JPS5919133B2 - 熱可塑性カ−ボネ−ト変性コポリエステルの製造法 - Google Patents
熱可塑性カ−ボネ−ト変性コポリエステルの製造法Info
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- JPS5919133B2 JPS5919133B2 JP50088919A JP8891975A JPS5919133B2 JP S5919133 B2 JPS5919133 B2 JP S5919133B2 JP 50088919 A JP50088919 A JP 50088919A JP 8891975 A JP8891975 A JP 8891975A JP S5919133 B2 JPS5919133 B2 JP S5919133B2
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/64—Polyesters containing both carboxylic ester groups and carbonate groups
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- Organic Chemistry (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は芳香族ジカルボン酸又はそのエステル生成誘導
体及びヒドロキシアルキル末端基を有し且つ各分子中に
1〜3個の炭酸エステル基を有するジヒドロキシ脂肪族
アルコールの炭酸エステルから誘導された繰返し単位か
ら成る熱可塑性カーボネート変性コポリエステル並びに
その製造法に関する。
体及びヒドロキシアルキル末端基を有し且つ各分子中に
1〜3個の炭酸エステル基を有するジヒドロキシ脂肪族
アルコールの炭酸エステルから誘導された繰返し単位か
ら成る熱可塑性カーボネート変性コポリエステル並びに
その製造法に関する。
好適な芳香族ジカルボン酸はテレフタル酸及びイソフタ
ル酸であり、好適な炭酸エステルは炭酸ビスヒドロキシ
アルキルエステルである。例えば上述の炭酸エステルは
次式(I) Ho−卜O−C−(70−R−O−C−)−nO−R刊
H(I)によつて例示することができる。
ル酸であり、好適な炭酸エステルは炭酸ビスヒドロキシ
アルキルエステルである。例えば上述の炭酸エステルは
次式(I) Ho−卜O−C−(70−R−O−C−)−nO−R刊
H(I)によつて例示することができる。
但し式中Rは炭素数2〜10の2価の脂肪族の基であり
、nは0〜2、好ましくはoの整数である。炭酸エステ
ルはまた上記(I)で例示した化合物の混合物から成る
ことができ、炭酸ビスヒドロキシアルキルエステルが主
成分である混合物が好適である。
、nは0〜2、好ましくはoの整数である。炭酸エステ
ルはまた上記(I)で例示した化合物の混合物から成る
ことができ、炭酸ビスヒドロキシアルキルエステルが主
成分である混合物が好適である。
例えばカーボネートで変性されたコポリエステルは例え
ば一般式(■)の構造単位から成ることができる。
ば一般式(■)の構造単位から成ることができる。
且−Ar−■−O−R−O−?千O−R−O−?÷no
−R−o]−(■)但し式中Arは下記式 □ の2価の芳香族の基であり、舷にXは炭素数1〜、4の
アルキル基及び/又はハロゲン基、例えば塩素又は臭素
であり、mは0〜4、好ましくは0の整数であり、R及
びnは式(I)と同じ意味を有する。
−R−o]−(■)但し式中Arは下記式 □ の2価の芳香族の基であり、舷にXは炭素数1〜、4の
アルキル基及び/又はハロゲン基、例えば塩素又は臭素
であり、mは0〜4、好ましくは0の整数であり、R及
びnは式(I)と同じ意味を有する。
上記定義から式(■)において、基
−C−Aに−C−
は好ましくはテレフタル酸及びイソフタル酸の基を表わ
す。
す。
本発明の他の具体化例によれば、式()において基の少
量、好ましくは最高10モル%は炭素数4〜10の脂肪
族のジカルボン酸、例えばコハク酸、アジピン酸、又は
セバチン酸の基によつて置換えることができる。
量、好ましくは最高10モル%は炭素数4〜10の脂肪
族のジカルボン酸、例えばコハク酸、アジピン酸、又は
セバチン酸の基によつて置換えることができる。
従つてこれらの変性されたコポリエステルは式(1)の
構造単位から成つている。
構造単位から成つている。
但し式中Aは炭素数2〜8の脂肪族の基であり、A,b
及びcはa+b=cの関係を満す整数であり、bはaよ
り小さく、好ましくは(a+b)/10以下であり、A
r,R及びnは式(1)及び(H)と同じ意味を有する
。原料によつて本発明のコポリエステルの末端基はカル
ボキシル、カーボアルコキシ及びヒドロキシアルキル基
であることができる。
及びcはa+b=cの関係を満す整数であり、bはaよ
り小さく、好ましくは(a+b)/10以下であり、A
r,R及びnは式(1)及び(H)と同じ意味を有する
。原料によつて本発明のコポリエステルの末端基はカル
ボキシル、カーボアルコキシ及びヒドロキシアルキル基
であることができる。
本発明によるコポリエステルの分子量(MLS)は一般
に15,000〜200,0001好ましくは30,0
00〜100,000である。
に15,000〜200,0001好ましくは30,0
00〜100,000である。
本発明のコポリエステルは芳香族ジカルボン酸又はその
エステル生成誘導体、好ましくはテレフタル酸及び/又
はイソフタル酸又はそのジメチルエステルを、先ず各分
子中に1〜3個の炭酸エステル基をもつジヒドロキシ脂
肪族アルコールの炭酸エステル、好ましくは炭酸ビスヒ
ドロキシアルキルエステルと、次に自体公知のエステル
化又はエステル交換触媒の存在下において、高温、好ま
しくは150〜250℃においてエステル化又はエステ
ル交換させ、自体公知の条件下において得られた反応生
成物を縮重合させ、この反応を触媒の存在下において減
圧で約200〜300℃において行なうことにより得ら
れる。
エステル生成誘導体、好ましくはテレフタル酸及び/又
はイソフタル酸又はそのジメチルエステルを、先ず各分
子中に1〜3個の炭酸エステル基をもつジヒドロキシ脂
肪族アルコールの炭酸エステル、好ましくは炭酸ビスヒ
ドロキシアルキルエステルと、次に自体公知のエステル
化又はエステル交換触媒の存在下において、高温、好ま
しくは150〜250℃においてエステル化又はエステ
ル交換させ、自体公知の条件下において得られた反応生
成物を縮重合させ、この反応を触媒の存在下において減
圧で約200〜300℃において行なうことにより得ら
れる。
本発明によりジオール成分として用いられる炭酸ビスヒ
ドロキシアルキルエステルはジオールを炭酸エステル、
例えば炭酸ジアルキルエステル又は炭酸ジフエニルエス
テルと反応させる簡単な方法でつくることができ、この
際炭酸エステル1モル当り少なくとも2モルのジオール
を用いる。
ドロキシアルキルエステルはジオールを炭酸エステル、
例えば炭酸ジアルキルエステル又は炭酸ジフエニルエス
テルと反応させる簡単な方法でつくることができ、この
際炭酸エステル1モル当り少なくとも2モルのジオール
を用いる。
炭酸ジメチルエステル又は炭酸ジエチルエステルとの反
応は特に簡単である。というのは分離して来るメタノー
ル又はエタノールは容易に蒸溜することができ、迅速に
反応が起るからである。ジオールと炭酸ジメチル又は炭
酸ジエチルエステルとのエステル交換反応、並びに縮重
合反応は通常の触媒の存在により促進される。エステル
交換に適した触媒の例はアルコレート、特に炭素数1〜
4のアルコレート、グリコレート、特に炭素数2〜6の
アルコレート、及びエフ・工一・コツトン(F.A.C
OttOn)及びジ一゜ウイルキンソン(G.Wilk
insOn)著、米国ニユーヨーク、インターサイエン
ス・パプリツシヤーズ(IntersciencePu
bllshers)、ジヨン0ウイリ一・アンド・サン
ズ(J.Wiley&SOns)部門1966年発行の
「アドヴアンスド・イノーガニツク1ケミストリ一(A
dvancedInOrganicChemistry
)」に記載された第1a,a及びb族金属の酢酸塩、特
にリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、亜鉛、及びカドミウムのア
ルコラード、グリコレート及び酢酸塩、例えばナトリウ
ムメタノレート、酢酸カルシウムである。
応は特に簡単である。というのは分離して来るメタノー
ル又はエタノールは容易に蒸溜することができ、迅速に
反応が起るからである。ジオールと炭酸ジメチル又は炭
酸ジエチルエステルとのエステル交換反応、並びに縮重
合反応は通常の触媒の存在により促進される。エステル
交換に適した触媒の例はアルコレート、特に炭素数1〜
4のアルコレート、グリコレート、特に炭素数2〜6の
アルコレート、及びエフ・工一・コツトン(F.A.C
OttOn)及びジ一゜ウイルキンソン(G.Wilk
insOn)著、米国ニユーヨーク、インターサイエン
ス・パプリツシヤーズ(IntersciencePu
bllshers)、ジヨン0ウイリ一・アンド・サン
ズ(J.Wiley&SOns)部門1966年発行の
「アドヴアンスド・イノーガニツク1ケミストリ一(A
dvancedInOrganicChemistry
)」に記載された第1a,a及びb族金属の酢酸塩、特
にリチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、亜鉛、及びカドミウムのア
ルコラード、グリコレート及び酢酸塩、例えばナトリウ
ムメタノレート、酢酸カルシウムである。
縮重合反応に適した触媒の例はモリブテン、ゲルマニウ
ム、鉛、亜鉛、.アンチモン、チタン、カリウムの酸化
物、蟻酸塩、アルコラード、特に炭素数1〜4のアルコ
ラード、グリコレート、特に炭素数2〜6のグリコレー
トである。
ム、鉛、亜鉛、.アンチモン、チタン、カリウムの酸化
物、蟻酸塩、アルコラード、特に炭素数1〜4のアルコ
ラード、グリコレート、特に炭素数2〜6のグリコレー
トである。
上述のオリゴマ一は高温において、随時真空をかけてエ
ステル交換によりジエステルがらつくることができる。
ステル交換によりジエステルがらつくることができる。
後で行なう方法によれば、炭酸エステルのオリゴマ一は
また炭酸ジアルキルエステル対ジオールの反応原料のモ
ル比を1:2から1:1.5にすることによりつくるこ
ともできる。炭酸ビスヒドロキシアルキルエステルの典
型的な製造法は次の通りである。1.938y(21.
5モル)の1,4−ブタンジオールと1.1817(1
0モル)の炭酸ジエチルエステルを100▼の酢酸カル
シウムの存在下に加熱し、同時にエタノールが連続的に
蒸溜して分離してくるように約100℃から180℃へ
と温度を徐々に上昇させる。
また炭酸ジアルキルエステル対ジオールの反応原料のモ
ル比を1:2から1:1.5にすることによりつくるこ
ともできる。炭酸ビスヒドロキシアルキルエステルの典
型的な製造法は次の通りである。1.938y(21.
5モル)の1,4−ブタンジオールと1.1817(1
0モル)の炭酸ジエチルエステルを100▼の酢酸カル
シウムの存在下に加熱し、同時にエタノールが連続的に
蒸溜して分離してくるように約100℃から180℃へ
と温度を徐々に上昇させる。
エタノールの蒸溜には充填塔を用いると良好な分離が得
られる。約8時間後、9127(19。8モル)のエタ
ノールが分離し去る。
られる。約8時間後、9127(19。8モル)のエタ
ノールが分離し去る。
未回収のジエチルカーボネートと1,4−ブタンジオー
ルを次に蒸溜塔を通して蒸溜し去り、この間反応生成物
の温度は】80℃以上にしないようにする。その結果残
留物として2.042r(9.9モノ(ハ)の炭酸ビス
一(4−ヒドロキシブチルエステル)が得られ、その0
H価は556〜KOH/y(理論値544)、カーボネ
ート結合の含量はCO2として21.0%(理論値21
.3%)である。適当な炭酸ビスヒドロキシアルキルエ
ステルの例は次の通りである。
ルを次に蒸溜塔を通して蒸溜し去り、この間反応生成物
の温度は】80℃以上にしないようにする。その結果残
留物として2.042r(9.9モノ(ハ)の炭酸ビス
一(4−ヒドロキシブチルエステル)が得られ、その0
H価は556〜KOH/y(理論値544)、カーボネ
ート結合の含量はCO2として21.0%(理論値21
.3%)である。適当な炭酸ビスヒドロキシアルキルエ
ステルの例は次の通りである。
炭酸ビス一(2−ヒドロキシエチルエステノ(ハ)、炭
酸ビス一(3−ヒドロキシプロピル)エステル、炭酸ビ
ス一(4−ヒドロキシブチルエステル)、炭酸ビス一(
2−メチル−3−ヒドロキシプロピルエステル)、炭酸
ビス−(5−ヒドロキシペンチルエステル)、炭酸ビス
一(2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルエステ
ル)、炭酸ビス一(2−エチル−3−ヒドロキシプロピ
ルエステル)、炭酸ビス一(6−ヒドロキシエチルエス
テル)、炭酸ビス一(2−ヒドロキシプロピルエステル
)、及び炭酸ビス一(2−エチル−2−メトキシメチル
−3−ヒドロキシプロピルエステル)。本発明のポリエ
ステルのジカルボン酸成分は少なくとも90%の二塩基
性芳香族ジカルボン酸又はそのエステル生成誘導体、好
ましくはテレフタル酸及び/又はイソフタル酸又はジメ
チルテレフタレート及び/又はジメチルイソフタレート
から成つている。
酸ビス一(3−ヒドロキシプロピル)エステル、炭酸ビ
ス一(4−ヒドロキシブチルエステル)、炭酸ビス一(
2−メチル−3−ヒドロキシプロピルエステル)、炭酸
ビス−(5−ヒドロキシペンチルエステル)、炭酸ビス
一(2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルエステ
ル)、炭酸ビス一(2−エチル−3−ヒドロキシプロピ
ルエステル)、炭酸ビス一(6−ヒドロキシエチルエス
テル)、炭酸ビス一(2−ヒドロキシプロピルエステル
)、及び炭酸ビス一(2−エチル−2−メトキシメチル
−3−ヒドロキシプロピルエステル)。本発明のポリエ
ステルのジカルボン酸成分は少なくとも90%の二塩基
性芳香族ジカルボン酸又はそのエステル生成誘導体、好
ましくはテレフタル酸及び/又はイソフタル酸又はジメ
チルテレフタレート及び/又はジメチルイソフタレート
から成つている。
さらに前述の如く、少量、好ましくは最大10モル?の
芳香族ジカルボン酸又は対応するジアルキルエステルの
代りに、炭素数4〜】0の脂肪族ジカルボン酸又はその
エステル、例えばコハク酸、アジピン酸、セバチン酸又
はそれらのエステルを用いることができる。本発明によ
るカーボネート変性コポリエステル)は1:1のフエノ
ール/テトラクロロエタン中で測定した固有粘度が0.
2〜1.2d1/yであり、これは融点以下5〜50℃
で後縮合させることによりさらに増加させることができ
る。
芳香族ジカルボン酸又は対応するジアルキルエステルの
代りに、炭素数4〜】0の脂肪族ジカルボン酸又はその
エステル、例えばコハク酸、アジピン酸、セバチン酸又
はそれらのエステルを用いることができる。本発明によ
るカーボネート変性コポリエステル)は1:1のフエノ
ール/テトラクロロエタン中で測定した固有粘度が0.
2〜1.2d1/yであり、これは融点以下5〜50℃
で後縮合させることによりさらに増加させることができ
る。
このコポリエステルは射出成形による成形品の製造、又
は押出によるパイプ、フイルム及び繊維の製造に用いる
ことができる。このコポリエステルは充填剤、例えばガ
ラス粉末、微粉タルク又はグラフアイトで充填すること
ができ、或いは補強材、例えばガラス繊維及びアスベス
ト繊維で補強することができる。
は押出によるパイプ、フイルム及び繊維の製造に用いる
ことができる。このコポリエステルは充填剤、例えばガ
ラス粉末、微粉タルク又はグラフアイトで充填すること
ができ、或いは補強材、例えばガラス繊維及びアスベス
ト繊維で補強することができる。
さらにこれらのコポリエステルは防水仕上げ、例えば三
酸化アンチモン、デカプロモジフエニルエーテル等を施
すことができる。さらにこれらのコポリエステルはリン
酸エステル及び亜リン酸エステル及びフエノールをベー
スにした公知安定剤で安定化することができる。芳香族
ジカルボン酸及び脂肪族又は脂環式ジオールの線状芳香
族ポリエステルは公知である。
酸化アンチモン、デカプロモジフエニルエーテル等を施
すことができる。さらにこれらのコポリエステルはリン
酸エステル及び亜リン酸エステル及びフエノールをベー
スにした公知安定剤で安定化することができる。芳香族
ジカルボン酸及び脂肪族又は脂環式ジオールの線状芳香
族ポリエステルは公知である。
即ら例えば「ジヤーナル・オヴ・ポリマー・サイエンス
(JOurnalOfPOlymerSci.)」誌A
−1、第4巻(1966年)1851〜1859頁には
テレフタル酸と炭素数2〜10のα,ω−ジオールとの
ポリエステルが記載されている。これらのポリエステル
の融点はジオールの炭素原子の数が増加すると共に約2
6『C(炭素数2)から130℃(炭素数10)まで系
統的に低下する。しかし低融点をもつポリエステルはも
はや高温において寸度安定性がなく、従つてもはや多く
の用途に使用できない。本発明のコポリエステルは一般
に高結晶性であり、高融点をもつている。
(JOurnalOfPOlymerSci.)」誌A
−1、第4巻(1966年)1851〜1859頁には
テレフタル酸と炭素数2〜10のα,ω−ジオールとの
ポリエステルが記載されている。これらのポリエステル
の融点はジオールの炭素原子の数が増加すると共に約2
6『C(炭素数2)から130℃(炭素数10)まで系
統的に低下する。しかし低融点をもつポリエステルはも
はや高温において寸度安定性がなく、従つてもはや多く
の用途に使用できない。本発明のコポリエステルは一般
に高結晶性であり、高融点をもつている。
カーボネートで変性されたコポリエステルの融点は、共
縮合した炭酸ヒドロキシアルキルエステルの炭素原子の
同じ数当りでは、驚くべきことに純粋なC−Cジオール
の対応するホモポリエステルの融点よりも実質的に高い
。本発明のコポリエステルの他の利点はその靭性である
。
縮合した炭酸ヒドロキシアルキルエステルの炭素原子の
同じ数当りでは、驚くべきことに純粋なC−Cジオール
の対応するホモポリエステルの融点よりも実質的に高い
。本発明のコポリエステルの他の利点はその靭性である
。
下記実施例により本発明を例示する〇
実施例 1
971V(0.5モル)のジメチルテレフタレートと1
05y(0.7モル)の炭酸ビス一(2−ヒドロキシエ
チルエステル)を0.05Vのチタンテトライソプロピ
レートの存在下において3時間190℃に加熱し、2時
間210℃に加熱し、この間30tのメタノールが溜出
し去つた。
05y(0.7モル)の炭酸ビス一(2−ヒドロキシエ
チルエステル)を0.05Vのチタンテトライソプロピ
レートの存在下において3時間190℃に加熱し、2時
間210℃に加熱し、この間30tのメタノールが溜出
し去つた。
30分間に亘り温度が260℃に上昇し、同時に1m旙
ηに圧力を低下させる。
ηに圧力を低下させる。
熔融物の粘度は次第に上昇uこれを260゜c111B
Hrで45分間放置する。30Vの炭酸ビス一(2−ヒ
ドロキシエチルエステル)が留去された。
Hrで45分間放置する。30Vの炭酸ビス一(2−ヒ
ドロキシエチルエステル)が留去された。
冷却すると生成したコポリエステルは固化して白色の結
晶の塊となる。得られたコポリエステルをKOHのエタ
ノール溶液で全鹸化したところ、分裂発生した(Spl
ltOff)二酸化炭素は14.9重量?であつた(第
3頁の一般式(川)でn=0の場合の理論値は15.7
重量%)。またその固有粘度(表の註1)の測定法によ
つて測定)は0.48a/F7であつた。
晶の塊となる。得られたコポリエステルをKOHのエタ
ノール溶液で全鹸化したところ、分裂発生した(Spl
ltOff)二酸化炭素は14.9重量?であつた(第
3頁の一般式(川)でn=0の場合の理論値は15.7
重量%)。またその固有粘度(表の註1)の測定法によ
つて測定)は0.48a/F7であつた。
その性質を表に示す。
実施例 2
19.47(0.1モル)のジメチルテレフタレートと
18.37(0.105モル)の炭酸ビス一(3−ヒド
ロキシプロピルエステル)を0.04Vのチタンテトラ
ブチレートの存在下において180℃に30分間、20
0℃に30分間、220℃に30分間、次いで245℃
に60分間加熱し、この間徐々に圧力を0.311Hy
に低下させる。
18.37(0.105モル)の炭酸ビス一(3−ヒド
ロキシプロピルエステル)を0.04Vのチタンテトラ
ブチレートの存在下において180℃に30分間、20
0℃に30分間、220℃に30分間、次いで245℃
に60分間加熱し、この間徐々に圧力を0.311Hy
に低下させる。
40分後縮重合は終結する。
得られた結晶コポリエステルの性質を表に示す。
実施例 3ジメチルテレフタレート3.5却(18モル
)と炭酸ビス一(4−ヒドロキシブチルエステル)3.
72kf(18モル)をチタンテトラブチレート3.2
rの存在下において3時間に亘り230℃に加熱する。
)と炭酸ビス一(4−ヒドロキシブチルエステル)3.
72kf(18モル)をチタンテトラブチレート3.2
rの存在下において3時間に亘り230℃に加熱する。
次に圧力を60分間に亘り111Hyに低下させ、同時
に温度を245℃に上昇させる。4時間後縮重合は終結
する。
に温度を245℃に上昇させる。4時間後縮重合は終結
する。
結晶性コポリエステルの性質を下記表に示す。
実施例 4ジメチルテレフタレート19.4V(0.1
モル)と炭酸ビス一(5−ヒドロキシペンチルエステル
)24.2y(0.103モル)を2ηの酢酸カルシウ
ムと21!1f!Iの酢酸亜鉛との存在下において30
分間180℃に加熱し、次いで15分間200℃に加熱
する。
モル)と炭酸ビス一(5−ヒドロキシペンチルエステル
)24.2y(0.103モル)を2ηの酢酸カルシウ
ムと21!1f!Iの酢酸亜鉛との存在下において30
分間180℃に加熱し、次いで15分間200℃に加熱
する。
45分間に亘り温度を245℃に上昇させ、同時に圧力
を0.311Htに低下させる。
を0.311Htに低下させる。
2時間後縮重合は終結した。
結晶性コポリエステルの性質を下記表に示す。
実施例 516.9r(0.0871モル)のジメチル
テレフタレートと22.9r(060873モル)の炭
酸ビス一(6−ヒドロキシヘキシルエステル)を2ηの
酢酸カルシウム、2ηの酢酸亜鉛、及び1〜の三酸化ア
ンチモンの存在下において、180℃に30分間、20
0℃に30分間、240℃に30分間加熱する。
テレフタレートと22.9r(060873モル)の炭
酸ビス一(6−ヒドロキシヘキシルエステル)を2ηの
酢酸カルシウム、2ηの酢酸亜鉛、及び1〜の三酸化ア
ンチモンの存在下において、180℃に30分間、20
0℃に30分間、240℃に30分間加熱する。
1時間に亘り圧力を0.31#!Hyに低下させる。
さらに1時間凌、縮重合が終る。粘稠な熔融物は徐々に
固化して白色の結晶性の塊となる。その性質は下記表の
通りである。実施例 6 15.6y(0.804モル)のジメチルテレフタレー
トと20.0r(0.0897モル)の炭酸ビス−(2
,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルエステル)を
0.027のチタンテトラブチレートの存在下において
、180℃に30分間、200℃に30分間、220℃
に30分間、250℃に30分間加熱する。
固化して白色の結晶性の塊となる。その性質は下記表の
通りである。実施例 6 15.6y(0.804モル)のジメチルテレフタレー
トと20.0r(0.0897モル)の炭酸ビス−(2
,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピルエステル)を
0.027のチタンテトラブチレートの存在下において
、180℃に30分間、200℃に30分間、220℃
に30分間、250℃に30分間加熱する。
45分間に亘り圧力を0.4m1Hrに低下させ、同時
に温度を270℃に上昇させる。
に温度を270℃に上昇させる。
20分凌縮重合が終る。
冷却すると粘稠なコポリエステル熔融物は固化してかた
く透明な塊になる。その性質を下記表に示す。実施例
7 97.1r(0.5モル)のジメチルテレフタレートと
39.4y(0.263モル)の炭酸ビス一(2−ヒド
ロキシエチルエステル)及び54.1f(0.263モ
ル)の炭酸ビス一(2−ヒドロキシブチルエステル)を
0.05Vのチタンテトライソプロピレートの存在下に
おいて3時間190℃に、次に2時間210℃K加熱す
る。
く透明な塊になる。その性質を下記表に示す。実施例
7 97.1r(0.5モル)のジメチルテレフタレートと
39.4y(0.263モル)の炭酸ビス一(2−ヒド
ロキシエチルエステル)及び54.1f(0.263モ
ル)の炭酸ビス一(2−ヒドロキシブチルエステル)を
0.05Vのチタンテトライソプロピレートの存在下に
おいて3時間190℃に、次に2時間210℃K加熱す
る。
30分間に亘り温度を260℃に上げ、同時に圧力を1
m1LH1に下げる。
m1LH1に下げる。
Claims (1)
- 1 テレフタル酸及び/又はイソフタル酸又はそのエス
テル生成誘導体と各分子中に1〜3個の炭酸エステル基
を有し且つヒドロキシアルキル末端基を有するジヒドロ
キシ脂肪族アルコールの炭酸エステルとを、エステル化
又はエステル交換触媒の存在下において、高温で自体公
知の方法によりエステル化又はエステル交換し、そして
触媒の存在下において縮重合することを特徴とする、カ
ーボネート変性コポリエステルの製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE2435507A DE2435507C3 (de) | 1974-07-24 | 1974-07-24 | Carbonatmodifizierte Copolyester, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
DE2435507 | 1974-07-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5134990A JPS5134990A (ja) | 1976-03-25 |
JPS5919133B2 true JPS5919133B2 (ja) | 1984-05-02 |
Family
ID=5921339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50088919A Expired JPS5919133B2 (ja) | 1974-07-24 | 1975-07-22 | 熱可塑性カ−ボネ−ト変性コポリエステルの製造法 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4041018A (ja) |
JP (1) | JPS5919133B2 (ja) |
BE (1) | BE831581A (ja) |
CA (1) | CA1068849A (ja) |
DE (1) | DE2435507C3 (ja) |
FR (1) | FR2279786A1 (ja) |
GB (1) | GB1489298A (ja) |
IT (1) | IT1036930B (ja) |
NL (1) | NL7508687A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US4267120A (en) * | 1979-12-14 | 1981-05-12 | Texaco Development Corp. | Polyester polycarbonates |
US4350805A (en) * | 1980-11-17 | 1982-09-21 | Eastman Kodak Company | Process for the preparation of poly(ester-carbonates) |
IT1253357B (it) * | 1991-01-25 | 1995-07-25 | Montedipe Srl | Processo per la preparazione di poliesteri aromatici |
US5556927A (en) * | 1994-06-16 | 1996-09-17 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Carbonate group-modified epoxy resin, a process for the preparation thereof, and a heat-curable resin composition |
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US2808390A (en) * | 1954-07-26 | 1957-10-01 | Eastman Kodak Co | Interpolyesters from aromatic dibasic acids and omega-hydroxyalkyl esters of carbonic acid |
DE1301552B (de) * | 1963-06-19 | 1969-08-21 | Teijin Ltd | Verfahren zur Herstellung von linearen Polyestern |
US3395119A (en) * | 1964-06-23 | 1968-07-30 | Chemische Werke Witten Gmbh | Process for the preparation of linear thermoplastic mixed polyesters |
-
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- 1974-07-24 DE DE2435507A patent/DE2435507C3/de not_active Expired
-
1975
- 1975-07-18 US US05/597,167 patent/US4041018A/en not_active Expired - Lifetime
- 1975-07-21 NL NL7508687A patent/NL7508687A/xx unknown
- 1975-07-22 BE BE158474A patent/BE831581A/xx unknown
- 1975-07-22 CA CA231,975A patent/CA1068849A/en not_active Expired
- 1975-07-22 JP JP50088919A patent/JPS5919133B2/ja not_active Expired
- 1975-07-22 IT IT50605/75A patent/IT1036930B/it active
- 1975-07-23 GB GB30805/75A patent/GB1489298A/en not_active Expired
- 1975-07-24 FR FR7523200A patent/FR2279786A1/fr active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0112819Y2 (ja) * | 1985-09-24 | 1989-04-14 |
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---|---|
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JPS5134990A (ja) | 1976-03-25 |
CA1068849A (en) | 1979-12-25 |
FR2279786A1 (fr) | 1976-02-20 |
DE2435507A1 (de) | 1976-02-05 |
IT1036930B (it) | 1979-10-30 |
DE2435507C3 (de) | 1980-04-30 |
NL7508687A (nl) | 1976-01-27 |
BE831581A (fr) | 1976-01-22 |
FR2279786B1 (ja) | 1979-08-24 |
GB1489298A (en) | 1977-10-19 |
DE2435507B2 (de) | 1979-08-23 |
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