温度設定
手段1の有するスイッチの押し回数を検知することで行
っている。つまり使用者が、設定温度に応じて例えば80
℃は1回、120℃であれば3回スイッチを押すことでマ
イコン10の入力端子i1がこの押し回数を検知するもので
ある。またこのとき、設定された温度をマイコンのRAM
の持つ変数Tsに代入する。
次に前記したステップ24に進み、温度設定手段1の設
定値が「切」モードかどうかを確認する。「切」であれ
ばステップ30にジャンプし、ヒータ4をオフする。この
ヒータ4のオフは、マイコン10の出力端子06からの信号
でリレー駆動手段5bのトランジスタをオンし、リレー5a
をオフすることで行われる。また「切」でなければステ
ップ25に進んで、RAMの持つ変数TBに温度検出素子2aが
検出した温度をA/D変換手段2bを介して代入する。
ステップ26はアイロンのベース温度を温度設定手段1
で設定された温度に制御するステップで、ステップ25で
設定されたTBと、ステップ23で設定されたTSとを比較す
る。TB≧TSであればベース温度が設定温度に達してい
る。または設定温度より高いということで、ステップ30
へジャンプしヒータをオフする。またTB<TSであればベ
ース温度が上昇中であり、次のステップ27へ進む。
ステップ27では、TBと(TS−Td)とを比較する。この
Tdは第2図に示すTdであり、第1図の到達検出手段6に
設定されているTdでもある。この比較結果TB<(TS
Td)であればステップ29へジャンプし、ヒータをオンす
る。このヒータのオンは、前記したヒータオフの動作と
同様、マイコン10の出力ポート06からの信号でリレー駆
動手段5bのトランジスタをオフし、リレー5aをオンする
ことで行われる。またTB≧(TS−Td)であれば、次のス
テップ28へ進む。このステップ27の動作が、第1図の到
達検出手段6に相当するものである。つまり温度検出手
段5で検出したベース温度が、温度設定手段1で設定さ
れた温度よりTd℃低い温度に達しているかどうかを判定
するステップである。
ステップ28は使用者が設定温度に到達したアイロンを
使用したためベース温度が下降し再度TB≧(TS−Td)を
満たした状態であるかどうかを確認するステップであ
る。つまりK=1であるかどうかを確認するステップで
あり、K=1でなければ(つまりK=0であれば)前記
ステップ27のTB≧(TS−Td)を満足したものとして、次
のステップ31,32へ進む。またK=1であれば、一旦TB
≧(TS−Td)を満足したが、アイロンが使用されたため
温度低下を生じたものとして、ステップ29へ進め、ヒー
タを再びオンにする。例えば、ステップ31、32のヒータ
への通電を停止している期間中にアイロンがけをした場
合、アイロンがけによりベースの温度が低下するが、所
定時間Δt経過すればステップ33でK=1とし、ステッ
プ28で再びK=1でないと判断されてステップ31のヒー
タをオフする段階に移行することがなく、通常の温度制
御状態、すなわち設定温度になるようにヒータがオンさ
れ、ベースの温度が上昇しアイロンがけを行うことがで
きる。
ステップ31,ステップ32は第1図の出力停止手段7を
構成しているものである。ステップ31ではヒータ4をオ
フする信号をマイコン10の出力端子06から出力し、ステ
ップ32では第2図のΔt時間を計測する。つまりこのス
テップ31,32でヒータ4への通電を所定時間オフするも
のである。次にステップ33へ進み所定温度に到達したこ
とを示す、K=1を書き込む。
なおステップ29,30,33が終了後はステップ22へジャン
プし、以後同じ動作を繰返すものである。
このようにステップ27のTBと(TS−Td)の比較とステ
ップ31,ステップ32のΔt時間の遅延時間を設けること
により、常温から初回の設定温度到達時に発生する大き
なオーバーシュートを防ぐことができるものである。
発明の効果 以上のように本発明のアイロン用温度制御装置は常温
から初回の設定温度到達時の大きなオーバーシュートを
防止することを可能とし、ベース温度のオーバーシュー
トによる衣類の損傷を無くし、使い勝手の良いアイロン
を実現させることができるものである。また、出力停止
手段で設定温度より所定温度に到達すると温度制御手段
によるヒータへの通電を所定時間停止する構成なので、
その温度制御手段によるヒータへの通電を停止している
期間中にアイロンがけをした場合、アイロンがけにより
ベースの温度が低下するが、所定時間経過すれば通常の
温度制御状態になりヒータへの通電がなされ、ベースの
温度が上昇しアイロンがけを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアイロン用温度制御装置の一実施例を
示すブロック図、第2図は同実施例によるアイロンの温
度特性図、第3図は同実施例の具体的な回路図、第4図
はマイコンの動作を示すフローチャート、第5図は従来
例のアイロン用温度制御装置のブロック図、第6図は同
従来例によるアイロンの温度特性図を示している。 1……温度設定手段、2……温度検出手段、2a……温度
検出素子、2b……A/D変換手段、5……温度制御手段、5
a……リレー、5b……リレー駆動手段、6……到達検出
手段、7……出力停止手段、10……マイコン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−195214(JP,A) 特開 昭59−125334(JP,A) 特開 昭58−219619(JP,A) 実開 昭63−150699(JP,U) 特公 平3−2000(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用温度を設定する温度設定手段と、アイ
    ロンのベース温度を検出する温度検出手段と、温度検出
    手段で検出したアイロンのベース温度が温度設定手段に
    より設定された温度になるようにヒータへの通電を制御
    する温度制御手段と、温度検出手段の検出温度が温度設
    定手段により設定された温度より所定温度低い温度に到
    達するのを判定する到達検出手段と、この到達検出手段
    からの信号によりヒータへの通電を所定時間停止させる
    ように温度制御手段を動作させる出力停止手段を備えた
    アイロン用温度制御装置。
JP62115048A 1987-05-12 1987-05-12 アイロン用温度制御装置 Expired - Lifetime JP2578800B2 (ja)

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