JPS59196269A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、互いに対向された記録電極と背面電極との間
に記録媒体を供給し、かつこの記録媒体と前記記録電極
との間に磁性を有するトナーを供給する一方、前記記録
電極の周囲に磁界を形成し、この磁界により前記記録電
極上に前記トナー粒子を保持させ、この状態において、
前記両電極間に電圧パルスを印加することにより、クー
ロン力にて前記トナー粒子を前記記録媒体に移行させ、
記録を行う形式の記録装置に関する。

従来例の構成とその問題点 第１図は、従来のこの種の記録装置の断面図である。こ
の図において、１は円筒状の中空体（スリーブ）、２は
複数の磁石をロール状に組み立ててなる磁石ロール、３
はホノノシー、４はトナー、６は記録電極、６は背面電
極、７は記録媒体、８は電圧パルス印加回路である。な
お、図面上では、記録電極６は１本しか現れていないが
、実際には、多数の記録電極６が、中空体１の軸線と平
行な方向に沿って１列に設けられている。

この装置においては、磁石ロール２の矢印Ａ方向の回転
によシ、トナー４がホッパー３から中空体１の外周面上
に酊き出され、同外周面上に清って矢印Ｃ方向に搬送さ
れ、記録電極６土に至る。、そして、この状態において
、電圧パルス印加回路８により、各記録電極５と背面電
極６との間に選択的に電圧パルスが印加されると、電圧
パルスを印加された記録電極６上のトナー粒子が、クー
ロン力により、磁石ロール２の磁力に抗して記録媒体７
へ移行し、同記録媒体７上にドツト状に付着し、記録が
行われる。

しかし、従来のこのような構成では次のような欠点があ
った。

＠）従来の記録方式は、記録電極の先端に磁性トナーを
付着させ、これに電圧パルスを与えて印字する方式であ
るため、電極間ピッチが狭くなる、すなわち解像度の高
いヘッドになるに従って、隣接電極に電荷がリークする
ため印字ドツト径が隣接電極近傍まで広がり、みかけの
解像度が劣化する。

（ロ）みかけの解像度を劣化させない様にするためには
、線材径を細くすればよいが、市販の線材径では限界が
あり、又この様な細い線材を使用して記録電極を構成す
ることは非常に困難であり、また非常に高価なものにな
る。

発明の目的 本発明は前記従来の欠点を解消するべくなされたもので
、記録電極の先端に磁性トナーを付着させ、これに電荷
を与えて記録する方式において、製作容易でかつ解像度
のよい記録電極を提供することを目的とする。

発明の構成 本発明による記録装置は、中空体の外周面に取り付けら
れた、非磁性かつ絶縁性の剛性基板上に形成された記録
電極パターンにより記録電極を構成するとともに、前記
記録電極パターンを可撓性回路板を介して電圧パルス印
加回路に接続し、かつ前記剛性基板が前記中空体と共に
磁石による磁界内に収容し、前記記録電極パターン幅（
特にトナーを付着させる先端部分）を電極ピンチに対し
て、十分小さくすることによって前記目的を達成するも
のである。

実施例の説明 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて、さらに詳
細に説明する。

第２図は本発明の一実施例による記録装置の断面図、第
３図は同装置における記録ヘッドの分解斜視図を示す。

これらの図において、１１は円筒状の中空体であり、こ
の中空体１１は、アルミ合金等の導電性の非磁性体、ま
たは合成樹脂等の絶縁性の非磁性体で構成される。前記
中空体１１内には、複数の磁石をロール状に組み立てて
なる磁石ロール１２が、中空体１１と同軸、かつ回転自
在に収容されており、この磁石ローラ１２の外周面には
、Ｓ極とＮ極とが交互に形成されている。

寸だ、この磁石ロール１２は、図示しない磁石駆動装置
により、矢印入方向に回転されるようになっている。

前記中空体１１の上部近傍には、ホッパー１３が設けら
れており、このホンパー１３内には、磁性を有するトナ
ー１４が収容される。前記ホン・ζ−１３の底部開口部
には、ドクター１６が形成されており、このドクター１
５の先端部は、ドクターギャップ１６を介して中空体１
１の外周面に対向している。

前記中空体１１には、非磁性体からなるトナーガイド１
７を介して記録ヘッド１８が取り伺けられている。この
記録ヘッド１８は、第３図に詳細に示されるように、セ
ラミック等の非磁性の剛性利料からなる剛性基板１９と
、この剛性基板１９上にホトエツチング等の微細加工に
より形成された導体箔からなる記録電極パターン２ｏと
、これらの記録電極パターン２０を後述する電圧・ζル
ス印加回路２８に接続する複数枚の可撓性回路板２２と
からなる。なお、前記記録電極パターン２０は磁性体で
構成してもよいし、非磁性体で構成してもよい。

前記剛性基板１９は、中空体１１に対し接線方向に設け
られており、かつ中空体１１と共に磁石ローラ１２によ
る磁界内に収容されている。またトナーガイド１７の上
面および下面も、それぞれ中空体１１の接線方向に延び
ており、同中空体１１の外周］■と剛性基板１９の」二
下端とを結んでいる。

前記各記録電極パターン２Ｑの一端部２０ａは剛性基板
１９の下端部にまで延びており、同下端部において同一
ピンチで並んでいる。また、記録電極パターン２０の他
端部２０ｂは、所定本数の記録電極パターン２ｏ毎に、
中空体１１の軸方向と平行方向に折り曲げられており、
かつこれらの端部２Ｏｂ間のピッチは前記端部２Ｏａ間
のピンチよシ広くされている（例えば、端部２０ａ間の
ピンチは８本／ｍｍ　、端部２０ｂ間のピンチは３〜６
本／　ｍｍとされる）。

前記各可撓性回路板２２は、絶縁性の可撓性基板２３と
、との可撓性基板２３上に形成された導線パターン２４
とからなり、その一端部２２＆における各導線パターン
２４間のピンチは、記録電極パターン２０の端部２０間
のピンチと同一とされる一方、他端部２２ｂにおける各
導線パターン２４間のピッチはそれより広くされている
。

そして、前記各可撓性印刷回路板２２の端ハ１３２２ａ
は、記録電極パターン２０の端部２０ｂと導線パターン
２４とが互いに接続されるように、剛性基板１９に熱圧
着されている。

前記記録電極パターン２Ｑの下端部２０２Ｌは、背面電
極２５に間隙を介して対向されている。２Ｔは静電記録
紙、普通紙等の記録媒体であり、図示しない紙送りロー
ラ等の記録媒体供給手段により、記録電極パターン２０
の下端部２０ａと背面電極２５との間を矢印Ｂ方向に搬
送される。２８は電圧パルス印加回路であり、可撓性印
刷回路板２２の導線パターン２４を介して、電極パター
ン２０と接続されている。

次に、本装置の動作を説明する。

磁石ロール１２が前記磁石、駆動装置により回転される
と、その磁界も回転することにより、ホッパー１３内の
トナー１４が、ドクターギャップ１６を通して中空体１
１の外周面上に引っ張り出された後、同外周面上を磁石
ロール１２の回転方向と逆方向（矢印Ｃ方向）に搬送さ
れ、さらにトナーガイド１７の下面を経て、記録電極パ
ターン２０の下端部２０＆に至る。

このようにして記録電極パターン２ｏの下端部２ｏａＫ
達したトナー１４は、同下端部２Ｏａ上でトナーチェー
ン（トナー粒子が磁石ロール１２から発する磁力線に清
って鎖状に連なったもの）２９を形成する。

このようなトナーチェイン２９が形成されている状態に
おいて、電圧パルス印加回路２８により導線パターン２
４を介し−０記録電極パターン２０と背面電極２５との
間に選択的に電圧パルスが印加されると、従来装置の場
合と同様にして、選択された記録電極パターン２ｏ上の
トナーチェイン２９の先端部の粒子が、クーロン力によ
り、磁石ロール１２の磁力に抗して記録媒体２７へ移行
し、その結果、前記選択された記録電極パターン２Ｑに
対応するドツトが記録媒体２７上に印字される。

第４図および第６図は、本発明の要部拡大図である。と
ころで、本発明における記録装置の解像度は、使用する
トナーの抵抗値、記録電極２０の下端部２０＆と記録媒
体２７０表面との間のギヤングＧ、記録電極ピッチおよ
び記録電極の幅等により影響を受ける。これらの要因の
うち、解像度を向上させるためには、特に電極幅に着目
することが有効である。

たとえば、電極間ピッチＥが一定であるものについて、
その電極巾りの大小は磁性トナー１６を通じての隣接電
極間抵抗値の差となり、解像度に大きな影響を与える。

すなわち、電極幅りが電極ピッチＥの約歿程度以上の幅
を持つものは、磁性トナーを通じての隣接電極間抵抗値
は、電極幅りが電極間ピッチＥの約歿以下のものに比べ
、隣接電極間距離が短かいので小さく、その印字ドツト
径は、２〜４倍にも拡大し、みかけ上の解像度が劣化す
る。

したがって、みかけ上の解像度を上げるには、電極幅を
小さくすることが有効であり、本発明においては第４図
の様に電極の先端部を希望の巾にたとえば、電極間ピッ
チＥが１２５μピツチにおい・て、当初、電極巾りが６
０μで２倍に広がるのであれば、その電極巾りを３０μ
に設定するという様に自由に設定でき、みかけ上の解像
度を上げることが・可能となる。、またその形状は第４
図の機をも６のにかぎらず、第５図の様な構成すなり％
電極巾りを先ＮｌＫいくに従って細く、また必蚤である
ならば、その先端を鋭くすることも可峻であシ、比較的
容易にその形状が設定でき１、また、それによってみか
け上の解像度を向上させる仁とが可能となる。また電極
パターン２０はニッケル（Ｎｉ）の様な強磁性体で作る
ことも容易であり、これにより磁力線を電極パターン２
ｏの先端に集中させトナーチェーンを強く付着させるこ
ともできる。

発明の効果 以上述べたように本発明によれば、記録電極パターンの
幅（特に、トナーを付置させる先端部分）を電極ピンチ
に対し、十分小さくしたことによって、みかけ上の解像
度を向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の記録装置の断面図、第２図は本発明の一
実施例による記録装置の断面図、第３図は同装置におけ
る記録ヘッドの分解斜視図、第４図および第５図は本発
明の要部拡大図である。 １１・・・・・中空体、１２・・・・・・磁石ロール、
１３・・・−・−ホッパー、１４・・・・・・トナー、
１８・・・・・・記録ヘッド、１９・・・・・・剛性基
板、２０・・・・・・記録電極パターン、２２・・・・
・・可撓性回路板、２３・・・・・・可撓性基板、２４
・−・・・・導線パターン、２６・・・・・・背面電極
、２７・・・・・・記録媒体、２８・・・・・・電圧パ
ルス印加回路。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第゛
１図 第　３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非磁性体からなる中空体と、この中空体内に回転自在に
   収容された磁石と、この磁石を駆動回転する駆動装置と
   、前記中空体の外周面上に、磁性を有するトナーを供給
   する手段と、前記中空体の外周面付近に配置された多数
   の記録電極と、これらの記録電極に対向された背面電極
   と、前記記録電極と前記背面電極との間に記録媒体を供
   給する手段と、前記各記録電極と前記背面電極との間に
   選択的に電圧パルスを印加する電圧パルス印加回路とを
   具備し、前記記録電極は前記中空体の外周面に取シ付け
   られた非磁性かつ絶縁性の剛性基板上に形成された記録
   電極パターンからなり、前記記録電極パターンの前記磁
   性トナーと接触している少なくともその一部を、前記記
   録電極パターンピッチに比べ十分に小さい幅にしたこと
   を特徴とする記録装置。