JPS59192030A - 養殖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は魚介類等の養殖装置の改良に関する。

魚介類を養殖する養殖装置は養殖網の上部に設けた保持
枠によって海面に浮揚保持しているのが層状であるが、
保持枠には波浪により各方向から不規則な外力が作用し
、％に捻り力は強度を著しく低下せしめ、養殖装置を長
期に亘り安定して保持することができない欠陥があり、
その傾向は波浪の大きい外洋養殖では一層顕著である。

このため養殖装置を浮沈自在に形成することも知られて
いるが１台風等の荒天時は別として１通常の一寸した波
浪の度毎に養殖装置を沈降させることは労力的に極めて
面倒である。

本発明はこれらの現状に鑑み、極めて簡易な構成により
養殖装置の強度を向上するようにしたもので、養殖網の
上部に設けた保持枠を杆体で円錐状又は角錐状に形成す
ると共に該保持枠の下部周囲に沈降自在な浮子を装着し
たことを要旨とするものである。

本発明の実施例を図面について説明すると、下部に沈子
１１）を設けた養殖網（２１の上部には放射状杆（３１
と環状杆（４）とで円錐状又は角錐状に形成された保持
枠（５）が装着され、該保持枠（５）の上端部には作業
台（６）と頂部浮子（７）とが設けられると共に下部周
縁には下部浮子（８）と沈降自在な浮子（９１とが設け
られている。

しかして前記沈降自在な浮子（９）は、中空浮体帥と上
端を中空浮体向の上部外側に開口し下端を中空浮体０ω
の底部に開口した注排水管（１１）と先端を前記作業台
（６）に係止した中空浮体（１ω上部に連結した送気管
（１ｚとから構成されており、波浪により海水が注排水
管引）から中空浮体（１０）内に注水されて浮力を減殺
し−（沈降し、また送気管α２かも圧力空気を注入する
ことにより中空浮体（１（１）内の海水を注排水管引】
を介して排出し浮力を回復できるように形成されている
。

また前記１部浮子（８）と浮沈自在な浮子（９）との合
計浮力は養殖網（２）の上端部を略海水面に保持できる
ように、また頂部浮子（７）と下部浮子（８）との合計
浮力は保持枠（５）の作業台（６）が略水面に保持され
るように夫々調節するのが好ましく、更に注排水管／１
１）の中空浮体００）に対する突出する長さは施設海域
の危険波高と最大浮力で浮上時の予備浮力によって決定
するものである。

本発明実施例は上記のように構成されているから通常及
び小さな波浪時においては第１図のように養殖装置を海
面部に浮揚保持し、大きな波浪の荒天時になると海水は
浮沈自在な浮子（９１の注排水管（１１）から中空浮体
ａω内に流水されて浮力を減少せしめて第１図鎖線の如
く養殖装置を沈降せしめ。

天候が回復したら送気管（１２をコンプレッサー等に接
続して圧力空気を中空浮体曲内に圧送して海水を注排水
管（１１１かも排出せしめて浮力を回復させ再び養殖装
置を海面部に浮上させるものである。

なお前記実施例においては浮沈自在な浮力（９）は波浪
を利用して自動的に沈降法せしめるようにしたものを例
示したが、従来公知の如く人為的操作によって沈降させ
るようにしても差支えない。

本発明は養殖網の上部に設けた保持枠を杆体で円錐状又
は角錐状に形成して波浪の接触部である保持枠部分を補
強し、特に反覆作用する捻れ力に対する強度を著しく向
上して長期使用に耐えることができるようにすると共に
台風その他の大きな波浪時には養殖網及び保持枠部分を
水面下に沈降せしめて大きな破壊力を有する波浪による
損傷を防止することができ、特に外洋における養殖装置
として好適である優れた特徴を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の平面図、第２図は同正面図。 第３図は本発明要部の一部切欠正面図、第４図は同側面
図である。 （２１・・・養殖網、（３１・・・放射状杆、（４）・
・・環状杆、　ｊ５ｉ山保持枠、（９）・・・沈降自在
な浮子。 特許出願人　　阿　部　秀　吾 さ　−鶏 仄＝　厘 乙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 養殖網の一ト部に設けた保持枠を杆体で円錐状又は角錐
   状に形成すると共に該保持枠の下部周囲に沈降自在な浮
   子を装着したことを特徴とする養殖装置。