JPS5919125B2 - 懸濁重合法 - Google Patents
懸濁重合法Info
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- JPS5919125B2 JPS5919125B2 JP7218475A JP7218475A JPS5919125B2 JP S5919125 B2 JPS5919125 B2 JP S5919125B2 JP 7218475 A JP7218475 A JP 7218475A JP 7218475 A JP7218475 A JP 7218475A JP S5919125 B2 JPS5919125 B2 JP S5919125B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスチレンを主体とする単量体の懸濁重合法に関
するものである。
するものである。
更に詳しくはスチレンを主体とする重合体粒子をその粒
径が比較的揃つた状態で得る懸濁重合法に関する。従来
スチレンを主体とする単量体を懸濁重合する方法として
、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の有
機系界面活性剤を分散剤として重合する方法、及び特公
昭29−1298に示される様な難水溶性無機塩とアニ
オン界面活性剤を併用分散剤として重合する方法等が知
られている。
径が比較的揃つた状態で得る懸濁重合法に関する。従来
スチレンを主体とする単量体を懸濁重合する方法として
、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の有
機系界面活性剤を分散剤として重合する方法、及び特公
昭29−1298に示される様な難水溶性無機塩とアニ
オン界面活性剤を併用分散剤として重合する方法等が知
られている。
しかしながら、有機系界面活性剤を分散剤として用いた
場合は、分散剤の重合体粒子への混入に伴なう熱安定性
の低下、透明性の悪化、あるいはまた、機械的強度の低
下を惹き起したり、重合排液のCOD負荷を高める等好
ましくない影響を受けることが知られている。
場合は、分散剤の重合体粒子への混入に伴なう熱安定性
の低下、透明性の悪化、あるいはまた、機械的強度の低
下を惹き起したり、重合排液のCOD負荷を高める等好
ましくない影響を受けることが知られている。
これらの影響を取り除く方法として、特公昭29−12
98に示される様な方法が知られているが、この方法に
従つてスチレンを主体とする単量体を懸濁重合した場合
得られた重合体粒子の粒度分布巾が比較的広くなる。
98に示される様な方法が知られているが、この方法に
従つてスチレンを主体とする単量体を懸濁重合した場合
得られた重合体粒子の粒度分布巾が比較的広くなる。
懸濁重合で得られたスチレンを主体とする重合体粒子は
、押出しあるいは射出成形され、各種製品に誘導される
が、粒度分布巾が広いと成形機への原料供給にバラツキ
を生じ、結果として製品の′不良率が高まるという問題
が生じる。
、押出しあるいは射出成形され、各種製品に誘導される
が、粒度分布巾が広いと成形機への原料供給にバラツキ
を生じ、結果として製品の′不良率が高まるという問題
が生じる。
又、懸濁重合で得られたスチレンを主体とする重合体粒
子は発泡剤(例えばプロ′ゞン、ブタン、ペンタン等)
を含浸して、所謂る発泡スチレンが得られる。
子は発泡剤(例えばプロ′ゞン、ブタン、ペンタン等)
を含浸して、所謂る発泡スチレンが得られる。
発泡スチレンの用途は粒子の大きさに;よつて凡そ次の
三つの分野に分けられる。(1)粒子径約300μから
約700μの発泡スチレンはインスタント食品等のカッ
プ用途。(2)粒子径約700μから約1800μの粒
子は各種梱包用途。
三つの分野に分けられる。(1)粒子径約300μから
約700μの発泡スチレンはインスタント食品等のカッ
プ用途。(2)粒子径約700μから約1800μの粒
子は各種梱包用途。
O(3)粒子径約1300μから約3000μの発泡ス
チレンは建材用ボード等。
チレンは建材用ボード等。
これらの用途の違いから、要求される発泡スチレンの性
質も異なるので、用途別に発泡スチレンを製造する必要
に迫まられるが、懸濁重合で得ら15れた重合体粒子の
粒度分布が広いとその目的が達し難い。
質も異なるので、用途別に発泡スチレンを製造する必要
に迫まられるが、懸濁重合で得ら15れた重合体粒子の
粒度分布が広いとその目的が達し難い。
かかる問題を解決するため、本発明者らは鋭意研究を重
ねた結果懸濁重合によつて得られる重合体粒子の熱安定
性、透明性、機械的強度を損うことなく、且つ、重合排
液のCPD負荷を高めることもなく、その粒度分布巾が
公知の方法に比べて大巾に狭くなる方法を発明したので
、ここにその方法を提供するものである。
ねた結果懸濁重合によつて得られる重合体粒子の熱安定
性、透明性、機械的強度を損うことなく、且つ、重合排
液のCPD負荷を高めることもなく、その粒度分布巾が
公知の方法に比べて大巾に狭くなる方法を発明したので
、ここにその方法を提供するものである。
本発明はスチレン又はスチレンとそれに対し10%以下
のスチレンと共重合可能な単量体との混合物を懸濁重合
するのに際して、該単量体をβ−ナフタリンスルホン酸
ホルマリン縮合物のナトリウム塩又はカリウム塩、塩化
カルシウム及び好ましくは水系で中性を示す水溶性金属
塩を溶解し、且つリン酸三カルシウムを分散した水性媒
体中に分散したのち、懸濁重合を開始せしめ、重合転化
率で15%から50%の間で該重合系内にリン酸三ナト
リウムを加え、該塩化カルシウムと反応せしめリン酸三
カルシウムを合成して、引続いて重合を行ない完結する
ことによつて比較的に粒子径の揃つた重合体粒子を得る
ことに関する。
のスチレンと共重合可能な単量体との混合物を懸濁重合
するのに際して、該単量体をβ−ナフタリンスルホン酸
ホルマリン縮合物のナトリウム塩又はカリウム塩、塩化
カルシウム及び好ましくは水系で中性を示す水溶性金属
塩を溶解し、且つリン酸三カルシウムを分散した水性媒
体中に分散したのち、懸濁重合を開始せしめ、重合転化
率で15%から50%の間で該重合系内にリン酸三ナト
リウムを加え、該塩化カルシウムと反応せしめリン酸三
カルシウムを合成して、引続いて重合を行ない完結する
ことによつて比較的に粒子径の揃つた重合体粒子を得る
ことに関する。
本発明によつて得られる重合体粒子の全均一係数U〒は
約3以下になるのに比べて、公知の懸濁重合法ではUT
3.5以上になることを本発明者等は確認している。
約3以下になるのに比べて、公知の懸濁重合法ではUT
3.5以上になることを本発明者等は確認している。
本発明ではスチレンと共重合可能な単量体をスチレンに
対して10%以下量で共重合してもよい。
対して10%以下量で共重合してもよい。
共重合可能な単量体としては、クロルスチレン、α−メ
チルスチレン等の各種置換スチレン、あるいはアクリロ
ニトリル、メチルメタアクリレート、ブチルアクリレー
ト等のビニル系単量体を指している。10%以上の共重
合可能な単量体との共重 j合は懸濁安定性を著しく変
化させるため好ましくない。
チルスチレン等の各種置換スチレン、あるいはアクリロ
ニトリル、メチルメタアクリレート、ブチルアクリレー
ト等のビニル系単量体を指している。10%以上の共重
合可能な単量体との共重 j合は懸濁安定性を著しく変
化させるため好ましくない。
水系で中性を示す無機塩とは、塩化リチウム、食塩、塩
化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸
カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等を意味
する。
化カリウム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸
カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム等を意味
する。
これらの無機塩は単独又は併用して使用される。なお無
機塩は、スチレンを主体とする単量体を発泡スチレンの
造核剤として公知のメチレンビスステアリルアミドやエ
チレンビスステアリルアミドの共存下で重合する 夕際
に良好な懸濁安定性を与える効果を示すものであり、無
機塩を添加しない場合は懸濁安定性が不安定になり、重
合体粒子が球状にならなかつたり、全均一係数を大きく
したりする。無機塩の使用量は単量体100重量部に対
して0.01重量部以上使用すればよい。
機塩は、スチレンを主体とする単量体を発泡スチレンの
造核剤として公知のメチレンビスステアリルアミドやエ
チレンビスステアリルアミドの共存下で重合する 夕際
に良好な懸濁安定性を与える効果を示すものであり、無
機塩を添加しない場合は懸濁安定性が不安定になり、重
合体粒子が球状にならなかつたり、全均一係数を大きく
したりする。無機塩の使用量は単量体100重量部に対
して0.01重量部以上使用すればよい。
これより少ない場合はその効果も不十分になつてしまう
。無機塩の使用量の上限については特に規定するもので
ないが、2.0重量部以下で充分な効果を発揮するので
それ以上使用する必要も認められない。メチレンビスス
テアリルアミドやエチレンビスステアリルアミド等の発
泡スチレンの造核剤を共存しない重合では無機塩を特に
省いても良い。β−ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮
合物のナトリウム塩及びカリウム塩は、リン酸三カルシ
ウムとともに分散剤として働くものである。
。無機塩の使用量の上限については特に規定するもので
ないが、2.0重量部以下で充分な効果を発揮するので
それ以上使用する必要も認められない。メチレンビスス
テアリルアミドやエチレンビスステアリルアミド等の発
泡スチレンの造核剤を共存しない重合では無機塩を特に
省いても良い。β−ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮
合物のナトリウム塩及びカリウム塩は、リン酸三カルシ
ウムとともに分散剤として働くものである。
β一ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウ
ム塩及びカリウム塩は単独で使用しても併用しても良い
。その必要量は、単量体100重量部に対して0.00
1重量部から0.1重量部の間で用いれば良い。0.0
01重量部以下では懸濁安定性が不安定になり重合が不
可能になり、又0.1重験部以上では重合排液のCOD
負荷が大きくなるし、0.1重量部以下で充分な効能を
発揮することからそれ以上用いる必要もない。
ム塩及びカリウム塩は単独で使用しても併用しても良い
。その必要量は、単量体100重量部に対して0.00
1重量部から0.1重量部の間で用いれば良い。0.0
01重量部以下では懸濁安定性が不安定になり重合が不
可能になり、又0.1重験部以上では重合排液のCOD
負荷が大きくなるし、0.1重量部以下で充分な効能を
発揮することからそれ以上用いる必要もない。
リン酸三カルシウムは使用しなくとも粒度分布巾の狭い
重合体粒子が得られるが、リン酸三ナトリウムの追加時
間が及ぼす平均粒径に与える影響が大きいため、所望の
粒径を有した重合体粒子を得るには製造上困難を惹き起
す可能性が大きい。
重合体粒子が得られるが、リン酸三ナトリウムの追加時
間が及ぼす平均粒径に与える影響が大きいため、所望の
粒径を有した重合体粒子を得るには製造上困難を惹き起
す可能性が大きい。
しかし、リン酸三カルシウムを用いるとこの問題は一挙
に解決される。リン酸三カルシウムは0.05重量部か
ら1.0重量部の間で用いれば良い。0.05重量部以
下では重合体粒子の粒度分布巾が比較的拡がつたり、粒
径の制御がむつかしくなる。
に解決される。リン酸三カルシウムは0.05重量部か
ら1.0重量部の間で用いれば良い。0.05重量部以
下では重合体粒子の粒度分布巾が比較的拡がつたり、粒
径の制御がむつかしくなる。
1.0重量部以上使用しても良いが1.0重量部以下で
十分な効果を示すことからそれ以上用いる必要もない。
十分な効果を示すことからそれ以上用いる必要もない。
塩化カルシウムは無水塩、二水塩、六水塩等いずれを用
いてもよい。
いてもよい。
塩化カルシウムはリン酸三ナトリウムの添加前までは先
に述べた無機塩と同等の効果を示し、リン酸三ナトリウ
ム添加によつてリン酸三ナトリウムと反応して下式に従
いリン酸三カルシウムを生ずる。生成したリン酸三カル
シウムはβ−ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の
ナトリウム塩又はカリウム塩とともに、又、最初に用い
たリン酸三カルシウムとともに分散剤としての効能を発
揮するものである。リン酸三カルシウムの合成に化学量
論的に塩化カルシウムを過剰量用いた時はその過剰分は
引続いて無機塩の効果を示す。
に述べた無機塩と同等の効果を示し、リン酸三ナトリウ
ム添加によつてリン酸三ナトリウムと反応して下式に従
いリン酸三カルシウムを生ずる。生成したリン酸三カル
シウムはβ−ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物の
ナトリウム塩又はカリウム塩とともに、又、最初に用い
たリン酸三カルシウムとともに分散剤としての効能を発
揮するものである。リン酸三カルシウムの合成に化学量
論的に塩化カルシウムを過剰量用いた時はその過剰分は
引続いて無機塩の効果を示す。
リン酸三ナトリウムの使用量は、上記反応式で生ずるリ
ン酸三カルシウム量が単量体100重量部に対して0.
05重量部から1.0重量部になる様限定する。
ン酸三カルシウム量が単量体100重量部に対して0.
05重量部から1.0重量部になる様限定する。
0.05重量部以下では粒度分布巾に広がりが生ずるし
、又1.0重量部以上用いると生成する重合体粒子の粒
子径が著しく小さくなつてしまう。
、又1.0重量部以上用いると生成する重合体粒子の粒
子径が著しく小さくなつてしまう。
塩化カルシウムは、リン酸三ナトリウムが化学量論的に
全て反応してしまうのに要する量以上用い、使用量の上
限はリン酸三ナトリウムと反応後の未反応塩化カルシウ
ムの過剰分が単量体100重量部に対して1.0重量部
以下とする。
全て反応してしまうのに要する量以上用い、使用量の上
限はリン酸三ナトリウムと反応後の未反応塩化カルシウ
ムの過剰分が単量体100重量部に対して1.0重量部
以下とする。
リン酸三ナトリウムが塩化カルシウムと反応後重合系内
に余剰に存在すると、重合系がアルカリ性を示し、重合
の進行の妨げになる。又、塩化カルシウムの過剰分が1
.0重量部以上存在しても、特に大きな効能が認められ
ないため、、それ以上使用する必要もない。リン酸三ナ
トリウムは重合転化率で15%から50%の間で添加す
る。
に余剰に存在すると、重合系がアルカリ性を示し、重合
の進行の妨げになる。又、塩化カルシウムの過剰分が1
.0重量部以上存在しても、特に大きな効能が認められ
ないため、、それ以上使用する必要もない。リン酸三ナ
トリウムは重合転化率で15%から50%の間で添加す
る。
重合転化率が15%以下でリン酸三ナトリウムを添加す
ると、生成する重合体粒子の粒度分布巾が広くなる。又
、50%以上で添加しても重合体の粘度が高すぎるため
、生成したリン酸三カルシウムは充分な分散能を示さな
くなり、懸濁安定性が悪化し所望の粒子や粒度分布巾が
得られなくなる。図は横軸に粒子径を、縦軸に重合体粒
子の累積重量パーセントをとり、重合により得られた粒
子を各粒子径に篩分して、篩分けられた各粒子径の全粒
子の重量を小粒子径の粒子から遂次粒子径に対してプロ
ツトしたものである。
ると、生成する重合体粒子の粒度分布巾が広くなる。又
、50%以上で添加しても重合体の粘度が高すぎるため
、生成したリン酸三カルシウムは充分な分散能を示さな
くなり、懸濁安定性が悪化し所望の粒子や粒度分布巾が
得られなくなる。図は横軸に粒子径を、縦軸に重合体粒
子の累積重量パーセントをとり、重合により得られた粒
子を各粒子径に篩分して、篩分けられた各粒子径の全粒
子の重量を小粒子径の粒子から遂次粒子径に対してプロ
ツトしたものである。
累積重量で50%に値する粒子径を平均粒径nと称す。
累積重量で90%に値する粒子径を40%に値する粒子
径で割つた値を均一係数U9O/10と称す。
径で割つた値を均一係数U9O/10と称す。
累積重量で60%に値する粒子径を10%に値する粒子
径で割つた値を均一係数U6O/10と称):0 す。
径で割つた値を均一係数U6O/10と称):0 す。
U6O/10+U9O/40を全均一係数UTと称す。
従つて均一係数U9O/40、U6O/10が1.0に
近い程、全均一係数U〒が2,0:こ近い程得られた重
合体粒子の均一性が高いこと、即ち、粒度分布巾が狭い
ことを意味する。以下実施例を示す。
近い程、全均一係数U〒が2,0:こ近い程得られた重
合体粒子の均一性が高いこと、即ち、粒度分布巾が狭い
ことを意味する。以下実施例を示す。
実施例−1
撹拌機、冷却管、温度計、窒素導入管を具備した51四
つフラスコ中に、水2164.59(130重量部)、
エチレンビスステアリルアミド2.3g(0.14重量
部)、食塩16.65y(1重量部)、塩化カルシウム
の二水塩8.49(0.5重量部)、β−ナフタリンス
ルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩125ワ(0
.0075重量部)、リン酸三ナトリウム3.39(0
.2重量部)を入れ均一に分散せしめ、続いて、スチレ
ン1665y(100重量部)にベンゾイルパーオキシ
ド7.29(0.43重量部)、第三ブチルパーベンゾ
エート3.39(0.2重量部)を溶解せしめたものを
添加し、十分撹拌しながら窒素気流下で90℃に昇温し
重合を開始した。
つフラスコ中に、水2164.59(130重量部)、
エチレンビスステアリルアミド2.3g(0.14重量
部)、食塩16.65y(1重量部)、塩化カルシウム
の二水塩8.49(0.5重量部)、β−ナフタリンス
ルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩125ワ(0
.0075重量部)、リン酸三ナトリウム3.39(0
.2重量部)を入れ均一に分散せしめ、続いて、スチレ
ン1665y(100重量部)にベンゾイルパーオキシ
ド7.29(0.43重量部)、第三ブチルパーベンゾ
エート3.39(0.2重量部)を溶解せしめたものを
添加し、十分撹拌しながら窒素気流下で90℃に昇温し
重合を開始した。
l時間30分重合後(重合転化率は21.7%であつた
)、リン酸三ナトリウムの12水塩11.29(0.6
8重量部)を水1309(7.8重量部)に溶解して、
該重合系内に一括添加し、引続いて重合を行なつたとこ
ろ、重合開始後約5時間で固化したポリスチレン重合体
粒子が得られた。この重合体粒子を乾燥後各粒度に篩分
けしたところ、平均粒径nは840μ、均一係数U9O
/401.32、U6O/101.50、全均一係数U
T2.82であり、従来からの公知の懸濁重合法によつ
て得られる粒度分布巾より大巾に狭くなつた重合体粒子
であつた。実施例−2撹拌機、冷却管、温度計、窒素導
入管を具備した51四つロフラスコ中に、水2164.
59(130重量部)、エチレンビスステアリルアミド
2.3f1(0.14重量部)、塩化カルシウムの二水
塩16.65f!(1.0重量部)、β−ナフタリンス
ルホン酸ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩125
mg(0.0075重量部)、リン酸三カルシウム3.
39(0.2重量部)を入れ、均一に分散せしめ、続い
てスチレン16659(100重量部)にペンソールビ
ーオキシド7.2f1(0.43重量部)、第三ブチル
パーベンゾエート3.39(0.2重量部)を溶解せし
めたものを添加し、十分撹拌しながら窒素気流下で90
℃に昇温し重合を開始した。
)、リン酸三ナトリウムの12水塩11.29(0.6
8重量部)を水1309(7.8重量部)に溶解して、
該重合系内に一括添加し、引続いて重合を行なつたとこ
ろ、重合開始後約5時間で固化したポリスチレン重合体
粒子が得られた。この重合体粒子を乾燥後各粒度に篩分
けしたところ、平均粒径nは840μ、均一係数U9O
/401.32、U6O/101.50、全均一係数U
T2.82であり、従来からの公知の懸濁重合法によつ
て得られる粒度分布巾より大巾に狭くなつた重合体粒子
であつた。実施例−2撹拌機、冷却管、温度計、窒素導
入管を具備した51四つロフラスコ中に、水2164.
59(130重量部)、エチレンビスステアリルアミド
2.3f1(0.14重量部)、塩化カルシウムの二水
塩16.65f!(1.0重量部)、β−ナフタリンス
ルホン酸ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム塩125
mg(0.0075重量部)、リン酸三カルシウム3.
39(0.2重量部)を入れ、均一に分散せしめ、続い
てスチレン16659(100重量部)にペンソールビ
ーオキシド7.2f1(0.43重量部)、第三ブチル
パーベンゾエート3.39(0.2重量部)を溶解せし
めたものを添加し、十分撹拌しながら窒素気流下で90
℃に昇温し重合を開始した。
2時間経過後(重合転化率は31.1?であつた)、リ
ン酸三ナトリウムの12水塩7.66g(0.46重量
部)を水1309(7.8重量部)に溶解して該重合系
内に一括添加し引続いて重合を行なつたところ、重合開
始後約5時間後に固化したポリスチレン重合体粒子が得
られた。
ン酸三ナトリウムの12水塩7.66g(0.46重量
部)を水1309(7.8重量部)に溶解して該重合系
内に一括添加し引続いて重合を行なつたところ、重合開
始後約5時間後に固化したポリスチレン重合体粒子が得
られた。
この重合体粒子を乾燥後、各粒子径に篩分けしたところ
、平均粒径DBl25Oμ、均一係数U9O/401.
28、U6O/101.411全均一係数UT2.69
であつた。実施例 3 撹拌機、冷却器、温度計、窒素導入管を具備した51四
つロフラスコ中に、水2164.59(130重量部)
、エチレンビスステアリルアミド2.39(0.14重
量部)、塩化カルシウムの二水塩16.659(1.0
重量部)、β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド
縮合物のナトリウム塩125mg(0.0075重量部
)を入れ均一に分散せしめ、続いてリン酸三ナトリウム
5.689(0.34重量部)を水16.659(1.
0重量部)に溶解したものを加えてリン酸三カルシウム
を合成した。
、平均粒径DBl25Oμ、均一係数U9O/401.
28、U6O/101.411全均一係数UT2.69
であつた。実施例 3 撹拌機、冷却器、温度計、窒素導入管を具備した51四
つロフラスコ中に、水2164.59(130重量部)
、エチレンビスステアリルアミド2.39(0.14重
量部)、塩化カルシウムの二水塩16.659(1.0
重量部)、β−ナフタリンスルホン酸ホルムアルデヒド
縮合物のナトリウム塩125mg(0.0075重量部
)を入れ均一に分散せしめ、続いてリン酸三ナトリウム
5.689(0.34重量部)を水16.659(1.
0重量部)に溶解したものを加えてリン酸三カルシウム
を合成した。
次に該フラスコ内に、スチレン16659(100重量
部)にベンゾイルパーオキシド7.29(0.43重量
部)、第三ブチルパーベンゾエート3.39(0.2重
量部)を溶解せしめたものを添加し、十分撹拌しながら
窒素気流下で90℃に昇温し重合を開始した。2時間経
過後(重合転化率は29.8%であつた)、リン酸三ナ
トリウムの12水塩7.669(0.46重量部)を水
1309(7.8重量部)に溶解して、該重合系内に一
括添加し引続いて重合を行なつたところ、重合開始後約
5時間後に固化したポリスチレン重合体粒子が得られた
。
部)にベンゾイルパーオキシド7.29(0.43重量
部)、第三ブチルパーベンゾエート3.39(0.2重
量部)を溶解せしめたものを添加し、十分撹拌しながら
窒素気流下で90℃に昇温し重合を開始した。2時間経
過後(重合転化率は29.8%であつた)、リン酸三ナ
トリウムの12水塩7.669(0.46重量部)を水
1309(7.8重量部)に溶解して、該重合系内に一
括添加し引続いて重合を行なつたところ、重合開始後約
5時間後に固化したポリスチレン重合体粒子が得られた
。
この重合体粒子を乾燥後、各粒子径に篩分けしたところ
、平均粒径DB46Oμ、均一係数U9O/401.4
9、U6O/101.45、全均一係数はUT2.94
であつた。
、平均粒径DB46Oμ、均一係数U9O/401.4
9、U6O/101.45、全均一係数はUT2.94
であつた。
図は横軸に粒子径(Aを、縦軸に重合体粒子の累積重量
パーセントをとり、重合により得られた粒子を各粒子径
に篩分して、篩分けられた各粒子径の全粒子の重量を小
粒子径の粒子から遂次粒子径に対してプロツトしたもの
である。 A:累積重量で10%に値する粒子径。
パーセントをとり、重合により得られた粒子を各粒子径
に篩分して、篩分けられた各粒子径の全粒子の重量を小
粒子径の粒子から遂次粒子径に対してプロツトしたもの
である。 A:累積重量で10%に値する粒子径。
Claims (1)
- 1 スチレン又はスチレンとそれに対し10%以下のス
チレンと共重合可能な単量体との混合物を懸濁重合する
のに際して、該単量体をβ−ナフタリンスルホン酸ホル
マリン縮合物のナトリウム塩又はカリウム塩、塩化カル
シウウ及び好ましくは水系で中性を示す水溶性金属塩を
溶解し、且つリン酸三カルシウムを分散した水性媒体に
分散したのち懸濁重合を開始せしめ、重合転化率で15
%から50%の間で該重合系内にリン酸三ナトリウムを
加え、該塩化カルシウムと反応せしめ塩基性リン酸カル
シウムを合成し、引続いて重合を行ない完結することを
特徴とするスチレンを主体とする単量体の懸濁重合方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218475A JPS5919125B2 (ja) | 1975-06-14 | 1975-06-14 | 懸濁重合法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7218475A JPS5919125B2 (ja) | 1975-06-14 | 1975-06-14 | 懸濁重合法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51147589A JPS51147589A (en) | 1976-12-17 |
JPS5919125B2 true JPS5919125B2 (ja) | 1984-05-02 |
Family
ID=13481865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7218475A Expired JPS5919125B2 (ja) | 1975-06-14 | 1975-06-14 | 懸濁重合法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919125B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0744648U (ja) * | 1993-12-29 | 1995-11-28 | 森田 ▲吉▼▲あき▼ | 溶接遮光保護面 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922902A (ja) * | 1982-07-29 | 1984-02-06 | Daicel Chem Ind Ltd | 懸濁重合法 |
-
1975
- 1975-06-14 JP JP7218475A patent/JPS5919125B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0744648U (ja) * | 1993-12-29 | 1995-11-28 | 森田 ▲吉▼▲あき▼ | 溶接遮光保護面 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51147589A (en) | 1976-12-17 |
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